- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
27 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 00:01:35.53 ID:vQI/bUK+ - 鞠莉「さて、ここまでのレズの話を聞いた上で、ダイヤに尋ねるわ」
鞠莉「ダイヤ。……あなたも、レズ狩りになってくれない?」 ダイヤ「え…?私が、レズ狩りに…?」 鞠莉「私たちの最重要任務は、メノノリの首を取ることなのよ」 果南「でも、今の私たちの実力じゃ、雑魚レズの掃除で精一杯なんだ…」 果南「レズの統領を殺すためには………私たちにはない、本物のレズの力が必要なんだ…!」 ダイヤ「私の、力が…」 鞠莉「お願い、ダイヤ…。レズ狩りに………」 鞠莉「私たちに、力を貸して…?」 ダイヤ「私が…」 ダイヤ(いまの私にでも、誰かの役に立つことができるのですね…) ダイヤ「………分かりました。私も、レズ狩りに入りますわ…!」 ダイヤ「二人の力になれるのなら、本望ですわ!」 果南「…!ありがと、ダイヤ!」 鞠莉「………じゃあ、拘束を解くわね」カチャ 鞠莉「……今日からダイヤも、私たちレズ狩りの仲間よ!」 果南「一緒にメノノリを、倒そうね!」 ダイヤ「はい…!」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
29 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 00:02:56.88 ID:vQI/bUK+ - 黒澤家
ダイヤ「………ただいま帰りました…」 ダイヤ(鞠莉さんに送ってもらっている間に今の時間を確認しましたが、もう深夜を回っています…) ダイヤ(鞠莉さんが両親に、私の帰りが遅くなる旨を伝えてくれていたそうですし…) ダイヤ(もう家族は皆、寝静まっているはず…。起こさないよう、静かに部屋まで………) ルビィ「あっ…!お姉ちゃあああああん!!!」 ダイヤ「る、ルビィ!?あなた、まだ起きていたのですか…!」 ルビィ「うぅ、お姉ちゃん…!ごめんなさい…」 ルビィ「殺人鬼がいるかもしれないのに、お姉ちゃんにアイスを買いに行かせちゃって…」 ダイヤ「ルビィ…」 ルビィ「大丈夫だった…?殺人鬼に襲われなかった…!?」 ダイヤ「………」 ダイヤ「大丈夫です。私こそ、心配かけてごめんなさい」 ルビィ「うぅ…!ごめんなさい、ごめんなさい…」 ダイヤ(ルビィが私に抱きついています…) ダイヤ(ルビィの華奢で柔らかい身体が、肌で感じられますわ…) ダイヤ(はぁはぁ…、ルビィのうなじから、甘美な匂いがします…) ダイヤ(このまま、時が止まればいいのに………)
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
30 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 00:03:28.78 ID:vQI/bUK+ - ルビィ「………そういえばお姉ちゃん。アイスは?」
ダイヤ「え………あっ…」 ルビィ「……買ってきて、ないの…?」 ダイヤ「あ、いえ、その、色々と事情がありまして…」 ルビィ「……そっか。おやすみ」プイッ ダイヤ(ああ!ルビィの肌が、匂いが!離れていってしまいます!) ダイヤ(もっと、ルビィを味わいたい………) ダイヤ「……ルビィ」 ダイヤ「今日は久しぶりに、お姉ちゃんと一緒に寝ましょう…?」 ルビィ「え?いやだよ。じゃあおやすみ」 ダイヤ「………」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
32 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 00:06:55.49 ID:vQI/bUK+ - ホモッター
【7月26日 水曜日】 みかん@chikacchi 9時間 #浦女 #神隠し 内浦から男のひとがいなくなってもう3ヶ月だねー なんかみんないつもの日常のままでこわい 国困田 囮囚@zuraaaa 9時間 @chikacchi 一番怖いのは、みんながこの事件のことを忘れてしまうことzura みかん@chikacchi 9時間 @zuraaaa あ、名言きた!リツイートしていい? 国困田 囮囚@zuraaaa 8時間 @chikacchi だめzura ЯubyK@aicezuki 8時間 お姉ちゃん普通に帰ってきた。アイスは帰ってこなかったけど。 みかん@chikacchi 8時間 @aicezuki お姉ちゃん無事だったんだね!よかったよかった!从c*^ヮ^§ ЯubyK@aicezuki 8時間 帰ってきたお姉ちゃんなんか変だった。 出かけたときと服が違うし。ベタベタくっついてきたし。匂い嗅いできたし。目つきがやらしいし。 国困田 囮囚@zuraaaa 8時間 @aicezuki それはドッペルゲンガーzura 外に居る間に、本物のお姉ちゃんはドッペルゲンガーと入れ替わっているzura…! そして本物のお姉ちゃんは、もう……… みかん@chikacchi 8時間 @zuraaaa 从c*°◻︎°§!? みかん@chikacchi 8時間 @zuraaaa こわいからねるおやすみ 国困田 囮囚@zuraaaa 8時間 @chikacchi おやすみzura ЯubyK@aicezuki 8時間 @chikacchi おやすみ。 だんすなう@arise99 8時間 #夏休みの宿題 しゅくだいは全部お姉ちゃんがやってくれてる 暇だから夏休みの予定いまから考え中(No plans girl) しゅくだいがないってすばらしい…人生はどんどん楽になってくなあ… 鹿姉@selfcontrol 7時間 #夏休みの宿題 妹に夏休みの宿題押し付けられた…自由研究とかあるし…最近の高校生どうなってるの…? ホモッターで愚痴を言うわけではないけれど、少しは自分でやろうという意志を持ってほしい… でも妹には高校最初の夏休みを、是非満喫してもらいたい…そのために姉としてできることは、妹の宿題をすること… 妹の夏休みのため、ラブライブ!大会参加賞のポールペンを走らせる… みかん@chikacchi 7時間 #浦女 さっきこわい話きいたからトイレいけない…だれか助けてー…从c*;ヮ;§
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
49 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:03:44.12 ID:vQI/bUK+ - 学校 屋上
ワンツースリーフォー.. ダイヤ「………はい。今日の練習はここまでにしておきましょう」 ダイヤ「皆さん、お疲れさまでした」 「お疲れさまでしたー!」 千歌「あー、練習終わったー!曜ちゃん梨子ちゃんかえろ〜?」 曜「うん!」 梨子「あ、私はちょっと寄るとこあるから…先に帰るね?」 ルビィ「……帰るときに、アイス買いに行かなきゃ…」 花丸「ルビィちゃん、オラも一緒に付き合うずら〜」 善子「ちょっと待ちなさいよ!ヨハネもガリガリ君食べたい!」 ルビィ「えー、そこはスーパーカップだよ。善子ちゃん」 善子「ヨh…」 果南「やっほー。ダイヤ」 鞠莉「……どう?何か変わったところはない?」 ダイヤ「はい、今のところ私自身で自覚できるような変化はありませんわね」 ダイヤ「ですが…、ルビィは私の変化に勘付いているみたいですわ」 ダイヤ「やはり何か、変わっているのでしょうか…?」 鞠莉「分からないわ…。ダイヤみたいなレズは、かなり特殊なケースだもの」 ダイヤ「特殊…なのですか?」 鞠莉「ダイヤはレズになっても、人間の頃と全然変わってないでしょ?」 鞠莉「こんなに人間らしいレズは、初めて見たわ…」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
50 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:05:36.48 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「私は…珍しいタイプのレズ、ということですか…」
果南「そもそも、こうしてまともに会話ができること自体レアケースなんだよ?」 鞠莉「レズのほとんどは、理性がファッキンして手当たり次第に女の子を襲う怪物だもの」 鞠莉「……ダイヤほど人格が残っているレズは、レズを研究する上で貴重な存在よ」 ダイヤ「そ、そうですか…」 果南「私たちはまだ、レズのことなんて全然知らないからねー」 果南「これからダイヤを調べていけば、もっとレズのことが分かるようになるかも…!」 ダイヤ「……わ、私でよければ、研究でもなんでもしていただいて構いませんわよ?」 鞠莉「Really!?センキューダイヤ!」 鞠莉「これで、レズの………メノノリ討伐に、また一歩前進したわ…!」 ダイヤ「ふふ、それはなによりです」 ダイヤ「……もう、日が傾きかけていますわね…」 ダイヤ「さ、私たちもそろそろ帰りましょう」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
51 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:06:58.55 ID:vQI/bUK+ - ガチャ
ダイヤ「私は鍵を職員室に返しに行くので、鞠莉さんと果南さんは先に出ていてください」 鞠莉「OK〜」 果南「先行っとくね〜」 トコトコトコ ダイヤ(……さて、職員室に向かわないと…) 「ダイヤさん」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
52 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:08:26.93 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「梨子さん…?ここで何を…」
梨子「先に帰るフリをして、ダイヤさんを待っていたんです」 ダイヤ「私を…?」 梨子「どうしても、ダイヤさんと二人きりになりたくて………」 ダイヤ「っ!」ドキン! ダイヤ(な、何ですか…!この、胸の鼓動は…!?) ダイヤ(何故、梨子さんにドキドキしているのですか、私は…!) ダイヤ(顔が、熱くなって………) 梨子「……あの、ダイヤさん?」 ダイヤ「は、はい!?」 梨子「部屋を用意してるので、一緒に来てくれませんか…?」 ダイヤ「……部屋…?」 ダイヤ(……梨子さんは、一体私をどこへ誘うつもりなのでしょう…?) ダイヤ(あ…。しかし、果南さんや鞠莉さんが待っていますし…、ここは…) ダイヤ(………いや、わざわざ私を待っていてくださったのですから、断るのも申し訳ないですわね…) ダイヤ「……はい。行きましょう」 梨子「」ニヤッ 梨子「さあ、こっちです。私に付いて来てください」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
53 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:32:24.55 ID:vQI/bUK+ - 音楽室
ダイヤ「用意した部屋とは、音楽室のことだったのですね」 ダイヤ(しかし、梨子さんは何故、私をここに連れてきたのでしょう…?) ガチャ ダイヤ「!?」 ダイヤ(部屋の鍵を、閉めましたわ…!) 梨子「…」ヌギヌギ ダイヤ「り、梨子さん…?」 梨子「ふふ…」 ダイヤ(おもむろにシャツのボタンを外し、胸元をチラつかせていますわ…!) ダイヤ(密室で…、二人きり………) ダイヤ「い、いけませんわ、梨子さん…!」 ダイヤ「そのような、破廉恥なこと………」 梨子「ふふふ…」 「ダーイヤさん♡」 ダイヤ「っ!?」ゾクッ
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
54 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:33:20.72 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「あっ……ぁぁ…ぁ…………」
ダイヤ(この声は………、あの時の……) ダイヤ(昨日、私が……襲われた時に聴いた………あの声…!!) ダイヤ(殺人鬼…ではなく、……聴こえてきた、もう一つの、声………) ダイヤ(私が、絶命する間際に聴いた………あの………………) 梨子「あらぁ?身構えちゃって………かわいいわねぇ♡」 ダイヤ「り…、梨子さん…?」 ダイヤ(梨子さんの雰囲気が、変わりましたわ…) ダイヤ(妖艶なオーラが、梨子さんを包んでいます…) ダイヤ(この人は本当に、梨子さんなのですか………!?) 梨子「うふふ♡ダイヤさんの身体は、私のことを覚えているみたいねぇ…?」 ダイヤ「ぁ……っ…。あ、あなたは………梨子さん…ですか……?」 梨子「ええ、そうよ?」 梨子「けれどね…?この姿の私は、いつからか、こうとも呼ばれるようになったわぁ………」 「メノノリ…とね♡」 ダイヤ「メノノリ…!?」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
55 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:49:01.62 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「っ…!メノノリの正体は………梨子さん、だったのですか…!?」
梨子「ふふふ…そうよぉ♡私が、メノノリ♡」 ダイヤ(メノノリ…) ダイヤ(ここ内浦にやって来た、レズの統領…) ダイヤ(私をレズに変えた、張本人………!) ダイヤ「っ…!」 梨子「あらあらぁ…。そんなに怖い顔をしてたら、せっかくのお顔が台無しよぉ?」 梨子「私は、ダイヤさんのいつものかわいい顔が大好きよぉ♡」 ダイヤ「………ふふ…。灯台下暗しとは、まさにこのことですわね…」 ダイヤ「……まさか、私たちのこんなにもすぐ傍に、捜していたレズの大ボスがいたとは………考えもしませんでしたわ」 梨子「あらぁ?なんのことかしらぁ…♡」 ダイヤ「とぼけないでください…。あなたのことは知っていますわよ」 ダイヤ「梨子さ…、いや、メノノリ」 ダイヤ「あなたが、内浦で発生したレズ事件の糸を引いている、悪の元凶でしょう…!」 梨子「ふふふ♡糸を引く…なんて、ダイヤさんもHなことを考えるのねぇ…♡」 ダイヤ「なっ…!?は、破廉恥ですわ!恥を知りなさい!!」 梨子「あらぁ、お顔が真っ赤よぉ?Hなことを考えて、興奮しているのね♡」 梨子「レズ化した途端に、こんなに淫乱な少女に変わるだなんて…♡ダイヤさんはレズの素質があるのねぇ♡」 ダイヤ「っ…!このっ…」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
56 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:49:33.44 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ(くっ…!いけません…、平静を乱されています…。完全にメノノリのペースに乗せられていますわ…)
ダイヤ(冷静に、慎重に…) ダイヤ(鞠莉さん達が捜しても見つけられなかったメノノリが、今、目の前にいます…) ダイヤ(私には、メノノリに聞かなければいけないことが山ほどあります…。このチャンスは、絶対に逃せませんわ…) ダイヤ(メノノリから情報を聞き出し…。そして、鞠莉さんと果南さんに、報告を………) 梨子「レズ狩りは既に、ダイヤさんに接触したみたいねぇ?」 ダイヤ「!?」 梨子「そしてその感じを見るに、ダイヤさんはレズ狩りに、丸め込まれて、いいように遣われているようねぇ」 ダイヤ「……何が、言いたいのですか…」 梨子「うふふふふ…♡」 ダイヤ「な、何ですか…!」 梨子「ダイヤさん………」 「レズ狩りに、騙されてるわよ…?」 ダイヤ「!?」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
57 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:50:23.50 ID:vQI/bUK+ - 梨子「ダイヤさん………レズ狩りが欲しいのは、レズが持つ脅威的な能力だけよ」
梨子「レズ狩りはダイヤさんを利用するつもりよ。戦闘力として、実験に使うモルモットとして」 梨子「ダイヤさんは、使い捨ての駒のうちの一人なのよ。用が済めば、すぐにでも殺されるでしょうね…?」 梨子「あのレイシスト集団は、何よりも、レズのことを嫌っているんだもの」 ダイヤ「……そんなわけ、ありませんわ」 梨子「本当にそうかしらね…?」 梨子「ダイヤさんは、レズなのよ………レズ狩りの側にいたら、いつ殺されるか分からないわよ?」 ダイヤ「………」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
58 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:50:54.35 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「……ふふ、もうあなたの手には乗りませんわよ!」
ダイヤ「レズ狩りが私を騙すなんてこと、絶対にあり得ませんわ!」 ダイヤ(鞠莉さんと果南さんが、私を騙すわけが…) ダイヤ(ましてや、私を利用するわけがありませんわ!) 梨子「ふふふ…♡おめでたい人ね、ダイヤさんは…♡」 梨子「でも私は、そんなダイヤさんが好きよ…?」 ダイヤ「ふん、何を言おうと耳は貸しませんわよ」 梨子「そう…?それじゃあ………」 チュッ ダイヤ「へ…?」 梨子「お口は、貸してくれるのねぇ♡」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
59 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:51:26.38 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「ん……んんっ…!!?」チュパァ
ダイヤ(唇に、柔らかくて温かい、感触が…!) 梨子「んっ…んふふ…♡」レロレロ ダイヤ(し、舌が…!舌が、中に入ってきましたわ…) ダイヤ「んん…っ、あ……んっ…」チュッチュレロレロ ダイヤ(て、抵抗…しなければ………) ダイヤ(あぁ…、口の中がかき回されて、あぁ〜………) 梨子「んふ…♡ここが気持ちいいのかしらぁ…♡」ペロリンチョ ダイヤ「んんんんーっ!」ビクン ダイヤ(あっ…。舌が………口の周りを、這いずり回って………) ダイヤ「んんん…っ!!い、いけませんわ…、いけませんわ…!!!」ヒューヒュー 梨子「ふふふ…♡」 ダイヤ(あ…頭が………ぼーっとしてきて………) ダイヤ(体が………熱くなってきたわ………) ダイヤ「んっ…!んん、んぁ………」チュパァチュパチュパ ダイヤ(だ、だめっ………) 梨子「………さあ、イキなさい…!」レロレロ ダイヤ「んまっ…!んまあああーーーーーーー!!!!!」ビクビクビクン..!!
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
60 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:55:02.62 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「ぁ………あぁ……」ビクッビクッ
ダイヤ(体が、熱い………) ダイヤ(何…?この、感覚は………) ダイヤ(頭がすごく…、冴えてる………) ダイヤ(体の奥から………力が湧いてくる………) ダイヤ(………この、今のわたしの状態を、言葉で表現するのなら…) ダイヤ(『覚醒』………)
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
61 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:55:39.69 ID:vQI/bUK+ - 梨子「あらぁ♡レズになった姿も、愛らしいわぁ♡」
梨子「かわいらしいダイヤさんだから………ダイヤちゃんって呼んじゃおうかしら♡」 ダイヤ「………レズになった姿?」 ダイヤ「どういうこと?今までのわたしは、レズではなかったの?」 ダイヤ(ん…?自分の口調に違和感があるわ………) 梨子「……そうよ。今までのダイヤちゃんは、まだ人間のままだったのよ」 梨子「でも…、今は違う」 梨子「感じるでしょ?内側から呼び覚まされた自我を………新しい自分の、覚醒を…」 ダイヤ「……新しい自分?いいえ。今の『わたし』も黒澤ダイヤよ」 ダイヤ「私はわたし………何も変わらないわ」 梨子「ふふふ…♡やっぱりねぇ…♡」 梨子「ダイヤちゃんに潜在していたレズ人格は、本来の人格とシンクロするほどに強いモノだったのねぇ」 ダイヤ「……レズ人格?」 梨子「ふふふ♡ダイヤちゃんはレズに興味津々なのねぇ?いいわよ、こっちに来て…♡」 梨子「ダイヤちゃんは私の大切な眷属だもの…。私が手取り足取り、レズをレクチャーしてあげるわぁ…♡」 ダイヤ(ようやく、メノノリがまともな話をする気になったわね) ダイヤ(ダイヤちゃん、と呼ばれるのは少し気になるけど…) ダイヤ(いや…。そんなことより、メノノリからは、聞かなくちゃいけない話がたくさんあるのよ) ダイヤ「……さあ、教えて?レズの話を」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
62 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:56:18.33 ID:vQI/bUK+ - 梨子「………能あるレズは爪を隠す」
梨子「レズは、普段は人間として活動するために、レズの部分を隠しているのよ」 梨子「レズの部分を見せるのは…必要な時だけなのよ」 ダイヤ「そうやって、レズもうまく人間社会に溶け込んでるのね?」 梨子「でもね、レズのスイッチは自分の意思では替えられない。スイッチの切り替えには、決まった所作が必要なのよ」 梨子「そうした所作を行いスイッチを切り替えることで、私たちレズは、 『人間モード』と『レズモード』を切り替えることができるのよ」 ダイヤ「……つまり、さっきまでのわたしは人間モードで…。今のわたしは、レズモードなのね?」 梨子「そうよ♡私の場合も、梨子が人間モードで、メノノリがレズモードと言えるわぁ♡」 ダイヤ「そう…」 ダイヤ(レズは、二つの顔を使い分けてるのね…) ダイヤ「ねえ、メノノリ。そのレズになるスイッチは、人によって異なるのかしら?」 梨子「そうねぇ。レズによって方法は変わるわぁ…」 梨子「ただ、私の能力でレズになった眷属は、みんなスイッチは同じなのよ♡」 ダイヤ「……そのスイッチは、『メノノリとキスをする』ことね?」 梨子「正解♡キスで私の粘液を送り込むことで、私の眷属たちはレズを解放することができるようになるの♡」 ダイヤ(眷属は主人の許しなしに、レズを切り替えることはできない…というわけね…)
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
63 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:56:49.65 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「……一応確認しておくわ」
ダイヤ「わたしがレズになったのは、あなたのせいなのよね?」 梨子「ええそうよ♡」 ダイヤ「そう。……単刀直入に訊くけど、わたしは普通の人間に戻れるの?」 梨子「ふふふ♡無理よ♡」 ダイヤ「そんなことだろうと思ったわ。一度化け物になるともう人間には戻れないのは、モンスター映画の定番よね」 ダイヤ「……やっぱり、わたしは一生レズのままなのね…」 梨子「もう、化け物扱いは心外ねぇ?レズも人間の一種なのに…」 ダイヤ「冗談は嫌いよ。レズが人間なわけないわ」 ダイヤ「素手で人間を貫いたり、重傷を負っても自己治癒できる人間がいるわけないじゃない」 梨子「人にできないことができたら、その人は人外なのかしら?」 ダイヤ「……わたしは、ジキル博士もスーパーマンも、人外だと考えるわ」 梨子「ダイヤちゃん…。あまり自分を否定しすぎると、自分を失っちゃうわよぉ?」 ダイヤ「わたしをレズに変えた張本人に言われたくないわ」 ダイヤ「そもそも、わたしが悩んでいるのも、あなたのせいなのよ?」 梨子「あらぁ…。これでも命の恩人なのに、冷たいわねぇ…?」 ダイヤ「………」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
64 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 22:57:49.73 ID:vQI/bUK+ - ダイヤ「……メノノリは、この町の、わたし以外の女の子もレズにしてきたの?」
梨子「そうよぉ♡かわいらしい娘はみんなレズにしたわぁ♡」 ダイヤ「っ…。レズの眷属を増やして、一体何を企んでいるの?」 梨子「ふふふ♡レズのパラダイスを作るのよ♡」 ダイヤ「は…?」 梨子「レズは、世間からの風当たりが強いのよ。だからレズを隠す女の子は多いわ」 梨子「レズとして生きていくことは許されない…、だからレズだとバレないように生きていかなくてはならないわ…」 梨子「そう。この社会には、レズの居場所はどこにもないのよ………」 梨子「そんなの、おかしいわよね?」 梨子「だから私は作るのよ………レズのレズによるレズのための世界を…」 梨子「全ての人類をレズに変えて………『人類レズ化計画』を完成させるのよ…!」 ダイヤ「人類、レズ化計画…!?」 梨子「みんながレズだったら、もうレズを批判する世の中ではなくなるわ!」 梨子「この計画が完遂して初めて、レズは幸せに生きていくことができるのの…!」 梨子「……私ならできるわ…!」 梨子「私の、能力があれば………」 ドスッ
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
66 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 23:03:33.74 ID:vQI/bUK+ - 梨子「………………………………………え………………?」
ダイヤ「………」 梨子「………………ダイヤ………ちゃ………ん……………?」 ドスッ! ドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッ!!! 梨子「くゎっ……!!!」 梨子「な……、なんで………」 ダイヤ「………わたしは、レズが嫌いなのよ」 ダイヤ「レズが嫌いで………、レズである、自分自身も大嫌い」 ダイヤ「レズはすべて、滅ぶべきなのよ」 梨子「ダイ……ヤ………」 ダイヤ「メノノリ。あなたの能力は、わたしがもらうわ」 ダイヤ「この能力は、世界をレズに染めるためのものじゃない………」 ダイヤ「この世界から、レズ共を根絶やしにするための能力よ…!」 ダイヤ「………その手始めに、わたしの生みの親であるメノノリ、あなたを殺すわ」 梨子「ぐっ…」
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- ダイヤ「私がレズなわけありませんわ!」
67 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)[sage]:2017/11/15(水) 23:07:12.46 ID:vQI/bUK+ - 梨子「………ふふ……」
梨子「ふふふふ…ふふふふふふふふ………」 ダイヤ「………何がおかしいの?」 梨子「………私を倒しても………まだ、レズは滅びないわ………」 梨子「『音ノ木坂レズ九天皇』が、あなたを潰しにかかるわよ…!」 ダイヤ「ふん、そんな連中、取るに足らないわ」 グサッ 梨子「」 ダイヤ「………一人目」 ダイヤ(まだまだこの世界には、憎きレズ共が蔓延っているわ…) ダイヤ(わたしのレズ殺しの旅は、まだ始まったばかりよ…!) おわり
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