- |c||^.-^||「最近シンカリオンなるアニメが流行っているようですわね」
1 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:31:08.87 ID:hepUey8W - SS初投稿です
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3 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:33:42.96 ID:hepUey8W - 【西暦 2018年 3月 春休み最終日 】
私、渡辺曜!16歳の春から高校二年生になるんだ! 特技はスポーツ全般だけど特に得意なのは水泳(高飛び込み)。 ……表向きはただの高校生な私だけど、たったひとつ誰にも言えない秘密がある。 「おはようございまーす!渡辺曜、ただいま到着しましたー!」 「おはよう〜曜ちゃん。折角の休日、それも早朝なのに呼び出して……」 「いーえ、大丈夫です!」 私には、誰にも言えない秘密がある。 それは────
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5 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:36:57.74 ID:hepUey8W - |c||^.-^||「ええ、毎週土曜朝七時はSBSで全裸待機ですわ」
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7 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:40:55.07 ID:hepUey8W - 階段を降りると、線路が見える。
普段住んでる街に走っている電車より広い、 私が寝ころんだらすっぽり横に収まってしまいそうなほど広い線路。 そこに佇んでいるのは、とっても大きな白い車体。 車体の横には青いストライプが誇り高く塗られていて、 そして、先頭部はどうみても速そうな形をしている。 一介の女子校生がちょいとぶらり喫茶店に寄るように、 気軽に乗れるはずの無い乗り物が───────────── ────────────────新幹線だ。
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8 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:41:45.92 ID:hepUey8W - 私は、これに乗る。
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9 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:43:33.95 ID:hepUey8W - すみません素で間違えてました>16歳で高校二年
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10 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:45:37.38 ID:hepUey8W - 先頭車の1番前にある、私たちは通常そこから乗る機会は無いドア、
乗務員扉を開けて、運転室に乗り込む。 デッキから数えて二つある扉をやっと開けると、運転席に辿り着いた。 そこにいる私の姿は、さっきまでとは全く違っていた。 身体に密着した日曜朝にテレビでやっているヒーローみたいなスーツを着ているし、 耳にはヘッドホンを装着している。
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11 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:47:48.18 ID:hepUey8W - 《運転士、乗車確認!》
《Shincaを タッチしてください》 運転台から合成音声が聞こえてきた。 その指示に従い、ポケットから【Shinca】なるICカードを取り出し、読み取り部にタッチする。 ピピッ ポーン…… 《コノ列車は、浜松 行きデス》
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12 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:48:59.43 ID:hepUey8W - 从c*・ヮ・§「晩ご飯の赤いきつねがおいしいのだ」
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13 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:51:18.35 ID:hepUey8W - 《シンカギア、起動確認。シンカリオンN700のぞみは出発してください。》
「了解! 進路良し! 信号良し! シンカリオン、N700のぞみ、出発進行!!!」 私はまず、左手で掴んでいるレバーを1段ずつ手前に引いてから慎重に、右手で掴んでいるレバーを引き、そして足元のペダルを軽く踏んだ。 プワァーーーーン!!!!!!!!!! 警笛一声。新幹線は発車した。 私が運転して。
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14 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:52:07.24 ID:hepUey8W - ────改めまして。私は渡辺曜!日本の安全を守るため、新幹線から変形するロボットであるシンカリオン
N700のぞみの──────運転士(パイロット)なんだよ? 『 チェンジ! シンカリオン!! 』
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15 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:53:20.50 ID:hepUey8W - 【ラブライブ!シンカリオン!!】
第1章 シンカリオン。
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17 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 22:58:40.93 ID:hepUey8W - ※今更ですがキャラクターの口調、台詞に違和感を感じるかもしれませんが
ご容赦頂ければ幸いです。
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18 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:00:08.78 ID:hepUey8W - 《春 、浦の星女学院始業式後──》
私、渡辺曜!浦の星女学院に通う17歳の高校『新』二年生! 特技は体を動かす事だけど、一番好きなのは高飛び込み! だけど──……今日はとても疲れてるんだ… 「あれ?大丈夫、曜ちゃん?」 彼女は私の親友にして幼なじみの、高海千歌ちゃん!お家が旅館をやっているんだ! 曜「あっ、千歌ちゃん…おはよう」ニコ
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19 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:01:24.20 ID:hepUey8W - 千歌「うんおはよー…ってもう始業式終わったじゃん」
曜「あっそうだった…エヘヘ」 千歌「今日の曜ちゃん、曜ちゃんらしくなかったよ?朝からフラフラだったし、始業式の最中に素っ頓狂な声を上げるし…疲れてるの?」 曜「あー……うん。…最近眠れなくてね」 千歌「本当に大丈夫?」 曜「うん、大丈夫ダヨー」
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20 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:02:23.81 ID:hepUey8W - 千歌「ならいいんだけど……、あっそうだ!曜ちゃん、スクールアイドルやろうよ?
ほら二年生になったんだし!春休み、秋葉原に行った時に見たじゃん!ほら!」 曜「…へ?確かに見たけど…本当にやるの!?」 千歌「本当本当だってー!」 千歌「やろうよ!スクールアイドル部!立ち上げて、活躍するんだよ!」 曜「あぁ……うん」 眠い。いくら千歌ちゃん相手だって流石に今日は眠いし…もう家に帰って寝たいんだよ千歌ちゃん… 千歌「本当!?ありがとう〜曜ちゃん〜…」 曜「あぁ…千歌ちゃんのためなら勿論だよ…ヘヘ」 ああ、この後私研究所に行かなきゃいけないのに…千歌ちゃん…もう流石に…
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21 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:03:08.85 ID:hepUey8W - ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!
……!このバイブ、研究所からの電話だ! また出たんだ!早く行かなきゃ……!! 曜「ごめん千歌ちゃん!私今日はもうお家に帰らなきゃいけないから……」 千歌「うぇーっ!?…本当?私付き添うよ。今日疲れてるんでしょ?」 曜「えっ……ああ、うん。ありがとう。」 千歌「やった!」 ああやっちゃった。こうなると千歌ちゃんとことん着いてくからなぁ〜…
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22 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:04:40.70 ID:hepUey8W - 曜「その前にさ…今電話鳴ってるから、その…話しててもいい?」
千歌「もー、バスもうすぐだから早くしてよね」 曜「わかったから……」 (校舎裏に隠れる) 曜「……もしもし、ごめんなさい!遅くなりまして…曜です」 【大丈夫?曜ちゃん。ここ暫く夜なべさせてたからごめんなさいっ…手短に言うと出動命令だよ 】
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23 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:06:29.44 ID:hepUey8W - 曜「はい」
【今日は余り急がなくても大丈夫。 では状況を説明します。 本日9時30分頃、JR新富士駅付近にて新大阪方面へ向かう漆黒の新幹線が目撃されました。 続いて20分後に浜松駅にて2回目の目撃情報。 そして11時24分、愛知県愛知環状鉄道線八草駅付近にて巨大怪物体《エキスポフォレスター》が出現しました。 発見後即時に捕縛フィールドを照射。捕縛に成功し現在はフィールド内に閉じ込めています。 エキスポフォレスターは現在沈黙を保っていますが可及的速やかな出動と撃破が必要です。】
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24 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:07:06.87 ID:hepUey8W - 曜「了解です。すぐに研究所に向かいます!」
【了解しました。バスと電車の乗り継ぎには問題ありませんのでそちらからバスで通常通りに向かってください。 沼津から三島の間の道路は現在渋滞してて、送迎は出来ないの。】 曜「はい。それでは研究所へ急行します!それでは終話します!」 【こちらも終話します。気をつけてねっ。】ピッ
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25 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:09:56.74 ID:hepUey8W - 曜「ふぅ…やーテンション上げないとー…っと、千歌ちゃんには秘密秘密」
曜「…お待たせ!バスもう来てるよね?早く行かないと!」ニコッ 千歌「あ、うん…曜ちゃん、私家まで付き合うよ?」 曜「うん。ありがとう!」 《バスの中》 【 ツギハ ゴヨウテイマエ ゴヨウテイマエデス 】ポンピンポーーン♪ 千歌「曜ちゃん?どしたの?お家過ぎてるよ?」
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26 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:11:22.11 ID:hepUey8W - 《沼津仲見世通り》
千歌「ねぇ曜ちゃん…?」 カッコウ カカコウ…チュン チュンチュン(・8・) 《沼津駅前》 千歌「曜ちゃん〜?」 ピーーン…ポーーン ピンポーン…ピンポーン 《同駅、改札》 ピピッ! ウイーン カチッ マッテ~ヨウチャーン! 《同、跨線橋》 千歌「ねぇ曜ちゃ〜ん?聞いてる〜?」 《同、ホーム》 千歌「ねぇ〜」 マモナク、イチバンセンニ、ゴテンバセンカラノ ヨンリョウヘンセイ・フツーレッシャノミシマユキガ… 《東海道線 車内》 二人「……」ガアアアアアアアアカタタタタタタタタ~ 千歌「ねぇ曜ちゃ(ry」バゴォン ゴヒュンゴヒュンゴヒュン
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27 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:12:58.97 ID:hepUey8W - 《三島駅》
千歌「ぐすっ、曜ちゃ〜ん…私何かした〜?」ヒクヒク 《北口改札》 千歌「ねぇ、ホントにどしたの?」ジト… 《地下通路》 千歌「なにこの変な所…ん?」
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28 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:13:30.65 ID:hepUey8W - 【 新幹線 超進化研究所 東海支部 三島派出所 】
千歌「研究所……?」
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29 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:15:05.46 ID:hepUey8W - 女性『おはよう〜曜ちゃん。えっと、隣のその子は…』
曜「あっおはようございます!……ってあれ千歌ちゃん!!なんでここに!?」 千歌「それはこっちのセリフだよ!と、こんにちは、です…お姉さん?」 銀…というかベージュ色というか…そんなきれいな髪色をしたとにかくかわいい女の人がそこにはいた。
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30 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:15:53.03 ID:hepUey8W - 女性?「こちらこそはじめまして〜。あなたは曜ちゃんのガールフレンドよね?っと…はじめましてっ」
女性(→以下ことり)「私は南ことり。ここの職員なの。よろしくねっ」 千歌「こ、ことり、さん…曜ちゃんが世話になっております、高海千歌です…よろしくです!」 ことり「よろしくねっ千歌ちゃん」 ことり「さて、曜ちゃん?そろそろ乗らないとね〜あと身体、大丈夫かな?」 曜「はい!もう大丈夫ですよ!」グルングルン ことり「良かった〜。曜ちゃんって誤魔化し下手だから……今後は気をつけてね?」ニコッ 曜「うげっ、…き、気をつけます…」
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31 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:16:28.45 ID:hepUey8W - ことり「はい、気をつけていってらっしゃ〜い♪」
千歌「……が、頑張って!曜ちゃん!!」 曜「うん!頑張るよ!!」 《曜、立ち去る》 ことり「……ふぅ、それでは高海千歌ちゃん?ここは関係者以外立ち入り禁止だし機関の存在は機密扱いにもなっているの」 千歌「ふえっ!?わ……そうなんですか…」
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32 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:18:50.28 ID:hepUey8W - ことり「本来ならばあなたはスパイかそれに相当する侵入者、という事になってしまいます。まぁパイロットである曜ちゃんの幼なじみという事で大目には見てあげれるけれど…」
千歌「うぅ……ごめんなさい…」 ことり「ふふ、ですがぁ、ちょ〜っと私、あなたの事が気になってるの♪だ、か、ら、特別に施設へご招待します♡それでは、れっつご〜♪」 千歌「えっ!? えっちょっと、えっ…えぇ〜〜〜!?」 ことり「はぁしりぃー〜だすぅ、ぶるぅべぇ〜りぃとれーん♪」ヤンヤン
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33 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:20:09.09 ID:hepUey8W - 《研究所内》
千歌(いきなり色んな事が起きちゃってもう何が何だか…) 千歌(ことりさんって、どんな事してくるか全然読めないし…看板に新幹線って書いてあったけれどどんな所なのか全然わからないよ…でも) 千歌( こんな所、今まで見たことないなぁ… ) ことり「さぁ、着きましたっ」 ことり「さて千歌ちゃん、ちょっとお手を拝借しまぁす♪」 千歌「えっ…あっはい!」 ことり「うんうん…ここにタッチしてぇ…よし、測定スタートっ」 千歌「?」 ことり「ふん…ふん……よし、これなら行ける……(ボソッ)」
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34 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:21:19.04 ID:hepUey8W - ことり「はい、結果が出ましたっ」
《適合率 83.1%》 千歌「…なんの適合率か分かんないですけど、高いなぁ〜学校の成績もこれぐらいあればなぁ」 ことり「…千歌ちゃん、私に着いてきて? あなた見せたいところがあるの」
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35 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:23:46.76 ID:hepUey8W - 《司令室》
千歌「……おっきい」 何をするかわかんないけれど、 そこはまさにあぁ、指示をする所なんだなぁと私は直感で分かった。 横並びで何列も並んでいるデスク、 所狭しと並んだディスプレイ。 前方にそびえ立つ巨大なモニター。 そして後ろの1段と高い所にある偉い人用の席。 うちゅー戦艦とかがんだむーとかの暇な時にたまたま見ていたロボットアニメとかでしか見たことがない 指揮所、らしき所に私はいるのだ。 ことり「千歌ちゃん。前の大きいモニターを見てて」 『渡辺曜、シンカリオンに搭乗完了。』 司令長「了解。ナビ画面にもある通り7分後の下り臨時ひかりのスジに乗せるから、 進路開通後も出発予定時刻までは待機してて」 司令長「ことり、(東京)第一と大宮に繋いで」 ことり「お繋ぎしました。司令長」 司令長「ありがとう、助かるわ」 「もしもし?CTC及び大宮支部へ、こちらは超進化・三島派出の絢瀬です…」
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36 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:24:35.28 ID:hepUey8W - ことり「あれがここで一番偉い人の絢瀬絵里さんです。とってもカリスマなんだよ」
千歌「かっこいい…っと曜ちゃん!」コショコショ 曜「…千歌ちゃん。来てたんだね…今まで隠しててごめんね?こんな事してたって」 千歌「ううん、大丈夫だよ。曜ちゃんすっごいかっこいいよ!」 曜「……千歌ちゃん…ありがとう。」ニコッ 曜「そろそろ出発だから、」 《研修3番より下り本線への進路開通!出発用意良し!》
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37 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:25:38.34 ID:hepUey8W - 《研修3番より下り本線への進路開通!出発用意良し!》
曜「了解!41R点灯!信号70!徐行制限なし!」 指令長「シンカリオンN700運転士へ。こちらは司令室。 発車まで残り2分、時刻合わせは発車30秒前とするわ。前後ののぞみへの影響を鑑みて最初からフルノッチで飛ばすのよ。 それ以外は後で伝えるわ。曜、いいわね?」 曜「了解です!」 指令長「復唱オーライ!……時刻合わせ!12時06分45秒まであと…3、2、1…」 曜「合わせ良し! 1、2、3…」 司令長「…時刻合わせ終了。さあ行ってらっしゃい、曜」 曜「千歌ちゃん、私…頑張るよ」 千歌「…うん、いってらっしゃい。曜ちゃん」 曜「…うん。」
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38 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:29:05.06 ID:hepUey8W - 《Shincaを タッチしてくだサイ。》
運転台から合成音声が聞こえてきた。 その指示に従い、ポケットからICカードを取り出し、読み取り部にタッチした。 ピピッ ポーン 《コノ列車は、八草方面、行きデス》 《Shinca、起動確認。シンカリオンN700のぞみは出発してください。》 曜「了解! 時刻良し! 信号良し!そして… 」 曜&指令長『安全良し!』 曜「シンカリオン、N700のぞみ、」 曜&指令長『出発進行!!!』 ガチガチと、一段一段を確実にレバーを引く。 そして、足元のペダルを景気良く踏んだ。 フワァァァァアアアアアアンンンン!!!!! 力強く、そして優しい声を響かせて、曜ちゃんの乗った新幹線は動き始めた。 それはまるで、女神のようだった。
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39 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:29:48.22 ID:hepUey8W - ──────ミューズ…………
どこかで聞いたことのあるけれど、詳しくは知らない。だけど無性にその意味を知りたくて仕方の無い愉しい言葉が、私の口から零れ落ちた。 それはまるで──────運命の切符を改札機に通してしまったように。 ことり「──────千歌ちゃん。貴方も頑張れるよ。」 千歌「…ふぇっ?」 ことり「ああっと、…ほら!曜ちゃんがどんどん早くなっていくよ〜」
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40 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:31:34.12 ID:hepUey8W - 曜「信号160、予告…下り本線進入!」
無線『こちら東京第一 。シンカリオンは三島駅31Lより海幹下り本線に進入を確認 。 信号に従って運転してください。他の車両はのぞみも含め全車待避済です』 指令長「了解しました。御協力感謝します。」 指令長「さて──────曜。手筈は整ったわ。これで思う存分…」 指令長『────────────ぶっ飛ばしなさい!!!!!!!!』
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41 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:32:19.48 ID:hepUey8W - 曜「────了解!信号285!!」
───────────────────── ───────────────────── 『全速前進、ヨーソロー!!!!!』 ───────────────────── ─────────────────────
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42 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:33:59.33 ID:hepUey8W - |c||^.-^||「誠に勝手ながらで申し訳ございませんが今日はここらへんまでとさせて頂きますわ」
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43 :名無しで叶える物語(しうまい)[]:2019/05/12(日) 23:58:29.28 ID:hepUey8W - age
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