- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
1 :名無しで叶える物語(SIM)[]:2021/09/14(火) 21:15:20.57 ID:7l/dCEHq - 千砂都「ふーん」
すみれ「数学に英語、古文漢文現代社会……キリがないったらキリがないわよ。やらされるこっちの身にもなってみなさいよね。ねっ、かのん?」 かのん「うげっ!?」 かのん(ど、どうしてそこで私に話振っちゃうの……?) 千砂都「かのんちゃんもお勉強頑張ってるの?」 かのん「う、うん。まあ、最低限は、だけど……」 可可「おまけに一つでも赤点を取れば部活動停止とか、正気の沙汰じゃないデス。さすがの可可でも頭にきマスよ……」 千砂都「そっか、勉強かぁ……」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
2 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:17:41.46 ID:7l/dCEHq - すみれ「でも確かにそうね。千砂都は普通科に来たばっかだものね」
可可「千砂都すっかり馴染んでいるから、可可もたまについ忘れそうになりマス」 千砂都「……?」 かのん「ちぃちゃん!普通科ってね、もう授業の内容が鬼みたいに速いんだよ!中学の頃なんかとは段違いで!そのくせ予習復習は毎日三十時間以上しろーって脅してくる ペチッ! かのん「いてっ!」 すみれ「不用意に脅すようなこと言わないの。ってか毎日三十時間とかまず物理的に不可能じゃない」 かのん「むうう……」ヒリヒリ 千砂都「あ、あはは……でも普通科の子たちってそんなにいっぱい勉強させられてたんだねー」 すみれ「そうね。あなたたちがダンスとかを習っているい間も授業を受けさせられているわけだし、一応進学も視野に入れられるようなカリキュラムにはなっているはずだし」 千砂都「そっか、なるほど〜……」 千砂都(……)
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
3 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:19:36.04 ID:7l/dCEHq - 〜その夜〜
千砂都「……よっ、と!」 千砂都(これが、今やってる数学の単元で……) 千砂都「ふむふむ……」 ペラペラ 千砂都(とりあえず問題集でも解いてみよーっと) 千砂都「むむむ……」 コンコン ちぃママ「ちさとー!お風呂沸いたわよー!」 千砂都「いま勉強してるから後で入る!」 ちぃママ「えっ?」 ちぃママ(あの子が、勉強……?)
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
5 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:22:06.72 ID:7l/dCEHq - 千砂都「……」
カリカリ 千砂都「……出来た!まる付けまる付け!」 千砂都「まる付けまる付けまんまるたくさん〜♪」クルクル キュッ!キュッ! 千砂都「ありゃ、ここ間違ってる。なるほどね………でもここをこうすれば、まるっ!」 千砂都(むふふっ、まんまるが溜まっていくこの感覚がたまんないよねー!) 千砂都「出来ないものが出来るようになってくこの感覚、なんかこういうのって案外楽しいかもっ!」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
6 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:23:23.37 ID:7l/dCEHq - —そして、小テスト返却日―
千砂都(結局、あれから私は私史上最っ高に勉強しました) 千砂都(テストで良い点も取りたかったし、もちろん私のせいで部活停止なんて絶対にイヤなんだけど……それ以上に自分を試すこの感覚が、なんかちょっぴりダンスに近いって思ってるの) 千砂都(出来ないことを一つづつ出来るようにして、そうしていつかは高みを目指して!頂点へ走り続けてるっていうこの感覚が、最っ高に昂るんだよね!) 千砂都「〜♪」ワクワク かのん「……?ちぃちゃん、どうかしたの?」 千砂都「ううん、なんでもないよ!」 かのん「そっか、はぁ……」 先生「テスト返すぞー!出席番号順なー、あらしー!」 千砂都「うぃっすー!」テテッ! 千砂都「〜♪」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
8 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:25:48.46 ID:7l/dCEHq - 先生「ん、編入の割に良く出来てるんじゃないか?」
千砂都「おぉー!」 千砂都(まんまるいっぱい!) 千砂都「〜♪」クルッ テテテッ! 千砂都「かのんちゃん!みてみて!じゃじゃーん!78点!」 千砂都(これ、だいたい八割おっけー!ってことだよね?結構すごいんじゃない!?高校生のテストは難しいって聞いたことあるし!) 千砂都「どうどう?結構すごくない!?」 かのん「う、うん。すごいね、あはは……」 先生「しぶやー、たんー!」 かのん「ひぃっ!」ササッ! 千砂都「かのんちゃんは何点だった?」 かのん「ふえっ!?えっと………いいい言えないよ点数なんて 可可「可可は92点でした!」 千砂都「……えっ?」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
9 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:27:24.12 ID:7l/dCEHq - 千砂都「可可ちゃん、92点だったの……?」
可可「はいデス!」 千砂都「……」 千砂都(うそ、私よりも10点以上高い……) 千砂都「……でも可可ちゃん、勉強してないって言ってなかった?」 すみれ「『テストあるとか聞いてないデス〜、全然勉強してないデス〜』とか当日騒いでたヤツの点数じゃないわよ」 可可「でも嘘はついてないデス。可可は嘘つかない良い子デス」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
10 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:29:17.95 ID:7l/dCEHq - すみれ「じゃあなんでそんな点数高いのよ」
可可「そんなのすみれと違って授業中はちゃんと授業を聞いてるからに決まってマス」 かのん「でもテストの日にはいつも通りの準備は出来てないって言ってなかった?」 可可「前日に枕の下に参考書を置いて寝るのを失念してました!こうするととっても良く眠れて簡単に点数もアップするのでおすすめデス!可可はこれをやり忘れたせいで今回一つ問題を落としました!」 すみれ「そんなおまじないで勉強できるようになるなら全国の高校生だーれも苦労しないわよっ!」モニッ! 可可「わひゃっ!ほっぺたつねらないで欲しいデス〜!」 千砂都「……」 千砂都(そっか、可可ちゃんに負けちゃったんだ、私……)
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
12 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:30:58.71 ID:7l/dCEHq - すみれ「あんたねぇ、そうやって無自覚に自慢ばっかしてるといつか友達失くすわよー!かのんみたいに!」モニモニ
可可「放してクダサイ〜!すみれ〜!」フニフニ かのん「ってどうして私にまで飛び火してるの!?」 千砂都「……」 千砂都(ふぇっ……)ウルル 可可「……?千砂都?どうかしましたか?」 千砂都「っ!!なんでもないっ!!」プイッ! 可可「?」 千砂都「……ぅぅ」プルッ 千砂都(泣かない!!泣いてないっ!!まだ泣けるほど努力してないっ!!)
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
14 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:32:13.67 ID:7l/dCEHq - 千砂都(泣いてもいいのは泣けるだけの努力を重ねてきた子だけ!!私は違うのっ!!まだ全然努力してないもんっ!!)
千砂都(こんなところで終われないっ!!私は、私はまだ……!!) 千砂都「……」フキフキ すみれ「千砂都?大丈 千砂都「ね、ねえ!次の小テストっていつだっけ?」クルッ! すみれ「えっ?えっと、確か……」 可可「明後日に英語の単語テストがあったはずデス」 すみれ「そうね。それだわ」 千砂都「わかった!ありがと!」 テテッ! かのん「どこ行くの?」 千砂都「ちょっと用事!それと今日は練習お休みするね!みんなには絶対追いつくから!」 かのん「あっ!待ってちぃちゃ ピューッ! かのん「ちぃちゃん……」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
16 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:34:25.39 ID:7l/dCEHq - 〜図書室〜
千砂都(ふぇっ……) 千砂都「……っはぁ」フルッ! 千砂都「よしっ!」 ドンッ! 千砂都「ふんっ!」 キュッ! 千砂都(やるっ!やるったらやるっ!決めたことは絶対やり通す!) 千砂都「……」ガリガリ 千砂都(私はまだ負けてない!!負けてないもん!!) 千砂都(言い訳する暇があったら手を動かす!!負け惜しみはぐっと心で嚙み殺す!!まだ……!!まだ私は終わってない!!努力なんて全然してないからっ!!) 千砂都「っ……」グシャリ
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
17 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:36:25.89 ID:7l/dCEHq - 千砂都「……」
カキカキ…カキカキ… 千砂都「admire、認める……avoid、避ける……」 千砂都(暗記物は基本的に体力勝負だ。ただひたすら脳に記憶を詰め込むだけ。反復練習で鍛錬を積むのみ) 千砂都「escape、逃げる……deny、否定する……」 千砂都(これなら俄然、私が有利。体育会系の底力、舐めないでよね!) 千砂都「……」ガリガリ
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
18 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:38:44.38 ID:7l/dCEHq - 千砂都「……」
コンコン 恋「……?」 千砂都「……」ガリガリ 恋「……あっ!嵐さ 千砂都「stop、やめる……quit、諦める……」 恋「!」 恋(お勉強中でしょうか……?すごい気迫で、ところどころノートに汗染みのようなものも見受けられますが……) 恋「……」 恋(……そうですね。きっと嵐さんは嵐さんで、普通科で頑張っていらっしゃるのでしょう。私の恣意で話しかけてしまうのはきっと迷惑ですよね) 恋(頑張ってください、千砂都さん) 千砂都「……」ガリガリ 千砂都(負けない!負けないんだからっ!!)
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
19 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:41:08.38 ID:7l/dCEHq - ◇———◇
かのん「可可ちゃん、すごーい!」 すみれ「ほんっと、運動以外はちゃんとしてるわね」 千砂都「……」 千砂都(負けた……) すみれ「ってかどうしてそんなに勉強だけが出来るわけ?脳でも改造しちゃってるの?」 可可「別にこれくらいは普通だと思いマス。暗記物はただ覚えればいいだけデスし」 すみれ「そのただ覚えることが出来ない高校生がどれだけの数いると思ってんのよ」ムニッ! 可可「ううう〜!だはら頬っぺた引っ張らないでください〜っ!」 千砂都「……」ポカーン
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
21 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:43:44.03 ID:7l/dCEHq - 千砂都「……」
千砂都(また、負けた……) 千砂都(まるじゃなくてバツ、まんまるじゃなくて、バッテンついちゃった……) 千砂都「……」 かのん「ちぃちゃんは何点だった?」ヒョコッ! 千砂都「……かのんちゃんは?」 かのん「へっ!?わ、私は、その……言えないなぁ、あはは……」 千砂都「……そっか」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
24 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:45:46.01 ID:7l/dCEHq - 千砂都「……」
千砂都(ふぇっ……) かのん「ちぃちゃん?」 千砂都「……っ」フルフル 千砂都(ダメ!甘えてなんかいちゃ絶対だめっ!!) 千砂都「っ!!」ダッ! かのん「ちぃちゃん!?」 千砂都「来ないでっ!かのんちゃんは来ちゃだめーっ!!」ピューッ! すみれ「……」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
25 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:47:51.39 ID:7l/dCEHq - ◇———◇
千砂都(ぐすっ、ぐすん……) フキフキ 千砂都「……よしっ!」 千砂都(負けない!自分になんて絶対負けたくない!) 千砂都「あ、あのっ!失礼します!」 ガチャッ! 恋「はい。……あら?嵐さん、お久しぶり 千砂都「お願いがあるの!」 恋「?」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
26 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:49:53.23 ID:7l/dCEHq - 恋「勉強を、ですか?」
千砂都「うん。他の娘から聞いたんだ。恋ちゃんってお勉強も得意だって」 恋「別に、得意というほどでは……ただ、一応進学も視野に入れて勉強をしているというだけで……」 千砂都「それでもいい。お願い、私に勉強を教えて欲しいの!」 恋「私から?」 千砂都「うん。私ね、みんなに追いつきたい!普通科のみんなに、絶対に負けたくなんてない!」 恋(なるほど。だからこの前は図書室であんなに熱心に参考書を読んでおられたのですね)
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
27 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:52:58.77 ID:7l/dCEHq - 恋(この時期に急に音楽科から普通科に転科されたとは伺いましたが、やっぱり千砂都さんは千砂都さんで並々ならぬ努力をされているのですね。すごいなぁ)
千砂都「お願い恋ちゃん!一生のお願い!」ペコリ 恋「ですが……私も普通科のカリキュラムの全てを理解しているわけではありませんよ?」 千砂都「それでもいい!私は、恋ちゃんがいいの!恋ちゃんしかいないの!」 恋「……」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
28 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:56:32.74 ID:7l/dCEHq - 千砂都(それから、私は恋ちゃんに教わりながら必死に勉強を繰り返した)
恋「そこ、不等号の向きを変えるのを忘れていますよ」 千砂都「あっ!」 恋「不等式は方程式の基礎が出来ていれば同じように解くことが出来ます。ですが、負の数での乗除を行うと不等式の向きが逆転するというのは、重要な違いとして覚えておく必要があります」 千砂都「そっか、ごめんね恋ちゃん!同じミスは二度と繰り返さないようにしないと!」 恋「いえ、私に謝られると言うのも違うような気もするのですが……」 千砂都「……」ガリガリ 恋「……」
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- 千砂都「普通科ではそんなにテストがあるの?」すみれ「そうよ」
29 :名無しで叶える物語(SIM)[sage]:2021/09/14(火) 21:59:37.21 ID:7l/dCEHq - 千砂都(お昼休みも学校から帰った後も、かのんちゃんたちがスクールアイドル活動を頑張ってる時も)
千砂都「ごめんね!今日も練習お休みするね!」タッ! かのん「あっ、待ってよ!ちぃちゃん!」 千砂都(それからそれから、もちろん可可ちゃんたちがなぜか部室で椅子取りゲームで遊んでいる時だって) 可可「はいデス。すみれの椅子は可可がこれで支配したので、すみれは今日は一日中ずーっと空気椅子デス!」ビシッ! すみれ「このゲームそういうルールじゃないでしょ!」 千砂都「……」ガリガリ 千砂都(私は必死に頑張った。みんなに追いつこうと、必死に。ただひたすらに問題を解いた) 千砂都(問題を解いて、そのたびにマルが増える感覚が、私はたまらなく大好きだった)
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