- 朝日の基地外投稿192面
966 :文責・名無しさん[sage]:2010/11/02(火) 02:31:02 ID:JpVSL62Q0 - >>964
歳がばれるが、8bit時代にものすごくたくさんあった「マイコン入門漫画」が >解説文をキャラが喋ってるだけ だったね、まさに。 そう考えると桃尻語訳枕草子なんてのは原文でもなく漫画化でもない選択肢として 結構面白い試みだったのかも知れないね。 自分はギリシャ古典で大学出た人間なんだが、 岩波文庫版のたとえば『ソクラテスの弁明』なんかは、腹が立つくらい原文に忠実。 日本語にはないコロンとかの記号を表わすために、白点とかオリジナルの記号まで作って訳してる。 だから岩波文庫版を読もうと思ったら、1回頭の中でギリシャ語に直し、それをもう1回日本語に訳すことになる。 正確ではあるんだろうが取っつきにくいことこの上ない。 『世界の名著』版(田中美知太郎訳)では、同じ単語が場合によって訳し分けられたりしていて、 原文の忠実さには欠けるけど、その分日本語としてこなれている。 まあちょっと話がずれたが、文学作品を漫画にするくらいなら、 良質で取っつきやすいショートショートとか短編とかを置いた方がいいような気はするな。 いま俺は業務上多数の専門書を読まなければいけない立場にあり、 間に『カラマーゾフの兄弟』とか読んでるが、 活字を追うのが苦ではない性格を作ったのは高校時代に読みまくった 日本SF第一世代の作品群だと思う。 筒井康隆の馬鹿馬鹿しくてエロ描写のある下品な作品とか大好きだった。
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