- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
1 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:01:51.46 ID:peui053o - ー部室ー
エマ「それでねそれでね!」 彼方「おお〜エマちゃんってば欲張りさんだ〜」 ガチャ 果林「あら?まだエマと彼方だけなの?」 エマ「果林ちゃん♪」 彼方「ふふーん♪彼方ちゃんたちと違って〜1年生は野外活動の2年生は修学旅行の説明があるのだよ〜」 果林「・・・そういえばそんな時期ね。はぁ…私もまた行きたいわ」 エマ「あはは‥それなら今度ウチに来てみない?」 彼方「おお〜3年生でスイス旅行だ〜それも楽しそう・・」 果林 (・・・お金とか大丈夫なのかしら?) 果林「それにしても2人とも盛り上がってたみたいだけど…なんの話をしてたの?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
2 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:06:25.82 ID:peui053o - 彼方「彼方ちゃんとエマちゃんで〜卒業後にしたいことを言い合ってたんだ〜」
果林「卒業ね…そういえばあと半年もすれば……」 エマ「わたしはねみんなでお腹いっぱいになるまでどこか美味しいお店に行きたいなって思ったの!」 彼方「それでさっきまでエマちゃんの行ってみたいお店を聞いていたんだ〜」 果林「もうっ…少しくらい感傷に浸らせてほしいわ」 かなエマ「??」 果林「卒業ね……あの子たちは私たちが卒業するときどんな顔をするのかしら?」 彼方「あ〜それは気になる〜」 エマ「同好会も…新しい子入ってくるのかな?みんないい子だから心配ないと思うけど…ちゃんとなじめるかな?」 彼方「新入生たちにかかりきりで…自分たちの練習が疎かになるなんてことも…」 果林「それだけ忙しかったら私たちのこと…忘れちゃうかもしれないわね」 かりかなエマ「・・・・・」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
4 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:11:36.17 ID:peui053o - 果林「ごめんなさい・・私ったら」
エマ「ううん!果林ちゃんのせいじゃないよ!?」 彼方「でも、こうして考えてみると〜同好会のみんなのこと…心配になってくるよ〜彼方ちゃんたち、ちゃんとした先輩でいられたかな〜?」 果林 (言い出した私が悪いかもしれないけど…2人の楽しそうな話題を断ち切っちゃって罪悪感あるわね…そうだ!) 果林「ねえ、2人とも…それならみんなが私たちが卒業したときどんな風になるか考えてみない?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
5 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:12:08.05 ID:peui053o - 彼方「?」
エマ「どういうこと?」 果林「私たちが卒業するときにどんなことを言って…どんな態度を取るかそれを考えて話してみたらどうかなって…ダメかしら?」 彼方「なるほどー彼方ちゃんなんとなーくわかったよ♪」 エマ「わたしも!それじゃあさっそく…誰から始める?」 果林「そうねえ…かすみちゃんとかどうかしら?」 彼方「かすみちゃんか〜なんだかんだで同好会のこと1番好きだもんね〜」 エマ「ずっと一人で守ってくれてたもんね」 果林「せつ菜に対して涙を堪えて啖呵を切るかすみちゃん…すっごく守ってあげたくなるかわいさだってあの子も言ってたわ」 彼方「それじゃあ…やっぱりこんな感じかな〜?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
6 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:16:54.41 ID:peui053o - かすみ「果林先輩、彼方先輩、エマ先輩。卒業おめでとうございま〜す♪」
かすみ「はぁ…先輩たちみたいなライバルが居なくなってかすみんも一安心ですよ…彼方先輩にはしょっちゅう枕にされてましたし、果林先輩にはセクハラもされましたし……まあエマ先輩はかすみんのことよく褒めてくれましたけど……」 かすみ「でもまあ!これからは〜かすみんがこの同好会を……」ポロポロ かすみ「な、泣いてなんかいないです!…寂しくなんて…ないですか…らぁ…だ、だから先輩たちは安心して卒業してください‥」ポロポロ かすみ「こ、これからはぁ…かすみんが同好会のことを……これまで…以上に引っ張っていくんです!」ポロポロ かすみ「うっ…うう…大学に行っても…かすみんのこと忘れないで…くださいね…?」 かすみ「まあ、かすみんって…1番可愛いですから…忘れるはずなんてないですけど?」ポロポロ
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
7 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:20:38.82 ID:peui053o - 果林「忘れるわけないじゃない!!!」ドン!
エマ「わっ!!!?」 彼方「びっくりしたよ〜」 果林「ご、ごめんなさい…なんていうか彼方の想像がとっても言いそうな感じでつい……」 彼方「えへへ〜彼方ちゃんはみんなのことちゃ〜んと見てるから〜」 エマ「最初のところでわたしだけ褒められて嬉しい〜♪」 果林「まあ…確かにエマはかすみちゃんに特段何かしたってこともないし…寧ろ褒めてたものね」 エマ「?かすみちゃんはとっても可愛いもん♪」 彼方「エマちゃ〜ん彼方ちゃんは?」 エマ「ふふふ♪彼方ちゃんももちろん可愛いよ〜♡」ナデナデ 彼方「ありがと〜♪」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
8 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:20:59.26 ID:peui053o - 果林「・・・言葉では強がっても私たちの前で泣いてくれるかすみちゃんすっごくグッときたわ」
彼方「次はどうするの〜?」 エマ「それじゃあ1年生ってことでしずくちゃんはどうかな?」 果林「しずくちゃんね…真面目で礼儀正しくて」 彼方「時々お母さんみたいに言ってくるよ〜」 果林「それは彼方やかすみちゃんにだけでしょ?」 エマ「しっかりしてるけど時々甘えたがりのところが可愛いんだー♪」 果林「・・・それじゃあ、こんな感じかしら?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
9 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:22:09.57 ID:peui053o - しずく「先輩方‥ご卒業おめでとうございます!」
しずく「お三方にはスクールアイドルとしても人生という道においても…先輩として多くのことを学ばせていただきました。…とても感謝してます♪」 彼方「ふふーん♪彼方ちゃんにもっと日頃から感謝をして欲しかった感はあるけど…褒められて悪い気はしないよ〜♪」 しずく「彼方さんは…もっとしっかりしてくださいね?大学に入ったらもう身嗜みは整えてあげられませんよ?」 彼方「むう…しずくちゃん厳しい…」 しずく「・・・でも、彼方さんにも色々助けてもらって…私も……感謝してますよ・・・」ボソッ 彼方「〜?」 しずく「私の尊敬した先輩方の更なる成功と飛躍を願って…手紙を書いてきたんです…その……よかったら読んでください」スッ しずく「それでは…失礼します♪」ニコッ バタン
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
10 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:25:59.11 ID:peui053o - しずく「ふふっ…ちゃんと笑えてましたよね…?…私……上手く…ひっく…うぅ…手のかからない後輩を…演じられていたよね?」ポロポロ
しずく「よかった‥こんな顔で最後なんて…エマさんたち困らせちゃいますから…」ポロポロ 果林「こんな感じかしらね・・?」 彼方「あ〜しずくちゃんはそんな感じがする〜」 エマ「しずくちゃん…泣いてもいいから私と一緒にいてほしいな」 彼方「ていうより〜なんで彼方ちゃんにだけ少し辛辣なの!?」 果林「ええっ?…しずくちゃんは結構彼方に厳しかったから……でも、ちゃんと彼方のこと分かってると思うから感謝はしてくれてるって思うわ♡」 彼方「むぅ…それでも表では泣かないっていうのがしずくちゃんらしいなって感じた〜」 エマ「どうかな?意外とちょっと泣いちゃうかも?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
11 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:27:28.87 ID:peui053o - 果林「最後は璃奈ちゃんね」
エマ「璃奈ちゃん…うーん」 彼方「彼方ちゃんたちが卒業するときもボードを付けてるのかな〜?」 エマ「たまにボードを外してくれる期間もあるよね?」 果林「…それならこういうのはどうかしら?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
12 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:28:15.42 ID:peui053o - 璃奈「彼方さん、果林さん、エマさん卒業おめでとう。」璃奈ちゃんボード『ムンッ』
璃奈「…今日は3人に会える最後の日……だから」スッ 璃奈「私の本当の気持ちちゃんと伝えたい」 璃奈「スクールアイドルの仲間としてたくさん助けてくれてありがとう。」 璃奈「エマさんは優しさで包み込んでくれて、彼方さんはたまに抱き枕にして一緒に寝てくれて、果林さんは…ラジオでも一緒に頑張ってすごいドキドキさせられた」 璃奈「どんなことも私にとって大事な思い出…たくさんの思い出ありがとう」ニコッ 璃奈「本当に楽しかった私の気持ち…3人に届いててくれたら嬉しい…///」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
13 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:28:47.94 ID:peui053o - エマ「はぁ〜♪すっごくエモエモだね〜♡」
彼方「璃奈ちゃん…ボードなしでも彼方ちゃんにはちゃんと気持ちが伝わったよ・・・」シンミリ 果林「・・・1年生のみんなをギュッとしたくなってきたわ」 エマ「わたしも!」 彼方「彼方ちゃんも〜」 エマ「こうして考えたら…やっぱりみんないい子だからわたしたちが心配することなんてないのかもね♪」 彼方「でも、こうやってみんなの反応を考えるのは楽しいかも〜」 果林「2人とも忘れてないかしら?」 かなエマ「??」 果林「まだ4人考えてない子がいるじゃない♡」 エマ「そっか!2年生の子たちだね♪」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
14 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:30:20.47 ID:peui053o - 彼方「あの子は最後にするとして〜」
果林「それは異論なしね」 エマ「それじゃあ愛ちゃんは?」 果林「愛ね…ユニットおなじだけど意外と想像つかないかも」 彼方「愛ちゃんは泣かなそうなイメージがあるよね〜」 エマ「うんうん♪最後まで笑顔でテンアゲって感じ!」 エマ「こんな感じかな?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
15 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:30:52.56 ID:peui053o - 愛「かりーん、エマっち、かなちゃん卒業おめ〜♪」
愛「実は愛さん…果林たちが卒業できなければいいって少し思っちゃったことがあったんだけど…そうつぎょう(都合)よくはいかないね卒業だけに♪」 愛「あはは!!そんなに怒んないでよ〜流石に愛さんもマジでそんなことは思ってないから」 愛「・・・実はさ…3人のこと美里お姉ちゃんみたいにお姉ちゃんみたいだなって思ってたんだよ?」 愛「エマっちにはもっともっと下町のこととかダジャレのこと教えたかったし…かなちゃんには婆ちゃんの料理の味とか教えてもうちょっと抱き枕にしたかったし…果林にはオシャレを共有してユニットとしてももっと高めていきたかったな。あ、あと勉強もね」 愛「ん?3人ともそんな湿っぽい顔しないでよ〜!!愛さん大事な人を見送る時は笑顔って決めてるから♪だからさ…今日はパーっと愛さんのお家でパーティーしよ!!ぶちょーにも許可は取ったし思い残すことがないよう楽しも♡」ニコッ
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
17 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:32:17.47 ID:peui053o - エマ「どうかな〜?」
彼方「エマちゃんすご〜い愛ちゃんなら確かに言いそうだよ〜」 果林「…私の扱いに不服を申し上げるわ」 果林「あれからそれなりに勉強はしてるからね!?」 彼方「愛ちゃんにもっとおばあちゃん直伝のレシピ教えてもらおうかな〜」 エマ「私もダジャレをもっとレクチャーしてもらわないと!」 チラッ 果林「・・・勉強も…もう少し教えてもらおうかしら」 果林「…愛とまた、コーディネート対決も悪くないわね♡」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
18 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:33:35.41 ID:peui053o - 彼方「・・・残るはせつ菜ちゃんに歩夢ちゃんか〜」
果林「せつ菜はともかく…歩夢が想像しにくいわね」 エマ「せつ菜ちゃんならライブとかしてくれないかな?」 彼方「卒業式を乗っとってゲリラライブ〜?」 果林「いやいや…流石にせつ菜でもそんなことは……やりかねないかもしれないわね」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
19 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:33:53.81 ID:peui053o - せつ菜「皆さん!ご卒業おめでとうございます!!」
せつ菜「あれ?元気がありませんね……そんな時は・・!」バサッ せつ菜「この優木せつ菜!みなさんを送り出すためにライブを行わせてもらいます!!」 せつ菜「みんな〜会いたかったよ??」 ___ _____ せつ菜「ふぅ…やっばりライブは最高です♪」 せつ菜「私の出せるパフォーマンスは全て出し切りました……ここまでが私からです…その………ここで会えるのも最後なので少しだけわがままを言ってもいいでしょうか?」モジモジ
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
20 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:34:39.28 ID:peui053o - せつ菜「みなさんのスクールアイドルとしての最後のライブ…見せてもらえませんか!?」
せつ菜「良いんですか!?ありがとうございます♪…私の全力のライブに負けない最後のライブ楽しみにしてますね♡」ニコッ せつ菜「えっ?目の横が赤くなって……あはは…昨日ゲームを夜通しやっていたからでしょうか?生徒会長を続けていればこうはならなかったと思います」ゴシゴシ せつ菜「そ、それよりも!!みなさんの最高のライブ見せてくださいね?待ってます!!!」タッタッタッ…!
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
21 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:35:56.34 ID:peui053o - 果林「せつ菜…」
彼方「せつ菜ちゃんって好きなことに全力少女って感じだしライブ前にこっそり涙を拭うっていうのはありそう〜」 エマ「最後にせつ菜ちゃんからそんなわがまま言われたら…わたし張り切っちゃう♪」 果林「・・・せつ菜に見せるためにも恥ずかしくないパフォーマンスができるようにならないといけないわね」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
22 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:36:39.94 ID:peui053o - 果林「っていうか…他のみんな遅くないかしら?」
彼方「説明が長引いてるのかもね〜」 エマ「でも、そのおかげでこうしてお話できてるわけだしラッキーだよ♪」 エマ「次は歩夢ちゃんだよね?」 彼方「むう…いい子なんだけど…」 果林「今ひとつ読めない…っていうのが正直なところかしら」 エマ「うーん…歩夢ちゃんは泣く派かな?」 彼方「泣いてそうなイメージはあるよね〜」 果林「あの子のもらい泣きとか?」 彼方「それはあり得る〜」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
23 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:37:06.14 ID:peui053o - 歩夢「卒業おめでとうございます…」
歩夢「私…みんなに助けられてばっかりで」 歩夢「果林さんみたいにかっこよく大人っぽく振る舞える自信もないし…彼方さんみたいにどーんと構えることも難しいし…エマさんみたいに優しく包みこむこともできないと思って」 歩夢「自信ないけど…少しでも近づけるように頑張ります…!」 歩夢「それと本当にあの子も感謝してました…私からも一緒に同好会で活動してくれてありがとうございます」ペコリ 歩夢「そ、それと…」パカッ 歩夢「彼方さんやエマさんには及ばないかもしれないけど…卒業の記念にケーキを焼いてみました良かったら食べてください!」 歩夢「エマさんも彼方さんも果林さんのことも…絶対に忘れません‥♪これで私のことも覚えててくれたら…なんて♪」ポロポロ
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
24 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:40:22.91 ID:peui053o - エマ「歩夢ちゃんのケーキ食べた〜い!!!」
彼方「わっ!」 果林「ちょ、ちょっとエマ!?まだ歩夢がケーキを用意するって決まったわけじゃ…」 彼方「でも歩夢ちゃんは何か贈り物がありそうだよね〜」 果林「歩夢の真心がこもったケーキ…卒業する時に贈られたらもったいなくて食べられないかも…」 エマ「きっとどんな贈り物でも嬉しいよね♡」 彼方「それは間違いないよ〜」 果林「・・・最後はあの子だけど」 彼方「むー」 エマ「どんなふうになるのかな?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
25 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:40:49.02 ID:peui053o - 彼方「あまりにも難しくて…彼方ちゃんすやぴしそう……」
エマ「彼方ちゃ〜ん!まだ寝ちゃダメだよー?」ユサユサ 果林「・・・・」 あなた「こんにちは〜」ガチャ 果林「キミってばちょうどいいタイミングで来るのね♪」ダキッ あなた「えっ?」 エマ「あなたは…わたしたちが卒業しちゃうとき」 彼方「どんなふうに送り出してくれるー?」 あなた「ちょ、ちょっといきなり…どうしたの?」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
26 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:43:43.63 ID:peui053o - 果林「実はかくかくしかじかで…」
あなた「な、なるほどね……うーん、私ならきっと笑顔でいる‥とは断言できないかな」 あなた「エマさんも彼方さんも果林さんもいっぱい私をときめかせてくれたから…どんな表情してるかなんて想像もできないよ」 彼方「そうだよね〜」 あなた「ただ…」 かりかなエマ「???」 あなた「だからこそ絶対後悔しないように今を過ごしたい!…答えになってないけどこれじゃダメかな…?」 エマ「ううん!ダメじゃないよ!!」 果林「キミの熱い思い‥お姉さんたちはちゃ〜んと受け取ったわ♡」 彼方「彼方ちゃんたちのテンションが最高潮だよ〜」 あなた「彼方さん…果林さん…エマさん」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
27 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:44:07.25 ID:peui053o - 果林「それじゃあ早速練習に…って言いたいところだけど」
あなた「?」 ギュー 果林「今はもう少しだけ…こうさせてもらえると嬉しいわ…♪」 あなた「か、果林さん…///」 エマ「果林ちゃんだけずるーい!!!わたしもギューってするね!」 彼方「そうだそうだ〜彼方ちゃんも〜」 モッギュー あなた「・・・///」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
28 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:47:33.72 ID:peui053o - せつ菜「さあ!今日も練習……って…」
歩夢「せつ菜ちゃん?」 しずく「どうかしましたか?」 モッギュー♡ せつ菜「な、な、な、何をやってるんですか!!!!?」 果林「あら…せつ菜じゃない♪ちょうど良いところに来たわね…あなたもギュッとしていいかしら?」 エマ「しずくちゃんも歩夢ちゃんも♡」 彼方「彼方ちゃんたちにぎゅーっとされちゃうのだ〜♪」 歩夢「か、彼方さん!?」 しずく「ちょ、ちょっとエマさん!!!急にどうしてしまったんですか?!」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
29 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:48:43.05 ID:peui053o - 愛「お〜!今日はいつもに増して騒がしいねハグ日和?ハグで愛を育む!なんつって♪」
かすみ「そんなに遊んでる暇があるなら…かすみん練習してみなさんのこと出し抜いちゃいますけど」 璃奈「そう言って、混ざりたそうにソワソワしてる」璃奈ちゃんボード『ニヤリ』 かすみ「か、かすみんは別にそんなことないけど!?」 愛「素直じゃないな〜かすかすは!それ〜!!!」ドンッ かすみ「ちょ!?愛先輩!?」 カスミチャン! カナタチャンノダキマクラニナッテモラウヨー オネエサンガワシワシシチャウワ♡ かすみ「や、やめてくださ〜い!かすみんが可愛いのは分かりますけど…一気にするの禁止です〜!」
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- 果林「卒業の瞬間のみんなって…」
30 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 17:53:09.19 ID:peui053o - 璃奈「かすみちゃん楽しそう。」璃奈ちゃんボード『キラキラ』
愛「果林たちも楽しんでるしアタシらも混ざろっかりなりー♪」 璃奈「うん♪」 果林 (私たちがこうしていられるのもあと少しの間…) 彼方 (だからこそ彼方ちゃんたちは〜) エマ (この時間を精一杯楽しむね♡) かりかなエマ (大切な同好会のみんなで♡) 終わり
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
3 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:46:18.76 ID:peui053o - 果林:デート、明日でどうかしら?
彼方:おやすみぃ… 果林:まだ18時よ? 彼方:急すぎるよ〜もうちょっと彼方ちゃんのことも考えてくれたまえ〜 果林:何か予定があったの? 彼方:・・・特にないよ〜? 果林:それじゃあ決まりね♪ 彼方:ちょっとまって。エマちゃん 彼方:エマちゃんは〜? 果林:エマは…遠慮してるのよ 果林 (・・・あれからたまに私のこと見つめては顔を赤らめちゃってるのよね)
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
5 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:46:58.71 ID:peui053o - 彼方:え〜
果林:まあ、とにかく9:30に駅前に集合で良いかしら? 彼方:何か釈然としないけど…分かったよ〜 果林:彼方とのデート楽しみにしてるわ♡ 果林:あら? 果林:彼方寝ちゃったのかしら? 果林:起こしちゃったらごめんなさい、おやすみなさい♪ 彼方 (な、なになに…///果林ちゃんってばいつもより積極的だよ〜恥ずかしがらないし…彼方ちゃんピンチ…?)
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
6 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:47:39.86 ID:peui053o - ー翌日ー
彼方「ふわぁ…おはよう…って…まだこんな時間!?うぅ…彼方ちゃんとしたことが…こんなに眠れなかったのはきっと…」 彼方 (果林ちゃんのせいだよ…///彼方ちゃんの貴重な睡眠時間を奪うなんて〜重罪だぞ〜?) 彼方「あっ、でも……制服以外に着替えないとだよね〜?」 彼方「遥ちゃんを起こすわけにもいかないし…彼方ちゃんがんばる…」 彼方「ふぅ…こんな感じで良いはずだよね?」 彼方 (遥ちゃんにいつも決めてもらってたから…覚えてた組み合わせを着てみたけど…デート…デート…////) 彼方「って、いけない!!遥ちゃんのための朝ごはんを用意しないとだよね〜彼方ちゃん今日も頑張っちゃうぞ〜」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
7 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:48:01.09 ID:peui053o - ピロン♪
彼方「〜?」 果林:おはよう、彼方もう起きてるかしら? 彼方「!?」 彼方 (な、なんでこんな朝早くに果林ちゃんが連絡してくるの〜?) 彼方:起きてるよ〜 果林:それは良かったわ♪ 果林:デートなのに寝過ごしたなんてあってほしくなかったから 彼方:果林ちゃん随分早起きだね〜 彼方:そんなに彼方ちゃんとのデートが楽しみだったの〜? 彼方 (彼方ちゃんを困らせた罰だぞ〜?ちょっといじわるしちゃうから〜覚悟してね果林ちゃん?)
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
8 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:48:48.87 ID:peui053o - 果林:そうね
彼方「えっ?」 果林:彼方とデートって…なんていうか、新鮮な感じがして楽しみで早く起きちゃったわ 果林:今日は楽しみましょう♪ 彼方「〜〜〜〜〜〜///」 彼方「か、果林ちゃんなのに…なんだか強いよ〜エマちゃん…助けてよ〜」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
9 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:49:06.23 ID:peui053o - ーその頃ー
エマ「・・・・」ポー エマ (・・今日は彼方ちゃんと果林ちゃんがデートに行くんだよね?) 果林「夜景に目を輝かせる貴女が…その…可愛すぎて…///」 チュッ♡ エマ「・・・ダメダメ…///思い出したらまた果林ちゃんの前で何も話さなくなっちゃうよ〜!」 エマ (あううう…彼方ちゃんと果林ちゃん…どんなデートをするのかな?)
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
10 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:49:27.74 ID:peui053o - 果林:彼方着いた?
彼方:ごめ〜んもう少しかかるよ〜 果林「ふふっ♪彼方ってばやっぱり遅れちゃうか…でも、ちゃんと起きていてくれるだけでも嬉しいものね♪」 果林 (それも見積もってデートのスケジュールを立てて彼方に早めの時間を教えたんだし♪) メカクシ 果林「!!!?」 ??「だ〜れだ〜?」 果林 (・・・この声) 果林「彼方でしょ?」 彼方「えへへ〜バレちゃった〜」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
11 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:51:13.27 ID:peui053o - 果林「まったくもう…びっくりしちゃったじゃない」
彼方「ごめんよ〜彼方ちゃんつい出来心で…」 果林「怪しい人とかじゃなかったから良かったわ…それにしても彼方…」ジー 彼方「な、なになに〜?彼方ちゃんの顔に何か付いてる〜?」 果林「ううん、その服…とっても似合ってるわよ♡」 彼方「えっ?」 果林「いつもの彼方が着てるような服とイメージが違ったから…ついじっくり見ちゃったわ。まるでお姫様みたいね♪」 彼方「〜〜〜///」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
12 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:51:41.74 ID:peui053o - 彼方 (か、果林ちゃんってば!どーしてそう彼方ちゃんを勘違いさせるようなこと言うのかな〜?よーし、こうなったら彼方ちゃん頑張って反撃しちゃうもんね〜)
ギュー 果林「か、彼方?」 彼方「えへへ〜おしゃれな果林ちゃんにそんなに褒められると悪い気はしないよ〜♪それじゃあ…今日の彼方ちゃんは〜ワガママお姫様だぞ〜?満足させられるよう頑張ってくれたまえ〜」 彼方 (これなら…普段の果林ちゃんなら赤面してアタフタしちゃうもんね〜♪・・・果林ちゃんに褒めてもらえるの嬉しかったな…遥ちゃんにもう少し可愛く見えるコーディネート教えてもらおう) 果林「そうね♪それじゃあ私は…お姫様のワガママを叶える王子様ってところかしら?貴女のしてほしいこと…デートプランの中でできる範囲で叶えさせてもらうわね♡」ウインク
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
13 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:52:48.70 ID:peui053o - 彼方「!!!!!?」
彼方 (お、おかしいよ…彼方ちゃん、彼方ちゃん…こんな果林ちゃん知らない…!!) 果林 (さっきからあたふたして・・・彼方にしては珍しいわね?) 彼方:エマちゃん!! エマ:どうしたの? 彼方:果林ちゃんが変だよ〜! エマ:ええっ? エマ:落ち着いて彼方ちゃん、どんな風に変なの? 彼方:かっこよすぎる
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
14 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:53:18.91 ID:peui053o - エマ:・・・
彼方:エマちゃ〜ん! エマ:彼方ちゃん 彼方:はい エマ:果林ちゃんの本気しっかり味わってきてね♡ 彼方:それどういうこと? 彼方:エマちゃん! 彼方:エマちゃ〜ん 泣 エマ「・・・そっか〜カッコいい果林ちゃん…///いいなぁ彼方ちゃん///」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
15 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:53:57.43 ID:peui053o - 果林「か〜なた?」
彼方「はっ!か、果林ちゃん!?」 果林「さっきから挙動不審だけど…眠たいの?それとも…お手洗いとか?」 彼方「…えへへ〜バレちゃったか〜ちょっとだけすやぴしそうになっちゃったから〜ジタバタしてたんだよー愛ちゃんが眠たい時はとにかく手足を動かすことが大事って言ってたんだ〜」 果林「なるほどね♪彼方が眠るのを我慢してくれるなんて嬉しいわ♡ステキなデートにしましょうね」 彼方「・・・うん」 彼方 (果林ちゃんってこうしてみるとやっぱりおしゃれさんでスタイルも彼方ちゃんとは全然違って〜すごいな〜) 果林「それじゃあ、行きましょう♪」 スッ… 彼方「〜?」 果林「手…繋ぐの嫌だったかしら?せっかくデートだし…ね?」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
16 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 21:54:22.79 ID:peui053o - 彼方「う〜ん…今は気分じゃないよ〜」
果林「そう…ワガママお姫様は気難しいのね」シュン 彼方 (果林ちゃん、自然な動作で手を繋ごうとしてきたよ…!・・エマちゃんとも繋いだのかな〜?) 彼方「彼方ちゃんと手が繋ぎたいなら〜それ相応のシチュエーションを用意してくれたまえ〜♪」 果林「もう、彼方ってば…」 彼方 (果林ちゃん、よく見たらメイクも薄っすらとしてる?そんなに彼方ちゃんとのデートが楽しみだったんだ〜♪)ニヤニヤ 彼方「これからどこに行くの〜?果林ちゃん…道はだいじょうぶ〜?」 果林「お、同じようなこと…エマにも言われたわ…大丈夫よ。こういう時はね?どこに行くかは秘密よ♡」 彼方「〜?」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
17 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:13:59.73 ID:peui053o - ___
_____ 果林「到着よ♪」 彼方「科学館〜?彼方ちゃん…あんまり難しいのは好きじゃないよ〜」 果林「ふふっ、彼方ったら♪今回の目的はあれよ?」 彼方「・・・プラネタリウム〜?」 果林「そうよ♪さっ、早く入りましょ?」 彼方「あれ?チケットとかは買わなくて良いの〜?」 果林「そ、それはね?今日は大丈夫みたいなのよ」 果林 (エマの時は相手に気を使わせちゃうことになったから…今回はあんまり奢りって感じさせないようにしないと) 彼方「〜?」
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
18 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:14:23.15 ID:peui053o - 果林「やっぱりこういうところって暗いわね♪」
彼方「椅子もふかふか〜♪ここなら彼方ちゃんすぐにでも寝ちゃえそうだよ〜♪」ポスポス 果林 (ふふっ♪彼方らしいわね♡今日のデートは彼方らしさを大事にしたいからそれでも良いのだけど) 果林「しっ。始まるわよ♡」 彼方「はーい、果林ちゃん…彼方ちゃんが寝ちゃっても許してねー?」 果林「ふふふ♡」 彼方「・・・!?」 (な、なに今の笑み) オリオン座 彼方 (なるほどね〜今回はオリオン座のお話だったんだ〜)チラッ
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19 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:14:39.41 ID:peui053o - 果林「・・・・・」ジー
彼方(・・すごく真剣に見てるよ〜さすがは果林ちゃん) ナレーション「オリオン座の神話として、さそりによって殺されてしまったオリオンが星座となったと言われていますが…」 彼方 (へぇ〜彼方ちゃん、さそり座の話は知ってたけど…恋をされてた女神様に殺されちゃったってお話は知らなかったよ〜) 彼方 (・・果林ちゃんは?) 果林「・・・・」ツー 彼方 (し、静かに泣いてる…!!) 果林「かなたぁ…」コソッ 彼方 (ま、まずいよ…ここは…) 彼方「・・・すやぁ…」
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20 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:15:02.41 ID:peui053o - 果林「愛してた人を射抜いてしまうなんて…アルテミスが可愛そうだわ……って寝てるわね」
彼方 (彼方ちゃん秘技狸寝入り〜♪いつも寝てる彼方ちゃんだからこそできる…えへへ…) 果林「彼方…」コソッ 彼方 (果林ちゃん…近いよぉ…鼻元に良い香り…香水も付けてきてくれたのかな・・・?) 果林「眠ってリラックスできてるみたいで良かったわ…♪私、絶対彼方が悲しむようなことしないからね…?」ソッ 彼方 (わっ…果林ちゃんの手が彼方ちゃんの手の上に…柔らかくてすべすべだよ〜彼方ちゃんの手は…大丈夫かな〜?) 果林「ふふっ…彼方の手…小さくて可愛いわね♪」 彼方「〜〜〜///」バッ 果林「あら、彼方起きたの?ちょうど終わったところよ?」 彼方「う、うん…果林ちゃん、彼方ちゃんの手に手が…」 果林「あっ…ご、ごめんなさい!嫌だったかしら?!」パッ
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21 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:15:29.26 ID:peui053o - 彼方「・・・・ううん、嫌じゃ…ないよ」
果林「ほ、本当?…それなら、手・・・繋いでも良いかしら?」 彼方 (・・ここで許したらデート中はずっ〜と繋ぐことになるのかな?) 彼方「仕方ないな〜果林ちゃんがそんなに繋ぎたいなら、彼方ちゃんが繋いであげよ〜♪」 ギュッ 果林「ふふっ、ありがと彼方♪」 彼方 (や、やっぱり今日の果林ちゃん手強いよ〜) 彼方「果林ちゃ〜ん。」 果林「どうしたの彼方?」 彼方「まさか、このくらいで彼方ちゃんが〜満足するなんて思ったりしてないよね〜?」 果林「彼方がそんなこと言うなんて珍しいわね。・・・ふふっ♪今日はワガママお姫様だものね♪」ポンポン
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
22 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:17:04.09 ID:peui053o - 彼方「わっ!?」
彼方 (きゅ、急に頭ポンポンされちゃったよ〜) 果林「あら…びっくりさせちゃったわね。彼方の髪の毛っていつもふわふわしてて一回やってみたかったのよね。」 彼方「むぅ〜彼方ちゃんに許可なくやらないでほしい〜」 果林「ふふ、それじゃあ次からは聞いてからやることにするわね♪」 彼方「・・・なんだか釈然としないけどそれなら許してあげよ〜お姫様な彼方ちゃんは寛大なのだよ〜」 果林「はいはい♪次の場所行きましょ♡」グイッ 彼方「わっ…か、果林ちゃん〜彼方ちゃんのこと引っ張らないで〜」
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23 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:17:51.43 ID:peui053o - ___
_____ 果林「着いたわ!」 彼方「ここって…猫カフェ?」 果林「ええ♪…実は前から一度行ってみたかったんだけど・・ひとりで入るのもなんだか気が引けちゃって…」 彼方「ふむふむ…彼方ちゃんはまんまと果林ちゃんに利用されちゃったわけだ〜」 果林「そ、それもあるけど…彼方が単純に猫とかと触れ合ってるところが見たいなって思ったのよ…そういうの私より似合うでしょ?」 彼方 (おやおや?果林ちゃんにしては珍しく自信なさげ?) 果林「もうっ…取り敢えず入りましょ?」プイッ
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- 果林「3年生で」 彼方「デート…むにゃ…//」 エマ「彼方ちゃんと果林ちゃん♪」
24 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:18:12.04 ID:peui053o - 彼方「おお〜猫ちゃんでいっぱいだよ〜♪」
彼方 (・・果林ちゃんがこういうところくるの少し意外だったかも) 彼方 (・・・・それにしても) 果林「ふふふ♪あなたはどこからきたのかにゃ〜?」 彼方 (さっきまでの果林ちゃんとギャップがあって猫ちゃんに集中できないよ…) 果林「ねえ、あそこで日向ぼっこしてる子…彼方みたいね♡」 彼方「いいな〜羨ましいかも…」 果林「彼方…猫を羨んでどうするのよ」 彼方「なにをー彼方ちゃんは同好会のみんなを家族としたらネコのポジションなんだよ〜?」
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25 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)[]:2020/03/25(水) 22:18:44.97 ID:peui053o - 果林「なにそれ…♪面白いこと言うわね♡私はどうなの?」
彼方「えっとね…果林ちゃんは〜・・やっぱり教えな〜い」 果林「ええっ!?気になるじゃない・・」 彼方 (エマちゃんと果林ちゃんがお父さん、お母さんなのに…彼方ちゃんだけネコなんて…恥ずかしいもん) ニャーン 果林「あら…♪私のこと慰めてくれるの?」 果林「ふふっ…こっちにおいで♡」ポンポン ピョン 果林「…この辺りとかを触ってあげると嬉しいのよね?」サワサワ
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