- 銭湯侑「お待たせ〜……えっ!?」(ウソ、みんな生えてるの!?)
414 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2021/01/24(日) 02:12:44.20 ID:STf7t3gQ - 毎秒あげてください
お願いします
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
1 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:22:19.66 ID:STf7t3gQ - 教室
「おっはよー!高咲さんっ!」 侑「…………おはよう」 「なになにーw元気ないじゃんw」 侑「………そうかな」 「今日もがんばろーね!高咲さん!」 侑「………」 侑「……」 侑「………」ベチャ 「……っ!」 「………」クスクス 侑(……椅子に何か……) 侑「………」ベチョオ 侑(………アイスクリーム…) 「あれ!どうしたの高咲さんっ!」 「スカートべちょべちょじゃんw」 侑「………」 「……何」 侑「………」スタスタ 「はっ…何あれ」 「つまんな」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
10 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:26:20.79 ID:STf7t3gQ - トイレの個室
侑「………」ゴシゴシ 侑(……やっぱりハンカチなんかじゃ落ちないや) 侑(…しかも…よりによってチョコレートって…) 侑「……」スッ 侑「…………まだベタベタする…」 ガタガタ 侑「………?」 バッシャーン!!! 侑「……っ!!」バシャンッ 侑「…………」…ビタビタ キャハハハハッ‼︎ ドタドタドタドタ……… 侑「……」 侑「………はっ…」 侑「…………」 侑「……」ジワッ 侑(…ダメだ…泣いちゃダメ)グシグシ 侑(頑張るって…そう決めたから…)
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
14 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:29:09.83 ID:STf7t3gQ - 教室
侑「………」スタスタ 「うわっ!高咲さんどしたの!!」 「びっちょびちょww」 「漏らしちゃった?ww」 「ははっ!その歳で!?ww」 侑「………」ゴソゴソ 侑「……」 侑「………ねえ」 「なーに?高咲さん」 侑「………私のジャージ…知らない……?」 「はあ?そんなの私が知ってるわけないじゃんw」 「………」クスクス 侑「………」 「あー、そういえばー」 「全然関係ない話なんだけどー」 「うちの朝のゴミ回収の時間、もうすぐだよねー」 侑「………っ!」 侑「………」タタタタタッ 「はははははっ!」 「急げー!高咲さんww」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
24 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:33:32.85 ID:STf7t3gQ - ゴミ捨て場
侑「………」 ジャージ「…」ボロッ ──────────────── かすみ「侑せんぱいって、何でジャージに袖通さないんですか?」 侑「えー…なんかカッコ良くない?」 かすみ「……えぇ?」 歩夢「……侑ちゃん、オシャレのセンスが赤ちゃんだから」 せつ菜「え…?私もカッコ良いと思いますけど……」 歩夢「えぇ……」 ──────────────── 侑「…………」 侑(別に…私が何されても耐えられるけど……) 侑「………モノは辛いなあ……」ボソッ
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
31 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:39:43.55 ID:STf7t3gQ - でも…負けちゃダメだ
「……ちゃん…」 音楽をやるって…みんなのために曲を作るって… 「…侑…………ちゃん……」 そう決めたから… 「……侑ちゃん…」 ……みんなが背中を押してくれたから──── 歩夢「侑ちゃんっ!」 侑「……歩夢」 歩夢「もうっ!せっかく久しぶりに一緒に帰ってるのに」 歩夢「侑ちゃん上の空」 侑「あはは…ごめんごめん」 侑「ちょっと考えごとしてて……」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
34 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:44:58.91 ID:STf7t3gQ - 歩夢「………」
歩夢「……それって音楽科のこと?」 侑「……え?」 歩夢「……」 歩夢「最近…侑ちゃん…すごく忙しそうだよね」 歩夢「朝も早いし…同好会に来ることも少なくなって…」 歩夢「音楽の勉強…とっても大変だと思う……」 歩夢「………」 歩夢「……でも…多分それだけじゃないよね?」 侑「……」 歩夢「…侑ちゃん、私に隠し事してない?」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
37 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:50:38.37 ID:STf7t3gQ - 私、音楽科でいじめられてる
……毎日辛くて辛くて……… …………ほんとはもう辞めたい 歩夢「………」 ………なんて言ったら歩夢はどんな反応するかな …歩夢は優しいから…… 多分ぎゅっと抱きしめてくれて 「よく頑張ったね侑ちゃん」 「無理しなくていいんだよ」 ……そうやって…言ってくれるんだろうな 侑「……」 …そんなこと……歩夢に言わせるわけにはいかない 歩夢は……今すごく頑張ってる ………スクールアイドルとして 以前とは比べものにならないぐらいファンが増えて…… 歩夢は…前に進んでるんだ
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
51 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 21:59:06.64 ID:STf7t3gQ - …
……そんな歩夢の足を引っ張っちゃいけない 私が止まったら……歩夢は一緒に止まってくれる 私が逃げ出したら……歩夢は一緒に逃げてくれる だから…私も前に進まないとダメなんだ 侑「……いや、何もないよ!」 侑「まー勉強は大変だけどね!」 侑「やっぱ難しいよ音楽は…!」 歩夢「………そう」 侑「そんな話よりさっ」 侑「この前ね……──── ……これで…これでいいんだ
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
63 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:04:08.21 ID:STf7t3gQ - 放課後の教室
「たーかさーきさんっ!」 侑「……何」 侑「………私…いまから同好会行かないとなんだけど…」 「まーまーちょっとさ」 「すぐ終わるからっ!ねっ!」 侑「………いや…」 「高咲さんっ!」 侑「………その…」 「………ねえー」 「いい加減うざいんだけど」 「すぐ終わるっつってんじゃん」 「…もういいじゃん、早くやっちゃおうよ」 侑「……」 「………高咲さんってさあ」 「…………実は結構可愛い顔してるよね」 侑「…………は?」 「いやいやまじでまじでw」 「私ふつーにタイプだわ」 侑「……何言って」 「…んー、だからね」 「高咲さんの恥ずかしいとこ、見たいなーって」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
72 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:09:44.73 ID:STf7t3gQ - 侑「お願い…もう止めて……っ」ビクビク
「やめるわけないじゃんっ!」 「こっからこっからww」 侑「……っー〜!!」ビクン 「はははっ!高咲さんここ弱いんだー!」 侑「…ほんとに…っ…止め……っ!!」ビクッビクッ 侑「っ────……っ!!」ビクンビクン 「うわっ!またイった」 「やーらしー高咲さんw」 侑「……はあ…はあ……っ…」 「よーし…じゃあ」ゴソゴソ 「ほら高咲さん、これ持って」 侑「…はあ……っ…え…?」 「はい、チーズ♡」パシャッ 侑「え…あ……え?」 侑「…これ……私の学生証…」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
82 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:16:13.37 ID:STf7t3gQ - 侑「え……ねえ…え?…今…っ…写真」
「うん、撮ったけど」 「いい顔してるよー高咲さん」 侑「ちょっ……何して…!」 侑「…け……消してよっ!」 「は?消すわけないじゃん」 侑「こんなの…っ!早く消してよ!!」 「……そんな生意気言ってさあ」 「いいのかなー?高咲さん」 侑「……は?」 「スクールアイドル同好会のさあ」 「上原歩夢ちゃん、だっけ?」 「高咲さんの幼馴染なんだってね!」 侑「……は」 「高咲さんのこんな姿みたらどう思うかなー??」 「同好会サボってこんなことしてたなんてw」 侑「…いや…それだけは……」 「何」 侑「それだけは…やめて…」 「人にお願いするときはどうするの?」 「高咲さん」 侑「……」 侑「………歩夢に…歩夢に見せるのだけは」 侑「…やめてください…お願いします……」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
83 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:22:47.73 ID:STf7t3gQ - せつ菜「侑さんの様子がおかしい?」
歩夢「……そうなの」 せつ菜「たしかに…」 せつ菜「…今日も同好会、来ませんでしたからね…」 せつ菜「やはり勉強が大変なのでは…?」 歩夢「うん……私もそう思ってたんだけど…」 歩夢「……何か…不安で……」 せつ菜「……」 せつ菜「………歩夢さんがそう言うのなら」 せつ菜「……」 せつ菜「…今から様子見に行きませんか?」 歩夢「……!」 せつ菜「勉強中だったらお邪魔になるかもしれませんが…」 歩夢「うん…っ!一緒に行こ?せつ菜ちゃん」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
91 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:28:51.01 ID:STf7t3gQ - 歩夢「教室にいるかな?侑ちゃん」
菜々「いますかね」 歩夢「……んー、教室にはいないね…」 菜々「もしかしたら音楽室かもしれませんね」 歩夢「あー、そうかも…」 歩夢「……ん」 歩夢「あそこの部屋、電気付いてる」 菜々「見てみますか」 テクテク 歩夢「あ、中から侑ちゃんの声聞こえる」 菜々「…え?聞こえます?」 歩夢「聞こえない?」 菜々「いや……どんな耳ですか」 歩夢「侑ちゃーん」 ガラガラ
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
94 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:32:44.80 ID:STf7t3gQ - 侑「……え?あ?え?」
「は?何で鍵開いてんの?」 「ちっ…誰だよかけ忘れたの」 侑「……あ……歩夢…?」 歩夢「……………………は?」 菜々「……何ですかこれは」 「うわっ!生徒会長いんじゃん」 「……はー最悪、終わったわ」 侑「……え…あ……」 歩夢「………侑ちゃん」 歩夢「…なに……これ…………」 侑「ちがっ…!歩夢……これは……っ!!」 「……あ、何、この人が歩夢ちゃん?」 「………あー…残念ー高咲さん」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
100 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:38:59.10 ID:STf7t3gQ - 侑「…うっ……歩夢……っ!……!!」ポロポロ
歩夢「………誰…」 「……………は?」 歩夢「…侑ちゃんにこんなことしたの」 「………いや…」 歩夢「……あなた?」 菜々「ちょ…歩夢さん」 「………」 歩夢「………っ!」バッ 菜々「待って下さい歩夢さんっ!」グイッ 歩夢「……っ…」 菜々「殴りたくなる気持ちはわかります…」 菜々「……でも…それだけはしちゃダメですよ」 「……」 侑「……歩夢…」 菜々「……」 菜々「…歩夢さんは…侑さんをお願いします」 菜々「………あなた達は」 菜々「何があったのか…きっちり話してもらいますからね」 「………ちっ」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
110 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:44:42.78 ID:STf7t3gQ - 保健室
侑「…………」 歩夢「…………」 侑「……」 歩夢「………侑ちゃ 侑「歩夢」 侑「……私」 侑「汚された…私…汚されちゃったよう」ポロポロ 歩夢「………」 侑「……ううっ…くっ……」ポロポロ 歩夢「…侑ちゃん」 ギュッ… 侑「……」ビクッ 歩夢「深呼吸して」 歩夢「……息吸って」 侑「………」スー 歩夢「…吐いて」 侑「………」ハーッ 歩夢「…………私…わかるよ」 歩夢「……侑ちゃんが黙ってたワケ」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
113 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:47:36.08 ID:STf7t3gQ - 侑「…………」
歩夢「……なんでだろうね、こんなに一緒にいるのに」 歩夢「お互いのこと…なんでも知ってるはずなのに」 歩夢「………弱いところ、見せたくないって思っちゃうの」 歩夢「…心配かけたくないって思っちゃうの」 歩夢「…………私もね」 歩夢「スクールアイドル、楽しいことばっかじゃない」 歩夢「酷いこと言われることもある」 歩夢「…1人じゃきっと耐えられない」 歩夢「でもさ…私たちは1人じゃないじゃん」 歩夢「せつ菜ちゃんに愛ちゃん、りなちゃんにしずくちゃんにかすみちゃん、エマさん果林さん彼方さん」 歩夢「………同好会のみんながいて…」 歩夢「……私がいる」 歩夢「辛かったら止まっていいんだよ…」 歩夢「足引っ張っていいんだよ…!」 歩夢「…そのときのために私たちがいるんだよ!」 歩夢「……私たちは…背中を押すだけじゃない」 歩夢「……倒れたら…起こしてあげるから……」 歩夢「だから…侑ちゃん」 歩夢「……そんな顔しないで…っ」ギュッ 歩夢「私は……どんな侑ちゃんも……大好きだから」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
114 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:50:24.95 ID:STf7t3gQ - 菜々「なるほど…」
菜々「親が著名な方々故に」 菜々「クラスの誰もあなた達に口出しできなかったと」 「………そもそもさ」 「高咲さんが悪いじゃん」 菜々「………は?」 「2年の2学期とかいう半端な時期に転科してきてさ」 「音楽経験はありませんが頑張りますとか」 「…挙句理由が」 「スクールアイドルの曲を作りたいからって」 「私おかしくって笑いこらえるのが 菜々「おかしいですか?」 「…は?」 菜々「何かおかしいところがありますかと聞いているんです」 「いや…全部でしょ」 「素人がんなふざけた理由で…」 菜々「ふざけた理由?」 菜々「人が頑張る理由に…ふざけるも何もないですよ」 菜々「そもそも彼女は転科試験に合格しているんです」 菜々「あなた達が彼女を笑う資格、ありますか?」 「………」
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
121 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 22:58:42.27 ID:STf7t3gQ - 1ヶ月後
侑「いやー、だんだん寒くなってきたねー」 歩夢「ほんとだね」 侑「はー」 侑「…流石に息は白くならないか」 歩夢「侑ちゃん、昔っからそれ好きだよね」 侑「えへへ」 「あ、侑ちゃーん!」 侑「あ!」 侑「ごめーん歩夢!また放課後!」タタタタタッ オハヨー‼︎キノウハシュクダイテツダッテクレテアリガトウ!! 歩夢「……ふふ」 あの一件で、侑ちゃんへのいじめはピタッと止んだみたい 侑ちゃんはあの後も音楽科に残って…… 毎日一生懸命勉強してる …私たちの曲のために 友達もたくさんできたみたい ユウチャン,ソノカミガタカワイイネ!エヘヘー!アリガトー!! でもちょっと…… 歩夢「……妬いちゃう、かな」フフッ おわり
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- 侑「…………」生徒「………あ、きたきたw」
128 :名無しで叶える物語(あゆ)[]:2021/01/24(日) 23:00:49.21 ID:STf7t3gQ - バッドエンドにするはずが、書いてたら可哀想になってきてできませんでした
鬱SSを書く適正がなかったです
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