- すみれ 「ギャラクシー!?」 宇宙 「」ゴゴゴゴゴ
2 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2021/10/28(木) 17:18:31.68 ID:jIL+rv4B - >>1 代行ありがとうございます。
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3 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:19:03.04 ID:jIL+rv4B - 可可 「今度のライブのセンター、ドウシマショウ」
恋 「そうですね、ここはやはり」 すみれ 「やっぱりセンターは私ったら、私よね!」 ドヤッ 可可 「いやかのんデス」 千砂都 「だね」 すみれ 「ギャラクシー!?」 ズコー かのん 「あはは……」
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4 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:19:31.46 ID:jIL+rv4B - だがしかし、もっとマクロな視点から見れば、世界はセンターどころの話ではなかった。
その瞬間、ギャラクシーと呼ぶ一人の少女に呼応するように、宇宙は膨張を止め、急速に収縮を始めたのである。 賢い人 「……この宇宙も、終わりか」 そのあまりの速さに、多くの星々がなす術なく、あっという間に、宇宙ではない何か、真っ暗な何かに飲み込まれていく。 そして活動を終えるのだ。
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5 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:20:36.53 ID:jIL+rv4B - リンジニュースデス
可可 「アレェ? 臨時ニュースデスカ?」 テレビ 「宇宙は急速に収縮を始めました。NASAによるとこの地球も消えてしまうまで、一日もないとのことです」 専門家 『何が原因かは全くわかりません。しかし、我々にはどうすることもできない、ということだけは分かります』 司会 『無知の知ですね』 専門家 『そういうことを言ってる場合じゃないんですよ』 司会 『一応ゲストの方にも聞いてみましょうか。サニーパッションのお二方、どう思いますか』
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6 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:21:26.80 ID:jIL+rv4B - 摩央 『まさかスクールアイドルの特集に対してコメントをしに来たのに、世界の終わりに対してコメントをしなければいけないとは……予想外だ。私もよくよく運のない女だな』
悠奈 『考えてきたコメントもこの宇宙もパァ!ってことだね!』 摩央 『軽々しく言うな、上手いけども』 司会 『はい、お二方ありがとうございました。続きましてはスイーツの特集なんですが』 専門家 『司会の鏡だな……』 一同 「「……」」
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7 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:22:30.62 ID:jIL+rv4B - 恋 「……えっ?」
かのん 「……え、今、宇宙が収縮して、一日もしないで世界が終わるって言った?」 すみれ 「はは、冗談はよしてよ……」 可可 「どうせ陰謀論デスヨ」 千砂都 「で、でも、ネットでも大ニュースになってるしNASAも本当に言ってるみたいだよ?」 一同 「「……」」 可可 「すみれ、可可のほっぺつねってクダサイ」 すみれ 「いいの?」 可可 「早くするデスヨ!」 すみれ 「おりゃぁぁぁぁーーーーー!」 グググ 可可 「痛いデスゥ!」 すみれ 「そりゃあそうよ……」
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8 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:23:35.15 ID:jIL+rv4B - かのん 「ってことは夢じゃない?」
恋 「そ、そんな……」 千砂都 「信じたくないけど、本当みたいだね」 すみれ 「ようやくフォロワーも増えたのに……」 可可 「ようやく念願のスクールアイドルとして活動デキタノニ……」 恋 「わ、わたくしだって、ようやくご褒美の牛乳プリンを月一から週一に増やせましたのに!」 かのん 「でも世界が終わるなんて、私たちにはどうしようも……」 一同 「「……」」
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9 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:25:42.21 ID:jIL+rv4B - 千砂都 「みんな落ち着こう」
すみれ 「あんたさっきからやたら落ち着いてるけど、どうしたのよ」 かのん 「もしかしてちぃちゃん、何か解決策でもあるの!?」 千砂都 「……」 千砂都 「……宇宙は丸いよね」 かのん 「はい?」 千砂都 「膨張してるってことは、風船みたいなはずだから、きっと宇宙は丸いんだよ。だから宇宙が収縮して、全て一点になっても、私は宇宙の中、丸の中の一部になるだけなんだ。つまり今からみんな宇宙丸教に入れば問題ないんだよ。マルマル〜宇宙はマンマル〜♪」 アハハ かのん 「うわぁぁぁぁぁーーーーーーん!!! 落ち着いてるどころか狂ってたよぉぉぉぉーーーーー!!」 ポロポロ
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10 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:27:42.99 ID:jIL+rv4B - 恋 「一番冷静な千砂都さんさえこうなってしまうとは……やっぱりあまりにも突然すぎます」
すみれ 「……」 すみれ 「どうするのよ、みんなは」 一同 「「!」」 すみれ 「どうやら一日もないみたいだし、いつ消えてもおかしくないこの状況で、みんなはどうするの? 家に帰る?」 可可 「……」 可可 「可可は今、メールを送りマシタ。特別でもない、普通の、感謝の言葉デス。どちらにせよ可可は今からでは家族に会えることもアリマセン。なのでここに残りマス、残ってLiella!との思い出に浸りマス……」 かのん 「可可ちゃん……」 恋 「……私も今矢文でサヤさんとチビに感謝を述べました。そこに父への言葉も書きましたので、きっとサヤさんが伝えてくれるはずです」 すみれ 「そう……二人ももう気持ちを届けたのね……」 かのん 「ってことはみんな、部室から出る気はないってことだね……」 恋 「……それほどLiella!の活動が大きかったんですよ、きっと。たとえ期間は短くとも」 一同 「「……」」
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11 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:29:45.75 ID:jIL+rv4B - トントン
かのん 「……はい、どうぞ」 ガチャ 理事長 「みなさん、大丈夫ですか」 かのん 「理事長……」 理事長 「こんなときに申し訳ありません。あなた方に用があるという方が」 賢い人 「みなさん、はじめまして」 スッ すみれ 「あなたは?」 賢い人 「私は、大学で様々な研究をしている……」 璃奈 「天王寺璃奈と言います」 Part1.『絶望からの一歩』 完
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13 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:32:22.62 ID:jIL+rv4B - かのん 「ええっ!? 天王寺さんって私たちと年齢が近いの!?」
璃奈 「大学教授と言っても海外で飛び級だから……」 すみれ 「それってつまりは何歳なのよ」 璃奈 「それは秘密。アイドルに年齢を聞くのはご法度」 可可 「アイドル?」 璃奈 「私もスクールアイドルだったから」 かのん 「! あなたも!?」
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15 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:34:28.16 ID:jIL+rv4B - すみれ 「なら検索すればすぐ年齢も分かるわね」
璃奈 「あっ」 一同 「「……」」 璃奈 「……」 すみれ 「だ、大丈夫よ、だからって調べたりしないから!」 アセアセ 璃奈 「ありがとう」 恋 「それでなぜ大学教授の天王寺璃奈さんがこんなところに……?」
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16 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:36:34.29 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「……私はこの世界が消えてしまうのを防ぎたい」
一同 「「!」」 かのん 「この世界が消えるのを……?」 可可 「防ぐデスカ……?」 千砂都 「マンマル〜宇宙はマンマル〜♪」 アハハ 璃奈 「Liella!のみなさんの力を借りれば、それが叶うかもしれない」 かのん 「それって一体どういうこと!?」 璃奈 「まずはすみれさん。あなたが世界を救うカギ」 すみれ 「ええっ、私!?」
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17 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:38:39.31 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「そう。あなたの十八番、ギャラクシーのことなんだけど」
すみれ 「いや十八番って……」 璃奈 「それが今回の宇宙収縮のきっかけとなった」 すみれ 「ええっ!?」 恋 「ギャラクシーが!?」 璃奈 「だけどどうか自分を責めないで欲しい。宇宙はいつでも収縮へ向かう可能性はあった。たまたま、地球から発せられたエネルギー、ギャラクシーというあなたの想い、それが最後の重さとなって宇宙を引き寄せたに過ぎない」 すみれ 「わ、私のギャラクシーで宇宙が……? そ、そんな」 璃奈 「もう一度言う。あなたは悪くない、どうか自分を責めないで欲しい」 すみれ 「い、いやそんなの無理よ……だって私のせいで世界は……」
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18 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:42:29.23 ID:jIL+rv4B - 可可 「情けないデスヨ! すみれっ!」 ドンッ
すみれ 「!?」 可可 「今のちゃんと聞いてなかったのデスカ!? 原因かもしれない、でも、同時にすみれが世界を救うカギになると!」 すみれ 「可可……」 可可 「なら自分を責める前に世界を救ってクダサイ!!」 すみれ 「……」 可可 「グソクムシならデキマスっ!」 すみれ 「……なによそれ、無茶苦茶じゃない」 フフ 可可 「なにか文句デモ?」 すみれ 「いいえ、おかげで気持ちを取り戻したわ。ありがとね、可可」 可可 「なっ……!/// お礼なんて要らないデス!///」 フンッ
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19 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:44:34.23 ID:jIL+rv4B - 千砂都 「マンマル〜宇宙はマンマル〜♪」 アハハ
恋 「それで具体的にどうすれば宇宙は救えるのでしょうか」 璃奈 「……簡潔に言ってしまうと、すみれさんが宇宙の端に行って、ギャラクシーと叫びながらこの装置をぶん投げる。それだけで宇宙は元の形に戻っていく」 スッ 恋 「その装置の機能は何なのです?」 璃奈 「これは宇宙自体の因果を戻す装置。ここに宇宙の波長と奇跡的に一致しているすみれさんのギャラクシーパワーを加えれば、宇宙は膨張に動きを戻し、消えてしまった星々も戻る」 かのん 「ってことは全て無事に戻るってことだね……!」
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20 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:47:48.97 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「そう。完全に無かったことにはならないから、記憶とかは残ってしまうけど、宇宙の収縮によるダメージは全て無かったことになり、さらに宇宙は収縮から膨張に戻って無事平和になる」
かのん 「おおっ!」 パァァ すみれ 「たしかに上手くいけば願ったり叶ったりね……でも宇宙に行く? それ自体難しいことなんじゃないの?」 かのん 「あっ、そうか……」 ショボーン 璃奈 「それに関しては協力者を呼んでいる」 可可 「協力者デスカ?」
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21 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:51:00.06 ID:jIL+rv4B - 司会 『サニーパッションさん。このスイーツなんですが……』
悠奈 『まさかスタジオに用意してあるとか!?』 パァァ 司会 『残念っ、用意してません!』 悠奈 『ええっ〜〜ショックだなぁ』 摩央 『テレビは非情さ。そのくらいのことは考えてある』 専門家 『あんたら世界が終わるんだぞ? 流石に呑気すぎん?』 摩央 『……世界が終わる。それは誰が決めたんだ?』
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22 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 17:54:11.29 ID:jIL+rv4B - 専門家 『えっ、そりゃあ、予測すれば誰だって分かるだろ! 宇宙が収縮するんだから!』
悠奈 『……動き出すんだね、摩央?』 ニコッ 摩央 『ああ。どんな予測だって……当たらなければどうということはない』 司会 『ちょっとサニーパッションのお二方、どこに行くんですか!? まだ番組の途中ですよ!?』 悠奈 『ごめんね、私たち途中で抜けさせてもらうよ! だって』 摩央 『世界を救うんだからな、待ってろ』 摩央 『璃奈』 Part2.『起死回生は一人じゃない』 完
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24 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2021/10/28(木) 18:20:19.45 ID:jIL+rv4B - ガラッ
摩央 「まさかこのような形でLiella!と再会するとは……」 悠奈 「パァ! みんな久しぶり!」 可可 「サニーパッションのお二人がなぜここにいるのデスカァァァ!?」 すみれ 「ちょ、急に叫ぶな!」 璃奈 「二人は前から知り合いだった。このときのためにずっと待っていてくれた」 摩央 「璃奈は以前から宇宙が収縮へ向かう可能性を察していた。そして大学ではそれを阻止する研究をしていたんだ」 悠奈 「その研究の途中で私たちのことを知ったみたいなんだ♪」
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25 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 18:21:36.07 ID:jIL+rv4B - かのん 「なんで宇宙の収縮を阻止する研究にサニーパッションさんが……」
摩央 「璃奈から聞いたろ? 阻止するためには宇宙に行く必要がある。それもロケットなんてもんじゃなく、もっと機動性があるものが……つまりモビルスーツが」 かのん 「ええっ!? モビルスーツ!?」 恋 「色々と大丈夫なのですか!?」 千砂都 「同じサンライズだし問題ないYO!」 かのん 「急に喋り出したと思ったらまた意味分かんないこと言ってるよぉ〜〜!! うぅ、ちいちゃ〜〜ん!! そろそろ戻ってよ〜〜!!」 ポロポロ 悠奈 「日本でモビルスーツを所有している人は数少ないからね〜。そこで持ち主および操縦もできる摩央に声がかかったっていうわけ」 摩央 「……まあ私も悠奈のサポートなしにはなかなか操作できないのだがな」
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26 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 18:22:21.45 ID:jIL+rv4B - 可可 「サニーパッション……スクールアイドルだけじゃなくモビルスーツも動かせるなんて……流石すぎて目眩がするデスゥ」 クラクラ
かのん 「ちょ、大丈夫!? 可可ちゃん!?」 悠奈 「まぁとりあえずみんなが元気そうで良かったよ!」 摩央 「万全の状態で挑みたいからな。世界を救うのも、ラブライブも」 千砂都 「マンマル〜宇宙はマンマル〜♪」 アハハ 悠奈 「……えっと、あれは?」 かのん 「狂っちゃったみたいです。どうかスルーしてくれると……」
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27 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 18:23:25.26 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「摩央さん、時間が……」
摩央 「! ああ、申し訳ない。璃奈、計画をみんなに話してくれ」 璃奈 「うん。じゃあ計画を話すね。まず、すみれさんと摩央さんは、モビルスーツで宇宙へ向かう」 悠奈 「私は遠隔だけどちゃんとサポートするからね、摩央!」 摩央 「ああ、頼りにしているよ」 璃奈 「その間に私は常にパソコンで装置を打ち込む座標を計算しないといけない。だから動けない。そこで恋さんと可可さんに力を貸して欲しい」 恋 「わたくしと」 可可 「可可デスカ?」
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28 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 18:24:33.31 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「うん。いくつものパソコンを同時に操作しないといけないから、Liella!で頭が良いと言われている二人に頼みたい」
恋 「えっとちなみにそれは誰が言ってるのです?」 璃奈 「ネットでそう書いてあった」 かのん 「私とかちぃちゃんは頭良く見えないってこと!?」 すみれ 「まぁまぁ、かのんや千砂都にだって長所短所があるわけだし……」 かのん 「なっ! すみれちゃんだって頭良いって言われてないでしょ、多分!」 すみれ 「ちょ! そんなの分かんないでしょ!?」
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29 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 18:27:19.79 ID:jIL+rv4B - ガヤガヤ
悠奈 「喧嘩してる場合じゃないよ!」 摩央 「ふふっ、でも良いじゃないか。Liella!らしさがあって。それに変に緊張するよりよっぽど良い」 璃奈 「そしてかのんさんと千砂都さん、二人にもお願いしたいことがある」 かのん 「!」 璃奈 「もう既に地球の一部が飲み込まれるまで、宇宙は狭くなっている」 かのん 「ええっ!?」 璃奈 「でも地球というたくさんの生命体がいる星に対して、上手く説明できないけど宇宙の収縮のスピードは事実遅くなっているからまだ安心していい。問題は受信塔の存在」 恋 「受信塔ですか?」
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32 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 22:29:03.65 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「宇宙において、装置を投げる場所を計算するためには、リアルタイムの宇宙の動きを計測する必要がある。でも、それを計測するための受信塔がいくつかもう既に呑まれてしまった。これは想定外」
悠奈 「なるほど! じゃあ今からその受信塔を所定の位置に設置する必要があるってことだね!」 璃奈 「うん。この学校から少し離れたところに絶好の設置ポイントがある。そこに二人で向かって受信塔を設置して欲しい」 かのん 「……分かった。私、頑張るよ。ねぇ、ちぃちゃん?」 千砂都 「マンマル〜宇宙はマンマル〜♪」 アハハ 悠奈 「……璃奈、私も二人について行っても良い?」 璃奈 「でも悠奈さんは摩央さんのサポートが……」 悠奈 「大丈夫。私のサポートが必要なのは最後の段階くらいでしょ? 宇宙で待機するくらいまではできるよね、摩央?」 摩央 「……もちろんだ。悠奈は二人をサポートしてあげてくれ」
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33 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 22:31:24.57 ID:jIL+rv4B - かのん 「じゃあ行ってくるね、みんな」
恋 「気を付けてください、いつこの近くにも宇宙の収縮の影響が来るか分からないですし……」 璃奈 「ここを私たちが移動してないのは、東京でこの場所が比較的収縮が遅いから。でも、かのんさんたちが向かう道中はそうとは言えない。パニックも起きてると思う。だけど、どうしても受信塔が必要だから……ごめんなさい」 悠奈 「そう自分を責めないでよ。大丈夫、私たちならすぐ戻るから」 かのん 「うん! 悠奈さんまでついてきてくれるなら安心さ百倍だよ! それに」 千砂都 「マンマル〜宇宙はマンマル〜♪」 アハハ かのん 「今はこうだけど、ちぃちゃんはどんな時も私を支えてくれるから、絶対大丈夫!」 可可 「可可も一緒に行きたいくらいデスガ……適材適所という言葉がアリマスシ……」 ムムム 恋 「わたくしたちはわたくしたちで、できることをしましょう!」
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34 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2021/10/28(木) 22:32:54.62 ID:jIL+rv4B - 璃奈 「じゃあ改めて確認するね」
一同 「「!」」 璃奈 「すみれさんと摩央さんは、モビルスーツで宇宙へ。そして、指示があるまで待機してて欲しい」 すみれ 「分かったわ」 摩央 「任せて」 璃奈 「そして私と可可さんと恋さんは、ここで座標の計算をする」 可可 「うぅ〜……緊張するデスゥ」 恋 「頑張ります!」 璃奈 「かのんさんと千砂都さんと悠奈さんは、受信塔を設置しに行く」 かのん 「……」
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35 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2021/10/28(木) 22:34:12.33 ID:jIL+rv4B - かのん (きっと、危ない道のりになる。それはとても怖いけれど)
かのん (もう逃げっぱなしの私じゃない!) かのん 「任せてっ!! 行こっ、ちぃちゃん! 悠奈さん!」 タタタ 悠奈 「おおっー、やる気満々だねー! 私も負けないよっ!」 タタタ 璃奈 (この世界を救いたい) 璃奈 (だから、誰も失敗しちゃいけない。お願い、どうか) 璃奈 (うまくいきますように……) Part3.『作戦会議っ!』完
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