- 【反日左翼】神奈川新聞【チョン新聞】
512 :文責・名無しさん[sage]:2017/01/01(日) 06:39:32.84 ID:tWcODV6b0 - 【社説】新しい年に 「曲がり角」の先見据え
いつの年明けにも増して、身の引き締まる思いに浸っておいでの方が多いのではないでしょうか。混沌(こんとん)とした世界の政情がおそらく影響してのことと察します。 しかし、そういう時だからこそ、事柄の本質を見極め、先行きを冷静に捉える姿勢が求められているのでは、と考えます。 今、「時代の曲がり角」にあるのは紛れもありません。しかも、曲がり角の先に何があるのか、判然としません。足元をしっかり見据えながら歩を進めたいものです。 曲がり角を象徴するのが、米政権の交代でしょう。今月20日、選挙期間中の過激な発言が眉をひそめさせもしたトランプ氏が大統領に就きます。相対的に低下しつつあるとはいえ、米国が経済力と軍事力において圧倒的な立場を確保していることに変わりはありません。 ロシアとの関係改善をうかがわせる一方で、中国を牽制(けんせい)するような挙措も見せるなど、新政権が志向する外交政策は不透明です。環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を発表するなど、保護主義的な貿易政策の展開も懸念材料でしょう。 懸念材料と言えば、韓国では朴(パク)槿恵(クネ)大統領が議会の弾劾で職務停止となり、核開発を進める北朝鮮の動静と相まって不安が募ります。 シリア内戦に起因する難民問題と過激派によるテロで欧州の政情も揺らいでいます。英国が脱退の手続きを始める欧州連合(EU)域内各国では大型選挙が予定されており、右派の台頭も加わり、展開は読めません。 海洋進出を図る中国の出方も大きな懸念材料と見なせましょう。「尖閣問題」で対立する日本にとって、権力基盤の強化を図る習近平政権の今後を注視せざるを得ません。 政治と連動する経済の行方もしたがって波乱含みで、まさに世界は先を見定めにくい状況です。 目を国内に転じれば、年初との見方もあった解散・総選挙は遠のいたようです。与党は安定政権を維持しているかに見えますが、「アベノミクス」は行き渡らず、政権の支持基盤は存外脆(もろ)いとも言えましょう。 私たちに欠かせないのは目新しい政策に惑わされない確かな判断です。グローバル時代を乗り切る国家戦略が必要です。厳しい視線を政権に注いでいかなければなりません。
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