- 【SS】お蔵入りにしたssを貼ったりあらすじを書いたりするスレ【供養】
162 :名無しで叶える物語(たまごやき)[sage]:2021/01/24(日) 11:43:28.31 ID:xhaa+4DY - >>157
めっちゃ読みたいから頑張ってくれ
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- 【速報】矢吹神が描いた上原歩夢ちゃんがあまりにもエッチすぎると話題に!∧,,∧
18 :名無しで叶える物語(たまごやき)[sage]:2021/01/24(日) 11:56:02.72 ID:xhaa+4DY - 絶対に許さんからかお前
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- 【SS】お蔵入りにしたssを貼ったりあらすじを書いたりするスレ【供養】
185 :名無しで叶える物語(たまごやき)[sage]:2021/01/24(日) 17:25:42.92 ID:xhaa+4DY - エタ祭りスレで意外に反応良くてモチベ湧くってパターンもありそうだし面白そうではあるな
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38 :名無しで叶える物語(たまごやき)[sage]:2021/01/24(日) 21:31:36.11 ID:xhaa+4DY - ひなきの口調賢人のままじゃねぇか
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
208 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 22:59:08.32 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「なんでか、って顔してるね」
海未「………」 穂乃果は着地による衝撃を免れるためにその能力″チカラ″を使い、今現在自分がいる座標の重力を破壊したのだ。 故に宙へと浮いている。正確には浮いているのではなく穂乃果のいる地点だけ重力が弱まっているのだ。 穂乃果(加減が難しいから常に空を飛んでられるわけではないんだけどね) しかしそれに海未が気付いているかどうかは定かではない。 穂乃果「お得意の能力を使って読んでみせれば?」 海未の身体が淡い輝きに包まれるも。 海未(やはり読めませんか) 穂乃果の心の内が海未の頭に流れて来る事はなかった。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
209 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:02:46.49 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「まぁ、無駄なんだけどね。海未ちゃんの能力は穂乃果には通じない」
そう言いながら穂乃果はヒョイっと地上へと飛び降りた。 海未(璃奈から聞いた情報、先程の攻防。これらから推測するに穂乃果の右手は破壊を産む能力。それも圧倒的な破壊力を) 海未(私の能力もその力で破壊されたと見てまず間違いはないでしょう。問題はどうやって攻略するか。ですね……) だが、海未に長く考えている時間はなかった。律儀にそれを待ってやる道義が穂乃果にはないのだ。 穂乃果「………」 穂乃果が地面へ触れる。 その瞬間地面に亀裂が入る。先程校舎を倒壊させた破壊の衝撃が今度は地面へと向けられているのである。 その衝撃は海未をめがけて一直線に伸びてくる。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
210 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:05:29.60 ID:xhaa+4DY - 海未「二度も同じ手にはかかりませんよ」
海未はその破壊痕から逃れて見せる、が。 穂乃果「まだだよ」 穂乃果が手を付いた先からは止めど無く破壊の衝撃が溢れ出る。それらの全てが地面を伝い海未へと襲いかかる。 海未「これだけの広さがあれば避けられない攻撃じゃありませんよ」 穂乃果の掌から放たれる破壊の衝撃の威力は凄まじい。しかしにこの風程の速さも無ければ範囲もない。 先程の様に狭い教室でないのなら海未にとって避けられないものではない。 海未は駆け回る、風よりも速く飛ばして行く。 止まれば破壊の奔流に飲み込まれるという事を本能で察知しているからだ。 走り、走り、走り。海未は穂乃果の手から放たれた破壊の衝撃から逃れ続ける。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
211 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:09:13.56 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「チッ」
海未「ふふふ。建物を倒壊させたのは早計でしたね」 そう言うと海未の身体が蒼白い光に包まれる。 穂乃果「……ッ!」 穂乃果の攻撃の手が止まる。 穂乃果「無駄だって言ってるでしょ!」 しかしやはり海未の脳内に穂乃果の心の内が流れ込む事は無かった。 海未(やはりそうでしたか) その瞬間穂乃果により破壊された地面の亀裂から無数の木の根が暴れだす。 穂乃果「なっ!?」 海未「ふふふ。私が能力″チカラ″をかけたのはあなたじゃないんですよ!」 ″穂乃果をめがけて伸び続ける″
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
212 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:12:03.00 ID:xhaa+4DY - 海未「あなたが能力″チカラ″を使い地面を隆起させてくれたおかげで私は地の底で眠る木の根を目視し命令を書き込む事が出来ました」
無数の木の根がまるで鞭でも振るわれているかのよう唸り、しなり、穂乃果の身体へと目がけ打ち振るわれる。 穂乃果「そんな小細工、穂乃果には通用しないよ」 しかし穂乃果はその根が身体に触れる前に右手で触れ木の根を破壊してみせる。 海未「まさか私が一方向からしか攻撃をしないと思っているわけではないですよね?」 穂乃果を襲う地中の根はとどまるところを知らない。 穂乃果を全方向から包み込むかの様に地面から生え出た無数の木の根が襲い掛かる。 穂乃果「……ッ!」 海未「終わりですよ、穂乃果」 そう言った瞬間、海未が操る木の根が穂乃果の身体を貫く。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
213 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:16:12.76 ID:xhaa+4DY - 事は無かった。
穂乃果は一瞬にして海未目前へと現れる。 目の前の空間をその右手で破壊し、破壊された空間が元に戻ろうとする力を利用し瞬間移動したのだ。 穂乃果「終わりだよ、海未ちゃん。力の使えない海未ちゃんなんて敵じゃないみたいだね」 優勢から一転。 穂乃果の破壊の右手が海未の身体へと迫る。 海未「ふふふふ」 だが海未の顔に絶望の色は一切浮かんでいなかった。 海未「穂乃果、攻撃を掻い潜る事に必死になりすぎて」 海未「私にかけられた能力″チカラ″を破壊し忘れていますよ」
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
214 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:19:26.61 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「……ッ!?」
海未の身体は輝き続けていた。無数の木の根を操るために能力″チカラ″を使い続けていたからだ。 しかしその間海未は穂乃果にも力を使っていた。穂乃果に気づかれないよう、木の根を操り上手くカモフラージュしながら。 故に穂乃果は気づけなかったのだ。 海未「木の根による攻撃はあなたを″ここ″へと誘うための罠です。あなたの行動は全て読めているのですよッ!」 海未の身体へ穂乃果の右手が触れる直前、穂乃果の身体が宙へと浮かび上がる。 穂乃果「なっ……!?」 穂乃果は今、先程自分が安全に着地をするために重力を破壊した座標へと踏み込んでしまったのだ。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
215 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:22:14.09 ID:xhaa+4DY - 海未「はっ!」
左、右。 穂乃果「ぐがぁっ!」 左で顎を上げさせ、そこへ渾身の右ストレート。理想的なワンツーが穂乃果の顔面へと叩き込まれる。 穂乃果はそのまま後方へと吹き飛ばされる。 穂乃果「ぐっ…ふぅ……」 海未「穂乃果、あなたには私の能力が効かないのではありません。ただかけられた能力を自分の力で破壊する事が出来るだけ」 海未「そうですよね?」 穂乃果「………」
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216 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:25:23.71 ID:xhaa+4DY - 海未「その証拠にあなたは、私が木の根を操るために能力″チカラ″を使おうとした時、攻撃の手を辞めてまで自らの身体に能力″チカラ″を使おうとした」
穂乃果「………」 海未「その時に全てを理解しましたよ」 海未「最初、自分にはあたかも能力が効かない。というよう私に見せかけ、私自身に私自身の脳に自分の能力″チカラ″は穂乃果には効かない、と。そう思い込ませていただけという事を」 穂乃果「………」 海未「私はあなたの策略によって無意識の内に自分の脳に命令を書き込まされてしまっていたみたいですね」 ″穂乃果に能力″チカラ″は通じない″ と。
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217 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:28:16.95 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「………」
海未「あなたの頭のキレ具合には脱帽しましたよ。しかしそれも私の方が上手だった様ですね」 海未は渾身のドヤ顔を披露している。 穂乃果「………」 しかし、穂乃果はそれを見てしても不自然なくらいに黙り込んでいた。 海未「私が能力をかける、あなたが解く。まだこんな無駄なイタチごっこを繰り返すつm」 瞬間、海未の顔が絶望の色に染まる。穂乃果の心を通じて読んでしまったのだ。これから自分の身に降りかかる最悪の未来を。 だが、それを知ったところで今の海未にどうこう出来る術は無かった。 なぜなら、穂乃果の攻撃が既に終了しているからだ。
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219 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:32:22.57 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「……ふっ」
穂乃果がそう笑い指をパチンと鳴らすと。 海未「ぐあああああああああああああああ!」 メキメキと音を立て、海未の右腕が破壊される。その腕からは鮮血が吹き出し、海未のブレザーの、その下のワイシャツを鮮やかな緋色が染め上げる。 海未「ガァッ…ハァ…ハァ……」 血に塗れダランと垂れ下がったその腕は。まるで隅で倒れているにこの腕を写し出しているかの様にも見えた。 穂乃果「頭のキレ具合も穂乃果の方が上だったみたいだね」 海未「ぐっ…いつ…の間に……」 穂乃果「あの時、防御をしようと思えばそう出来た。躱そうと思えばそれも出来た」 海未「………」 穂乃果「けど」
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220 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:35:32.68 ID:xhaa+4DY - 穂乃果「そうしなかったのは海未ちゃんの身体に傷を刻み込んでやるため!」
そう熱く意気込み、穂乃果は右腕を構える。 穂乃果「一気にカタをつける!」 瞬間、またも穂乃果は海未の目前へと瞬間移動をする。 穂乃果「ふっ!」 穂乃果は海未めがけて拳を振るう。 穂乃果の破壊の拳が海未へと迫る、が。 海未は右腕の痛みに耐えながらも穂乃果の拳を払い、そして躱し、穂乃果の破壊の魔の手を掻い潜る。 そして 海未「はっ!」 穂乃果の右の拳に合わせ左のクロスカウンターを叩き込む。 穂乃果「ぐっ…!?」
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221 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:38:22.64 ID:xhaa+4DY - 海未(攻撃の最中に身体を触れられるというのならば…!触れられない程に早い速度で攻撃を繰り出せば良いのです!)
海未はその勢いのまま左腕を穂乃果の首の後ろへと回し組み付く。 首相撲の体制から膝、膝、膝! みぞおち、脇の下といった人体急所を素早く的確に突き、最後は顔面へとその固い膝小僧をぶつける。 穂乃果「ぐがぁぁぁ!」 海未「まだまだぁ!」 駄目押しと言わんばかりによろめいた穂乃果の顔面へ勢いよく額を押し当てる。 穂乃果「ぐぶゥゥゥ!」 上体を仰反らせた穂乃果。これ以上海未からの追撃を喰らわないために後ろの空間を破壊し距離を取るのだった。
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222 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:42:08.10 ID:xhaa+4DY - 海未「私にインファイトを挑んだのは早計でしたね。あなたが武道で一度でも私に勝てたことがありましたか?」
穂乃果「ガフッ……」 海未「その差は右腕一本だけで埋まるものじゃあないですよ」 穂乃果「ガッ……クヒュ………」 穂乃果は海未の攻撃をまともに急所へとくらい呼吸が出来ないでいる。その痛みに耐え、ふらついている穂乃果の身体は今にも倒れ伏せようとしている。 穂乃果「ふおおおおおおおお!」 しかし、タダで転ぶ穂乃果ではない。地面へと倒れ伏せるその勢いを利用し思いっきり地面を殴り付ける。
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223 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:45:33.17 ID:xhaa+4DY - 海未「……ッ!」
穂乃果に殴り付けられた地面はその能力″チカラ″によりまるで抉り取られたかの様に破壊される。 その破壊の衝撃により抉り取られた瓦礫片が海未をめがけて飛来する。 海未「がァッ……!」 勢いよく放たれた瓦礫片は海未の肉体へと食い込むのだった。 またしても海未の身体には痛々しい傷が刻み込まれてしまう。 穂乃果「コヒュ…クヒュ……」 だが未だ呼吸が整わない穂乃果は苦しそうに地面をのたうち回っている。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
225 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:48:32.63 ID:xhaa+4DY - 海未「うっ……」
それを見て海未は心を痛めたのだろうか。 海未「穂乃果…もうこの無意味な闘いを辞めにしませんか……?」 穂乃果「………」 もう辞めにしようと促す。 海未「私は穂乃果の事を痛めつけたい訳ではないのです。それに私はことりの事を」 穂乃果「うるさいなぁ……言い訳は良いってずっと言ってるでしょ!」 しかしそれはかえって穂乃果の怒りを逆撫でするだけに終わった。 海未「言い訳などではありません……!」 海未「私は……!」 穂乃果「もう手加減しないから」 そう言い穂乃果が地面に手を当てがうと、先程とは比べ物にならないくらい大きな破壊を産む。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
226 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:51:23.77 ID:xhaa+4DY - 海未「なっ…なにを!?」
大きな地震による地割れ被害でも起こったかのように地面へと亀裂が入る。 その破壊痕は世界そのものごと海未を破壊しようとしているかの様に見えた。 大地が割れ、その衝撃で大地が揺れる。まるで世界の終焉を見ているかの様な破壊劇。 海未「………」 だが海未の頭にはそんな事を気にも留めなくなるくらいに大きな疑問がぐるぐると駆け回っていた。 海未(私の身体が濡れている……?それに知らぬ間に地べたには水溜りが出来ているようにも見えます) まるで豪雨にでも遭ったかの様に海未と穂乃果の周りは水気に満ちていた。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
227 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:55:57.32 ID:xhaa+4DY - 海未(雨が降ったという記憶はありません。なのになぜ?)
海未が疑問を浮かべたその瞬間。海未の身体が、バキバキと破壊音を立てている大地が、その破壊の衝撃ごと一瞬にして凍りついたのだ。 海未「こ、これはッ!?」 まるでアイスブルーの瞬間。 その場は一瞬にして何者かの能力″チカラ″により凍てつく氷の大地へと変えられてしまった。 海未「か、身体が…動き…ません……」 海未の身体はピクリとも動かない程にしっかりと凍結させられている。 ふと穂乃果の方に目をやると、例外なく穂乃果の身体も凍りついていた。 穂乃果「やら…れた……!」 その穂乃果の表情は酷く強張っていた。 ???「漁夫の利とはまさにこの事ね」 二人の闘いに横からメスを入れたのは。 穂乃果「ぅ絵里ちゃん……」 海未や穂乃果と同じく、スクールアイドルグループμ'sに所属している絢瀬絵里だった。
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- 海未「目を合わせた相手の全てを思い通りに出来る力を手に入れた」
228 :名無しで叶える物語(たまごやき)[]:2021/01/24(日) 23:59:48.01 ID:xhaa+4DY - ここまで
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