トップページ > ラブライブ! > 2019年03月14日 > +5RlfSJ2

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名無しで叶える物語(笑)
名無しで叶える物語(笑)
SS総合
真姫「オカルト先輩と見えていた私」

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SS総合
554 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 11:37:59.04 ID:+5RlfSJ2
あるよ、一回だけたしか
SS総合
566 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 16:46:35.92 ID:+5RlfSJ2
ここの住人にはレベル低いって言われるかもしれないけど、全期間ランキングで200位以内に入れた時はかなり嬉しかった
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
142 :名無しで叶える物語(笑)[]:2019/03/14(木) 21:44:35.36 ID:+5RlfSJ2
花陽「怖いけど行くしかないよね...」

希「最悪二手とかに分かれて、何人かはここに残って」

凛「凛は行くよ!!」

穂乃果「穂乃果も!!」

ことり「ことりも!真姫ちゃんを助けないとね!」

にこ「ここまで来たらとことん付き合うわよ」

絵里「そうね」

海未「私もお供させていただきます」

希「ありがとう皆...」


まき「zzzzz」

絵里「寝ちゃったの?」

ことり「そうみたい」

穂乃果「よいしょっと!」

海未「穂乃果、大丈夫ですか?」

穂乃果「平気、平気、任せて♪」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
143 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 21:49:09.75 ID:+5RlfSJ2
まき「zzzzzzz」

海未「穂乃果、疲れたらいつでも交代しますからね」

穂乃果「大丈夫だって!小さい頃、雪穂をよくおんぶしてたし、慣れてるから平気!」

海未「そうですか」

穂乃果「なんか懐かしいなぁー」


ガララ...

花陽「........」キョロキョロ

希「花陽ちゃんどう?」

花陽「大丈夫そうです」

凛「よし、旧校舎に向けて出発にゃ」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
144 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 21:54:45.04 ID:+5RlfSJ2
にこ「これは....」

海未「防火シャッターですね...降りてるのを初めて見ました」

凛「行き止まり?」

花陽「でも...窓から見るとこの先に旧校舎が繋がってるみたいだけど...」

ガチャ

絵里「ここの扉は開くわ」

希「非常ドアの部分だけが開くみたいやね」

絵里「よし、行きましょう」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
145 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 21:57:26.25 ID:+5RlfSJ2
ガチャン!

穂乃果「うへぇ...さっきより怖い雰囲気」

ことり「そ、そうだね...」

凛「くん....くん...」

花陽「凛ちゃん?」

凛「なんか古臭い匂いがするにゃ」

絵里「木の匂いって言えばいいのかしら?あとは....」

海未「もしくは少しかび臭いって感じですね」

絵里「そうね」

にこ「というかドアを開けて入ったら違う校舎って....」

希「空間も歪んでるみたいやね」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
147 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:03:37.62 ID:+5RlfSJ2
ギィ...ギィ...

絵里「な、なんか歩く度に床が軋んで嫌ね」

希「ここだけ完全にさっきまでと時代感が違うみたいやね」

花陽「なんだか...タイムスリップをしたみたい」

にこ「本当にそんな感じね」

凛「本当になんか夢の世界にゃ...」

海未「夢だったら覚めて欲しいですね、悪夢みたいな状態ですからね」

ことり「でも、皆が一緒だと心細くはないよね」

穂乃果「そうだね!ことりちゃん!」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
149 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:05:48.54 ID:+5RlfSJ2
絵里「い...勢いで来たのはいいけど、よく考えたら旧校舎の間取りなんて全くわからないじゃない」

凛「希ちゃんのその本には書いてあったりするの?」

希「えっと...この本によると旧校舎は3階建てやって」

にこ「広いわね...」

花陽「そして暗いです...さっきまでいた校舎よりも...」

海未「目は慣れてはきましたがこうも暗いと危ないですね」

凛「携帯のライトを使います?」

海未「悪くはない考えですが、敵に自分達の位置を教えるようなものですし...極力は避けたいですね」

希「幸いはわからないけど、窓が多いおかげで月が多少は照らしてくれてるから窓際に沿って行こうか」

絵里「そ、そうね....」

にこ「.......」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
150 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:10:23.91 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!!

絵里「うわぁ!!!」ビクッ

にこ「!!」ビクッ

希「エリチ...びっくりするやん、そんないきなり大きな声を出したら」

絵里「ご、ごめんなさい...でもなんか大きな音が」

ジリリリリ!!!

穂乃果「この音はなんだろう?誰かの携帯?」

海未「携帯というよりは電話のベル音のような気がしますね」

凛「凛は電話というよりは目覚ましのような」

にこ「どっちでもいいわよ、それよりも音を止めないと連中に気付かれるわよ!」

希「そうやね、ちょっと確かめに行こうか」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
151 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:14:58.23 ID:+5RlfSJ2
凛「もしかしたら罠かも...」

希「だとしても進まない限りは終わりはないから」

にこ「珍しくいいことを言うじゃない」

希「茶化さないで、にこっちうちは真面目に言ってるんだから」

にこ「はいはい」


ジリリリリリ!!!

絵里「ここで鳴ってるみたいね」

ことり「職員室?」

海未「そうみたいですね」

希「入ってみよう...」

ガラララ...
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
152 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:18:18.53 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!!

希「あれやね」

絵里「これって黒電話ってやつよね、初めて現物を間近で見たわ」

凛「これって出た方がいいのかな?」

にこ「でも出ないと鳴りやまない感じよ」

希「...うちが出てみる」

絵里「希...もう少し慎重に」

スッ ガチャ

希「...もしもし?」

絵里「希!」

『ザー......』

希「.........」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
153 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:19:03.12 ID:+5RlfSJ2
にこ「希、どう?」

希「いや、なにも...なんかノイズだけが聞こえる...」

『ザー....』

凛「ただのこけおどしってこと?」

希「.........」

『私....メリーさん』

希「!」

絵里「どうしたの?希?」

希「ごめん、ちょっと静かにしてて」

絵里「あ、うん....」

花陽「.......」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
154 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:21:23.49 ID:+5RlfSJ2
希「貴方は誰?」

『今、校門にいるの』

希「校門?」

『.........』ガチャ!

ツー...ツー...

希「切れた....」

凛「どんな電話だったの?」

希「なんかメリーさんって子が....校門にいるんだって」

花陽「!メリーさんってあの有名なメリーさんなんじゃ...」

希「かもね」

にこ「なんであんたはそんなに呑気なのよ」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
155 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:24:15.68 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!

絵里「!また電話?」

希「........」スッ

にこ「ちょっと、希!」

ガラララ....

凛「あれ?音が結構近い?」

希「........」スタスタ

絵里「待ちなさい、希!!」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
156 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:26:13.16 ID:+5RlfSJ2
希「..........」

ジリリリリ!!!

ことり「公衆電話が鳴ってるの初めてみたかも」

海未「たしかにかなり不気味ですね」

ジリリリリ!!!

にこ「本当に出るまで鳴りやまないみたいね、これ」

絵里「でも、出ない方が....」

希「.......」スッ

ガチャ

希「もしもし」

『....私、メリーさん』

希「........」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
157 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:29:40.52 ID:+5RlfSJ2
『今、学校の昇降口の前にいるの』

希「ふーん.....」

『』ガチャ

ツー....ツー...

希「.........」

花陽「な、なんて言ってたの?」

希「昇降口の前にいるって」

絵里「ちょっと!!近づいてきてるじゃない!」

海未「まずいですね、これは」

希「そうやね」

にこ「そうやねってあんたねぇ...」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
158 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:34:36.63 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!

ことり「!!また、電話が...」

希「さてと...慰霊碑を探そうか?」

絵里「え?」

希「いや、ほら...車椅子の子をなんとかしないといけないし」

にこ「め、メリーさんは?」

希「あぁ...無視や無視」

凛「無視?」

希「二回も出てあげたんだから充分やろ?これ以上出るメリットもないし」

海未「しかし、このままだと電話が」

希「2回ともなったけどなにかが近づいてくる感じもなさそうだし、大丈夫じゃない?」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
159 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:37:12.77 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!

にこ「大丈夫ってあんた」

希「だって出るメリットがないやん、出たってどうせストーカーのごとく現在位置をいちいち報告をしてくるだけだし」

花陽「たしかもそうかもしれないけど」

希「怨霊からの報連相なんかいらんよ」

凛「ほうれん草?」

絵里「それだと相談も入ってるわよ」

希「細かいことはええんよ」

ジリリリリ!!!

希「二回も出てかまってあげたんだから充分、充分」

海未「そ、そんな適当な感じで大丈夫なんでしょうか?」

希「出た方のがもっとまずいから大丈夫」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
160 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:41:29.53 ID:+5RlfSJ2
ジリリリリ!!

絵里「ずっと鳴ってるわね...」

希「全く、しつこい女の子は嫌われるよー」

ジリ.......

凛「あ、止まった」

花陽「諦めたのかな?」

海未「だったらいいんですが」

穂乃果「それにしても真姫ちゃんぐっすりだね」

まき「zzzzzz」

ことり「疲れてたのかな?小っちゃいしすぐ眠くなっちゃうんじゃない?」

海未「穂乃果、そろそろ交代しましょうか?」

穂乃果「大丈夫だよ、海未ちゃん」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
161 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:45:26.66 ID:+5RlfSJ2
希「さてと....慰霊碑慰霊碑」

にこ「本当にマイペース....」

〜♪

ことり「!」ビクッ

絵里「今度はな、なに!?この不吉なメロディは...」

花陽「...これってどっかで聞いたことがあるような」

希「この曲はたしか...死の着信メロディ」

にこ「あー懐かしいわね、というか着メロって響き自体も懐かしいわ」

絵里「なによ!!そのヤバそうなやつ!!」

海未「というか貴方の方から聞こえるのですが」

凛「え?凛?」

〜♪

凛「.......」ゴソゴソ

凛「あ、本当だ、凛の携帯だ」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
162 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:47:39.50 ID:+5RlfSJ2
花陽「凛ちゃん呪われちゃったのォ!?嘘だよね!?ねぇ!!」ガシッ!

凛「!えっと...これは...その...皆をびっくりさせようと思ってこれにしてたんだった...えっと...その」

にこ「あんたねぇ....」

凛「忘れてたんだにゃ!!設定したのも何日も前だったし!!」

〜♪

海未「!...ちょっと待ってください、ここはたしか圏外...外部とは連絡は取れなくなってるはずです」

ことり「あ....」

希「凛ちゃん誰からかかってきてるん?」

凛「えっと.....」

『非通知』

凛「非通知にゃ....」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
163 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:53:23.02 ID:+5RlfSJ2
絵里「....!まさかメリーさんなんじゃ!!」

凛「!」

希「出ちゃだめだよ、凛ちゃん」

凛「う、うん....」

希「電話切れる?凛ちゃん?」

凛「えっと...切れないにゃ!」

にこ「ふざけたことをしてるからよ」

希「...厄介やね」

凛「そんなー!」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
164 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:53:56.73 ID:+5RlfSJ2
希「黒電話とか公衆電話ならあれもないから勝手に通話が流れてくることはないと思ってから安心してたけど...携帯までにかけてくるとは」

穂乃果「携帯だとまずいんですか?」

希「映画のお約束でよくあるやん、勝手に留守電のメッセージが再生されるってやつ」

にこ「あー...たしかに見たことあるかも」

希「本当にしつこいなぁ...メリー」

絵里「なに知り合いにみたいに呼んでるのよ」

凛「っ......あ!」

花陽「どうしたの凛ちゃん」

凛「多分これ...大丈夫だと思うにゃ」

花陽「え?」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
165 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 22:59:40.00 ID:+5RlfSJ2
凛「凛、この携帯留守電の設定をしてないにゃ」

海未「設定?」

凛「この機種に変えてから留守電の設定をしてないんで留守電は入らないようになってるにゃ」

希「あー...」

花陽「ってことは....」

凛「ずっと、コールのままにゃ」

絵里「ちゃんと設定くらいしておきなさいよ」

凛「幽霊も困らせることができる...そう、iPhoneならね」

にこ「...なんかイマイチ緊張感かけるのよね、オカルト部の部員達は」

凛「くぐってきた修羅場の数が違いますから」

にこ「...本心は?」

凛「怖いんで気を紛らわすためにやってます」
真姫「オカルト先輩と見えていた私」
166 :名無しで叶える物語(笑)[sage]:2019/03/14(木) 23:00:24.51 ID:+5RlfSJ2
続く


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