- 産経抄ファンクラブ第143集
239 :文責・名無しさん[sage]:2010/11/18(木) 09:01:46 ID:+apq4IqC0 - 2020年代、世界は軍備放棄の合意に達し、余った莫大(ばくだい)な資金は、国連が主体となった、太
陽系探査計画につぎ込まれていた。そんなある日、月面で真っ赤な宇宙服を着た男の死体が発見される。調査の結果、彼が5万年前に死亡したことがわかる。 ▼『星を継ぐもの』(創元SF文庫)は、今年7月に69歳で世を去った英国の人気SF作家、ジェイムズ・P・ ホーガンのデビュー作だ。邦訳が刊行されて30年たった今も、版を重ねている。このなかで、解き明かさ れる壮大な謎のひとつが、月の生成だ。 ▼太陽系にはかつて、火星と木星の間にもうひとつの惑星「ミネルヴァ」が存在していた。爆発によって、 その衛星が軌道をはずれ、地球の周りを回る月になった、というのだ。 ▼もっとも現在の科学者の多くは、火星くらいの大きさの天体が原始の地球に衝突し、飛び散った物質 が集まって月ができたと、考えている。いわゆる、「ジャイアントインパクト(巨大衝突)説」だ。人類が初め て月に着陸した1969年以来、アポロが持ち帰った月の石の分析から、浮かび上がってきた。 ▼今年6月、7年にわたる旅の末、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の回収容器に入っていた のは、月より遠い小惑星「イトカワ」の微粒子だった。すでに艱難(かんなん)辛苦の宇宙旅行の物語は、 SFの傑作をはるかにしのぐ感動を与えてくれた。人類初の快挙という堂々の結末である。 ▼微粒子は、太陽系が誕生した46億年前の状態を保っている。つまり、それを分析することによって、 太陽系の、そして生命の起源に迫ることができる。それこそ世界が軍備を廃棄して取り組むべき、壮大な プロジェクトといえるのだが。
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242 :文責・名無しさん[sage]:2010/11/18(木) 10:58:57 ID:+apq4IqC0 - 本気でコピペ間違えたかと思ったw
実際失敗してるけど…
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258 :文責・名無しさん[sage]:2010/11/18(木) 21:00:38 ID:+apq4IqC0 - >>256
本気で言ってるの?
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