- 千歌「花丸ちゃん家の倉の中が気になるのだ!」
139 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:04:31.08 ID:xnSMs4Ih - 千歌「ふふん、どんなもんだい!」ドヤ
善子「ち、千歌さん!」ギュッ 千歌「善子ちゃんよーしよーし」ナデナデ 善子「な、撫でないでよ……///」 千歌「先に抱きついてきたお返し!」ニッ 善子「もう……///」 善子「……でも、ありがと」ポソッ 千歌「えへへー」
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- 千歌「花丸ちゃん家の倉の中が気になるのだ!」
140 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:13:16.71 ID:xnSMs4Ih - 千歌「でもさ、あれはなんだったんだろうね?」
善子「分からないわ……分かるのはこの世の存在じゃなさそうって事ね」 千歌「え、魔界の使者?」 善子「いや、そういうわけじゃ……そうなのかしら?」 千歌「聞かれても分かんないよー」 善子「うーん……とにかくこういう事に詳しそうなずら丸に聞いてみるのが良いかしら」 千歌「だね!明日花丸ちゃんに聞いてみよ!」 善子「ええ」 ブロロロ……! 善子「ん?」 千歌「どしたの善子ちゃん?」 善子「なんかさっきよりスピード上がってない?」 千歌「えー、そうかな?」 善子「そうよ。ちょっとバス止めてみましょう」 千歌「良いよ」スッ ポーン 千歌「あ、あそこ停留場だ!」 善子「丁度良かったわね、降りましょ」 千歌「うん」
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141 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:17:34.54 ID:xnSMs4Ih - ブウン……
千歌「あれ、善子ちゃんバス止まらなかったよ」 善子「……え?ちゃんとボタン押したわよね?」 千歌「押したよー、ポーンって音も鳴ったし」 善子「嘘……もう一回押してみて」 千歌「分かった!」 ポチッ 千歌「あれ、ボタン光らないよ?」 善子「本当だわ……壊れてるのかしら。でもさっきは音も鳴ったし……」 千歌「んー……善子ちゃんさっきから気になってたんだけど」 善子「何?」 千歌「このバス私達以外乗って無いよ?」 善子「……え?」
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142 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:29:41.44 ID:xnSMs4Ih - 善子「そ、そんなわけないじゃない。たまたま私達以外乗客が居ないだけよ」
千歌「いやさ……さっき降りようとして運転席見たんだけど」 千歌「誰も居ないんだ。運転手さん居なかった」 善子「……じゃあ、このバスは誰が運転してんのよ!?」 千歌「……分かんないよ」 善子「ち、千歌さん……」 千歌「うう……どうしたらいいのー!?」 善子「そんなの私が聞きたいわよ!」
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143 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:31:07.56 ID:xnSMs4Ih - 千歌「よし、善子ちゃんこのバス止めよう!!」
善子「止めるって何するの!」 千歌「えーっと……そうだ!窓を叩くんだよ!」 善子「叩く!?」 千歌「出せーって叩いたら止まってくれるって!」 善子「そ、それは……でもそれ以外の策は思いつかないわ」 千歌「じゃあいくよ!善子ちゃん!」 善子「……ええ!」 千歌「このー!出せー!」 善子「出しなさい!」 ガン……ガン……!
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144 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:37:16.76 ID:xnSMs4Ih - ガン……ガン……パリン!
千歌「あっ!窓ガラスが割れた!」 善子「強く叩き過ぎよ!」 千歌「わわわ、どうしよう……」 善子「……いや、これはチャンスだわ!この穴から出るのよ!」 千歌「え!?」 善子「こうなったら物理的にここから出てやるわ!異形の宴会とはおさらばよ!」 千歌「なるほど!良く分からないけど出よう!」 善子「じゃあ千歌さん先に行って!」 千歌「任せて!よーし……」 グググッ……! 千歌「出れたー!」ドサッ 善子「私も……!」 千歌「ほら、善子ちゃん!」パシッ 善子「ありがとう千歌さん!」 ググッ……! 善子「ふう……出れたわ!」ドサッ
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145 :名無しで叶える物語(中国地方)[sage]:2019/08/08(木) 22:40:16.82 ID:xnSMs4Ih - 今日はここまで
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