- ●●●朝日の社説 Ver.154
364 :文責・名無しさん[sage]:2010/12/09(木) 15:59:15 ID:JzRt1/HQ0 - ■ウィキリークス―公益の重みで判断したい
> 外交公電の大量公開では、ウィキリークスから情報提供を受けた英ガーディアンや仏ルモン >ドなど欧米の新聞や雑誌は、それぞれが文書の内容と信頼性を吟味したうえで報道した。現時 >点までこのネットとメディアの協業は、読者に公益性を感じさせ、民主主義に資する情報を流 >通させる役割を果たしているのではないか。 尖閣ビデオの件と違う、という風に見る諸兄もいるだろうけど、ワシは朝日新聞の評価スタンスは 明確でブレていないと感じる。 つまり『公益に資するか否かを判断するのはメディアである』という点において。 もちろん、メディアが情報の信頼性を調査し評価するのはメディアの役割だし、その意味でこの 社説の主張はわからんでもないのだが、しかしいち民間企業に過ぎないメディアが『公益性』を 判断するのは危険なことでもある。 > だが、国際関係の真相を知ることは市民が国のあり方や針路を決める民主主義に欠かせない。 >政治権力が国益を盾にして都合の悪いことを隠してきた歴史は、ベトナム戦争や沖縄返還交渉 >を思い出すだけでもきりがない。 この社説では『国益』と『公益』とを対置し、国益より大きなものがあり、それを判断するのが メディアであり、それが民主主義に資する、としている。 ここのところが尖閣ビデオの件と違っているように見える点で、つまり朝日新聞は、尖閣ビデオ には『公益性が無い』から国益を重視して政府の判断を尊重する、と考えた、わけだ。 逆に、朝日新聞が考える『公益性がある』情報てのは、例示されているとおり『米政府が隠して きた戦争の悲惨な実態』『朝鮮半島の将来像をめぐる各国の思惑』など『政治権力が国益を盾に して』隠してきた『都合の悪いこと』である、らしい。 問題のポイントはここにあって、つまり「お前が言う『公益性』は、お前の『政治的スタンス』 に左右されているじゃないか」という疑念がある、ということ。 朝日新聞が、言論の自由の名の下に手前の思想を押し付けていると見られているわけで、それで は『公益性』等と正論を吐こうとも言い訳にしか聞こえず、むしろ言論権力による弾圧にすら感 じられる。
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