- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
1 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:14:08.45 ID:1aJ/rVXG - 善子「なんか書店巡り行ったって聞いたんだけど」
花丸「え、うん……ルビィちゃんと」 善子「……」ジー 花丸「えっ、え?行きたかったの?」 善子「……」コクリ 花丸「あ、そうなんだ!ごめんね?」 善子「私も誘いなさいよ」 善子「遊びに行く時は極力私も誘いなさいよ」 花丸「いや、誘おうとは思ったんだけど」 善子「けど?」 花丸「なんかその日用事あるって言ってたから……行けないんだろうなって」 善子「ええ。行けなかったわよ」 花丸「え!?」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
3 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:16:49.03 ID:1aJ/rVXG - 花丸「えっ?え?」
善子「ほら、家族旅行だったのよその日」 花丸「あ、うん……確かそう言ってたよね」 善子「東京まで行ってきたのよ。凄いでしょ」 花丸「はあー……楽しかった?」 善子「めっちゃ楽しかったわ。ヴィレバンとか行ったしね」 花丸「そ、そうなんだ……」 善子「うん。まあそれはさておいて」 善子「……誘いなさいよ!私も!」 花丸「えー意味分かんない」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
5 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:18:55.70 ID:1aJ/rVXG - 善子「なんで勝手に行っちゃうのよ!」
花丸「え、だってぇ」 花丸「行けなかったんだよね?」 善子「そりゃそうでしょ。その日東京にいたんだから」 善子「でも行けないのは理解した上で1回声掛けてって言ってんのよ!」 花丸「そんな滅茶苦茶な……」 善子「もしかしたらそっち優先したかもしれないでしょ」 花丸「実際声掛けたら来てくれたの?」 善子「行くわけないでしょ。東京よ東京」 花丸「ずらぁ……」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
7 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:22:18.72 ID:1aJ/rVXG - 花丸「そもそも書店巡り来ても善子ちゃん楽しくなかったと思うよ?」
善子「なんでよ、漫画とか超読むわよ私」 花丸「うーん、書店って言ってもチェーンのところとかそういうんじゃなくてね」 花丸「古本屋とかなの。それもすっごい古い本ばっかり置いてあるような」 善子「ほーん。なんかおじいちゃんが趣味でやってるようなとこってこと?」 花丸「そうそう。そういうとこでこう……善子ちゃんがあまり読まないような、おかたぁ〜い小説を1日中探すずら」 善子「……」 善子「……ぶっちゃけホントにあまり面白そうじゃないわね……」 花丸「でしょ?だからそんな善子ちゃん抜きで楽しいことしてた訳では」 善子「でも誘いなさいよ!!」 花丸「めんどくせぇずらねぇ……」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
9 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:24:46.19 ID:1aJ/rVXG - 善子「だってソレ少なくともアンタにとっては楽しい訳でしょ!?ルビィは知らないけど!」
花丸「うーん、まあ。マルはね。ルビィちゃんは……どうだろ、中学の頃から付き合ってくれてるけど。楽しいのかな」 善子「あのねえ」 善子「アンタらが楽しいなら私もそれに混ぜろっつってんのよ!私が楽しいかはさておきとして!」 善子「その楽しさを共有させなさいっつってんのよ!!」 花丸「……」 花丸「えっ、どういうテンションなの?怒ってるずら?デレてるずら?」 善子「誘えってテンションよ」 花丸「誘えっていうのは分かったよ!」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
12 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:27:19.74 ID:1aJ/rVXG - 善子「……んでなに。ちょっと今また気になること言ったわね」
花丸「も〜……!なぁ〜に〜……!めんどくさ堕天使ずら〜……!」 善子「ルビィと……なに」モジモジ 花丸「なに?」 善子「その……中学の時から遊びに行ってんのよね?今言ってた……」 花丸「え、うん……」 花丸「そりゃ親友だし」 善子「ふ〜〜ん……」 花丸「?」 善子「例えば?」 花丸「んん?」 善子「あー……その……例えば、今まではどんなことして遊んでたのよ?」 花丸「えー?」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
15 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:31:03.04 ID:1aJ/rVXG - 善子「カラオケは?」
花丸「あー、行ったことないかも」 善子「海は?」 花丸「行かない行かない。インドアだしw」 善子「えっと、じゃあ……あ!ずら丸の家行ったりとか!」 花丸「あ、それはあるよ!」 善子「私行ったことないのにっ!」 花丸「えー……」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
18 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:35:13.34 ID:1aJ/rVXG - 善子「行ーきーたーいー!」
花丸「まあいいけど……今日とかでもいいし」 善子「本当!?」 花丸「えー、でもなんもないよ?お寺だし」 善子「いいのいいの」 善子「その代わり今度私の家にも来ていいわよ♡」 花丸「あ、本当?」 善子「堕天使グッズを見せてあげるわ」 花丸「じゃあまあそれは今週末にでも……」 善子「やったー!」 スタスタ ルビィ「あれ、どうしたの花丸ちゃん善子ちゃん。随分盛り上がってたね!」 善子「あ、ルビィ!あのね、今日ずら丸の家行こうって話になって……」 ルビィ「あ、本当?じゃあ学校帰りに行こうね!」 花丸「うん。……ところでルビィちゃん、さっきまで何してたの?」 ルビィ「あー、うん。実は理亞ちゃんと電話してたんだ!教室で電話してると怒られるからちょっと隠れて電話してたの」 善子「えっ」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
20 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:39:16.03 ID:1aJ/rVXG - 善子「あ、電話してたの……」シュン
花丸(なんかまた露骨にしょげてるずら……) 花丸「どうしたの善子ちゃん。がっくりしちゃって」 善子「何話してたの……?」 ルビィ「え?なんかスクールアイドルのことで。色々相談したかったんだって!」 善子「そう、なんだ……」シュン 善子「ハァ……」 ルビィ「?どうしたの善子ちゃん。溜息ついてる?」 善子「ん」 善子「いや」 善子「そのね」 善子「まあね」 善子「私」 善子「……よくよく考えたら理亞と電話とかしたことないな〜〜っ……!って……ハァ……」シュン 花丸「とても堕天使がする悩みとは思えないずらね……」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
23 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:45:19.02 ID:1aJ/rVXG - 善子「ルビィばっかり仲良いじゃない!なんなのよ!」
ルビィ「えっ、でも善子ちゃん理亞ちゃんのこと苦手そうじゃない?」 善子「苦手と言えば苦手なタイプだけど!仲良くなれるかもしれないでしょお!同じ1年生でスクールアイドルやってるんだし!」 善子「もっと横の繋がり大切にしたいわよ!私!」 善子「……友達そんなにいないんだから」 花丸「そんなことないでしょ。善子ちゃんクラスでも人気者でしょ」 善子「気を許せるのはアンタらだけなのよ……」 善子「……ハッ!もしかして!まさかとは思うけどアンタ達私抜きでLINEのグループとか作ったりしてないでしょうね!?」 花丸「ないないないない」 ルビィ「ネガティブすぎるよ……」 善子「……でも私の知らないところで2人が理亞と仲良くなってたりして……ルビィだけじゃなくずら丸も2人で電話してたり……」 花丸「!」 花丸「あー、それは……」 ルビィ「あ、でも1回だけあったよね?それ」 善子「えっ……」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
25 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:49:27.10 ID:1aJ/rVXG - 善子「……」
花丸(うわ!善子ちゃんが捨てられた子犬みたいな目で!) 善子「……」グスッ 善子「う〜……!う〜……!」グスッ 花丸「いや!違うの!それ善子ちゃんが思ってるようなことじゃなくて!」 善子「じゃ〜なんだってのよ〜……!も〜……!も〜……!」 善子「私抜きで遊びに行゛くしぃ〜……!も〜……!」グスッ ルビィ「わっ、わっ!泣かないで善子ちゃん!」 善子「な゛に話してたのよ゛〜……!」グスッ 花丸「そっそれは……」 花丸「言えない……理亞ちゃんから言わないようにって言われた……から……」 善子「あ゛〜!!私をハブにしでる゛〜!」ビエエエン ルビィ「よ、善子ちゃん!?……花丸ちゃん、しょうがないからもう言ってもいいんじゃないかな……」ヒソヒソ 花丸「しょ、しょうがないずらね……ごめん理亞ちゃん!」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
28 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:53:03.45 ID:1aJ/rVXG - 花丸「あのね、善子ちゃん……理亞ちゃんがマルに電話してたのは……その、相談したいことがあったからみたいで……」
善子「……グスッ。相談?」 善子「なんの……?」 花丸「……」 花丸「胸」 善子「……」 善子「胸?」 花丸「うん。胸。どうやったら大きくなるのかって」 善子「……」 善子「あっ」 花丸「なんか相談したかったみたいで」 善子「……」 善子「ちなみになんて答えたの?」 花丸「そんなこときにしなくても理亞ちゃん実はDカップだよ、って……」 善子「そしたら?」 花丸「うそぉ!?って言ってた」 善子「……」 善子「あっ、そう……」 花丸「うん……」 善子「まあそういうことなら……」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
30 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:57:40.88 ID:1aJ/rVXG - ルビィ「うん。まあ一件落着だねっ!」
花丸「もー、善子ちゃんたら泣いちゃって。そんなにマル達のことが好きずら〜?」 善子「う、うっさいわね!」 善子「私はただ……その」 善子「せっかくできた友達だから、なんか置いてかれてたらやだなって……その……」ゴニョゴニョ 花丸「ん〜?w」 ルビィ「誰も置いていったりしないよ!もうっ!」 善子「……ん」 花丸「じゃー今日はこの前勝手に遊びに行ったお詫びに、マルの家で遊ぶずら!心配性の善子ちゃんのために!」 ルビィ「うん!行く行く!」 善子「あ、待って」 花丸「ん?」 善子「ごめん今日やっぱパスで」 花丸「え!?」
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
31 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:58:35.27 ID:1aJ/rVXG - 善子「いや、なんか段々具合悪くなってきたのよね。私今日アノ日だからさー」
花丸ルビィ(さっきから情緒不安定だったのそのせいか!!)
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
32 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:58:55.09 ID:1aJ/rVXG - おしまい
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- 善子「ねえこの前の日曜私抜きで遊びに行ったってホント?」花丸「えっ」
33 :名無しで叶える物語(家)[]:2019/05/05(日) 23:59:17.38 ID:1aJ/rVXG - 生理ネタにするつもりはなかった
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