- ルビィ「ウュウュの奇妙な冒険」
72 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 00:01:19.23 ID:Cd7Lfm8u - ルビィ(…いや、見極めないと)
ルビィ(まずなぜわざわざこんなところまで? 人気のない、離れた場所と言うことなら、ほかにもあるはず) ルビィ(それにむしろ、ここは回りに遮蔽物もない。……どういうことだろう)
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73 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 00:12:39.22 ID:Cd7Lfm8u - ちょっと今日時間なかったです
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78 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 19:21:30.48 ID:Cd7Lfm8u - ルビィ(なにも考えてない? 強さからの慢心? それともなにか理由が…?)
花丸「ルビィちゃん! くるよ!」 鞠莉「行くわよ!」 ルビィ(『ニュー・ワインディング・ロード』の攻撃が来る!)グッ 大降りのパンチ。起動を読むことは難しいことではなかった。スタンドの能力を使うまでもない! 右から来るパンチを、同じくパンチで返そうとするけど。 花丸「え?」 ルビィ「ぶん!?」 鞠莉「遅い遅い!」 右から来ていたはずの拳は、左腹部にめりこんでいた。 ルビィ(な、なっ、は、はやすぎる……!?)
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79 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 19:27:24.32 ID:Cd7Lfm8u - 花丸「は、はやい、というよりももう…一人だけ早送りみたいな、でたらめな動き…」
鞠莉(ふふ…) 鞠莉(私のスタンド、『ニュー・ワインディング・ロード』は……陽射しが差し込む場所でのみ、範囲内の、自分以外の時間の流れをスローにできる能力) 鞠莉(だからラッシュの軌道もすべて見える、ガードの瞬間もすぐに攻撃を切り替えることができる) 鞠莉(誰も私に触れることはできないし、私の攻撃を避けることはできない!)
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80 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 19:33:36.13 ID:Cd7Lfm8u - 鞠莉(…、ん?)
雲があらわれ、太陽を一瞬隠す。 鞠莉(……) ルビィ「くっ、ウリュァアッ!!!」ズガズガズガズガ 鞠莉(ちっ……) 鞠莉「リィッッ!!」バババババ 花丸(?) ルビィ「パワー自体は互角、みたいだね…」 鞠莉「ふ、そうね」 花丸(どうして…いま防御を?)
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81 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 20:36:48.08 ID:Cd7Lfm8u - 鞠莉(気づかれたら面倒だけど…)
鞠莉(まあ大丈夫でしょう、気づかれたところで、問題はないわ!) 鞠莉(雲がなくなった!) ルビィ「うやぁー」
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82 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 20:37:41.45 ID:Cd7Lfm8u - 鞠莉(気づかれたら面倒だけど…)
鞠莉(まあ大丈夫でしょう、気づかれたところで、問題はないわ!) 鞠莉(雲がなくなった!) ルビィ「ウヤァ!!」 鞠莉(『ニュー・ワインディング・ロード』!)
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86 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 21:22:56.11 ID:Cd7Lfm8u - 鞠莉(ふふふ、遅い、遅い……どうしたって当たりはしない!)
ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』!」 鞠莉「うんっ!?」 花丸「体が空に!?」 ルビィ「地面と鞠莉ちゃんを同じ極同士に!」 ルビィ「体は反発してっ、空へと!」 ルビィ「落ちてきたところを叩く!」
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87 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 21:45:24.57 ID:Cd7Lfm8u - ルビィ「ウユァ!」
鞠莉(『ニュー・ワインディング・ロード』の前じゃ無駄なのよ!!) 鞠莉(時間がスローになるのなら、地面に落ちる速度もスローになる!) 鞠莉(攻撃を避けながら安全にっ、高跳び後みたいに華麗に地面に降りることも全然余裕なのよっ!!) スルスルスルスルッ! ルビィ「なぁっ!?」 花丸「……」 鞠莉「ふふっ!」バァッン! ルビィ「ぴぎっ…!」 花丸(もしかして…)
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88 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 22:53:26.32 ID:Cd7Lfm8u - 花丸「ルビィちゃん!ちょっと待っててね!」ダッ
ルビィ(花丸ちゃん…どこに) 鞠莉「おやおや、勝ち目がないと判断して逃げ出しちゃったのかしら?」 ルビィ「っ、そんなこと…!」 ルビィ(でも、実際のところ、わからないっ、どうすれば勝てるの…!) ルビィ「く……!」 鞠莉「そろそろフィニッシュでーす!」
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89 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 23:16:18.92 ID:Cd7Lfm8u - 鞠莉(……ん?)
ルビィ「……な、に? この影…って!?」 空には巨大な木が、不自然なほどに育ち、回り一面を日陰に変えてしまっていた。 こんなものを産み出せるのは……! ルビィ「花丸ちゃん!」 花丸「ルビィちゃっーん! 鞠莉ちゃんのスタンドはっ、きっと陽射しを浴びないと能力が使えないんだ!」 鞠莉(なっ…!) 花丸(考えてみればおかしな話だった! 場所にさっきの行動に、人間の限界を越えている動き!) ルビィ(よぉし!) 〜『三部処刑用BGM』〜 ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』! もう一度空へ!」 バチンッ! 鞠莉(ぬぁー?!) 鞠莉(おっ、落ちっ……!) シュルルッ! 鞠莉「え!?」 ルビィ「ありがとう! 花丸! 『レッド・ジェム・ウィンク!』 伸びたツタと鞠莉ちゃんの手足を引っ張りあわせて!」
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90 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 23:24:44.24 ID:Cd7Lfm8u - 花丸「ず、ずら……うん…」
シュルルッ… ルビィ「えっ!? ど、どうしたの?!」 花丸(いっ、いま…『花丸』って…呼び捨て…)テレテレ 花丸「なんだか距離縮まってる感じが、えへ、えへ…」テレリコ ルビィ「も、もういいや!? このまま止めを…!」 鞠莉「ス、ストッープ!」
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91 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[]:2019/03/14(木) 23:28:38.70 ID:Cd7Lfm8u - ルビィ「ん?」
鞠莉「ま、まさかっ、こんな手足を拘束された相手をっ、な、殴ると? それは卑怯なんじゃ!?」 ルビィ「……」 ルビィ「うぅ〜ん…確かに、…無抵抗な相手に『手をあげる』っていうのは……少し卑怯かも」 鞠莉「そ、そうでしょう!? せめてお互いが平等にラッシュを…」 ルビィ「だから、『蹴り』でやることにするよ」 鞠莉「いっ、いやそんなの結局おなっ」 ルビィ「ウユウユウユウンウユウユウユウユウユウユウユウユウユウユウユウユウユァ!!!!」 鞠莉「きゃいっーーーん!?」 ドシャアッ!
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