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◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止
Pile「え……子供……?」part.5 [無断転載禁止]©2ch.net

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Pile「え……子供……?」part.5 [無断転載禁止]©2ch.net
392 :@無断転載は禁止[]:2017/01/07(土) 00:19:25.57 ID:1J+/t0KD
〜修学旅行 当日〜

ザワザワ…

愛生海「ついにきたーーーー!!!」

鈴乃「まだ空港だけどね……」

花穂「てか大きい声出さないでよ。 恥ずかしいじゃん」


「……あ、ねぇ、あそこの子、飯田花穂じゃない?」

「え? まじ?」

「ほんとだー!」

「あの、サインください!」

「え!? 私も私も!」

ガヤガヤ…

花穂「……えっ、と……」


愛生海「あわわ……あっという間に花穂囲まれちゃった……」

鈴乃「……」

愛生海「ど、どうしよ……」

鈴乃「……」スッ

愛生海「鈴乃っち?」


ガヤガヤ

花穂「ちょっ、と、通して……」

「きゃー!飯田花穂がこっちむいた!」

「かわいー!」

花穂(まじで邪魔……)

鈴乃「あの、」

花穂「!」

鈴乃「一応修学旅行ってことで来てるので、すいません。 花穂ちゃん、行こう」グイッ

花穂「あ……う、ん。 そうだね。 すいません」ペコッ


鈴乃「……」

花穂「……もう、手放して」
Pile「え……子供……?」part.5 [無断転載禁止]©2ch.net
393 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 00:28:16.45 ID:1J+/t0KD
鈴乃「ごめん。 でも花穂ちゃんぼーっとしてるし」

花穂「……わざわざ助けてくれなくてもよかったのに」

鈴乃「……でもさ、女優のイメージとかもあるし、強く人に言えないかなって思って。 おせっかいなら、ごめん」

花穂「……」

鈴乃「だけど、修学旅行中こんなの嫌じゃん? 有名人の飯田花穂として来てるわけじゃないでしょ」

花穂「……喧嘩中だし、私達」

鈴乃「え?」

花穂「それなのに優しくされると、逆にやりづらい」

鈴乃「……そりゃ腹立つよ。 彼女とられ……じゃないな、その、まあ、掘ちゃんと、花穂ちゃん付き合っちゃったわけだし」

花穂「……」

鈴乃「でも……うん、修学旅行だし、この一言に尽きるわ。 楽しくやろーよ、あはは」

花穂「知らないからね」

鈴乃「え?」

花穂「優しくして、後悔しても」

鈴乃「……」

花穂「……」

鈴乃「……あははっ、もう後悔してるって!」

花穂「……は?」

鈴乃「いや……もうしてるしてる。 すごく後悔してる」

花穂「……ぷっ」

鈴乃「笑わないでよ」

花穂「だって面白くて……うん、だ、ね。 修学旅行だし、楽しもう」

鈴乃「よしっ、そうこなくっちゃ」


愛生海「あははは! メロディちゃんなにこの変なお菓子!」

メロディ「そこに売ってた」

鈴乃「……なにやってんだか……」

愛生海「あはははは! へーんなの! ……あ、鈴乃っちと花穂帰ってきたー! おーい!」

先生「楠田さん! 空港では静かに!」

愛生海「あっ……へ、へい」
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397 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 00:43:39.02 ID:1J+/t0KD


先生「じゃあ事前に配ってた飛行機の座席表見ながら速やかに席についてねー」

ハーイ

ザワザワ…


愛生海「鈴乃っちの横だー! しりとりしよー!」

鈴乃「まだ席ついてないのに気ぃはやいな……」

愛生海「めだま!」

鈴乃「はやいって!」

メロディ「私、は……花穂の横だったよね」

花穂「あ、うん」

メロディ「この飛行機、狭いね」

花穂「えっ、一般的な広さじゃない?」

メロディ「……? いつも旅行行く時はもっと広い、ような」

花穂「ああ……なるほど」

メロディ「?」

花穂「なんでもない。 まあ今日は普通席だから」

メロディ「……?」

花穂「荷物貸して。 上乗っけてあげる」

メロディ「いいの?」

花穂「別に……このくらいするけど」

メロディ「う、うん……///」


鈴乃「……ココア」

愛生海「えーと……えと……アフレコ!」


メロディ「花穂、ありがとう」

花穂「いいって」


鈴乃「……殺す」

愛生海「ひっ……す、鈴乃っちこわいってぇ……」
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398 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 00:59:34.13 ID:1J+/t0KD


メロディ「ねぇ」クルッ

愛生海「がははは! うーのー!」

鈴乃「甘いわっ! ドロー……ん? 掘、ちゃん。 どうしたの?」

メロディ「……花穂寝ちゃった」

愛生海「え、まじで!? 顔に落書きしようよ!」

メロディ「ダメ」

愛生海「冗談だって!」

鈴乃「掘ちゃん、ひざ掛け借りてこようか?」

メロディ「……うん。 花穂、昨日も夜まで仕事だったんだって」

愛生海「はえー……頑張るなぁ」

メロディ「……花穂、すごいね」

愛生海「あったりまえ! 花穂はすごいんだよ! いひひ」

メロディ「うん……」

愛生海「花穂のこと、大事にしてね」

メロディ「……してる、つもり」

愛生海「……あはっ、それならいいけど」

鈴乃「はい。 掘ちゃん、かけてあげて」スッ

メロディ「ありがと」

鈴乃「……んっ」

メロディ「……あなたも、風邪ひかないでね」

鈴乃「……うん」

愛生海「……」

鈴乃「……」

愛生海「……よーやるわ」

鈴乃「……ん、なにが?」

愛生海「なーんでもない。 ……あっ、てかこのタイミングでドロツーかよっ。 もぉぉ!」

鈴乃「そう簡単にあがらせないからね〜」

愛生海「くそぉ、いじわる……」

鈴乃「ふっふっふっ」
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399 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 01:21:29.84 ID:1J+/t0KD


愛生海「はぁー……ついたー……!」

鈴乃「いてて、腰いた……」

愛生海「ババアかっ」

鈴乃「うっさいわ」

メロディ「花穂、花穂、起きて」グイグイ

花穂「ん……ついた……?」

メロディ「うん、ついた」

花穂「そっか……ごめん、寝てた。 退屈だったでしょ」

メロディ「ううん。 大丈夫」

花穂「んー……」ノビー

メロディ「……」

花穂「……よく、寝た。 っはぁ」

メロディ「よかった」

花穂「……これ、かけてくれたの?」

メロディ「……鈴乃が」

花穂「……あー……」

メロディ「……」

花穂「鈴乃ちゃん」

鈴乃「ん?」

花穂「ありがとう」

鈴乃「……い、いいよ」

愛生海「……」ハラハラ

メロディ「愛生海?」

愛生海「……めっ、メロディちゃんよく普通にしてられんね……あはは……」

メロディ「?」
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400 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 01:47:09.80 ID:1J+/t0KD


愛生海「おきーーーなわーー!!!」

鈴乃「ほら、はやくバス乗らないと」

愛生海「ちょーあったけー! カーディガンいらんね! あははは!」ヌギヌギ

鈴乃「脱ぐのはやいな」

愛生海「あったかいからね!」

メロディ「確かに……あったかい」

花穂「沖縄くるの久々かも」

鈴乃「花穂ちゃん行ったことあるの?」

花穂「撮影で1回。 ほんのちょっとだから観光とかできなかったけど」

鈴乃「へぇー……」

愛生海「はーいみんな集まってっ!」

鈴乃「?」

花穂「なに?」

愛生海「メロディちゃんも寄って寄って!……ん、みんなも私も入ってるな……よーし、はいチーズ!」

カシャッ

愛生海「……おしっ、いいのがとれた!」

鈴乃「さっそく自撮り?」

愛生海「思い出思い出。 んーみんなやっぱ可愛いなー」

鈴乃「あはは、なにそれ。 愛生海ちゃんもかわいいって言ってほしいの?」

愛生海「そんなこと言ってないもんっ」

鈴乃「はいはい可愛い可愛い」

愛生海「はーうざっ。 あははは!」

愛生海「メロディちゃん、後で送ってあげようか?」

メロディ「……! いいの?」

愛生海「お安い御用!」

先生「はやく乗ってー!」

鈴乃「あ、やべっ。 いこいこ」

愛生海「れっつごー」
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402 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 02:27:16.08 ID:1J+/t0KD


バスガイド「沖縄の挨拶ではいさいというものがありますが、えー……これは本来男性が使うもので……」


愛生海「鈴乃っち、鈴乃っち」

鈴乃「なに、静かにしなよ。 バスガイドさん話してるでしょ」

愛生海「今からどーするんだっけ?」

鈴乃「えーと、まって……」

愛生海「自由行動は明日だよね?」

鈴乃「うん。 1日目は昼食のあと、施設見学。 それからホテルに荷物置きに行って、そこから夜ご飯を国際○りで食べる為2時間ほど自由時間……だって」

愛生海「国○通りで好きなとこで食べていいんだっけ?」

鈴乃「うんうん」

愛生海「わーいやったやった!」

鈴乃「静かにしてって」

愛生海「どこで食べようかなぁー」ポチポチ

鈴乃「調べるの早くない?」

愛生海「だって楽しみなんだもん!」

鈴乃「……あ、そ」

先生「……楠田さん?」

愛生海「ひっ」

先生「今スマホ出しちゃダメでしょ! 没収!」

愛生海「あー! とったぁー! どろぼー!」

先生「後で返します!」

愛生海「けーち! けちけちけち!」

アハハハハ!

鈴乃「もう恥ずかしい静かにしろっ!」バシッ

愛生海「だってぇ! ……んもうっ、絶対後で返してよっ!」


花穂「はぁ……うるさい」

メロディ「……」
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403 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 04:21:43.23 ID:1J+/t0KD


バタン

花穂「はー……やっとホテル帰ってきた……」

メロディ「お腹、いっぱい……」

花穂「ね。 食べすぎちゃった。 ……メロディちゃんには負けるけど」

メロディ「……私、今日そんなに食べてないよ」

花穂「えっ……」

メロディ「?」

花穂「そう、なんだ……はは」

メロディ「花穂こそ、全然食べてなかった」

花穂「太ったらいろいろ言われるし……まあ職が職だから」

メロディ「……大変そう」

花穂「もう慣れたけどね。 そもそもそんなに食べる方じゃなかったし。 よい、しょっと……はぁ……こうしてベッド座ってたら寝ちゃいそう……」

メロディ「……ん、ふかふか」

花穂「ねむ……あ、お風呂先入っていいよ。 私お風呂入ったら真っ先に寝ちゃいそうだし」

メロディ「分かった。 歯ブラシってどこにおいてあるっけ」

花穂「洗面台のとこじゃない?」

メロディ「……あった」

花穂「私の分もとって。 歯磨いちゃお……」

メロディ「うん」

花穂「ちょっと待ってね。 歯ブラシ濡らしたらすぐ出るから」

メロディ「あ……服、どこに置いとこう」

花穂「預かる。 ベッドの上に置いといたげる」

メロディ「……ありがとう」

花穂「うん。 いいよ。 ゆっくり入って」

メロディ「……うん」
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405 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 04:56:42.54 ID:1J+/t0KD


メロディ「かほ」ガチャッ

花穂「……ん、どうしたの」

メロディ「上がったから、入っていいよ。 あと、髪乾かすだけだから」

花穂「じゃあ入ろうかな……よいしょ」

バタン

花穂「……って、わっ、床びしょびしょ……カーテンちゃんと閉めてシャワー出した?」

メロディ「……失敗した」

花穂「ふふ、失敗もなにもないでしょ」

メロディ「ごめん……」

花穂「別に怒ってないって。 あ、服……今度はメロディちゃんが持っていっといてくれる?」

メロディ「あ……うん。 もって、いく」

花穂「ふー……」スルスル

メロディ「いいな。 花穂は、細くて」

花穂「……メロディちゃんも充分細いよ」

メロディ「……ううん。 だって、あの人に前むちむちって言われた」

花穂「鈴乃、ちゃんに?」

メロディ「うん」

花穂「へぇ……」

メロディ「そんなにむちむちかな?」

花穂「そんなことないって。 まあ……触り心地良さそうだなーとは思うけど」

メロディ「さわり、ごこち……か」

花穂「二の腕とか」

メロディ「……ふとい?」

花穂「いやいや細いって」

メロディ「……うーん」

花穂「……」

メロディ「……そうかな」

花穂「そーだって。 それに……お肌ツルツルだし、羨ましいな」ソッ

メロディ「……」ビクッ
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407 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 05:43:59.24 ID:1J+/t0KD
花穂「……っ」

メロディ「……か、ほ、の裸をみてると、少しだけ、ドキドキ、する」

花穂「……誘ってる?」

メロディ「……え?」

花穂「……したいの?」

メロディ「……?」

花穂「そういうふうにしか、聞こえなかったから」

メロディ「……ご、ごめんなさい」

花穂「えっ、怒ってないけど」

メロディ「あ……そう、なんだ」

花穂「……風呂入る」

メロディ「……うん」

花穂「……」

メロディ「……お、怒った?」

花穂「だから、怒ってないって」

メロディ「花穂、付き合ったなら……私は、花穂が怒るのはやだ。尚更やだ」

花穂「……」

メロディ「……」

花穂「……ちがう」

メロディ「?」

花穂「……びっくりしたの」

メロディ「なにに?」

花穂「……あのさ、全部答えなきゃダメ?」

メロディ「……怒った?」

花穂「だから怒って……あーあー、もう、なにこれ。 あはは……」

メロディ「わ、笑った……」

花穂「もう、こっちおいで」

メロディ「う、ん……」

花穂「……そーだよね。 今、メロディちゃんは彼女なんだよね」

メロディ「……か、かのじょ、うん、うん」
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409 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 05:57:42.88 ID:1J+/t0KD
花穂「……彼女」

メロディ「……うん」

花穂「……するの?」

メロディ「……」

花穂「……」

メロディ「えっち……?」

花穂「そんな感じだけど」

メロディ「……」

花穂「……したいなら。 メロディちゃん、彼女だし、いいよ」

メロディ「そ、っか……」

花穂「……うん。 嫌じゃなかったら。 私は……うん、する側だからあれだけど」

メロディ「私……」

花穂「……ん」

メロディ「……してもいいのかな」

花穂「……」

メロディ「したら、あの人、悲しむかな……」

花穂「……」

メロディ「……でも、分からないの。 エッチ、する、って。 おちんちんを挿れるのが、エッチ、なんでしょ」

花穂「……」

メロディ「……花穂は、おちんちん、生えてないよ……?」

花穂「そう、だけど」

メロディ「それなのに、私が、花穂に、この前触ってもらったのは、エッチ……?」

花穂「……捉え方、次第じゃない?」

メロディ「捉え方?」

花穂「……メロディちゃんが、エッチはおちんちんを挿れることだって思ってても、鈴乃ちゃんにとっては違ったのかも」

メロディ「……」

花穂「メロディちゃんは、誰にもかれにも、大事なところ触らせる?」

メロディ「……触らせ、ない」

花穂「……でしょう?」
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410 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 06:12:35.05 ID:1J+/t0KD
メロディ「考えても、みなかった」

花穂「私と、鈴乃ちゃんが、エッチしてたらどう思う?」

メロディ「や、やだ……!」

花穂「それはどっちに対して?」

メロディ「……あ、えと」

花穂「彼女の私に妬いてくれてるの?」

メロディ「……」

花穂「……意地悪した。 鈴乃ちゃんが、私としてるのが嫌なんだよね?」

メロディ「……ごめんなさい」

花穂「いい、別に。 ……だから、メロディちゃんも、鈴乃ちゃんに痛いことされたのは分かるけど……私と、こんなに簡単に付き合っちゃってよかったの? って話」

メロディ「……」

花穂「……多分、鈴乃ちゃん、最初に聞いた時はかなりショックだったと思うよ」

メロディ「……そう、なのかな。 でも、愛生海と、付き合うって」

花穂「そんなの、意地はってるだけに決まってるでしょ」

メロディ「え……?」

花穂「……ほんとは、メロディちゃんのことが好きなんだよ」

メロディ「……全然分からなかった」

花穂「はぁー……で、もう1回聞くけど、エッチする?」

メロディ「し、ない」

花穂「……そう。 じゃあ、そろそろ流石に寒いし、お風呂入っていい?」

メロディ「うん……その、花穂」

花穂「……」

メロディ「……ありがとう。 私、えと、考える。 それ、から……鈴乃、にも、謝る」

花穂「……うん」

メロディ「……」

花穂「……頑張って」


花穂「……」

花穂(……これできっと、うまく、いく、はず)
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411 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 06:25:41.51 ID:1J+/t0KD


メロディ「よし……」

花穂「準備できた?」

メロディ「うん……眠い」

花穂「ふふ……昨日いろいろ話してたら夜更かししちゃったね」

メロディ「ん……」

花穂「まあ……じゃ、行こっか。 今日自由行動だし、眠いのも忘れると思うし」

メロディ「そっか……!」

花穂「うん。 頑張ろ」

メロディ「ん、がんばる」

ガチャッ

花穂「じゃあ早速、愛生海達に合流……あ、」

愛生海「……あ、花穂……」

花穂「ちょうど出てきた」

愛生海「な、ナイスタイミング」

メロディ「……鈴乃は?」

愛生海「えっ、あ、あっ……い、いま、出てくるよ……あはは……」

メロディ「……?」

愛生海「はは……わ、たし、その、先に……」

ガチャッ

鈴乃「おは、よ……」

花穂「……おはよう」

メロディ「おはよ」

愛生海「……」

鈴乃「……あ、いみ、ちゃんも……」

愛生海「あっ、ああ……」

鈴乃「お、っはぁ……」

愛生海「……お、おは」
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412 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 06:36:15.46 ID:1J+/t0KD
花穂「……ねえ」

鈴乃「え、な、なに?」

花穂「……さっきから、なにその、2人の微妙な距離感」

鈴乃「えっ」

愛生海「うぇっ」

花穂「いっつも気持ち悪いほどベタベタしてるのに……喧嘩でもしたの」

愛生海「あははは! んなわけ! ち、超なかよしだし! ねー!」グイッ

鈴乃「っ」ビクッ

愛生海「……あっ、あははっ……」

メロディ「……」

鈴乃「ちょっ、と、もう……触んない、で」

愛生海「えっ……あ、ご、ごめん〜……あっはは」

鈴乃「……っ、た、く」

花穂「……」

愛生海「……ね、ねぇ鈴乃っち、あの、その……ごめんって……」

鈴乃「……は、はぁ? なんで謝るの……別に……」

愛生海「……でも、あの」

鈴乃「……もうやめよう、やめよ、うん、やめよ……あの、うん……」

愛生海「……う、ん」

花穂「……やっぱりなんかあったでしょ」

愛生海「だ、だから何にもないって! 超なかよしだって!」

花穂「……はぁっ、それならいいけど。 早く行こ。 時間が無駄になっちゃうから」

愛生海「そっ、そうだね! れっつごー! よし、いこう! えっと、花穂!」グイッ

花穂「え、あ……ちょ、ストップ、はやいって」


鈴乃「……」

メロディ「……どうしたの……?」

鈴乃「えっ、な、なんでもないよ」

メロディ「……そう」

鈴乃「あ、あはは……」

鈴乃「……」
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413 :@無断転載は禁止[]:2017/01/07(土) 06:37:05.26 ID:1J+/t0KD
続く
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440 :@無断転載は禁止[]:2017/01/07(土) 21:35:52.57 ID:1J+/t0KD
愛生海「……」スタスタスタ

花穂「……ちょっ、と!」

愛生海「っ」ピタッ

花穂「もう、なんなの? 落ち着いてよ」

愛生海「でっ、でも! あ、あ、えと」

花穂「……」

愛生海「あのっ、は、はやく、あ、ぅ、え、と」

花穂「……落ち着けって」ギロッ

愛生海「うっ……ご、めん……」

花穂「なんで2人置いていくの」

愛生海「そ、れは……」

花穂「……」

愛生海「……なんでもない、ってば」

花穂「はぁっ……もう、隠さないでよ。 何があったの?」

愛生海「な、なんでもないー!」

花穂「言って」

愛生海「っ……」

花穂「……こっちがいい空気つくろうとしても、そっちがそんなだとそうはいかないでしょ」

愛生海「……」

花穂「協力できるなら、するし」

愛生海「……わ、分かった。 じ、じゃあ朝ご飯でも食べながら……」

花穂「……メロディちゃんもいるんだし、それだといけないでしょ」

愛生海「え? なんで……」

花穂「メロディちゃんがその話聞いて、落ち込まない?」

愛生海「……」

花穂「……ね、だから今言って」

愛生海「……ぁ、あああもう、どうしてこんなことに……分かった、分かったよぉ……」
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442 :@無断転載は禁止[]:2017/01/07(土) 21:58:26.57 ID:1J+/t0KD


鈴乃『はー風呂はいろ……』

愛生海『んむんむ』

鈴乃『……なに食ってんの』

愛生海『サーターアンダギー。 うまい』

鈴乃『さっき夜ご飯食べたばっかじゃん』

愛生海『でも消費期限近いって言われたし! それにうまいし!』

鈴乃『あっそ……』

愛生海『えーてか鈴乃っちぃ、お風呂一緒に入ろうよぉ』

鈴乃『は? まあいいけど……狭くない?』

愛生海『そっかぁ……えーでも私1人なのなんかあんまり好きくなくて。 どーせならさぁー!ねー! ねー! いっしょにはいろー!』

鈴乃『うーん……ま、いいか』

愛生海『やったぁ! 準備するー!』スルスル

鈴乃『脱ぐのはやっ』

愛生海『だってホテルの脱衣場狭いじゃんっ』

鈴乃『それもそうか。 じゃああたしもここで脱ぐかなー……』

愛生海『脱げ脱げっ!』

鈴乃『……はぁ。 なんかさー、愛生海ちゃんっておっぱいなさそうに見えるけどわりと……普通に、あるよね』

愛生海『へ? そーぉ? 鈴乃っちが小さすぎるだけじゃんね』

鈴乃『殴るよ』

愛生海『あははは! じょーだんだって!』

鈴乃『ったく……』

愛生海『……あれ? 鈴乃っち? 脱がないの?』

鈴乃『えっ……あー、なんか、その……』

愛生海『?』

鈴乃『……なっ、なんか、まあ……恥ずかしくて』

愛生海『……はぇ?』

鈴乃『……へ、変に意識しちゃうんだよ、さい、きん。 愛生海ちゃんのこと……』
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443 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 22:11:21.43 ID:1J+/t0KD
愛生海『えっ、まさか……』

鈴乃『……』

愛生海『……わっ、私のこと好きなの……!?』ガーン

鈴乃『はっ!? ち、違うわっ! そうじゃないからっ!』

愛生海『だ、だよね焦った……ん、んじゃあどういうこと……?』

鈴乃『……あー、だから、まあ……』

愛生海『……まあ……?』

鈴乃『か、可愛いな、って……お、もってる、というか……』

愛生海『……』

鈴乃『……ま、まあ、嘘だけどねっ』

愛生海『っ、あ、あー! なんだぁ、嘘かっ! なはは! びっくりさせんなよもー!』バシッ

鈴乃『……』

愛生海『まあ童貞の可愛いの基準よく分からんしな! いやーほんとー……うー、あ、焦るわー……』

鈴乃『……あははっ』

愛生海『……』

鈴乃『……』

愛生海『……なに裸見てんの』

鈴乃『は、はぁ? そっちが裸でいるから目がいっちゃうだけでしょ……』

愛生海『あっ、そ、そうだよね……』

鈴乃『……えっ、あ、ち、違うよ? あ、愛生海ちゃんの身体に魅力ないわけじゃ……』

愛生海『な、何言ってんの、あはは、そういうのじゃないでしょ、え、な、い、やめて……よ……』

鈴乃『あ、だ、だよね……ふ、風呂入ろう』

愛生海『う、ん……』

鈴乃『……』

愛生海『……』


愛生海『(なんか……気まず……)』
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445 :@無断転載は禁止[]:2017/01/07(土) 23:36:55.72 ID:1J+/t0KD
鈴乃『愛生海ちゃん』

愛生海『ん、あ、? なに?』

鈴乃『シャワー、先浴びていい?』

愛生海『あ、あー……どうぞ、はは』

鈴乃『浴槽やっぱせまいなー……』

愛生海『……はは』

鈴乃『……』ジャー

愛生海『……はぁー……うん、はぁ……』

鈴乃『……』

愛生海『……はぁ』

鈴乃『……あのさ』キュッ

愛生海『あっ、え、なにっ』

鈴乃『……なにやたらそわそわしてんの』

愛生海『そ、そうかな』

鈴乃『見るからにそうでしょ』

愛生海『だっ、て……鈴乃っちが変なこと言うからでしょ』

鈴乃『……』

愛生海『……私……その、慣れないもん』

鈴乃『なにが』

愛生海『……あー、えっと、その、だから、こういう、のが』

鈴乃『……は?』

愛生海『つまり……あー、イチャイチャ、ってか。 純粋に、好きとか、可愛いとか、言われるの』

鈴乃『……』

愛生海『……ごめん』
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446 : ◆UcSf3xkxOaxa (星降る町カトレア)@無断転載は禁止[sage]:2017/01/07(土) 23:54:07.52 ID:1J+/t0KD
鈴乃『うそつけ』

愛生海『え』

鈴乃『慣れてるでしょ。 経験豊富そうだし、てか実際そうだし』

愛生海『はぁ……あのね』

鈴乃『……』

愛生海『一夜限りと、純粋に恋愛するのは、まっったく違うから』

鈴乃『……愛生海ちゃん、ってさ、好きな人いるっけ?』

愛生海『……メロディちゃんが好きだったけど、今じゃもう……あはは、うん、分からん、って感じ』

鈴乃『……』

愛生海『最初から、1回抱きたかっただけなのかも』

鈴乃『なら……あたしと、掘ちゃんが付き合って、思うところはなかったの』

愛生海『……え、な、ないよ』

鈴乃『……そっか』

愛生海『うん……逆に、おめでとー……って、思ってたから。 なのに……さ、こうやって、別れちゃったことが、不思議』

鈴乃『……』

愛生海『……ほんと、うまく、いってほしかったよ』

鈴乃『……』

愛生海『……ほんと。 あはは……』

鈴乃『……』

愛生海『(いや私何言ってんだ……)』

鈴乃『……』スッ

愛生海『……鈴乃っち?』

鈴乃『ちゅっ……』

愛生海『……んっ……、っ』

鈴乃『……』

愛生海『……っ、ちょっと……鈴乃っち?』

鈴乃『……ほんとにそうならそんな顔しないでよ』

愛生海『……』


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