- 産経抄ファンクラブ第141集
5 :文責・名無しさん[sage]:2010/10/07(木) 06:17:36 ID:jl32troy0 - 産経抄 10月7日
鳩山由紀夫前首相が、米軍普天間飛行場の移設に関する日米合意の見直しを 掲げて、迷走を続けていたときのことだ。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、 国民受けを狙う「カブキ・ショー」と酷評した。 ▼ASEM首脳会議の途中で行われた日中首脳会談こそ、「カブキ」と呼ぶのに ふさわしい。廊下ですれ違い、「やあやあ座りましょう」と偶然を装う菅直人首相 のヘタな芝居を、誰がまともに受け取るだろう。中国の温家宝首相という手ごわ い役者との競演なら、周到な準備をすべきだった。 ▼歌舞伎には、黒装束で役者の介添えをしたり、小道具を出したりする黒衣(く ろこ)が欠かせない。日本では、通訳も「黒衣」と呼ばれている(『通訳者と戦後 日米外交』鳥飼玖美子著)。その黒衣が、日本側だけについていなかったのは まずかった。 ▼同書によれば、日本では、正確な通訳が重要とされるが、中国では国益を優 先し、必ずしも言った通りに訳さなくてもいいらしい。通訳文化の違いは、カブキ をますますチグハグなものにしたはずだ。 ▼案の定、中国外務省は、「会談」ではなく言葉を交わしただけの「交談」と表現 した。釣魚島(尖閣諸島)を中国の領土とする主張は変わらない。そもそも、菅首 相が大見えを切るべき舞台は、首脳会議だったはずだ。アジアや欧州諸国に、 日本の正当性をなぜ訴えなかったのか。 ▼関係修復の糸口はつかめたとはいえ、日本人1人の拘束は続いたままだ。東 シナ海のガス田問題でも進展はない。菅首相はきのう、唯一の交渉カードといえ るビデオ映像を公開するかどうかの判断まで、捜査当局に丸投げする姿勢を示 した。カブキの外題はやはり、「外交敗北」だ。
|
- 産経抄ファンクラブ第141集
6 :文責・名無しさん[sage]:2010/10/07(木) 06:24:32 ID:jl32troy0 - >>1 乙
>>5 他紙はノーベル賞受賞祝賀ムードだというのにw 日本側に中国語通訳がいなかったことを批判してる連中が見落としてるのは、 この会談の主導権が中国側にあったこと、だな。日本側は、高レベルの接触 を働きかけ、中国側は拒否していた。それを「廊下での立ち話」という形で 急遽、中国側が受けた(推測だが)んだから、日本側から見れば「奇襲」を受 けたのと同じ。だから当然、向こうは準備万端で、こちらは準備不足。 でも、どんな形であれ、「首脳が会った」という既成事実を作ることで、関 係改善の糸口がつかめたのはよかったんだよ。だから、準備不足だろうが何 だろうが、日本側は会談を受けて正解だった。 「こういうことも想定して、外遊に各種の通訳をつれていくべきなんだよ」と いう批判はわかる。でも、今日の産経抄のような叩きの論調は、何を叩きた いのかがよくわからん。
|
- 産経抄ファンクラブ第140集
998 :文責・名無しさん[sage]:2010/10/07(木) 06:29:27 ID:jl32troy0 - >>997
なんかこういうのをみると、奈良時代に「うちの方が上座に座るべきだ」 と新羅ともめて、ホストの中国を困らせた事例とかも含めて、日本人の 遺伝子レベルに刷り込まれた本能のようなものなのか?とも思えるな。 アメリカの高官が、韓国の名前を先に挙げた、って過剰反応して、アメ リカのマスコミに笑われてるしな。
|