- ●●●朝日の社説 Ver.154
170 :文責・名無しさん[sage]:2010/11/29(月) 22:27:22 ID:Sixfma/e0 - [沖縄知事選―対米関係の安定を選んだ]
日本国内政治の「火薬庫」と呼ばれた沖縄県の情勢を、また一歩安定に向かわせるような選挙結果となった。 沖縄県知事選は、保守系の現職仲井真弘多氏が、革新系の前宜野湾市長伊波洋一氏を破り、再選された。 民主党政権のダメぶりがクローズアップされたことで、反対票が仲井候補に集まったとみられる。 とはいえ、06年に発足した仲井県政としては与党の面目を保ったといえよう。 社民党は連立政権からの離脱や参議院選挙での惨敗などで党勢は落ち込んでいたが、今回の選挙でも保守側と正面から戦えるまでに回復しなかった。 来春の統一地方選や、衆議院選への手応えをつかめなかっただろう。 その知事選がこれまでの沖縄での選挙と大きく異なるのは、アメリカとの関係が冷静に扱われたことだった。 沖縄県民はアメリカと激しく対立したがる左翼勢力とは違い、関係改善による経済復興を求めている。 (中略) 対米関係安定という世論は、今後も重視せざるを得まい。 基地問題はこれから当面の間、経済を主体に冷静に見直されていくだろう。 それはこの地域の安定にもつながり、歓迎したい。 沖縄は経済発展のため3つの経済特区の整備を目指している。 経済交流の活発化がからむ動きであり、周辺地域は注視している。 ここはアメリカとの関係改善という沖縄の世論にこたえて、アメリカは後押しすべきだろう。 アメリカとの経済のつながりが強い日本も、経済特区整備を後押しし、不況を克服することを検討してもいいのではないだろうか。
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