- やっちゃった!今日の朝日のドキュン記事 その95
666 :文責・名無しさん[sage]:2010/11/19(金) 06:00:17 ID:+wsHUf690 - 11月18日 社会面「ウオッチ沖縄」
■大阪のウチナンチュ 本土の「壁」共に越えたい 駅前に沖縄料理店が立ち並ぶ大阪市大正区。人口7万人の4分の1が、沖縄にルーツを持つと言われる。 ここに、沖縄生まれの金城馨さん(57)が主宰する施設図書館「関西沖縄文庫」がある。17日夜、月一回の 学習会に糸満市出身の金城有紀さん(24)の姿があった。 6年前、大学進学で大阪に来た。米軍普天間飛行場の移設問題が注目を浴びた昨年から、平和集会に 顔を出すようになった。「沖縄と連帯しよう」とのシュプレヒコールがあがる会場で、参加者に疑問を投げかけた。 「基地がなくせないなら、沖縄に置き続けていいの」。でも「(本土に)痛みを押しつけるのか」と反論された。 議論しても、本土移設容認に考えが変わる人には一人も出会えていない。 今春から知人に頼まれ、府内の高校の授業で、基地の話をしている。「全都道府県で基地を誘致すべきか 選挙してみたらいい。すべてノーなら日米安保の是非が議論になる」と問いかけてみる。しかし毎回のように、 生徒や教師から「海兵隊は沖縄にいないと抑止力にならない」との意見が出る。全員に伝わるとは思っていないが 力が抜ける。 在日コリアンの夫(38)は民族の壁を感じて生きてきた昔の自分を見ているようだ、と言う。でも苦しさの 乗り越え方は教えてくれない。「自分で考えろ。精一杯苦しみながら進めばいい」 本土で基地問題をどう伝えればいいか。本土の人が納得するアプローチを探したい。文庫では、若者がそれぞれの 「沖縄」を考え、語る。そこに身を置くことで、力をもらっている。(多知川節子)
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