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◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」

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千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
118 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:00:08.36 ID:lTL56XWE0
Aqours(9)

果南:明日の朝は部室前に集合ね!

果南:みんな体なまってるみたいだし、まずは柔軟、それから走り込み!

果南:そのあと屋上でダンスレッスンしていくよ!

千歌:りょーかいだよー

曜:了解でーす

ルビィ:はーい!

鞠莉:OK

梨子:わかりました

花丸:はーい

ダイヤ:わかりました
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
119 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:00:35.81 ID:lTL56XWE0
善子(Aqoursのグループの方にも通知……)スッスッ……

善子(『了解』)スッスッ

善子(……そういえば昨日、やろうと思えば朝練できたのよね)

善子(屋上が使えなくても、果南なら走り込みだけでもするって言ってきそうなもんなのに)

善子(最近の朝練は走り込みなしで屋上でダンスレッスンしてたし、何よりドッペルゲンガーのことで頭いっぱいで深く考えてなかったけど……)

善子(『昨日はその体力作りすらしなかったのはなんで?』っと)スッスッ……

善子(少しの変化も見逃さないようにしなきゃ……)

善子(…………)

善子(……返事こないわね)

善子(寝たか……それともやましいことでもあるのか……)

善子(果南……)
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
120 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:01:04.27 ID:lTL56XWE0
千歌「ハアッハアッ、はうー」トスンッ

曜「いい具合に体あったまってきたね」

千歌「ほかほかのへとへとだよー」

果南「これからダンスの方もやってくんだからへばってらんないよ!」

千歌「ちょっとだけ休ませてぇ」

ダイヤ「休憩は、ハァ、必要、ですからね、ハァッ」

善子「はいみんな、タオルと水」

ルビィ「ハアッ……ハアッ……ありがと……」

梨子「ありがとう、善子ちゃん」

鞠莉「案外善子はバテてないのね」

善子「私は……まぁ、いざというとき動けるように、最近は筋トレとかするようにしてるし」

千歌「筋トレ!毎日いろいろやってるのに筋トレも!」

果南「いろいろって?善子ちゃん、なにやってるの?」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
121 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:01:32.82 ID:lTL56XWE0
千歌「あ、ほら、善子ちゃん、あれやってるでしょ?配信!それのこと」

果南「配信?……あぁ」

ルビィ「インターネットで動画配信して、リトルデーモンを増やしてるんだよね?」

善子「そう!日々契約者を増やすことが私の」

プルルルル プルルルル

鞠莉「うん?」

千歌「誰か電話鳴ってるよー?」

ダイヤ「私じゃありませんわ」

曜「私も違うみたい」

善子「あ、私だわ……ずら丸?」

花丸「ん?オラの電話は鳴ってないよ?」

善子「違うのよ、あんたから電話かかってんの」

花丸「んえ?……あ、ほんとずら」ピッ

花丸「画面消さずにポッケに入れちゃってたみたい」

善子「ガラケーと違ってスマホは操作ミス起こりやすいんだから気を付けなさいよね」

花丸「はーい」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
122 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:02:00.49 ID:lTL56XWE0
果南「みんな落ち着いた?じゃあ屋上行こっか」

鞠莉「Go Go Go!」

千歌「鞠莉ちゃんも意外と体力あるよねー」

曜「確かに」

果南「梨子ちゃん、大丈夫?」

梨子「え?えぇ、はい」

果南「そ、よかった」

果南「カメラとかは私が持ってくからみんな先に上がっててね」

ダイヤ「一人では大変でしょう、私も……」

果南「大丈夫大丈夫!それにダイヤ、まだ少し息上がってんじゃん」

果南「さぁさ、みんな行って行ってー!」パンパン
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
123 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:02:28.53 ID:lTL56XWE0
ガラッ

果南(カメラ……と、三脚)

果南(あ、ノートと筆記具も……)

ゴトッ

果南「あっやばっ」

果南(スマホ落としちゃった)

果南(……よかった、割れてない)

フワッ

果南(いい匂い……ルビィちゃんほんと器用だな)

果南(柑橘系、かな、ポプリって言ってたけど……これって中身はどうなってるんだろ?)ゴソゴソ

カサッ

果南「?」

果南(なんだろ?紙?これに香水か何か含ませたりするのかな)カサ、カサ……

果南「えっ、やだ!なにこれ!」

果南(お札……?ルビィちゃんが入れたの?)

果南「……」

果南(悪いけどこれは……なんか気持ち悪いし、捨てとこ)ポイッ
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
124 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:02:56.43 ID:lTL56XWE0
――――

果南「1、2、3、4、1、2……花丸ちゃん!ルビィちゃん!遅れがちだよ!」

花丸「あっ!はい!」

ルビィ「はひ!」

果南「1、2、3、4、1、2、3、4……」

パン パン パン パン…… ……

ルビィ「はふ……昨日と同じとこ、またできなかった……」

果南「うぅん……」

果南(放課後、花丸ちゃんとルビィちゃんは個別で、できないところを集中的にやった方がいいかも)

果南(みんなには次のパートに移ってもらって……いや、それだと進行度にばらつきが出るかな、でも……うーん……)

鞠莉「一昨日変更したところ、ステップちょっと難しいもんね」

果南「鞠莉も若干危うかったしね」

ダイヤ「とりあえず皆さん、汗を拭いて!水を飲んで!急いで着替えて教室に戻りませんと!」

善子「わ!結構時間ギリギリ!」

千歌「急げ急げー!」

曜「授業遅れちゃう!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
125 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:03:26.53 ID:lTL56XWE0
梨子「……」

果南(梨子ちゃん最近ずっと元気ないな……)

果南(気にかけてはいるけど……本人に自覚なさそうだし)

果南(自覚ないのにいきなり元気出して、なんて言われても困るよね)

果南「ほら、梨子ちゃんも、大丈夫?」トンッ

梨子「へ、あ、はい、大丈夫です!急ぎます!」

キュッ

梨子「えっ……きゃあっ」グキッ

曜「梨子ちゃん!」ドッ

ドサッ

千歌「曜ちゃん!梨子ちゃん!」

善子「ちょっと!二人とも!!大丈夫!?」

梨子「っつぅ……曜ちゃん!曜ちゃん大丈夫!?」

曜「いたたっ……大丈夫大丈夫、梨子ちゃんこそ大丈夫?」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
126 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:03:57.02 ID:lTL56XWE0
果南(え……いま……)

果南(私が声をかけたから足を踏み外しちゃったの……?)

果南(私の声で驚かせて……?)

ダイヤ「大きな音がしましたが何か……お二人とも!大丈夫ですか!?」

鞠莉「ちょっと!大丈夫!?何があったの!?」

花丸「え!え?なに!?」

ルビィ「どうしたの!?」

千歌「立てる?おんぶしようか?」

善子「血は出てない?はやく保健室に……」

果南(私が肩を叩いたからバランス崩しちゃったんだ……!)

曜「うん、だいじょ……あったたた」

梨子「曜ちゃん、曜ちゃんごめんなさい!」

梨子「私、足がもつれて……靴紐ほどけてたみたいで……」

曜「だいじょーぶ!そんな顔しないで!」

曜「滑り落ちたのも数段だけだし、梨子ちゃんこそ足挫いたんじゃない?」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
127 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:04:32.26 ID:lTL56XWE0
果南(どうしてこんなところで声かけちゃったんだろ)

果南(練習後で疲れてたのに、注意力も欠けがちなタイミングなのに)

果南(階段なんて危ないところで後ろから声かけるなんて……)

果南(私のせいだ)

果南(私がちゃんと気を配ってればこんなこと起こらなかったのに)

果南(私のせいで二人にケガをさせた)

果南(私が)

花丸「果南ちゃん!」

果南「へっ!え!?」

花丸「果南ちゃん、どうしたの?ずっと呼んでたのに……ボーっとして……」

果南「あ、あぁ、いや、」

ルビィ「何があったの?転んじゃったの?二人は大丈夫?」

果南「あの、うん、梨子ちゃんが、えっと、曜ちゃんが受け止めたんだけど、転んで、階段の真ん中辺りからなんだけど、二人とも挫いたみたいで」

果南(文章がまとまらない)

花丸「……」

果南「私が、私の、っ……」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
128 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:05:05.56 ID:lTL56XWE0
曜「あははっ果南ちゃんがテンパってる!めずらしーい!フフッ」

千歌「笑ってる場合じゃないよ!」

曜「えへへ、少しでも場を和ませようと」

千歌「!」ハッ

善子「いいから、大人しくおんぶされなさいよ」

善子「梨子も!ほら!」

梨子「でも私のせいで」

千歌「梨子ちゃんのせいじゃないよ!はい、背中!」ニコッ

梨子「……うん」

曜「いざ!善子ちゃん号、出港!」

善子「耳元でうるさーい!」

曜「ソーリーソーリー!」

千歌「ひげそーりー!なんちて」

曜「ん?」

千歌「ん?」

善子「なに言ってんのよ」ハァ……

千歌「それでは!千歌ちゃん号出発であります!」

曜「全速前進!ヨーソロー!」

善子「だから声大きいってば!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
129 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:05:35.50 ID:lTL56XWE0
千歌「失礼しまーす!階段で転んだんですけどー」

「あらあら大変!二人も!」

曜「なんかグキッとやっちゃいまして」

曜「二人ともありがとうね!先に教室戻ってて」

善子「大丈夫?教室まで歩けないんじゃない?」

「歩けない程痛みがあるならすぐにでも病院に行った方がいいのだけど、どう?」

曜「私は軽く挫いただけですけど、梨子ちゃんは?」

梨子「えと、痛いのは痛いですけど、たぶん大丈夫です」

千歌「ほんとに?無理してない?」

「先生が診て判断するから二人は教室に戻ってなさいね、ここまで怪我人を連れてきてくれてありがとう」

千歌「うう……じゃあ……心配だけど先に教室行ってるね」

善子「二人とも安静にしてなさいね」

千歌「お大事に」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
130 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:06:06.91 ID:lTL56XWE0
――――

曜「梨子ちゃん、結構擦りむいちゃってたね」

梨子「曜ちゃんは思ってたほどひどくないようで安心したわ」

梨子「…………ごめんね、下敷きにしちゃって」

曜「ううん!大丈夫大丈夫!」

曜「とはいえ二人して捻挫しちゃったからしばらくはダンス練習できないね」

梨子「これから歌の練習の比率を上げるのか、それともみんながダンス練習してる間に曜ちゃんの衣装作製を私がお手伝いするのか……」

曜「歌の……ってそうそう、昨日!大丈夫だった?」

梨子「昨日?」

曜「花丸ちゃんは図書室にいたはずなのに音楽室にいたから!あれ、ドッペルゲンガーじゃないの!?」

梨子「あぁ、あれは私が……ちょっと悩んでることがあって」

梨子「それについて相談にのってもらってたの」

曜「えっ……ってことは」

梨子「安心して、昨日私と一緒にいた花丸ちゃんはドッペルゲンガーなんかじゃないよ」

曜「なあんだぁ……よかった」ホッ
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
131 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:06:38.37 ID:lTL56XWE0
梨子「心配してくれてありがとう」

曜「昨日梨子ちゃんを心配してた私が、今度は千歌ちゃんたちを心配させる立場になってるんだから世話ないよ〜」

梨子「千歌ちゃん……」

梨子「ねえ曜ちゃん、千歌ちゃんのことどう思ってる?」

曜「えっえっなにっ?どう思うって!えっ!」ワタワタ

曜「いや、その、普通に、フッツーに!好きだよ!普通の好き!」

曜「中学の時も友達に勘違いされたんだけどさー!別にアヤシイ関係とかじゃないから!」

曜「いつも一緒にいるせいかそういう風に妄想されちゃうことあるんだよねぇ」

梨子「そう、好きなの」

曜「友達の好きだからね!ライク!梨子ちゃんにまで誤解されたんじゃたまったもんじゃないよ」

梨子「……」

梨子「そろそろ教室だし、雑談もこの辺にしておこうか」

曜「あっ授業の真っ只中だもんね、了解!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
132 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:07:12.04 ID:lTL56XWE0
鞠莉「みんな、揃ったね?」

ダイヤ「今日は引き続きダンスレッスン、花丸さんとルビィは今朝できなかった箇所を集中的に、その他の人は次のパートへ、但し曜さんと梨子さんは怪我のため衣装製作についてもらいます」

梨子「あの、ルビィちゃんも一緒に被服室に来てほしいのだけど」

鞠莉「んー、ルビィにはダンスの方してもらわなきゃ……」

果南「いや、ルビィちゃんは被服室に行ってもらおう」

ルビィ「えっでも」

果南「ケガ人だけに行動させるのも不安だし、梨子ちゃんがスムーズに手伝えるように指示を出してもらえる?」

ダイヤ「確かに……怪我人だけ別行動というのも心配ではありますね」

梨子「ルビィちゃん、ごめんね」

ルビィ「ううん、ルビィもふたりが心配だから気にしないで!ダンスのできなかったところはおうちで練習しておく!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
133 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:08:25.82 ID:lTL56XWE0
善子「果南、ちょっといい?一昨日のこと聞きたいんだけど」

果南「え?うん……なに?」

善子「一昨日、屋上は使えなくても走り込みはできたわよね?なんで朝練そのものを中止にしたの?」

果南「ああ……、あれ、グラウンドはぬかるんでたし、歩道も泥とか砂利とかで走ると危なそうだったから……」

善子「それでも……ええと、発声練習はできたんじゃない?」

果南「発声練習か……ちょっと思い付かなかったな、それは」

善子「……果南、ちょっと様子変よ?ボーっと……梨子の方?ばっかり見て、何かあったの?」

果南「朝、梨子ちゃんたちがケガしたの……私のせいなの」

善子「え、それどういう」

果南「私が」

鞠莉「かなーん!善子も!突っ立ってないで行くわよ?」

果南「あ、うん、今行く」

善子「ちょちょ、ちょっとまってさっきの」

果南「ごめん、気にしないで」

果南「否定してもらうのを期待して……私ってヤな奴だよね」

善子「どういう意味よ……」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
134 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:09:01.87 ID:lTL56XWE0
DPG対策本部(5)

堕天使ヨハネが国木田花丸を退会させました
黒澤ルビィが退会しました

曜:えっどうして?

ヨハネ:ずら丸はもうキツいみたい

ヨハネ:グループの抜け方わからないって言ってたから私が退会させた

ダイヤ:ルビィの方は私がグループから抜けるように言いました

ダイヤ:昨日の鞠莉さんのお話で、これ以上ドッペルゲンガーに関わることはルビィに悪影響があると判断しました

ダイヤ:心の病気でなくともドッペルゲンガーを幻視する可能性があるのなら、ルビィにはもう負担をかけさせたくないのです

ダイヤ:身内に対して甘いと評されるかもしれませんが

鞠莉:妹を心配するのは当たり前よ!

鞠莉:過剰に脅すような報告しちゃってごめんなさいね

曜:最初から無理のない範囲でって話だったしね!気にしないで!
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
135 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:09:29.58 ID:lTL56XWE0
ヨハネ:調査を続けていく上で二人も抜けたのは厳しいけど

ヨハネ:無理に続けて病んでいったら本末転倒だしね

ヨハネ:特に報告することがなければ個人活動に勤しんでもらうけど、なにかある?

千歌:ある

千歌:今朝はごめんなさい

鞠莉:何が?

千歌:みんなが笑顔でいられるようにがんばるのが私の役割なのに

千歌:梨子ちゃんと曜ちゃんが転んだとき、そのことすっかり忘れてた

千歌:曜ちゃんが明るく振る舞ってくれたから思い出せた

千歌:役割忘れててごめんなさい

曜:そんなの気にしなくていいのに!

ダイヤ:あの状況では笑顔を維持することの方が難しいです

鞠莉:私たちなんか何が起こったかすら把握できてなかったし

ダイヤ:千歌さんはあの時できることをきちんとやり遂げていましたよ

ヨハネ:あんまり気負っちゃだめよ

千歌:でも、それが私の役割だから

曜:善子ちゃんの言う通り、気負っちゃだめだめ!

曜:みんなで助け合っていこうね!

千歌:ありがとう
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
136 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:09:57.16 ID:lTL56XWE0
ガララ……シャッ

梨子(ベランダに出るんじゃなかった)

梨子(またあんなもの見るなんて……)

梨子「……」カタン

梨子(ピアノ弾く気にもならない)

梨子(誰が偽者なのか……誰を信じればいいのか……)

梨子「はぁ……」

梨子(胸が圧迫されるような息苦しさ、頭にモヤがかかってるみたいな……まるで酸欠状態のよう……)

梨子(みんなの心の支えになってくれる千歌ちゃん、常に冷静で的確な指示を出してくれるダイヤさん)

梨子(Aqoursの大黒柱とも言えるふたりが入れ替わってるなんて……)

梨子(ふたりだけじゃない)

梨子(入れ替わってる千歌ちゃんを好きだと明言した曜ちゃんもきっと偽者)

梨子(今日私が階段で転んでしまったのも……よく思い出せば果南ちゃんが突き落としたからよ、果南ちゃんの手が肩に触れたもの)

梨子(週明けからいやに私に目をつけて……いつ殺そうかとタイミングを見計らってたんだ)

梨子(……死にたくない)

梨子(死にたくない)

梨子(殺されてたまるものですか!)ドンッ
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
137 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:10:26.86 ID:lTL56XWE0
梨子(千歌ちゃん、ダイヤさん、曜ちゃん、果南ちゃんはドッペルゲンガー)

梨子(信用できるのは鞠莉ちゃんと一年生たち……)

梨子「…………」

梨子(……この人たち、本当に信用していいのかしら)

梨子(ドッペルゲンガーは感覚が鈍い)

梨子(それを考えると……花丸ちゃんとルビィちゃんも怪しむべきかもしれない)

梨子(少し変更があったくらいで踊れなくなるなんて、感覚が鈍い証拠じゃない)

梨子(きっとそうよ)

梨子(曜ちゃんも言ってたもの……図書室にいるはずの花丸ちゃんが音楽室にいたからドッペルゲンガーだって)

梨子(昨日一緒にいた花丸ちゃんはもうドッペルゲンガーになってたんだ)

梨子(そんな花丸ちゃんと同じようにダンスのステップが踏めないルビィちゃんもドッペルゲンガー)

梨子(つまり、今日の放課後はとても危険な状態だったということ)

梨子(ドッペルゲンガーの曜ちゃんとふたりきりになるのを避けようとして)

梨子(結果曜ちゃんとルビィちゃん、ふたりのドッペルゲンガーと放課後を過ごしたことになる)

梨子(そうなるように指示したのは果南ちゃん)

梨子(鞠莉ちゃんと善子ちゃんだけが本物……)
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
138 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:10:54.31 ID:lTL56XWE0
梨子(……ちがう)

梨子(鞠莉ちゃんも新しいステップに少し手こずってた)

梨子(鞠莉ちゃんは体力があって、ダンスがうまくて、時には指導にまわる側こともある)

梨子(そんな鞠莉ちゃんに、できないステップがあるわけがない)

梨子(鞠莉ちゃんもだめ、信用できない)

梨子(善子ちゃんは?善子ちゃんは本当に信用できる?)

梨子(昨日、二日ぶりの練習でもちゃんと動けてた)

梨子(朝練の走り込みのときはあまり疲れてなかった)

梨子(放課後、内容までは聞き取れなかったけど、果南ちゃんに何かについて言及してる様子だった)

梨子(善子ちゃんも、果南ちゃんを疑ってる?)

梨子(もしもそうなら……ドッペルゲンガー同士で仲違いするわけもないし……)

梨子(善子ちゃんは……善子ちゃんなら……信用できる)

梨子(Aqoursで本物なのは善子ちゃんだけだ)
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
139 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:11:23.76 ID:lTL56XWE0
Aqours(9)

ダイヤ:連絡をし忘れていました

ダイヤ:放課後に生徒会がありますのでその準備のため、今日の朝練は行けません

ヨハネ:放課後も練習欠席?

ダイヤ:場合によってはそうなります

ダイヤ:早く終われば練習に出られるのですが、現時点ではわかりません

果南:ごめん、私も朝練行けそうにない

果南:気分悪くて

梨子:すみません、私も体調不良で行けません

千歌:二人とも大丈夫?

千歌:無理しないでゆっくり休んでね

ルビィ:果南ちゃんも梨子ちゃんもお大事にね
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
140 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:11:50.78 ID:lTL56XWE0
千歌「おはよー!今日も元気にバリバリ練習始めるよ!」

鞠莉「まだ来てない人いるけどもう始めちゃうの?」

善子「ダイヤと果南と梨子は今日来れないってLINE来てたわよ」

鞠莉「ほんと……果南も梨子も大丈夫かしら……」スッ……スッ……

曜「梨子ちゃんは一昨日の朝も調子悪かったし、本当に心配だな」

千歌「お休みの人の分も!がんばろうね!」

ルビィ「うん!」

曜「へっへっへっ……今日は私がみんなのダンス見て色々口出ししていくぞお!」

千歌「ひえー!お手柔らかに!」

花丸「今日は少人数でグループ分けして練習しない?」

曜「うん?グループ分け?」

花丸「そう!ふたつのグループに分けて、お互いの出来具合や癖なんかを確認して、悪いところは直して、それから放課後の練習に臨むっていうのはどうかな?」

千歌「ん?ん?分ける必要あるの?」

鞠莉「私はそれ、Good Ideaだと思うわ」

鞠莉「曜が一人で五人のダンスを見るより、少人数グループで動きを確認していく方がわかりやすいもの」

鞠莉「いつもは果南が八人を見てくれてるけど、よく考えるとあっちのスタイルの方が異常なのよね」

曜「そっか……果南ちゃんには負担かけちゃってたんだね」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
141 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:12:26.24 ID:lTL56XWE0
花丸「じゃあ今日はグループ分けすることに決定ずら!くじも準備してるからね!」

ルビィ「花丸ちゃんってすごい……Aqoursの練習スタイルの改善案考えてくれてたなんて」

花丸「……じゃ、ルビィちゃんくじどうぞ!」

ルビィ「うん!あ、丸ついてる」

花丸「丸付いてる人とそうでない人とで分かれるようになってるよ」

花丸「はい、次は善子ちゃん」

善子「ん、私も丸付きね」

花丸「千歌ちゃんどうぞ!」

千歌「うりゃ!あ、丸だ!」

曜「じゃあ次は私がー」

花丸「ふふふ、もうみっつ丸付きが出たから残りは印なしだよ」

曜「なるほど確かに」

鞠莉「それじゃあこの2グループに分かれて練習開始ー!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
142 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:12:53.66 ID:lTL56XWE0
鞠莉「最初は花丸の苦手なステップからやっていきましょうか」

花丸「その前に、ごめんなさい、このくじ、実は全部に丸をつけてたの」ヒラッ

曜「えっ……え?」

花丸「鞠莉ちゃんと曜ちゃんに、お話があるずら」

鞠莉「……私たち二人じゃなきゃ話せないのね」

花丸「うん」コクン

曜「えっえっ……えっと……とにかくなにか重要な話なんだね!」

花丸「ただ、いま長々と話してたら」

鞠莉「他の三人に怪しまれる」

花丸「そう」

花丸「だから必要なこと、ひとつだけ言うね」

花丸「ドッペルゲンガーのグループLINEを抜けてほしいの」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
143 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:13:21.53 ID:lTL56XWE0
DPG対策本部(3)

曜:ごめんね!衣装が遅れがちだから抜けます!

渡辺曜が退会しました

鞠莉:ごめんなさい、私も最近、理事長としての仕事を疎かにしてるから抜けるね

鞠莉:私の調べたことは報告したから、これ以上は力になれないと思うの

小原鞠莉が退会しました
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
144 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:13:49.62 ID:lTL56XWE0
善子「ふぅん……」

善子(またメンバーが減ったのは残念だけど)

善子(鞠莉が抜けたのは好都合ね)

ルビィ「なに見てるの?」

善子「通販サイトからオススメ商品の案内が来てたの」

善子(これなら今日の昼に生徒会室あけてもらう必要はなかったかもしれないわね)

善子(ま、頼んじゃったものは仕方ないし、予定を変えるつもりはないけど)

プルルルル プルルルル

ルビィ「あ、電話」

花丸「え?えーっと……」ゴソゴソ

善子「あんたのじゃないわよ、私の」

善子「大体ずら丸は着信音違うでしょ」ピッ

善子「もしもし」

ダイヤ『もしもし、善子さんですか』

善子「ええ」

ダイヤ『生徒会室の使用許可がおりました』

善子「そう、じゃあ呼んで行くわ」

ダイヤ『呼んで?』

善子「こっちでするから気にしないで」

ダイヤ『わかりました、それでは』
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
145 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:14:18.18 ID:lTL56XWE0
ルビィ「誰から?」

善子「リトルデーモンの一人よ」

善子「今日はそのリトルデーモンたちとお昼食べるから」

ルビィ「そっか……善子ちゃんいないと寂しいな」

善子「ずら丸がいるでしょ」

善子「じゃ、行くから」

ルビィ「むう……いってらっしゃーい」

花丸「ルビィちゃん、悪いんだけど……実はオラも」

ルビィ「他の人と食べるの?」

花丸「うん……近々読書週間始まるから、図書委員みんなでそのお話をしなきゃいけなくて」

ルビィ「それなら……仕方ないかぁ……」

花丸「ごめんね」

ルビィ「いいよ、いってらっしゃい」

花丸「うん、いってきます」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
146 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:14:45.93 ID:lTL56XWE0
千歌「あの……、曜ちゃん……」

曜「なになにー?」

千歌「衣装大変なのに……」

千歌「……」フルフル

千歌「衣装つくるの!手伝うよ!」ニコッ

千歌「お昼ごはん食べ終わってからでも、放課後の練習が終わったあとでも!」

千歌「土日は曜ちゃんの家にお泊まりとか……」

曜「あ、ううん!いいのいいの!ルビィちゃんいるし、今は梨子ちゃんも手伝ってくれてるし!」

曜「千歌ちゃんは歌と踊りに集中してね!」

千歌「……っ、でも」

曜「あ、あとごめんね、今日は水泳部の人たちとお昼食べる約束してて!」

曜「千歌ちゃんも……今日は梨子ちゃん来てないけど、他の子と一緒に食べてね!ごめん!」

曜「じゃまたあとでね!」

千歌「あ、えと」

タタタッ

千歌「……」

千歌「みんなで助け合おうって言ったの……曜ちゃんなのに……」ポソッ

千歌「千歌なんか……頼りないのかな……」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
147 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:15:13.11 ID:lTL56XWE0
プルルルル プルルルル

千歌「うん?」ピッ

善子『もしもし、千歌?傍に曜いる?』

千歌「ううん、曜ちゃんは水泳部の人たちのとこ行っちゃった」

善子『そう、それはよかった』

千歌「……よくないよ」

善子『ああ、違うの、アレの件で千歌に来てもらいたくて』

千歌「あれ……アレね、うん」

千歌「曜ちゃんがいちゃだめなの?」

善子『そういうわけじゃないけど、曜はもうグループ抜けたから』

善子『抜けた人に話を持ちかけるのも筋違いでしょ』

千歌「うん、そうだね……」

善子『ま、とにかく生徒会室に来てくれる?話したいことがあるのよ』

千歌「んーわかった」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
148 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:15:39.59 ID:lTL56XWE0
花丸「理事長室、使わせてくれてありがとう」

鞠莉「You're welcome!このくらいお安いご用よ」

曜「朝の話、聞かせてくれるんだよね」

花丸「なにから話せばいいのか……まとまりがなくなっちゃうかもしれないけど許してね」

花丸「まず、ルビィちゃんとダイヤさんと善子ちゃんと千歌ちゃんと果南ちゃんはドッペルゲンガー」

花丸「オラには、たぶんドッペルゲンガーを見分ける力がある……完璧に見分けられるわけじゃないけど」

花丸「それから、ドッペルゲンガーには最低でもふたつの種類がいる」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
149 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:16:06.26 ID:lTL56XWE0
――――

曜「ちょっと……頭がついていけなくなりそう……Aqoursの半分以上が偽者なんて……」

曜「本人とは別個体として現れるドッペルゲンガーは感覚が鈍くて、花丸ちゃんが見分けられるのはドッペルゲンガーの病気にかかってる人ってことだよね」

鞠莉「病気ってそういう意味だったのね、私てっきり……無駄なこと調べちゃったわね」

花丸「ううん、曖昧な言い方しちゃったオラがいけなかったんだよ、ごめんね」

鞠莉「私、Doppelgangerなんていないって思いたかったの」

鞠莉「だってそんなの、Fantasyじゃない」

鞠莉「だから最初から病気関連のものを調べて、勘違いって可能性も考えて……」

鞠莉「でも、こんなに追い込まれてるのに……もう目をそらしてはいられないわね」

花丸「信じたくない気持ち、よくわかるずら」

花丸「マルだって……信じたくない、目を背けたい」

曜「現実を見ないことは簡単だけど、それじゃなんの解決にもならない」

曜「気の利いたことは言えないけど……うん、力を合わせてがんばろう!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
150 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:16:33.07 ID:lTL56XWE0
鞠莉「ふふっ、曜は優秀なムードメーカーね、傍にいるだけで雰囲気が明るくなるわ」

鞠莉「それで……Doppelgangerになってる子はそれぞれどういう根拠で?容態は悪いのかしら?」

花丸「まず果南ちゃんは、一番最初にドッペルゲンガーが出現していたこと、それから昨日の朝練のときの反応が鈍かったことが根拠ずら」

曜「え?反応鈍かったっけ?」

鞠莉「いつも通りだった気がするけど……」

花丸「朝練が終わったあと、曜ちゃんと梨子ちゃんが階段で転んだよね」

花丸「あの時、何度か呼び掛けても反応がなかったの」

鞠莉「あ、確かにあの時の果南、ちょっと変だった」

鞠莉「果南なら顔真っ青にして駆けつけて曜と梨子をおんぶだっこして保健室までダッシュしそうなものなのに」

花丸「不測の事態で、本物ならどう動くかって判断ができなくなってたんじゃないかなって思うんだ」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
151 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:16:59.62 ID:lTL56XWE0
鞠莉「……ねえ、私のDoppelgangerも最初に出たけど、私のことは疑わないの?重要な話、たくさんしちゃってるけど大丈夫?」

花丸「それは大丈夫」

花丸「これまでの様子を思い返しても、昨日一日よくよく観察してみた結果も、鞠莉ちゃんは本物って思えるものだったから」

鞠莉「んん……そういう判断基準なら、果南に関して根拠不足じゃないかしら」

曜「でもさっきは鞠莉ちゃんも納得してなかった?」

鞠莉「反応がなかったのは事実だけど、考え事をしていた、パニック状態に陥っていた、といくらでも原因は考えられる」

鞠莉「たった一回のことで偽者と決めつけるのは早計だわ」

花丸「それでも……」

鞠莉「いい?私は花丸を信じていないわけじゃない、ただ、一人の判断を真実として認識するのは危ういんじゃないかと思っているの」

鞠莉「三人いるんだもの、誰かが異論を唱えてあらゆる可能性を考慮すべきだわ」

花丸「……うん、そうだね、偽者探しに躍起になって、正しい判断を下せていなかったのかもしれない」

曜「じゃあ、果南ちゃんはドッペルゲンガー疑惑ってことでいい?」

花丸「うん」コクン
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
152 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:17:26.97 ID:lTL56XWE0
花丸「次に、オラが見て入れ替わってるって思ったのがルビィちゃんとダイヤさんと善子ちゃん」

花丸「昨日は朝だけ、今日はほとんどずっと違和感があるのがルビィちゃんで、善子ちゃんは今朝違和感があったけど今は普通、昨日の朝だけ違和感があったダイヤさんは今日は会ってないから病気の進行度がわからない」

花丸「根拠は直感としか言いようがないから……これは信じてもらうしかない」

曜「直感が外れたりはしないかな……」

花丸「たぶんそれはない」

花丸「だってあんなに……そっくりだけど全然別物なんだもん……見た瞬間に、本物を返してって叫びたくなった」

鞠莉「……そこまで確信してるなら、花丸を信じるしかないわね」

花丸「ただ、善子ちゃんに関してはわからないことがあるずら」

花丸「校門にいた善子ちゃん、もしかしたら善子ちゃんじゃなくて自分だったかもしれないって梨子ちゃんが言い始めてて」

花丸「校門にいたのが梨子ちゃんなら、善子ちゃんは間違いなく病気」

曜「そうでないなら?」

花丸「善子ちゃんの偽者が存在しつつ、善子ちゃん本人は病気にかかってる」

曜「それはひどい……」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
153 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:17:54.52 ID:lTL56XWE0
花丸「梨子ちゃんはいま……冷静であろうと努力しているみたいだけど、たぶん精神的に限界が来てる」

花丸「だから校門にいたのは善子ちゃんの可能性が高いんだけど……」

花丸「梨子ちゃんは、いつ、鞠莉ちゃんが言ってた心の病気になってもおかしくない状態ずら」

花丸「そういう意味で鞠莉ちゃんが調べたことは無駄にはなってないよ」

鞠莉「できることなら無駄になってほしかったわ……」

花丸「最後に千歌ちゃんについて、最初はわからなかったんだけど、これは梨子ちゃんが直感で気付いたのを教えてくれて」

曜「梨子ちゃんが?」

鞠莉「精神不安定になってる子の言うこと鵜呑みにしちゃっていいの?」

花丸「逆ずら」

花丸「梨子ちゃんにとって千歌ちゃんはこっちに来て初めてできた友達、お隣さんでいつも一緒にいたのに、そんな仲のいい子が偽者と入れ替わったらどうなる?」

曜「偽者の千歌ちゃんがずっと傍にいることにたえられなくなったから、梨子ちゃんは病み始めてるってこと?」

花丸「きっとそう」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
154 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:18:22.83 ID:lTL56XWE0
花丸「オラも梨子ちゃんに言われた後よく見てみたからわかるんだ、あの千歌ちゃんは入れ替わってると断言できる」

花丸「隣の家にドッペルゲンガーがいて、自分もいつ入れ替えられるかって不安を抱え続けてる梨子ちゃんの苦しみは想像を絶するものだと思う」

曜「梨子ちゃん、最近ずっとつらそうだし、体調崩し気味だもんね……メンタルがやられてるなって思うところいっぱいある」

曜「千歌ちゃんが偽者と入れ替わってるのに……私には全然わからなかった……不甲斐ない」

鞠莉「誰にでもわかるものじゃないわ、今回は梨子の直感が冴えていただけのことよ……私だって、果南とダイヤ、ふたりの変化に気付けなかった……」

花丸「だから、私たちで助けよう」

花丸「梨子ちゃんも、病気にかかってる子も、入れ替わってる子も、みんな助けるの」

鞠莉「そうね、私たちが沈んでちゃ助けられるものも助けられなくなっちゃう!がんばりましょう!」

曜「落ち込んでちゃだめだね、私たちでみんなを助けるんだから!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
155 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:18:50.91 ID:lTL56XWE0
キーンコーンカーンコーン

花丸「予鈴……まだ話せてないことあるのに」

曜「じゃあいつでも話せるようにグループ作っとこうよ」スッスッ

鞠莉「そうね、それがいいわ」

曜「はい、作って招待したよー」スッスッ

花丸「DPG対策支部?」

曜「本部もうあるからこっちは支部にしたよ」

鞠莉「……本部には病人しかいないってことになるのね」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
156 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:19:18.93 ID:lTL56XWE0
善子「生徒会室でお昼ごはん食べたいってだけなのに、許可もらわなきゃ使えないなんて不便ね」

ダイヤ「形だけです、不適切な理由でなければ許可がおりないことはないでしょう」

千歌「不適切って?」

ダイヤ「さあ?学校に不利益がなければ大丈夫、ということかと」

ダイヤ「さて、二人だけですか?」

善子「ええ」

善子「LINEは見た?お昼までに二人メンバーが減ったんだけど」

ダイヤ「曜さんと鞠莉さんですね」

善子「曜はともかく鞠莉が抜けたのは私たちにとって都合がよかったわ」

千歌「どゆこと?」

善子「簡単に説明するわね」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
157 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:19:45.57 ID:lTL56XWE0
――――

千歌「ルビィちゃんと鞠莉ちゃんがドッペルゲンガー……」

ダイヤ「そして果南さんは疑わしい、と」

善子「おそらくずら丸は、親友が病気になってることを受け入れられなくてグループを抜けた」

善子「ずら丸というドッペルゲンガーへのアドバンテージを失ったいま、冷静に事を見定められるダイヤに抜けられるのは困るの」

善子「ダイヤにはつらい事実かもしれないけど受け入れて、これからも協力してほしい」

ダイヤ「ええ、私もそのつもりです」

千歌「あの、私は……力になれるかな?今まで何も調べてないし、ドッペルゲンガーについて全然わかんないし……いても意味ないんじゃ……」

善子「そんなことないわ」

善子「三人寄れば文殊の知恵、私やダイヤとは別の視点から物事を見ることが出来る重要なポジションよ」

善子「頼りにしてるからね!」

千歌「!……、うん!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
158 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:20:14.18 ID:lTL56XWE0
善子「じゃ、このノート見ながらおさらいしていくわよ」ペラッ

ダイヤ「よくまとめられていますね」

千歌「几帳面だね」

善子「別に普通よ」

ダイヤ「この取り消し線は?」

善子「それはここの……これ、精神病は今回関係ないから」

千歌「鞠莉ちゃんが調べてたのは私たちを混乱させるためって言ってたよね」

善子「ええ、それから――――」

千歌「うん……うん……」

ダイヤ「なるほど……それではこの病気の項目は――――」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
159 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:20:41.16 ID:lTL56XWE0
千歌「あ、ここ」

――――
果南→DPG出現/梨子を突き落とした?
鞠莉→DPG出現/DPG
梨子→たぶんまだ本物/DPG出現
ルビィ→DPG病
――――

善子「ああ、うん、忘れはしないだろうけど、整理するためにね」

千歌「じゃあさ、ちゃんと全員分書かなきゃね!」カキカキ

善子「え?まあ、確かにそれもそうよね」

――――
果南→DPG出現/梨子を突き落とした?
鞠莉→DPG出現/DPG
梨子→たぶんまだ本物/DPG出現
ルビィ→DPG病
善子ちゃん→DPG出現/本物
ダイヤさん→本物
曜ちゃん→本物
花丸ちゃん→本物
千歌→本物
――――

善子「あっまた漢字間違えて!」

千歌「あ、ごめん」

善子「あなた絶対漢検とれないわね」

ダイヤ「こうして見ると……ドッペルゲンガーはまださほど牙を剥いていない状況、なんですかね」チラッ

善子「……そうね、とはいえ入れ替わりが完了したのもいるけど」

善子「初期段階だからこそここで食い止めて、入れ替わった本物の鞠莉を取り戻して、ルビィの病気も治す!」

千歌「やることたくさんあるけど、がんばろうね!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
160 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:21:09.55 ID:lTL56XWE0
キーンコーンカーンコーン

千歌「あ、予鈴」

ダイヤ「ひとまずここまでですね」

善子「まだまだ全然何も……これまで起こったことの確認しか出来てないのに」

ダイヤ「知識の共有と現状把握は重要ですわ」

千歌「私全然わかってなかったから、これでようやくスタートラインにつけた気がするよ!」

善子「二人がそう言うなら……続きはまたLINEでね」

千歌「はーい!力合わせてがんばっていこー!」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
161 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:21:36.35 ID:lTL56XWE0
DPG対策支部(3)

花丸:今日話せなかったことなんだけど

花丸:実は、ルビィちゃんとダイヤさんには護符渡してないの

曜:えっそうなの?

鞠莉:私、全員分支払ったわ

曜:鞠莉ちゃんまんまと詐欺られたね

鞠莉:してやられたわ

花丸:そんなつもりじゃなくて!ちゃんと返すつもりだよ!本当に!

曜:あやしいなぁ

鞠莉:まさか花丸が詐欺るとは夢にも思わなかったわ

花丸:明日返しますから!!!!!!!

鞠莉:ごめんごめん冗談!イッツジョーーーーク!!

花丸:ほんとに?冗談?怒ってない?

鞠莉:ほんとほんと!むしろちょっとからかいすぎて、逆に花丸が怒ってたりしない?

花丸:しないよ!!

曜:文章だと冗談が伝わりにくいね〜

鞠莉:(笑)つければよかったかしらね

曜:かも

花丸:話続けてもいいですか(怒)

鞠莉:怒らせちゃった

花丸:(笑)

曜:ごめん、どうぞ
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
162 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:22:07.42 ID:lTL56XWE0
花丸:護符を渡す日にルビィちゃんとダイヤさんが病気にかかってることがわかったの

鞠莉:なおさら渡すべきじゃないの?

花丸:護符は身を守るものだから、不用意に渡しちゃったら病原菌も護符に守られて退治できなくなるかもしれないって思って

曜:ドッペルゲンガー菌に手出しできなくなったら困るなぁ

鞠莉:でも善子と千歌にはもう渡しちゃってるよね

花丸:そこが問題なの

花丸:そのふたりが病気になったということは、護符ではドッペルゲンガー菌を防げないかもしれないってこと

曜:私たちもいつ病気になってもおかしくないんだね

曜:衣装やってる場合じゃないな

曜:初めにドッペルゲンガーが出てからもう一週間も経つのに対策の具体例が全然出ないなんて

鞠莉:防戦一方よね

鞠莉:いや、防げてすらいないね

花丸:うちにある本をたくさん見たんだけど、何も有益な情報がないの

鞠莉:お寺の本にドッペルゲンガー関連のものがあるとも思えないしねえ

鞠莉:明日は部活休んで、対策を考える?

花丸:今日は現状確認しかできなかったし、明日改めて顔を突き合わせて話し合った方がいい案が出るかも
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
163 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:22:35.11 ID:lTL56XWE0
DPG対策本部(3)

ダイヤ:お昼に話せなかったことについて、詳しく聞きたいのですが

ヨハネ:それなんだけど、また明日の昼に集まって話し合った方がいいと思う

ヨハネ:ダイヤは自宅でしか調べものができないし、そっちに時間を割いてほしい

ダイヤ:わかりました

千歌:私は時間があるからいろいろできるよ!善子ちゃんの調べもの手伝う?

ヨハネ:明日の予習してもらおうかしらね

千歌:よしきた!

ヨハネ:SCP-1242で検索して目を通しておいて

ヨハネ:ダイヤも、登校時間にでもサラッと読んでおいてね

ダイヤ:私、インターネットの検索はできません

千歌:善子ちゃん!すごい難しいこと書いてるよ!わけわかんなくなりそう!

ヨハネ:流し読みでいいから、なんとなく読んでみて

ヨハネ:ダイヤは手に持ってるその機械で調べてよ

ヨハネ:調べたい文字を打つだけ

ダイヤ:どこに文字を打てばいいのかわからないのです

ヨハネ:マジか

ダイヤ:インターネットはたくさん文字を押せるところがあるので、そこからニュースを読むことはたまにありますが

ヨハネ:うわーっこんな女子高生いる!?

千歌:ダイヤさんある意味すごいよ
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
164 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:23:02.60 ID:lTL56XWE0
ヨハネ:ダイヤってなんでもできると思ってたのに機械は苦手なのね!!

千歌:いまだにガラケーだしね

ダイヤ:慣れ親しんだものをわざわざ変える必要性も感じられませんし

ヨハネ:しかし今時ネット検索できないなんて

ヨハネ:自宅や生徒会室にパソコン置いてないの?

ダイヤ:自室にはありませんが生徒会室にはあります

ダイヤ:が、主に使用するのは書記の方ですし、私は印刷されたプリントを頂くだけなので

千歌:だから機械オンチなんだ

ダイヤ:失礼な!

千歌:わっごめん!

ヨハネ:沸点が低い!

ダイヤ:それほど本気で怒ってません

ヨハネ:失礼な!(笑)

ヨハネ:みたいな?

ダイヤ:そういう感じです

千歌:本気で怒らせちゃったかと思った

ダイヤ:失礼な!(笑)

ヨハネ:遊んでないでもう調べものに移って!(笑)
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
165 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:23:29.69 ID:lTL56XWE0
桜内梨子

千歌:梨子ちゃん、ちょっと散歩しにいかない?

梨子:どうして

千歌:最近梨子ちゃんとあんまり話せてないなーって思って!

梨子:昼間も話してたじゃない、私と

千歌:?

千歌:梨子ちゃん今日お休みだったよね?

梨子:あなたと話すことはないから

千歌:そっか

千歌:おやすみ
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
166 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:23:57.30 ID:lTL56XWE0
千歌「…………」

千歌(文字じゃ伝わらない感情がある)

千歌(梨子ちゃんは別に怒ってなんかない)

千歌(……怒ってなんかない、よね)

千歌(近頃梨子ちゃんが冷たいように感じるのも、気のせいだよね)

千歌(私のこと嫌ってたら、私におんぶされたりなんかしないよね)

千歌(あんまり……考え込むのは性に合わないな)

千歌「……しいたけの散歩行ってこよ」
千歌「果南ちゃ〜ん、なんで昨日ひとりで帰っちゃったの?」果南「え?」
167 : ◆SBV/y6JaWSLv (笑) (ワッチョイ cf88-sOyQ)[sage]:2019/03/14(木) 00:24:25.20 ID:lTL56XWE0
Aqours(9)

梨子:明日も休みます

千歌:具合よくならないね、お大事に

ヨハネ:私も明日は用事があるから朝練に出られない

ヨハネ:梨子はゆっくり休みなさいね

梨子:ありがとう

ダイヤ:生徒会の仕事があるので私も朝練は出られません

曜:梨子ちゃん心配だよー!早く元気になってね!

千歌:なかなか全員揃えないねー

鞠莉:私も明日は仕事を片付けたいから、もしかしたら部活も休むかも

花丸:私も図書委員の仕事任せられちゃったから練習出られないと思う

ルビィ:果南ちゃんは?

千歌:既読つかないし、見てないんじゃないかな

曜:明日は一日みんな集まれないみたいだし、ルビィちゃんと私はそれぞれ衣装の担当部分をやって、あとの人は個人で自分のパートを練習するってことでいいんじゃない?

鞠莉:それがいいね

花丸:次のライブまでまだ間があるし、そんなに焦る必要もないしね

曜:そうだね

ルビィ:みんななんでそんなに用事があるの?
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