- 穂乃果「魔王が復活する!?」 [無断転載禁止]©2ch.net
373 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:36:18.38 ID:O+hoGynx - 投下していきます。
ここからは歯が浮くセリフばっかりですのでクセェって言いながら見てください
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374 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:39:54.96 ID:O+hoGynx - 2週間後
大陸西側の沿岸 ザザー… 穂乃果「みんな、今日は集まってくれてありがとう」 穂乃果「戦争を終わらせる前に」 穂乃果「まずはμ’sの因縁を終わらせよう」 穂乃果「敵は強大だ!」 穂乃果「相手にとって不足無しッ!!」 穂乃果「全身全霊を出すに相応しい相手だ!!」 穂乃果「 立 て よ 私 達 ッ ! ! 」 穂乃果「ここが最後の戦いだと決着すッ!!」 μ’s「はっ!!」 穂乃果「だから私は希望を名付けた!!『日はまた昇る作戦』(オペレーション・ライジングサン)ッ!」 穂乃果「音ノ木坂王国アイドル特務部隊μ’s──」 穂乃果「──出撃ッ!!」 μ’s「はっ!!」
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375 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:41:39.98 ID:O+hoGynx - 2週間前
王国、倉庫 凛「」グデー 花陽「り、凛ちゃん…起きて?」アセ 花陽(花陽です…。今、私達は要塞からの押収品や、捕虜の扱い…その他諸々の資料整理をやってます…) 花陽(まぁ、戦後の後処理なんだけど…凛ちゃんは頭使うことがちょーっとだけ苦手だから、疲れちゃったみたい…) 凛「…凛はもういやにゃ。これ以上頭使いたくないよ!!」 花陽「仕方ないよー。花陽達は今回、戦闘には参加していないんだから…」 凛「でもさぁーっ!」 にこ「こら、凛!つべこべ言わずに働きなさい!」 凛「うぅー…」 花陽「にこちゃんも、ごめんね?戦闘で疲れてるだろうに、手伝ってくれて…」 にこ「いいのよ。あたしもほとんど疲れてないし、怪我もないから」 花陽(そんなこと言ってるけど…王国兵を率いて敵城を占領したのって、にこちゃんなんだよね…) 凛「じゃあにこちゃん!凛の分もやって!!」 にこ「調子に乗らない!ほら、アンタはあっち見てきて!!」ビシッ! 凛「うぅ…わかったにゃー…」テクテク…
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376 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:45:44.11 ID:O+hoGynx - 花陽「は、ははは…」
にこ「…花陽も、少しは厳しくしないとだめよ?」 花陽「うん、ごめんね。わかってるんだけど、どうしても…」 にこ「まったく…」 ガサゴソ… 凛「もー、ちょっと適当に置き過ぎだにゃー。整理する人たちの事も考えてほしいよ!」プンプン 凛「んー…これはこっち。で、これはあっちかな?」ポイッ ポイッ 凛「これはなんだかよくわかんないから見なかったフリにゃ」ポーイッ 凛「…ん?これ、なんにゃ?」ヒョイ 凛(紙だけど…しっかり蝋封されてる…) 凛(凛知ってるよ。これって、機密が書いてあるんだよね?) 凛「早速開けるにゃ!!」バッ! 凛「んー…何々ー…『地図』…?」 凛「…なんだ、ただの地図かにゃ。つまんないのー」ポーイッ
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377 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:46:24.40 ID:O+hoGynx - ヒュー…
パサッ にこ(ん?なんか当たった?)ヒョイッ 凛「これはあっち。これはいらないやつ」ポーイッ ←押収品を投げまくってる にこ「」 にこ「こらーっ!!りんっ!!」 凛「にゃっ!?」ビクッ にこ「あんたねぇ!?大事な押収品を投げる奴があるかっ!」 凛「ち、違うにゃ!それはただのゴミだよぉ!大事そうなやつは、もっとしっかり投げてるから…」 にこ「だから投げるなっての!!」クワッ 凛「ご、ごめんなさいだにゃーっ!」 にこ「まったく…しかも何よこれ…」バサッ にこ「地図…いや、違う…これってっ!?」ビクッ 凛「…にゃ?」 にこ「花陽!こっち来て!!」 花陽「ん?何か見つけたの?」ヒョイッ
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378 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:47:15.90 ID:O+hoGynx - にこ「見なさいよ、これ!」
机「」バンッ! 花陽「えーっと…え?嘘…なんで『こんな物』がここに!?」ピクッ にこ「…北方戦線は、帝国にとって最重要防衛拠点よ。ここにあったって不思議じゃないわ」 凛「2人してテンション上がってるけど、どうしたの?」ヒョイッ にこ「お手柄よ、凛」ニヤッ 凛「…ひょっとして凛、すごい物見つけちゃった?」 花陽「うん、とんでもないお宝だよ…」ゴクリッ 凛「凛にはただの地図にしか見えないけど…一体何なの、それ?」 花陽「──全帝国領の保有戦力図、だよ」
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379 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:48:15.05 ID:O+hoGynx - 真姫の執務室
コンコン 真姫「入っていいわ」 ガチャッ 花陽「失礼します、真姫将軍っ!」ビシッ 真姫「もう、あなた達なら普通に入ってきても良いのよ?」クスッ 真姫「それより…3人揃ってどうかした?」 凛「お宝を見つけたんだにゃー♪」 にこ「真姫ちゃん、これ見て」バサッ 真姫「一体なんだって言うのよ……えっ!?」ビクッ 真姫(帝国軍の各拠点の位置…そして、そこが保有する戦力が事細かに書いてある…領主や隊長の名前まで…っ!!?) 真姫「…マジ?」 花陽「マジです」 凛「凛が見つけたんだよー?」エッヘン にこ「『ゴミだ』って投げてたくせに、よく言うわ…」 凛「にこちゃあん!?それは言わない約束だにゃ!!」 花陽「…一か月前に花陽が攻めた城が、王国領になってるの。つまり、その地図が作られたのは最近なんだよ」 真姫「なるほど…ね」ゴクリッ 真姫(この子達、とんでもない物を見つけてくれたわね…でも、これでA-RISEの拠点の位置がわかった)
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380 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:48:59.28 ID:O+hoGynx - 真姫(大陸から西へ5キロほど行った島…こんなところに連中の根城があったのね)
真姫(島…島か。厄介ね…どうやって攻めようかしら) 花陽「真姫ちゃん?」 真姫「あ、あぁ。ごめん。よく見つけてくれたわね。ありがとう、3人共」 凛「ふふん、もっと凛に感謝するんだね!」 にこ「なんであんたが得意げなのよ…」 真姫(穂乃果、貴方ならどうやって動く?)
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381 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:59:02.14 ID:O+hoGynx - 王国、医務室
穂乃果「海未ちゃんっ!」ギュッ! 海未「私は怪我人です!抱きつかないでください!」 穂乃果「ごめんねぇーっ!でも久しぶりの海未ちゃんだからっ!」スリスリ 海未「しょうがないですね…まったく、こんな子が、絢瀬絵里を倒したとは思えません」ギュッ 穂乃果「えへへっ!でも、海未ちゃんが弱らせてくれたからだよ?」 海未「時間を稼ぐための戦いがあんなに大変だとは思いませんでした。何ですか稲妻って、卑怯ですよあんなの」プンスカ 穂乃果「あ、あはは…」タジッ 真姫「──具合はどう?」 海未「良好です、真姫」 海未「勝利したそうですね、おめでとうございます」ニコッ 真姫「っ!」バッ ギュッ! 海未「え、ど、どうしました!?」オロオロ
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382 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 00:59:44.34 ID:O+hoGynx - 真姫「全部、あなたのお蔭よ…たくさん傷付けて、本当にごめんなさい」ウルッ
海未「……謝るのは間違っていますよ、真姫」 海未「感謝をください」ニコッ 真姫「……ありがとう、海未」ニコッ 真姫「ところで、立てるかしら?紹介したい子がいるのよ」 海未「?」ハテ 金髪の少女「ハラショー!!」mgmg 金髪の少女「これ、なんていう食べ物ですか!?」キラキラ 花陽「それはおでんだよ。練り物を煮てるの」 金髪の少女「すっごく美味しいですっ!」キラキラ 凛「可愛いにゃー♪」ギュッ 金髪の少女「わっ!?」 凛「んーっ!髪もサラサラで綺麗だし!」スリスリ 金髪の少女「ちょ、あの!?」アタフタ 凛「いいなぁーいいなぁー!」 金髪の少女「凛さんも伸ばせば良いじゃないですか?」 凛「えー。凛は似合わないよー。女の子らしくないし…」 金髪の少女「へっ?そんな…凛さんすっごく可愛いのに…」 凛「えっ?」キョトン
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383 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:02:08.63 ID:O+hoGynx - 金髪の少女「どう見ても可愛い女の子ですよ?もっと自信持ってください!」
凛「そ、そうかな…//」カァッ にこ「…まったく、あんな子が絵里大佐の妹とは思えないわね…」 花陽(姉妹、か。…もしかして、絢瀬大佐も、本当は──) にこ「花陽?」 花陽「あ、んーん、なんでもないよ?」アハハ ガチャ 「おや?あなたがお客様ですか?」 金髪の少女「え?」 海未「初めまして。私は園田海未と申します」キリッ 金髪の少女「あ…私は、絢瀬亜里沙です…」ドキッ 亜里沙「よ、よろしくお願いします…」 海未「ふふっ…ようこそ王国へ。ずいぶんと可愛いお姫様が来てくれましたね」ナデナデ 亜里沙「あ…//」カァッ 海未「ゆっくりくつろいで行ってくださいね?」 亜里沙「はい…//」 海未「おや?顔色が優れませんね。大丈夫ですか?」ヒョイ 亜里沙「っ!?(顔、近い…っ!/////)」
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384 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:02:54.11 ID:O+hoGynx - 真姫「出たわね。海未の天然タラシ」ボソッ
穂乃果「は、はーい!海未ちゃんはこっちこようねー!」グィッ 海未「えっ?何故ですか?ちょっと、引っ張らないでください!」ズルズル… 真姫「さて、顔合わせも済んだところで…μ’sのみんな?話があるから会議室に集合して」 にこ「ちなみに女王陛下への報告は?」 真姫「…えぇ、洗い浚い全部伝えたわ。そこで決まったことも含めて、話があるの」 …… 会議室 真姫「改めて…まずはお疲れ様。避雷針作戦は無事に成功したわ」 真姫「今回の作戦の成功は、花陽と凛のお蔭と言っても過言ではないわ」 真姫「よって、花陽を少佐に、凛を大尉に任命するわ」 花陽凛「「はっ!」」 真姫「同時に、2人はシンフォニー師団からは脱退。花陽は独立大隊を持つことが許可されたわ。凛は、花陽の指揮下に入って頂戴」 にこ「並ばれたわね、花陽?」 花陽「次は抜かしてみせますっ!」 凛「…もう、真姫ちゃんとはお別れなの?」 真姫「…えぇ。もう私が教えることは何もないわ。よくここまで成長してくれた、嬉しい限りよ」
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385 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:04:13.40 ID:O+hoGynx - 花陽「必要なときはいつでも呼んでください!」
凛「そうだよ!いつでも駆けつけるよ!」 真姫「…ふふ、ありがとう。期待してるからね?」 りんぱな「「うんっ!」」ニコッ 真姫「次に、穂乃果」 穂乃果「はっ!」 真姫「絢瀬絵里大佐を単独で撃退したことを称え、あなたを少尉に任命するわ」 穂乃果「はっ!ありがとうございます!」 真姫「さて、昇格と辞令については以上よ。本題はここから」 真姫「避雷針作戦によって、王国が帝国の喉元に剣を突きつけた構図が出来上がったわ」 真姫「でも…帝国とは別の問題がまだ残ってる。魔王の復活よ」 凛「あぁ…そういえばそんなのいたにゃ…」 花陽「忘れてたのぉっ!?」ガビーン 真姫「…昇進取り消してやろうかしら?」 凛「にゃっ!?うそうそ!!しっかり覚えてたって!!」 にこ(あたしも忘れてたなんて言えない)ダラダラ
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386 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:05:07.75 ID:O+hoGynx - 真姫「これは極めて重要な問題なの。厄介なことに、A-RISEが独自に動いているわ」
海未「帝国とは無関係に…ですか?」 にこ「帝国をどうこうしたところで、あまり意味はないってことね…」 真姫「そういうこと。だから対策として、少数精鋭の特務隊が動くことにするわ」 穂乃果「っ」ゴクリッ 真姫「2週間後…A-RISEの本部に襲撃を仕掛ける。目的は敵勢力の全滅…難しいことは一切抜き。いわゆる殲滅戦よ」 にこ「ヒュー♪ずいぶんシンプルね」 真姫「でっしょー?」 花陽「でも、真姫ちゃんらしくないような…アイドルが全員揃うのって、確か物凄くマズイんじゃ…?」 真姫「えぇ。だって、向こうからの喧嘩を買ったのは穂乃果だもの」ニコッ 花陽「ケンカカッチャッタノォーッ!?」ビクッ! 穂乃果「あ、あははっ…ごめんね、みんな」 穂乃果「…でもね。希ちゃんは言ったんだ。『エサの価値が無くなったことりちゃんは処分するしかない』って」 海未「っ!」 凛「えー…敵さん、すっごい三流の悪党だにゃー…」 にこ(まぁ、亜里沙ちゃん攫ってるあたし達が言えたことじゃないけどね)アセ
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387 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:06:41.72 ID:O+hoGynx - 穂乃果「穂乃果は、そんなの許せなかったから…ことりちゃんを、取り戻したいから!!」
穂乃果「みんなには、関係ないことかもしれないけど…」 海未「愚問ですね、穂乃果」 穂乃果「え…?」 海未「私達の大親友を奪ったこと…連中に後悔させてやりましょう!」グッ 穂乃果「海未ちゃん…」 海未「…あなたの『情熱』に影響されたのでしょうね。この熱さ、悪くありません」ニコッ 花陽「そうです。私に居場所を…《奇跡の力》(ちから)の使い方を教えてくれたのは穂乃果ちゃんだよ」 穂乃果「花陽ちゃん…」
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388 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:07:41.19 ID:O+hoGynx -
花陽「友達が困っていたら助ける…花陽は、そんな当たり前の『勇気』を教えてもらったんだ」ニコッ 凛「一人だけじゃどうにもならない事も、みんなでなら乗り越えられる」 穂乃果「凛ちゃん…」 凛「みんなとの『絆』って、こんなに心地よかったんだって」ニコッ にこ「そうよ。ここにいる全員、あんたに充てられて集まったの。それがμ’s」 穂乃果「にこちゃん…」 にこ「『笑顔』でいることの素晴らしさ…ここで独占しちゃ、もったいないと思わない?」ニコッ 真姫「だから、私達も連れて行きなさいよ。一人で全部背負うなんて、私は許さないわ」 穂乃果「真姫ちゃん…」 真姫「あなたが私に教えてくれたんでしょ?『信じる』事の大切さ。だから、あなたも私達を最後まで信じなさいよ」プイッ 穂乃果「みんな…っ!」 アイドルズ「「」」ニコッ 穂乃果「本当に、ありがとうっ!!」ニコッ
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389 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:08:53.31 ID:O+hoGynx - 穂乃果「…それじゃあ、作戦は私に任せて!!良い考えがあるんだっ!!」ダッ!
扉「」バァン! にこ「え、はっ?ちょ、穂乃果!?」 凛「どこ行くにゃー!?」 穂乃果「ちょっと待ってて〜!!」タッタッタッタ… にこ「…ちょっと、大丈夫なの?我らが『リーダー』は」ハァ… 花陽「さ、さすがに作戦は、真姫ちゃんが考えた方が…」 真姫「…ふふっ。これで良いのよ。最後くらい、私たちの『リーダー』の好きにさせてあげましょ?」 海未「ずーっとあの子の好きにさせていたような気がするのですが…」 真姫「あら?気に入らなかった?」フフン 海未「…真姫はいじわるです…」プィ 海未「そんなの…心地よかったに決まっているじゃないですか」ニコッ
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390 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:11:28.20 ID:O+hoGynx - 時は戻って、2週間後
大陸西側の沿岸 穂乃果「花陽ちゃん!『足場』を作って!!」 花陽「了解っ!《風音結界》(アストラルメイガス)!《空気を固めて!》」 ヒュー… パァーッ!! 穂乃果「穂乃果が殿を務めるっ!行くよっ!!」ドヒャァッ! にこ「フォローするわ、行くわよ凛っ!!《笑顔の魔法》(チャーミング・ウィング)、飛翔!」バサァッ! 凛「合点にゃー!!《空間掌握》(トリックスター)、発動!」シュンッ 真姫「私達も行くわよ!」 海未「はっ!せいっ!」グィ 花陽「安定してます、乗れるはずですっ!」 馬「ヒヒーンッ!!」パカラパカラ… 真姫(疑似的に飛べる穂乃果と凛、そして飛べるにこちゃんが殿を務める) 真姫(花陽が空気を固めて形成した空中を、私と海未と花陽が馬で移動する) 真姫(まったく…ビックリ人間のオンパレードね…)ニガワライ
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391 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:28:52.78 ID:O+hoGynx - 殿サイド
シュンッ パッ 凛「…っ!くるっ!敵の狙撃!!」 キラーン… ゴァアアアッ!! にこ「穂乃果っ!!」バサァッ! 穂乃果(あのビーム…希ちゃんの《二十二の支配》(アルカーナム・アイオーン)だ…ッ!)ドヒャアッ! 穂乃果(師匠は『出来た』。穂乃果にも出来ない道理はないッ!!) 穂乃果「そのまま直進ッ!アレは穂乃果が…っ!!」ドヒャァッ! 穂乃果「──ぶっ飛ばすッ!!」ヒュッ…ドッ 紫の光線の前に躍り出た穂乃果が、力いっぱいにそれを殴った。 ゴォォオオオッ!! 穂乃果「はぁあああああッ!!」 光線が穂乃果を境に二つに裂け、その間を彼女達が直進していく。 凛「頑張って穂乃果ちゃんっ!!」 にこ「踏ん張りなさい、穂乃果っ!」
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392 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:30:15.12 ID:O+hoGynx - やがて西の島が見えた。同時に、光線を放っていた少女の姿も。
少女は不気味な微笑みを浮かべていた。穂乃果達が島に上陸したことを確認し、光線を放つのを停止した。 穂乃果「…そんなものじゃあ、穂乃果は止まらないよ」 穂乃果「μ’sは止められないんだよ」 穂乃果「──希ちゃァあんッ!!」ゴォッ!! 希「ようこそ、A-RISEへ!歓迎したる、盛大になっ!」 希「《星》(シリウス)!」パッ! 希「《流星》(スターダスト)!!」ドシューンッ!! 凛「遅いっ!」シュン! にこ「はぁっ!」バサァッ! 穂乃果「ふっ!」ドヒャア! クン…ドヒャアッ! 希「《皇帝》(オシリス)!!」パァア! 穂乃果「そんな薄壁っ!」ドガァッ!! パリィーンッ…!! 希「破っちゃうかー。強くなったね、穂乃果ちゃん」ニコッ 穂乃果「ふふん、そうでしょ?」ニコッ 凛「ふっ!」ヒュ! ズバァ!! 希?「」シュー…
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393 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:31:19.25 ID:O+hoGynx - 凛「っ!偽物っ!!」
希「身代わり…《愚者》(ジプシー)」 希「終わりや。貫け!《塔》(バベル)」ドシューン!! 凛「あっ──」ハッ にこ「っ!」バッ! ドォーンッ! 穂乃果「にこちゃんっ!凛ちゃんっ!!」 にこ「無事よ!…あたしの翼は頑丈なの!」バァーン 凛「ありがとー、助かったにゃー」エヘヘ バッ! タッタッタッ 真姫「みんな無事っ!?」 希「ほぉー、これで勢揃いやな」
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394 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:32:27.41 ID:O+hoGynx - 穂乃果「……希ちゃんは穂乃果に任せて。みんなは、作戦通りに動いてっ!」
μ’s「はっ!!」 真姫「…大丈夫なの?穂乃果」 穂乃果「任せてよ。もう負けないからっ!」ニコッ 海未「…御無事で!」バッ! 真姫「…気をつけてね。にこちゃん、行くわよっ!」タッタッタッ… にこ「わかったわ!」タッタッタッ… 花陽「凛ちゃん、行くよ!」タッタッタッ… 凛「うん、先を急ごうっ!」タッタッタッ… 希「ええん?全員でかかれば勝てたかもしれへんのに」 穂乃果「まるで穂乃果じゃ勝てないみたいな言い方だね?」 希「事実やん。また一方的に倒したるからな」 ドヒャッ! 穂乃果「──やってみてよ」ヒュッ… 希「!?」バッ! ドゴッ!!
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395 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:33:09.83 ID:O+hoGynx - 穂乃果(えっ…防がれた…?)
シュゥ…… 希「暴力…《悪魔》(バフォメット)…」ゴゴゴ… 希「別に殴り合いが出来ないわけじゃないんよ。《二十二の支配》(アルカーナム・アイオーン)使えば肉体の強化も可能なんやで」 希「さぁ、始めようや…μ’sの太陽!」 穂乃果「…うん、やろう!目いっぱいやり合おうっ!」 希「穂乃果ちゃんッ!!」バッ! 穂乃果「希ちゃぁあんッ!!」ドヒャアッ! ドォンッ!!
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396 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:34:40.51 ID:O+hoGynx - りんぱなサイド
あんじゅ「ふふ、ようこそ♪」 凛「あー!ハズレだにゃーっ!!」 花陽「ことり王女はどこですかっ!?」 あんじゅ「まぁまぁ、私と遊んでいきましょうよ?」 凛「興味ないよ!アイドル2人に勝てると思ってる!?」プンスカ あんじゅ「うふふ…愚かな子たち…」シュゥンッ! ズズズッ… 凛「え、なに…あれ…!?」 黒い人間ズ「「「」」」ゴォ… 花陽「ま、まさか…」 あんじゅ「《観客》(オーディエンス)」 あんじゅ「私の可愛い可愛いお人形よ?」クス
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397 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:36:21.76 ID:O+hoGynx - 凛「な、なんで…《奇跡の力》を…アイドルは全員で9人のはずだよ!!」
あんじゅ「なんでかしらねぇ?私は『10人目』のアイドルのぉ…」 あんじゅ「優木あんじゅ少佐よ?よろしくねぇ」フフン 花陽(これで野放しに出来なくなった…伝説と違う、人数が合わない…どういうことなの?) 花陽(『何か恐ろしいこと』が隠されている気がする…なんにせよ…) 花陽「…聞かせてもらいます!なんであなたが《奇跡の力》を持っているのか!」 あんじゅ「力付くで?いやねぇ、暴力的なんだからぁ」 黒い人間ズ「「」」ズズ… あんじゅ「まぁ、まずは突破してみて?私の親衛隊たちを!」 凛「く…っ!かよちん!」 花陽「うん、行くよ、凛ちゃん!!」 りんぱな「「はぁぁぁっ!!」」バッ!! シュバッ!ザンッ! スパッ! あんじゅ(そうよ、私に見せて。μ’sの底力を。証明して、あなた達の力を)
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398 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 01:47:40.21 ID:O+hoGynx - 海未サイド
海未「お久しぶりです…統堂英玲奈」 英玲奈「私の相手は貴様か…少し残念だ」 海未「はい…?」 英玲奈「私は高坂穂乃果と戦いたかった。悪いが、もう貴様に興味はない」 海未「…当然ですね。勝者は敗者に興味が無くなり…敗者は勝者に夢中になる」 海未「ですが、貴方が穂乃果と戦いたいように、私は貴方と戦いたいのです」 海未「振り向かせて見せます。必ず」 英玲奈「ふっ…今回はお前に付き合ってやろう」 英玲奈「──来い」チキッ… 海未「有象無象の区別なく──」ズズズ… 海未「我らに仇なす全ての敵を──」シャキンッ! 海未「王国の剣と成り──」ダッダッ! 海未「──断罪しますッ!!」ダッ!! 英玲奈「散れ…っ!」 スッ…!! キンッ!! 英玲奈「なっ!?」ギギッ… 海未「──見切りましたよ、あなたの居合…」ヂキヂキッ…
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399 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:10:10.70 ID:O+hoGynx - 海未「いいえ、はっきりと『聴こえました』…と、言い換えましょうか」
─ ─── ───── 真姫『見ようとするからいけないのよ』 真姫『光と音はどっちが速いのか…当然、前者よね』 真姫『でも至近距離ならば?…実は波を伝うのは音の方が速いのよ』 真姫『おそらく相手は脳が認識するよりも速く刀を抜刀している…だから見逃すのよ』 真姫『私が特訓に付き合ってあげるわ。聞き取りなさい、相手の抜刀を』 ───── ─── ─ 海未「神速の抜刀術…もう私には通用しませんよ」 海未「絶対強者よ、さぁ──」 海未「──超えさせてください」バァーンッ! 英玲奈(この短時間で、私に対応してきたのか) 英玲奈(園田海未──やはりただ者じゃない)
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400 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:13:06.37 ID:O+hoGynx -
英玲奈「…良いだろう。手を抜くのはもうやめだ」 英玲奈「貴様に対して失礼だったな。これまでの非礼を詫びよう」 海未(まさか…まだ何か隠しているというのですか!?) 英玲奈「全身全霊を以て、貴様の相手をしてやる」 耳を澄ませば良い。2秒後には悲鳴が聞こえる。 目を凝らせば良い。1秒後には鮮血に染まる。 死線は答えを教えてくれる。それが未来だと。 だが、それだけで十分だ。後は我が《奇跡》を起こす。 英玲奈「《危険理解》(アレス)…発動」バッ!
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401 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:15:18.14 ID:O+hoGynx -
海未「何をしたところで…っ!」スパッ! 英玲奈「左上段からの袈裟切り…」 海未「っ!」シャキンッ スッ! カキンッ! 英玲奈「片手で武器を召喚し奇襲」 海未「…っ!?」ギギッ… ヒュッ…! 英玲奈「右回転で3回斬った後」キン!カン!ガキン!! ズズズ…!!シャキン!! スッ!! ガシッ!! 英玲奈「──槍を召喚し、最速の突き」ニヤリ 海未(掴まれた!?) 海未「全て…読んだと…!?」 英玲奈「まぁな。…簡単なことさ。私の《奇跡の力》だ」ニヤッ 海未「《奇跡の力》!?何故あなたがっ!?」スッ!
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402 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:18:13.23 ID:O+hoGynx - 英玲奈「アイドルは全部で9人…大嘘だ、そんなのは」キンッ
英玲奈「紹介を改めよう。私は『11人目』のアイドル…」 英玲奈「はっきり言って私の《奇跡の力》はアイドルの中では弱い…だが、使い手は『私』だ」 英玲奈「自身の技量との相乗効果で、私は世界最強の剣士と成った」 英玲奈「何をしようが、奇襲だろうが…もう私には全てが『視える』ぞ」 英玲奈「さぁ、この絶対防御、どう突破する?」 海未「くっ…!」 英玲奈(見せてくれ、私に。お前たちが絶対的な壁を超える瞬間をな…)
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403 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:22:15.39 ID:O+hoGynx - にこまきサイド
にこ「城に誰もいない…どういうこと?」 真姫「通常戦力じゃ死体を増やすだけ。連中なりに考えたのよ」 真姫「とにかく、ここにあるであろう牢獄を探しましょう。ことり王女を──」 カツ…カツ…カツ… にこ(…階段から誰か降りてくる…?) 真姫「…あ、れは…」 カツ…カツ… 「久しぶりだね、真姫ちゃん」 真姫「ことり王女っ!!?」ビクッ にこ「はぁっ!?」 ことり「…」
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404 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:23:00.90 ID:O+hoGynx - にこ「えっ、野放しなの!?嘘でしょ!?」
真姫「迎えに上がりました。怪我はありませんか?」 ことり「うん、私は大丈夫だよ。助けに来てくれてありがとうっ!」ニコッ ことり「そっちの子は…?」 にこ「はっ!新たに音ノ木坂王国騎士団に入隊しました!矢澤にこ少佐であります!」 ことり「そっか、初めましてだね。私は王国第1王女の南ことりです!にこちゃんも、ここまで来てくれて本当にありがとう♪」 真姫「さぁ、我々の目的は果たしました。王国に帰りましょう」 ことり「うん…そうだね。ことりも、これ以上こんなところにいたくないし…」 ことり「でも、その前に2人に聞いておきたいことがあるの」 にこまき「?」 ことり「──2人は、何のために戦ってるの?」
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405 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:24:07.16 ID:O+hoGynx - にこまき「は、はい…?」
真姫(突然何事よ…?) ことり「あ、変な意味じゃないよ!?」アセアセ ことり「ただ、ここまで来てくれた2人が…王国のために尽力してくれたであろう2人が…何を支えにここまで来たのか、それが知りたいだけなの」 真姫(…) 真姫「…当然、王国に貢献するためです。勝利を、あなたのお母様に届けるためです」 ことり「むぅっ!そういうことじゃないもんっ!」プクッ ことり「ここにいるのは『ただの』ことり。あと『ただの』真姫ちゃんと『ただの』にこちゃんだけだよ」 ことり「お母さんもいないし、王国も関係ない。真姫ちゃんの真意を、聞かせてほしいな」 にこ(…確かに、真姫ちゃんって、何のために戦ってるんだろう?将軍になって、王国最強の軍師になったんだろう…?)
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406 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:25:26.60 ID:O+hoGynx - 真姫「…わ、たしの……戦う理由は…」
真姫「──世界を一つに紡ぐためです」 真姫「平和の実現……世界は血を流し過ぎています」 真姫「私が、人を殺すための知恵を使わずに済む世界を」 真姫「そんな世界を、作るためです」ジィッ… にこ「真姫ちゃん…」 ことり(…) にこ「…にこも、同じです。世界中の人を笑顔にするために」 にこ「もう誰も、にこみたいに大事な人が殺されて泣かないように」 にこ「みんなで笑い合えるような、そんな魔法を世界にかけるために、ここまできました」ジィッ… ことり「──うん」 ことり「凄いよ、二人とも。眼を見ればわかる、本気で言ってるんだね」
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407 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:26:38.02 ID:O+hoGynx -
ことり「そして…あと一歩のところまできたんだね」 ことり「ことりは、2人にお礼を言いたい。ここまで本気で頑張ってくれてありがとうって」 にこまき「…」 ことり「…でもね?このままじゃ、平和な世の中を楽しめない人がいるの」 ことり「暗黒の中にいて、一生そこを歩んでいる人がいるの」 ことり「笑顔になれない人が…いるの」 真姫「一生…暗黒の中にいる人…?」 ことり「ことりは、その人も救いたいんだ」 ことり「犠牲の上に成り立つ正義…そんなのすっごく嫌だから」 ことり「だから、ごめんなさい」 ことり「──2人の夢、まだ達成させるわけにはいかないの」ヒュッ!
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408 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:28:56.04 ID:O+hoGynx -
真姫(コイツッ!!) 真姫「にこちゃんっ!!」バッ! にこ「えっ──」ドガッ ガシャンッ!! にこ「痛た…何するのよっ!…えっ!?」 真姫「…どういうことですか、ことり王女」 頭上から降ってきた牢屋に囚われる真姫。すんでのところで気づいた彼女が、にこだけは囚われさせまいと、身体を押したのだ。 ことり「…あー、1人逃しちゃったー…」 ことり「まぁ、いっかっ!真姫ちゃんは捕まえられたし♪」
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409 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:35:18.55 ID:O+hoGynx - 真姫「くっ!」ガンガンッ!
にこ「真姫ちゃん、下がって!今出すからっ!!《笑顔の魔法》(チャーミング・ウィング)!!」バサァッ! にこ「はぁッ!」ガンッ!! にこ(な…翼でもビクともしない…!!) ことり「壊せないよ、ことりの《加護の中の鳥》(チェーンラバーズ)で作った特製の檻だから」 にこ「くっ…あんた、まさか…っ!」 にこ「魔王を復活させる気なのっ!?」 ことり「…そう、なるのかな。本当にごめんね」 ことり「でも、じっとしてて欲しいの。悪いようにはしないから」 にこ「お断りよっ!!真姫ちゃんを返しなさいっ!」バサァッ!
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410 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:36:17.74 ID:O+hoGynx - ヒュンッ!
にこ「羽根の散弾っ!!」ドガガガガッ! ことり「……」コツ…コツ…コツッ… にこ(なっ…散弾の雨の中を普通に歩いてきた!?) ことり「ことり、《運が良いから》。当たらないんだ、そんなの」 にこ(飛び道具が無効なの…?)ギリッ ことり「さぁ、物語を始めよっか──」 ことり「…果たして騎士様は、囚われのお姫様を救い出せるかな?」 にこ「ふざけんなっ!…白兵戦ならっ!」バサァ!
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411 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 02:37:14.46 ID:O+hoGynx - スパッ!
ことり「無駄だよ」ヒラリ にこ「くっ!」スパッ! ことり「言ったよね──」ヒラッ ザンッ! ガシッ! ことり「──《運が良い》って♪」 にこ「なっ……!」ググッ… 真姫「白羽取り…嘘でしょ!?」 ことり「…《偶然》、掴めちゃった♪」ニコッ 真姫(何よ…) にこ(コイツ…) にこ真姫(めちゃくちゃ強いっ!)ギリッ
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413 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 03:55:47.31 ID:O+hoGynx - 眠い…
とりあえず今はここまでで、書き溜めてきます。 満を持して登場したことりちゃんですが、書けば書くほど口調がおかしい気がします…キャラ崩壊は今に始まったことじゃないんですが 花陽ちゃんの次くらいに難しい…他のSS職人ほんとすげぇっす尊敬します…
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- グッド・ウィル・まきちゃん [無断転載禁止]©2ch.net
3 :名無しで叶える物語(SB-iPhone)@無断転載は禁止[sage]:2016/05/14(土) 16:00:14.86 ID:O+hoGynx - グッバイ、まきちゃん!
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422 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:38:48.56 ID:O+hoGynx - >>420
そんな法則性があったのか… >>421 本当だ、あたしではないですね 修正してきます…と思って検索かけたらもうにこちゃんが1人称呼ぶシーン無かったですごめんなさい
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423 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:42:16.73 ID:O+hoGynx - 続き投下します。
穂乃果&希サイド 希「ふっ!!」ヒュ──ッ ドガァッ!!! 穂乃果「くぅっ!!?」ザッ! 希「どしたん?ウチを倒すんじゃなかったんかな?」 穂乃果(さっきから防戦一方だよ…) 穂乃果(やっぱり、希ちゃんは物凄く強い…っ!) ドシューンッ!! 穂乃果「あぶな…っ!」ドヒャァ! 希「距離離しちゃダメやん。穂乃果ちゃんに出来ることはインファイトだけなんやから!!」ダッ!! 穂乃果「そんなこと、穂乃果が一番わかってるよ!!」ゴォッ! スカッ 穂乃果?「」シュー… 希「へっ?」 穂乃果「熱のレンズで作った分身だっ!!」ドヒャア!! 希「一本取られたなぁ──」ハハッ ドゴォッ!! 希?「──穂乃果ちゃんが」シュー 穂乃果「偽物…!?」ゾクッ
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424 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:43:32.65 ID:O+hoGynx - 希「身代わり返しや…フッ!!」ガッ
ドガァッ!! 穂乃果「きゃあああっ!!?」ズザザァ! 希「確かに穂乃果ちゃんは強くなった」スタ…スタ… 希「それでも、アイドル最強のウチには敵わなかったなぁ?」ニヤリ 穂乃果「…希ちゃんは、アイドル最強なんだ…?」 希「せやでー。うちの《二十二の支配》は変幻自在。『何にでもなれるし、どうにでもできる』」 穂乃果「そういうの、器用貧乏って言うんだよ」 希「はん?負け惜しみ?」ニヤッ 穂乃果「だって希ちゃんは最強じゃないもん。最強は、穂乃果の師匠だよ」 希「…師匠?」 穂乃果「希ちゃんをコテンパンにやっつけた人だよ?」ニコッ 希「…なるほど。穂乃果ちゃんは、その人に鍛えられたんやね」
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425 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:45:00.59 ID:O+hoGynx - 穂乃果「そうだよ。だから、穂乃果が弱いなんて道理はないんだ」
穂乃果「だから──」 穂乃果「希ちゃんがアイドル最強を自称するんだったら」 穂乃果「──穂乃果がその座を奪ってやる」 穂乃果(──思い出すんだ) 希(──知らないやろ) 穂乃果(ツバサ師匠は、強かった。それも、ハンパじゃなく強かった) 希(ウチがここに来るまで、一体どれだけの人間を相手にしたかなんて) 穂乃果(そんな師匠が言ったんだ。『殴る方も痛い』って) 希(相対した敵の思考、性質、価値観…etc) 穂乃果(あれは比喩なんかじゃなかった。心が痛いとか、そんなんじゃなかった) 希(だからウチには──) 穂乃果(今の穂乃果なら──) 穂乃果 希((──『わかる』))
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426 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:46:27.24 ID:O+hoGynx -
穂乃果(希ちゃんは強い。とっても強い。だから痛いはずだ) 希(穂乃果ちゃんは真っ直ぐや。愚直だと思えるほどに) 穂乃果(だから穂乃果の出来ることはたった一つ──) 希(そんな穂乃果ちゃんが打つべき手は一つしかない──) 穂乃果 希((──『クロスカウンター』)) 希(ウチの破壊力を真正面から受け止め、返しつつ…) 穂乃果(穂乃果の全身全霊を拳にのせて、放つ)
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427 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:48:12.07 ID:O+hoGynx - 穂乃果「一緒に遊ぼうよ、希ちゃん」
穂乃果(我ながら安い挑発だとは思う) 穂乃果(でも穂乃果は…『これしか知らないから』) 希(…別に、乗ってあげる必要なんかこれっぽっちもない) 希(でも、ウチの中の『もう一人』が言う) 希(いつも仮面を被っているアナタが仮面を外しても──) 希(誰も気付きやしないよって) 希「…うん、『行くよ』、穂乃果ちゃん」ニコッ 穂乃果「!」 穂乃果「…うんっ!」ニコッ
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428 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:51:59.50 ID:O+hoGynx - ヒュッ──!
ドヒャ──! 刹那、ミドルレンジからインファイトへ。 振りかぶったお互いの拳が──。 穂乃果「──ッ!!」 希「──ッ!!」 お互いの顔に直撃した。
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429 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:53:42.83 ID:O+hoGynx - 穂乃果「…」
希「…」 穂乃果「…」 希「…」 穂乃果「…」 希「…」 永遠にも等しい程の時間が流れた。少なくとも、そう「感じていた」。 「感じている者」がいる以上、決着は着いたのだ。 穂乃果「」 希「…ウチの勝ちや」 お互いの全身全霊。どちらも一歩も引かなかった。 果たして、クロスカウンター対決の勝者は、希だった 希(なんて威力や) 希(立っとるのがやっとって、この事を言うんやね) 希(膝は笑っとるし、左目からは涙が止まらへん。あと鼻血も止まらん) 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
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430 :@無断転載は禁止[]:2016/05/14(土) 18:56:03.82 ID:O+hoGynx - まだ穂乃果は動かない。
立ったまま気絶しているのか?まるで弁慶みたいだと、希は苦笑した しかし、いつまでもこうしてはいられない。別れ際の恋人が、繋いだ手を離すように、名残惜しそうに、拳を穂乃果の頬から離す。 その瞬間──。 ドヒャ── 希「えっ──」 ドッゴァアアアアンッ!!! 穂乃果「…いいや、穂乃果の勝ちだよ」ニヤリ ─ ─── ───── ツバサ『高坂さんって、排熱の力で常に最大出力のパンチが出せるのよね?』 ツバサ『それこそ、どんな体勢からでも』 ツバサ『それってもう──』 ツバサ『振りかぶる必要、ないんじゃない?』 ───── ─── ─
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