- 真姫「…？こ、ここは…？」イース「…！？誰だ！お前達は！」奈緒「こっちの台詞だよ」 [無断転載禁止]©2ch.net
33 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[sage]：2017/04/21(金) 00:25:35.88 ID:Jr/1QGAF - ｶﾂｰﾝ ｶﾂｰﾝ
真姫「…私も行ってくる」ｽｸｯ
奈緒「え 何で？」
奈緒「アンタが行った所で何も出来やしないよ」
真姫「何も出来なくても任せっ放しじゃ居られないわ 私も早くここを出なくちゃいけないし」
奈緒「…あっそ」
真姫「すぐ戻ってくるわ」ﾀﾀﾀ
奈緒「…は？アタシがアンタに早く帰ってきて欲しがってるみたいな言い方すんじゃ…ってもう居ないし」
奈緒「…ったく ウザ」ｻｽｻｽ
…
ﾂｶﾂｶﾂｶ
イース「クソ…あの馬鹿共とふざけていたせいでとんだロスを…」ﾂｶﾂｶ
イース「…もう時間がない…っ」ﾂｶﾂｶ
イース「このまま何も出来ずこんな所で死んで堪るか…っ」ﾂｶﾂｶ
真姫「イースさん！」ﾀﾀﾀ
イース「！ ついて来るな！邪魔だ！」
真姫「黙って待っていられないわ」ﾀﾀﾀ
イース「うるさい！！」ｶﾞｼｬﾝ!
真姫「っ！」ﾋﾞｸｯ
イース「私には時間がない 邪魔をするな！」
真姫「…邪魔をする気はないわ ただ私にも何か…何か力になれないかと思って」
イース「何の役にも立たない 貴様もアイツも…」ﾂｶﾂｶ
真姫「…きゅ、急にどうしたの？」
イース「…関係ない」ﾂｶﾂｶ
真姫「ま、待ってっ」ﾀﾀﾀ
…
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34 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[sage]：2017/04/21(金) 00:27:17.59 ID:Jr/1QGAF - …
ｳｨｨｨﾝ…
イース「…」ﾂｶﾂｶ
真姫「…！」
真姫（な、何…ここ… 見た事もない機械だらけ…）ﾃｸﾃｸ
真姫（…半信半疑だったけど本当にこの人、私が居た世界とは別の所から来た人なの…？）
イース「…」ﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟ
イース（…現在地の座標が表示されない 此処は平行世界の狭間の亜空間 再設定も出来ない…何故だ）
イース（クラインの奴とも通信が取れない…どうすればいい…）
真姫「…反応しないの？」
イース「…こんな事は初めてだ これでは元の世界はおろか何処の平行世界にも行き着けない」ﾋﾟﾋﾟ
真姫「…平行世界…」
イース「お前の居た世界に多次元移動装置は存在しないのか」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
真姫「聞いたことないわ SFじゃあるまいし…UFOか何かなら出来るのかも知れないけど見たことも無いし」
イース「ユーフォー？」
真姫「未確認飛行物体よ 存在も眉唾物の都市伝説の様なものだけど…こうして見ると貴女達みたいな存在が扱っている物だったのかもしれないわ」
イース「随分と旧暦の人間の様だな」ﾋﾟｯ
真姫「それはそうかもしれないけど…失礼ね」
イース「…だがこうしてエラーに振り回されている様では私も他人を笑えない」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
真姫「…よっぽど豊かなのでしょうね 貴女の住んでいた世界は」
イース「豊か？」ﾋﾟﾋﾟ
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36 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[sage]：2017/04/21(金) 00:28:55.74 ID:Jr/1QGAF - 真姫「これだけ科学が発展しているんだもの 私の世界で問題視されていた環境問題や発展途上の医療技術なんて当に超えて…」
真姫「人や生き物が生きるのに不自由の無い豊かな世界なんでしょ」
イース「…何を言っているんだ？」
真姫「何がよ？」
イース「人間が繁栄し国家を支える事に生活の豊かさなど必要ないだろう」
真姫「…？」
イース「人間は王に仕える駒だ それ以外の何物でもない」
イース「徹底的に管理され不要とされればそれまで。それが人間だ」
イース「環境や医療に技術を費やし何になる 要らぬ物は捨て補充するだけ」
真姫（……な、何を言ってるの？この人こそ…）
真姫（…人は駒…人はただ王に使えるだけ 要らなくなったらそれまでって…人の命を何だと… ！）
真姫（…そう言えば、さっきの救急箱…）
真姫（私の世界ではポピュラーな物だったけど、よく考えたらこれだけの技術を持っていてケガに対して救急箱って言うのもおかしな話よ）
真姫（普通だったらどんな重症でもすぐに治せるような物が生み出されている筈…）
真姫（そんな事、頭の片隅にも無いような言い方…）
真姫（どんな世界なのよ この人の故郷って…）
イース「クソッ！」ｶﾞﾝｯ
イース「何故何も反応しない…！役立たずの鉄屑め…」
イース「時間が無いんだ… 時間が…！」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ
真姫（…す、すごい汗…いくらなんでも焦りすぎじゃ…）
真姫「…ね、ねぇ さっきから…一体何の時間が無いの？ 私達、消滅しちゃう…とか？」
イース「…消えるのは私だけだ」
真姫「…？？」
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37 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[sage]：2017/04/21(金) 00:30:47.52 ID:Jr/1QGAF - イース「…はぁ…。こんなことならサウザーから詳しく聞いておくんだった」ｶﾞｸ
イース「アイツに教えを請うのが気に食わず意地を張って…こんな所で死ぬとは」
イース「私に相応しい 情けない最後だな」ﾌﾌ
真姫「ちょ、ど、どうしたの…？諦めないでよ」ｽ
イース「…もう時間がない 例えシステムを復旧したとしてもあいつ等とケリを付ける時間も残されていない…」
イース「…関係ないお前たちを巻き込んでしまって済まなかった」
奈緒「いや何最期の一言みたいな感じで言ってんの？さっさと直しなよ」ﾂｶﾂｶ
真姫「奈緒 来てたのね」
奈緒「アンタ等二人じゃどうにかなるモンもどうにもなんないと思ってね」
真姫「もしかして、この機械扱えるの？」
奈緒「全く 何コレ 映画のセット？」ｶﾞﾝｶﾞﾝ
真姫「…私と一緒なんじゃない…。」ﾊｧ
イース「…もし画面に動きがあったら、左上のヒストリーから座標を辿れ」
イース「余計に飛んでいなければ二つ戻れば、お前たちの世界に城を置換出来る」
奈緒「は？そんなん言われても解んないから 文字も読めないし…フツーにアンタがやんなよ」
イース「私は無理だ」
真姫「どうして？…ま、まさか」
イース「…あぁ。私ももう用済み 使い物にならない人間と言う訳だ」
真姫「そっ そんな！！」
奈緒「え 何？」
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38 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 00:32:18.50 ID:Jr/1QGAF - イース「私の命は今日一杯 日が変わるまでに死ぬ」
真姫「…嘘でしょ…そんな事って…」
奈緒「…？？」
イース「…どこの誰とも知らない貴様と最期を迎える事になるとは思わなかった…でも、これで良かったのかもしれない」
イース「私は…あいつ等…あいつの事を」
イース「ただ 羨んでいた それだけなんだ…」ｶﾞｸﾝ
真姫「…！？」ﾊﾞｯ
真姫「い、イースさん！！！嘘…嘘でしょ！？！？」ﾀﾞｷｯ
奈緒「…何してんの？」
真姫「そんな…ヒトが…ヒトがこんな簡単に…こんな簡単に…死んじゃうなんて…有り得ない…」
真姫「起きて！！目を覚まして！！」ｶﾞｸｶﾞｸ
奈緒「いや揺らさない方が良いんじゃない？」
真姫「どうしてそんなに冷静で居られるのよ！！！」
奈緒「アンタこそ何でそんな熱くなってんの？」
真姫「だって！！会って間もないって言ったって人が死んじゃうのよ！？！？」
真姫「！！そうだ 心臓マッサージ…！えっと…確かこうして…」ﾊﾞｯ
奈緒「やめときなって！何ふざけてんの！？」ｸﾞｲ
真姫「何がよ！！」
奈緒「え 何なのホント 本気でやってんのコレ？」
真姫「はぁ！？黙ってて！！あんた頭おかしいんじゃないの！？」
奈緒「アタシのセリフだよ… そいつ寝てるだけじゃん」
真姫「…え？」
イース「…ｚｚｚ」
真姫「…！？！？」
奈緒「私の命は今日一杯…日が変わるまでに死ぬ…とか言ってたけどとっくに24時回ってんだけど」
真姫「…へ…えぇぇ？？？？」ﾍﾅﾍﾅ
真姫「な、何なのよ・・・・もう・・・・」ﾍﾟﾀ‐
奈緒「こっちが聞きたいっての」
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67 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[sage]：2017/04/21(金) 00:51:10.22 ID:Jr/1QGAF - …空き部屋
イース「…zzz」
ｷｭｯ
ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ
真姫「…って。だから私てっきり」ﾍﾟﾀ
奈緒「…成る程ねぇ そう言う事」
真姫「焦ったわ… 人が死ぬ所なんて初めて立ち会ったし…」
奈緒「落ち着きなって ソイツ死んでないから 何でか知らないけど」
真姫「あ、そ、そうね よかったわ ホント…。」ﾊｧｧ
奈緒「…徹底的に管理されて国に用済み認定されたら死ぬ か」
奈緒「アタシもクソったれの世の中に辟易してたけど、自由なだけマシかも」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ
真姫「…奈緒は、どう言う世界で生きていたの？」
奈緒「んー 普通って言えば普通だし、普通じゃないって言えば普通じゃない」
奈緒「クソッ垂れな世界だよ」
真姫「それじゃぁ解らないわよ…」
奈緒「詳しく話す義理もないからね」
真姫「…そうかもね」ﾁﾗ
真姫（…イースさんの身体…何かしら この締め付けられたみたいな痕…）
奈緒「にしてもさぁ アンタもお人よしだよね」
奈緒「他人なんて死んだってどうでもいいじゃん」
真姫「…どうして？」
奈緒「大切な人さえ生きてればその他なんてさ」
真姫「…奈緒にも大切な人が居るのね」
奈緒「まぁね って何言ってんだろアタシ 柄にもない…」
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83 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 00:55:03.13 ID:Jr/1QGAF - 真姫「…ねぇ奈緒 お願いが有るんだけど」
奈緒「何さ 貸しにしといてあげるよ」
真姫「貴女、何かその…糸出せるわよね」
奈緒「スパイダーマンみたいに言うな 出せるのはアタシのチャイルドだよ」
真姫「ちょっとお願いしても良いかしら イースさんの傷、手当したいんだけどもう包帯が無いの」
奈緒「はぁ！？何でそんな事の為に！」
真姫「しーっ」
奈緒「…アンタあたしを何だと思ってんの？舎弟とでも思ってんの？」ﾋｿﾋｿ
奈緒「あんまナメてんと殺すよ」ﾋｿﾋｿ
真姫「そんな風に思ってないわ 貸しでいい 必ず返すわ」ﾋｿﾋｿ
真姫「貴女の言う事、何でも聞くから」ﾋｿﾋｿ
奈緒「…赤の他人の為に何でそこまですんのさ…あたし偽善者は大ッ嫌いなんだけど」ﾋｿﾋｿ
真姫「…貴女やイースさんと同じ様に、私にも色々有るの」
奈緒「…」
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- 三森すずこって真壁刀義と結婚しそうだよな [無断転載禁止]©2ch.net
1 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 05:28:35.58 ID:Jr/1QGAF - うん
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3 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 05:37:05.70 ID:Jr/1QGAF - >>2
何言ってんのこいつ
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6 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 05:48:17.47 ID:Jr/1QGAF - >>5
オカダ・カズチカにはもっと良い女があってる
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9 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 06:09:04.81 ID:Jr/1QGAF - 何か真壁が一番合いそうなんだよな何故か
でもイケメン好きそうだからないかな？
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15 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 06:53:41.79 ID:Jr/1QGAF - >>10
うーん 真壁ピュアだからﾂﾝﾂﾝしてる女は嫌そう
>>11
あいつは闇が深すぎるだろ
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17 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 07:14:46.37 ID:Jr/1QGAF - >>13
おまけに最近女性恐怖症（深い所まで知り合う気になれない病）を発症した
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20 ：名無しで叶える物語(しうまい)＠無断転載は禁止[]：2017/04/21(金) 07:33:16.10 ID:Jr/1QGAF - >>16
三森が好きな選手も新日ばっかだししゃーない
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