- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その114
181 :☆[]:2018/05/17(木) 21:58:38.97 ID:vmnhe7fB0 - 5月10日(木)朝日新聞東京版朝刊オピニオン面・耕論「揺らぐ言論の土台」
上井靖(前名古屋市立八王子中学校校長) 「聞く力」育む対話の場を 私が校長を務めていた中学校に2月、前川喜平・前文部科学省事務次官を招き、 公開授業を行いました。前川氏は不登校の経験や、夜間中学校の活動に触れながら、 学ぶ大切さについて語りました。その内容を文科省が調査していたことが 報道されました。 報道後、職員室に電話が殺到しました。半月に約200件の電話があり、 4分の3ほどが批判でした。前川氏を招いたことへの批判は受け止めます。ただ、 批判の半分は、前川氏や学校への中傷のような内容で、何かを思い込んだように話し、 こちらの説明を聞こうとしない印象でした。 生徒たちには「記者に取材されたら、思ったことを正々堂々と話せばいい」と 話しました。自分で考え、判断することが「生きる力」になると思ったからです。 修了式で今回の騒動に触れ、こう伝えました。「物事が正しいかどうかを判断するのは 自分ですが、正しいと思い続けるのではなく、どんどん更新してください。いろんな 考えの人の話を聞くことを大事にしてください」と。 事実をどう見て感じるかは、たぶん一人ひとり違うのでしょう。でも、自由な発言には 責任が伴い、根拠を持って意見を言うには、学び続ける必要があります。そこで 重要なのは「聞く力」です。 いろいろな考えの人の話を聞くことは、じつはとても大変なことです。仲良し同士の 「会話」ではなく、勝ち負けを決める「討論」でもない、「対話」が必要になります。 (続く)
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