- 朝日の基地外投稿193面
648 :文責・名無しさん[]:2010/12/09(木) 21:15:14 ID:ZNaW+Qd70 - 2011年2月1日 朝日新聞朝刊トンキン版
「敵対の豆を撒かずに友好の種を撒こう」 (団体職員 近名野 稲代 69) そろそろ節分の季節だが、毎年この時期になると私の心の中に小さな罪悪感が生まれる。 その理由は、鬼を追い払い厄を除ける為だという「豆撒き」にある。 いわゆる赤鬼・青鬼の「鬼」とは、いにしえの日本人が外国人を初めて見た時、自分達とは大きく違うその姿に驚いて、 勝手に彼らを「鬼」という存在に仕立てあげてしまったという説がある。 つまり、「豆撒き」とは、鬼(外国人)を豆(武力)で追い払うという、 外国人排斥運動そのものであると言っても過言ではないだろう。 そう思うと外国人の方々に申し訳ない気持ちで胸が痛むのだ。 この21世紀のグローバル社会において、未だ外国人排斥・民族主義を助長しかねない、 忌むべき因習が残っている事に背筋が寒くなる思いがするのは考え過ぎだろうか。 豆撒きは、ナショナリズムを再燃させかねない危険性をはらんでいる事を忘れてはならない。 現代の私たちがするべきは、敵対の豆を撒くことではなく、友好の種を撒き、その芽を育て花咲かせる事である。 私は「泣いた赤おに」を読む度に、かつて日本人に虐げられ涙を流した外国人の悲しみに思いを馳せるのである。
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