- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
1 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 10:44:04.27 ID:/zIKgFTf - びゅおおおおおおおおお
理亞「姉様……寒い」ブルブル 聖良「ほらマフラー、一緒に巻きましょう」ファサ 理亞「私たち……どうなるの?」 聖良「……家も、お金も、家族もなくなってしまった……私にあるのはもう理亞だけ……」 理亞(姉様、相当こたえてる……私がしっかりしないと) 理亞「とりあえずは……誰かの家に身を寄せよう、姉様」 聖良「それは……ダメよ。借金取りが追って来て、その家の人にも迷惑を掛けてしまうから」 理亞「じゃあどうすれば……」 プップー! 理亞(背後からクラクション!!) 聖良「まさか、借金取り!?」 プップー! ルビィ「ルビィだよ」 理亞「!?」 ルビィ「車、乗る?」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
7 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 10:50:07.58 ID:/zIKgFTf - 聖良「ありがとうございます、ルビィさん。危うく凍死するところでした」
ルビィ「大丈夫だよぉ、2人のためならこんなことぐらい吝かではない」 理亞「でも、ルビィに迷惑がかかるんじゃ……」 聖良「そうです!借金取りが……」 ルビィ「露ほども気にする必要はないよぉ。なんなら地元を離れて黒澤家に居候するというのも一つの選択肢として提示したい」 聖良「そ、そんな迷惑はかけられませんよ!」 ルビィ「迷惑だなんて水臭いよぉ。一緒にライブした人間はみんな姉妹だとルビィの愚姉は口癖の様に言っている」 ルビィ「勿論、宿代として家事のお手伝いなんかをお願いするかもしれないけれどね。その方が御二方の心理的負担も軽減するだろうし」 理亞「ほんとに……いいの?」 ルビィ「構わぬと何度も言っているよぉ」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
13 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 10:59:23.55 ID:/zIKgFTf - ルビィ「運転手さん、目的地は黒澤家だよぉ。その前に家具屋さんに行ってお布団も買おうね」
理亞「……ありがとう、ルビィ」 聖良「なんとお礼を言ってよいか……」 ルビィ「セイントスノーと一緒に住めるなんて、ルビィの方もウキウキだよぉ」 ルビィ「夜は一緒に寝ようね、理亞ちゃん」 理亞「う、うん」/// \いえ、4人で一緒に寝ますわよ!/ 聖良「おや、どこからともなくダイヤさんの声が」 ルビィ「お姉ちゃんはトランクに入ってるよ」 聖良「そうだったんですね」 ルビィ「ああ、借金取りさんの方はルビィが終わらせておくから、気にしないでね」 聖良「終わらせる……というのは?」 ルビィ「黒澤家の方がよっぽど怖いということだよぉ」
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20 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 11:08:35.70 ID:/zIKgFTf - 内浦
ルビィ「黒澤家に着いたよ。否、みんなのおうちに着いたよ」 聖良「よろしくお願いします」 理亞「うわっ、すごいお屋敷」 ダイヤ「あっちは、リビング。こっちは、客間。そっちは、姉妹の個室。それは拷問室。これは浴室。あれはプレイルーム。まだまだあります」 聖良「本当に広いですね…」 ルビィ「屋敷はたいしたことないよ。そもそも内浦自体、黒澤家の庭みたいなものだし」 ダイヤ「つまりこの町の住人は全員、実質私の妹ですわ」 理亞「あ、ダイヤさん、質問があるのですが」 ダイヤ「お姉ちゃんとお呼びなさい」 聖良「ダイヤさんは本当に妹がお好きなんですね」 ダイヤ「お姉ちゃんとお呼びなさい」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
24 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 11:22:26.08 ID:/zIKgFTf - 夜
理亞「……姉様、私たちはこれでいいの?」 聖良「まぁ、現状は黒澤家のお言葉に甘える以上ないから……」 聖良「私が高校を卒業してたら仕事ももっとちゃんとできたけど」 理亞「それに、高校は?」 聖良「それはダイヤさ……ダイヤお姉ちゃんが浦の星女学院への転校手続きをしてくれたって」 理亞「ふぅん……」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
28 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 11:45:47.06 ID:/zIKgFTf - 翌日
ダイヤ「本日は!我ら浦の星女学院に2人の妹が加わりました!!」 聖良「鹿角聖良です、よろしくお願いします」 理亞「鹿角理亞、よろしく」 ルビィ「わぁい!よろしくねー!」 千歌「よろしく〜!」 花丸「理亞ちゃんおんなじクラスずら〜!」 理亞「……」 善子「顔、にやけてるわよ」 理亞「嬉しくなんかないっ!」/// 果南「聖良ちゃんは私たちと同じクラスだね」 聖良「あ、そうなんですか?」 鞠莉「うん、私と、果南と、ダイヤお姉ちゃんは同じクラスよ」 聖良「へ〜」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
31 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 11:56:16.83 ID:/zIKgFTf - 曜「ダイヤお姉ちゃん、今日練習は?」
ダイヤ「そんなのやってられませんわ!歓迎会です歓迎会!」 梨子「そうね、ダイヤお姉ちゃん!」 ダイヤ「パーティですわ!」 ルビィ「やれやれ、妹ができたのがよっぽど嬉しいようだね。それにしてもはしゃぎ過ぎだ。亭主三杯客一杯とはこのことだよ」 理亞「…すごい賑やか」 善子「こういうの、苦手なんだっけ?」 理亞「……まぁ、あんたたちとなら悪くはないかな」 花丸「ツンデレずら〜」なでなで 理亞「撫でるな」 善子「ダイヤお姉ちゃんはいつもそうなのよ」 千歌「うん、ダイヤお姉ちゃんは本当に妹好きだから」 聖良「……」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
33 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 12:04:38.27 ID:/zIKgFTf - 聖良「……みなさん、お姉ちゃんお姉ちゃんって、ダイヤさんを相当慕ってるようですね」
ダイヤ「聖良、ダイヤさんじゃなくてお姉ちゃんでしょ」 聖良「あ……う、うん、お姉ちゃん」 千歌「当たり前だよ〜!ダイヤお姉ちゃんは私たちのお姉ちゃんだもん!」 聖良「それはアレですか?マリア様がみてる的なやつですか?」 果南「?」 鞠莉「お姉ちゃんはお姉ちゃんでしょ」 聖良「は、はぁ……そうですね」 ダイヤ「ほら、そんなことより町に繰り出しましょう!」 聖良「そうですね」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
42 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 13:35:08.87 ID:/zIKgFTf - 黒澤家
聖良「ふぅ、楽しかった」 聖良「みなさんも私たちを受け入れてくれて本当に良かった……」 聖良「それにしても、Aqoursのメンバーは前もダイヤさんのことをお姉ちゃんって呼んでましたっけ」 聖良「まぁ、それだけ仲良しということでしょうか…」 聖良「あ、もう19時ですね」 聖良「ルビィさんたちと遊びに行った理亞も、遅くならないと良いですが……」 ア“ア”ア“ア”ア”ア“ 聖良「おや、向こうから誰かの声が聞こえます」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
43 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 13:40:14.62 ID:/zIKgFTf - ア“ア”ア“ア”ア“ア”……!
聖良「この部屋から声がします……」 【拷問室】 聖良「……拷問室って書いてありますね」 聖良「案内された時はダイヤさんの冗談かと思いましたが、まさか本当に拷問してるなんてことは……」 「ア“ア”ア“ア”ア“ア”!!だずげでぐれ“ぇぇぇぇ!」 聖良「……ありませんよね?」 「ふふ、私の妹に手を出した以上、仕方ありませんの」 聖良(!! これは、ダイヤさんの声!)
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
45 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 13:44:44.43 ID:/zIKgFTf - 「借金取りだかなんだか知りませんが、聖良と理亞にはもう手出しさせません」
「あ”がががががががぁぁぁぁぁ!!!」 聖良(!? まさか、この悲鳴は私たちを追って来た借金取りの?) 聖良(一体ダイヤさんは何を……) 「ご、ごろざないでぇ……っ!」 「殺す?そんなことするわけないじゃありませんの」 ガシャンッ 「ひっ……」 「ただ、あなたも私の“妹”になって貰います」 「あ“…う……?どういうことよ!」 聖良(妹……?)
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
47 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 13:50:20.87 ID:/zIKgFTf - 「ひぃっ!?な、なによそれ!?」
「安心してください……すぐ、気持ちよくなりますよ……♡」 聖良(なに!?何が起こってるの!?) 「あっ、やめっ、ちょっ………… あ”あ“あ”あ“あ”あ“あああああああああああああああ!!!!!!!」 聖良(一体中で何が………!!) 「……ふふ、借金取りさん、気分はどうですか?」 聖良(……………………) 「……………うゅ」 聖良「!?」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
49 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 13:57:18.42 ID:/zIKgFTf - 「さて、私の名前は何ですか?」
「ダイヤお姉ちゃんだよ」 聖良(っ………!?)ガタガタガタ 「ふふ、借金取りは可愛いですわね」ナデナデ 「わぁい!借金取りもお姉ちゃん好き!」 聖良(そんなっ……まさかっ……!) 聖良(ダイヤさんはこうして妹を増やしていた……!?) 聖良(あのAqoursの態度も、全部これのせいで……!?) 聖良(ルビィさんの言動がおかしかったのもなにか関係が……?) 「ねえダイヤお姉ちゃん」 「どうしました?」 「ここら辺にね、いると思うんだぁ」 「何がですの?」 「ま だ 妹 じ ゃ な い や つ が」 聖良(っ……!?)ゾクッ
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
69 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 21:42:39.90 ID:/zIKgFTf - ────しばらくして、黒澤家
ルビィ「ただいま〜」 理亞「お邪魔しま……ただいま」 ルビィ「あ〜、楽しかったね!」 理亞「うん、楽しかった」 シーン… 理亞「……あれ、誰もいないの?」 ルビィ「そんなはずはないと思うけど……」 ヌッ 聖良「遅いですよ、理亞、ルビィさん」 理亞「姉様」 ルビィ「……ごめんなさい」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
71 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 21:47:44.78 ID:/zIKgFTf - 聖良「私もダイヤお姉ちゃんも心配してたんですよ」
理亞「う、うん」 聖良「外、寒かったでしょう」 ルビィ「少し雪降ってました」 聖良「それは大変だったうゅ」 理亞「え?」 聖良「では、私はお風呂を貯めてきますので、2人は入浴の準備をしていてください」 ルビィ「はーい」 理亞「…………」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
75 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 21:56:55.84 ID:/zIKgFTf - ルビィ「理亞ちゃん、じゃあお部屋行こっか」
理亞「え、ええ」 ルビィ「とりあえずは、ルビィの服を着てね。下着は買ってあるから。理亞ちゃん個人の服を買うのはおいおいということで良いだろうか」 理亞「うん……」 理亞「…………」 理亞「……ねぇ、ルビィ」 ルビィ「なぁに、理亞ちゃん」 理亞「さっきの姉様、様子おかしくなかった?」 ルビィ「聖良さん?」 理亞「なんか、雰囲気とかが変じゃn「おかしくないよ」 理亞「…え?」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
76 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:04:34.51 ID:/zIKgFTf - ルビィ「何もおかしくないよ」
理亞「いや、でも姉さm「おかしくないって!!!!」バンッ 理亞「」ビクッ 理亞「ル、ルビィ……?」 ルビィ「お姉ちゃんをそういう風に言っちゃいけないよ」 理亞「………」 ルビィ「他の人にも、様子がおかしいなんて絶対に言っちゃダメ。約束できる?」 理亞「………うん」 ルビィ「大きい声出してごめんね」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
77 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:12:20.51 ID:/zIKgFTf - ────ルビィの部屋
ルビィ「お風呂、先入る?」 理亞「……いや、ルビィが先入って」 ルビィ「わかった。すぐあがるね」 ルビィ「クローゼットの中のルビィの服、好きなの選んで着ていいから」 理亞「うん」 ガラッ ピシャッ 理亞「ふぅ……」 理亞「……姉様も、ルビィも、一体なんなの?」 理亞「Aqoursのみんなもどことなく変な感じはしたけど……」 理亞「………」 理亞「考えても仕方ないか」 理亞「着替えよ」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
78 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:16:04.97 ID:/zIKgFTf - 理亞「う〜ん……」ゴソゴソ
理亞「ルビィの服、フリフリのやつばっかりだ…」 理亞「家でまでこんなに可愛いの着なくていいのに」 理亞「………ん?」ピラッ 理亞「なんだこれ、メモ帳?」 理亞「ぐしゃぐしゃだ……字もガタガタだし」 理亞「え〜っと……なになに?」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
79 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:16:48.88 ID:/zIKgFTf - 『りあへ
いまオワれています クロー×ットの中でこれかいてる くろさわダ×ヤはあぶないにげて もうだめだ あしおとがきこ×る ×××をたヨれ セイら』
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
83 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:23:40.20 ID:/zIKgFTf - 理亞「」ゾクッ
理亞「な、なにこれ……姉様が書いたの?」 理亞「黒澤ダイヤが危険って……」 理亞「……乱暴でもされた?」 理亞「いや、さっきの姉様には全くそんなそぶりはなかったし、怪我もなかった」 理亞「あと、最後の何々を頼れってところ、字が震えまくってて読めない……」 理亞「……」 理亞「姉様に聞いた方がいいかな……」 コンコンッ 理亞「っ……!!」ビクッ
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
85 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:33:40.87 ID:/zIKgFTf - 理亞「は、はいっ!」
聖良「私です。入っていいですか?」 理亞(ね、姉様……!こんなタイミングで……) 理亞「…………」 理亞(メモ帳は、ポケットにしまって……)ゴソゴソ 理亞「……どうぞ」 聖良「お邪魔します」ガラッ
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
86 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:40:41.44 ID:/zIKgFTf - 理亞「ど、どうかした?」
聖良「いえ、ちょっとお話ししたかっただけ」 理亞「……そう」 聖良「どうですか?黒澤家と、浦の星の人たちは」 理亞「……みんな優しい」 聖良「よかった」 聖良「理亞は人見知りだから馴染めるかずっと心配で」 理亞「うん……」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
89 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:43:51.13 ID:/zIKgFTf - 聖良「昔から理亞は友達少なかったから」
理亞「……最近はいるって」 聖良「それもルビィさんたちの影響でしょ?」 理亞「……まぁ、そうだけど」 聖良「Aqoursのみなさんには本当によくしてもらってばっかりで」 理亞「……」 聖良「ダイヤお姉ちゃんには特に、居候もさせていただいて」 聖良「理亞、ちゃんとお礼言ってますか?」 理亞「う、うん」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
91 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:46:39.48 ID:/zIKgFTf - 聖良「そうですか」
聖良「こっちについてから、変にオドオドしてるように見えたから」 理亞「……そんなことはない」 聖良「そう?」 理亞「……」コクッ 聖良「……ねぇ、理亞」 理亞「なに……?」 聖良「…………」 聖良「今さっき、私が部屋に入る前 な に か 隠 し た だ ろ ? 理亞「っ……!?」ゾワッ
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
94 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:52:55.50 ID:/zIKgFTf - 理亞(違うっ……!絶対に違う……!)
理亞(間違いなく”これ“は姉様じゃないっ……!) 理亞(姉様は、 こ ん な 恐 ろ し い 顔 で笑わないっ……!) 理亞「あ……う……」ガタガタガタ 聖良「?」 聖良「そんなに震えて……暖房弱い?」スッ 理亞「ひっ……」ビクッ 理亞(手っ……冷たぁっ……!)ガクガク 聖良「北海道よりましとはいえ、こっちも十分寒いから」 聖良「体を冷やしてはいけません」 理亞「う、うん……」ガタガタ 聖良「で」 「隠 し た ん だ ろ ?」 理亞「っ…!」ビクッ 理亞「か、かくし…て……な、ないっ……」ガタガタガタガタ 聖良「…………」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
96 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 22:59:33.64 ID:/zIKgFTf - 聖良「……そうですか」
聖良「ならいいんですけど」 聖良「”姉妹“に隠し事はありませんから」 聖良「早くお風呂に入って暖まって下さい」 理亞「は……い……」ガタガタガタガタ 聖良「では」 ガララッ ピシャッ 理亞「はぁっ……はぁっ……」 理亞(た、たすかった………?)ガクガク 理亞(で、でも、震えと……寒気が止まらないっ……!)ガタガタ
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
97 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[]:2017/12/19(火) 23:00:46.73 ID:/zIKgFTf - 理亞(息も……うまく吸えないっ……)ゼェゼェ
理亞(心臓……痛い…………)ガタガタガタ 理亞(おかしい……なにもかも……おかしい……) 理亞(この家は………この町は………!!) 理亞「やだ……」 理亞「帰りたい……北海道に帰りたいよぉ……」グスッ 理亞「姉様っ……ねぇさまぁ……」グスグス 理亞「だれか……たすけてよぉ…………」 ────── ルビィ「…………」
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- 聖良「え?この家借金のカタに売られるんですか?」
98 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)[sage]:2017/12/19(火) 23:01:23.44 ID:/zIKgFTf - 続きは明日書くうゅ
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