- 【安価SS】黒澤ダイヤの実況、六日目
751 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:11:07.05 ID:S3FnS+nw - ダイヤ「なかなか出ませんわねえ」カチカチ
聖良「そもそも、本当にまだ捕まえていないポケモンがいるんですか?ダイヤさんの勘違いということは?」 ダイヤ「今のわたくしがそんな初歩的な勘違いをするはずがないでしょう」 聖良「ダイヤさんの実力については無知なのでよくわかりませんが」 ダイヤ「ねえ?ルビィ」カチカチ ルビィ「そうだね。ずかんナビにはシルエットが残ってるもんね」 ダイヤ フフン 聖良「なにをどや顔でこっち見てるんですか。私には『ずかんナビ』がなんなのかすら理解できていないので、『おー』とはなりませんよ」 理亞「この三角のシルエットがそうなんじゃないの」トン ダイヤ「その通りですわ、理亞さん。さすがの視野ですね」 理亞 ///
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- 【安価SS】黒澤ダイヤの実況、六日目
752 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:14:29.31 ID:S3FnS+nw - ルビィ (出現率高くはなかったはずだけど、こんなに出ないものかあ。あれ?干潮時でも出るよね?満潮時だけとかじゃないよね…)
ダイヤ「このままでは埒が明かないわね」フゥ 理亞「なにか策があるの?」 ダイヤ「一つだけ。本当はちかさんがいればよかったのだけれど…今となってはもうそのわざも忘れさせてしまったから、回数に限りはありますが」カチカチ ルビィ「!」 →どうぐ →あまいミツ 理亞「…カブトムシ!」 ダイヤ「いえ違います」 聖良 (なぜ千歌さんが出てきたのだろう)
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- 【安価SS】黒澤ダイヤの実況、六日目
753 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:22:27.80 ID:S3FnS+nw - 『もくたんは あまいミツを 使った!』
『辺りに あまい香りが 広がった…』 理亞「塗るわけじゃないんだ」 ダイヤ「それでポケモンが集まってきてしまったら、それこそカブトムシのようではありませんか」 聖良「あっ、戦闘になったようですよ」 ダイりあ「「!」」 『野生の ユキワラシの 群れに 遭遇した!』 ダイヤ「おおっ、出ましたわ!あの三角なお姿は紛れもなく捕まえていないポケモン!」 ルビィ (群れバトルで呼び出せるんだ…そのために迷いなくあまいミツを思い出して使えるのも、やっぱり『今の』お姉ちゃんならではだよね)
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754 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:27:10.37 ID:S3FnS+nw - ダイヤ「しかしわたくしは知っているのです。五匹も一度に相手をしていては、もくたんちゃんがボールの狙いを定められないことを」ギラン
ダイヤ「ここは一匹ずつ追い返して、最後に残ったユキワラシさんを捕まえることにしましょう」カチカチ 聖良「…理亞」ヒソ 理亞「うん…」ヒソ ルビィ (…ん?) 聖良「こんなにたくさんいたというのに、なぜ今まで出会えなかったのでしょうか」ヒソ 理亞「ちょこっと見かけるくらいしてもよさそうなのにね」ヒソ 聖良「あまいミツとやらは、もしかして私達が思っている以上に強力なものなのでしょうかね」ヒソ 理亞「化学物質が多量に含まれてるかもしれない」ヒソ 聖良「それをこんな、狭くないとはいえ密閉した空間で…」ヒソ ルビィ「…」 ルビィ「がんばれー、おねいちゃん」ファイトッ ダイヤ「残り三匹!」カチー
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755 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:37:17.10 ID:S3FnS+nw - 『相手の ユキワラシの こごえるかぜ!』
『相手の ユキワラシの こおりのつぶて!』 ダイヤ「うう…やはりレベルが低いとは言え手数は多いし、かと言ってなみのりで一気に数を減らすこともできない…それなりにダメージがかさんでしまうわね」 ダイヤ「しかもこごえるかぜですばやさは下げられるし、こおりのつぶてとやらはビュンビュン飛んでくるし…」 ダイヤ「まマさんに交代してしまいたいけれど、この氷の洞窟内で強烈な太陽を呼び出しては可哀想だものね。なんとか踏ん張ってくださいな、かずおさん」ムムム… ルビィ (太陽を呼び出したら可哀想…!すごい…!) 聖良「あれは笠ですかね。そうするほど寒いのなら住み処を変えればいいのに…」 理亞「お店もあるし、なかなかそういうわけにはいかないから」 聖良「…なるほど!」 ルビィ (もはや不思議姉妹じゃんこの人達)
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756 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:44:28.92 ID:S3FnS+nw - ユキワラシ『…』
ダイヤ「やっとお一人になりましたか。群れからはぐれさせてしまったお詫びではないけれど、あなたにはわたくし達の仲間になっていただきますわよ」 ルビィ (そうやって聞くと結構ひどいことしてる感じする) 理亞「捕まえるって、アミかなにか?」 ダイヤ「いいえ。ポケモンは捕まえるための専用のどうぐがあるのですよ。それがこの」カチカチ 『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒューン ダイヤ「モンスターボールですわ!」 ポワァン コン、コンコンコン… 理亞「すごっ…ものすごくハイテク…!」 聖良「ボールをぶつけられて痛くないのでしょうか」
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757 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:50:07.94 ID:S3FnS+nw - ユラユラ…
理亞「頑張って抵抗してる」 ダイヤ「群れでいたところをあまい香りにつられて顔を覗かせたら、大きなポケモンに仲間がみんな追い払われてしまい、挙げ句自分だけになったかと思ったらボールをぶつけられて中に閉じ込められたわけですからね。少し怖くも感じるでしょう」 理亞「確かに」コクン 聖良 (それは少しですか?) ユラユラ… ダイヤ「ですが、このコはこれから第二の人生──ならぬポケ生を送っていただくのよ。そう、わたくし達の仲間としてね」 理亞「別れと出会い…!」 聖良 (ストックホルム症候群を故意に引き起こしているようなものなのでは)
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758 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 06:55:44.38 ID:S3FnS+nw - ユラユラ…
ダイヤ「もう少し!もう少しで納得してくださいますわ!」 理亞「お店は姉さまに任せて、こっちにおいで。第二のポケ生だよ」 聖良「えっ」 ルビィ ポン… 聖良「やめてください!状況にかこつけて理亞がしれっと本音を吐いたのではないかと邪推しそうになる心を慰めようとするのは!」 カチッ ダイりあ「「!」」 『やったー!ユキワラシを 捕まえたぞ!』 ダイヤ「捕まえましたわ!」 理亞「生まれ故郷を出て、一人で歩いていく決意をしたんだ…!」 ダイヤ「応援してあげましょうね」 理亞「する」コクン
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759 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:00:29.28 ID:S3FnS+nw - 『ユキワラシの データが 新しく ポケモン図鑑に 登録されます!』
『ユキワラシ ゆきかさポケモン』 『雪の 多い 土地で 暮らす ポケモン。 春や 夏の 雪の 降らない 季節には しょう乳洞の 奥で 静かに 暮らす』 ダイヤ「雪…」 理亞「雪…」 聖良「!」ハッ 『ユキワラシに ニックネームを つけますか?』 ダイヤ「理亞さん」 理亞「うん」コクン
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760 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:05:15.30 ID:S3FnS+nw - 聖良「ゆ、雪ですか。ふーん、氷の洞窟に住んでいるくらいですからね。当然といえば当然ですか。しかしそういえば先ほど捕まえたタマザラシには『♡♡りあ♡♡』と名付けたんでしたね。
えっと、ユキワラシなら…そうですねー、いい名前が」チラッチラッ 『ゆきほ』 ダイヤ「これしか!」 理亞「ない!」 聖良「おふざけも大概にしてください!!」ギーーーッ! ルビィ「あの伝説のスクールアイドルμ'sの所属する音ノ木坂学院に、μ's解散翌年に発足したスクールアイドル。それだけでも話題には事欠かなかったけど、なんとそのメンバーはμ'sメンバーの実の妹二人が立ち上げたものだったのです。 その事実は四月中旬にはラブライブ!ネットを中心に瞬く間にスクールアイドル界隈へと知れ渡って、スクールアイドルの勢いの成長を底支えする大きな要因になりました。でも彼女達の立ち上がりは決して平坦な道のりではな
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- 【安価SS】黒澤ダイヤの実況、六日目
761 :>>1 ◆1Y9DDrqNbw (茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:09:28.09 ID:S3FnS+nw - ♡♡りあ♡♡(タマザラシ)♀ こおり、みず LV31 あついしぼう
オーロラビーム、のしかかり、ねむる、いびき https://i.imgur.com/eQgnXT2.png ゆきほ(ユキワラシ)♀ こおり LV16 ムラっけ にらみつける、かげぶんしん、こおりのつぶて、こごえるかぜ https://i.imgur.com/U7sPxAB.png ゆきほは群れ捕獲なのでレベルが低いです。
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- ことり(16)「今日から貴女の専属メイドになることりです。鞠莉ちゃんよろしくね♡」鞠莉(11)「ふんっ…」
161 :名無しで叶える物語(茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:32:13.98 ID:S3FnS+nw - 波乱のイントロ、空の旅 1/4
ヘリコプター ドン!! ことり ポカン… 鞠莉ママ「初めてデスか?」 ことり「は、はい…飛行機を貸し切ったことはあるんですけど、ヘリコプターは…」 鞠莉ママ (そっちの方がすごいのでは) 鞠莉ママ「揺れる心配も落ちる心配もしなくて結構、民間の飛行機よりよっぽど快適デスよ」 ことり「そんな心配をしてるわけじゃないんですけど…民間の…?」 鞠莉ママ「私物ではない飛行機、と言いたかったのデス。日本の生活はそう長くないので、言葉の拙さは多目に見なサイ」 ことり (私物の飛行機ってなに?このヘリコプター私物なの??ふええん…お話が噛み合わないよう…) 鞠莉ママ「それなりの長旅になるので寝るのもいいデスが、先に今回の目的を聞いてからにしなサイ」 ことり「は、はい」 ことり (それを聞かないと寝ようにも寝られません…)
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- ことり(16)「今日から貴女の専属メイドになることりです。鞠莉ちゃんよろしくね♡」鞠莉(11)「ふんっ…」
162 :名無しで叶える物語(茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:33:16.19 ID:S3FnS+nw - 波乱のイントロ、空の旅 2/4
鞠莉ママ「ワタシには一人娘がいるのデス。 鞠莉ママ「今年で11歳になるのデスが、幼い頃からワタシも夫も仕事で家を離れることが多かったせいで、大切なことを全て教えながら育ててこられたとは思えまセン。 鞠莉ママ「友人も多くなく、家族以外にはほとんど心を開かず、積極的でもない。 鞠莉ママ「もう小学五年生にもなるのに、まだそんな様子なのデス。 鞠莉ママ「なんとかしなければと思っていたもののなかなか仕事の手があかず、ズルズルと来てしまいまシタ──が。 鞠莉ママ「と〜ってもちょうどいいところで、あなたに出会ったというわけデス!」
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- ことり(16)「今日から貴女の専属メイドになることりです。鞠莉ちゃんよろしくね♡」鞠莉(11)「ふんっ…」
163 :名無しで叶える物語(茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:34:03.66 ID:S3FnS+nw - 波乱のイントロ、空の旅 3/4
ことり「…え?ことりですか!?」 鞠莉ママ「なんの話だと思って聞いていたのデスか」 ことり「えっと、ことりも小学生の頃は同じ感じだったので、お母さんは大変だったのかな〜…とか…」 鞠莉ママ「それは好都合。気持ちがわかるならば娘ともすぐに打ち解けられるでショウ。二週間しかないのだから、早く馴染むに越したことはありまセン」 ことり「う、打ち解ける?馴染む?」 鞠莉ママ「ここまで聞けばわかりそうなものデスが、あなたには我がオハラ家のメイドになってもらいマース!」 ことり「え………ええええ!?メイドさん!?」 ことり「な、なんでことりがそんな…」 鞠莉ママ「得意なのでショウ?メイド」ゴソゴソ…
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- ことり(16)「今日から貴女の専属メイドになることりです。鞠莉ちゃんよろしくね♡」鞠莉(11)「ふんっ…」
164 :名無しで叶える物語(茸)[sage]:2019/09/12(木) 07:34:50.94 ID:S3FnS+nw - 波乱のイントロ、空の旅 4/4
鞠莉ママ「有名なメイドだそうではありまセンか」つ写真 ことり「────ふええっ!?」ギョッ 『ミナリンスキー生写真』 ことり「な、ななななななんでこんなものを!?」 鞠莉ママ「なぜとは。売ってあったから買ったのデス」 ことり「わ、私とはなんの関係も」 鞠莉ママ「あの店であなたを見かけたとき、かなり手慣れた様子だったので声をかけたのデスが、まさか本職とは思いまセンでした」 鞠莉ママ「今は服作りをしているようデスが、メイドもキライではないのでショウ。いい勉強だと思って頑張りなサイ」 ことり「そ、そんな勝手なあ…」 ことり (あれ?服飾の学校にいるって言ったんだっけ…) ことり「っていうかその写真!返してくださあい!」ピーッ 鞠莉ママ「ダメ、ダメ、デース。これはワタシのお土産に買ったのだから、あげられまセーン」 ことり「ふええ〜〜〜〜〜〜ん……!」 こうして不思議なお姉さん──お母さんとの空の旅が始まったのでした… 的なね なお書き溜めはここで終わっている模様。
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