- 産経抄ファンクラブ第143集
901 :文責・名無しさん[]:2010/12/05(日) 06:17:01 ID:iC8iKEzd0 - 「宇宙人」に対する地球人の関心は限りなく強い。米航空宇宙局が「地球外生命体の探索に影響
するであろう宇宙生物学上の発見」について発表すると事前予告した。するとネットの世界で「宇 宙人発見か」などの臆測が広まった。 ▼だがこれは、発表に注目を集めるための航空宇宙局の「作戦」だったようだ。実際は至って 「地味」な発表で、生物にとって必要なリンの代わりにヒ素を食べるバクテリアが発見されたという ものだった。「生物」の定義がこれまでより柔軟になったということのようだ。 ▼従来の「地球外生命体」探しは、地球を基準に生命が存在する可能性のある星を見つけることに 主眼がおかれた。地球と似た気象条件やH2Oのある天体を探すことだった。その幅をもっと広げて もよくなったわけだから、必ずしも「看板に偽り」ではなかった。 ▼だがこれが知的生命体である宇宙人となると、まだまだSF小説やジョークの世界の話だ。松尾 貴史氏の著書『なぜ宇宙人は地球に来ない?』によれば、地球の歴史を1日とすると人間が登場して まだ6秒にすぎない。宇宙人がいても、時間が重なる可能性は極めて低いからだ。 ▼そのジョークの世界で言えば、日本の宇宙人は依然お元気なようだ。鳩山由紀夫前首相のことで ある。政界を引退すると言ってはすぐに翻す。首相退陣後は謹慎中のはずなのに現内閣の足を引っ張 り、沖縄問題混乱の反省はまるで見られない。 ▼常識で測れないから「宇宙人」なのだが、ご本人はこのあだ名が気に入っているというから、始 末が悪い。しかも鳩山氏だけではない。この民主党政権には「反省」や「謙虚」など地球語が通じな い宇宙人が多いのである。
|