- 生きてりゃいい事あるって嘘じゃないか
523 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2010/12/04(土) 02:26:37 ID:2ax9i0ShO - 続きです。
ある時母と口論した際、 私が気に入らないのであろうから、就職したら一人暮らしをすると言いました。 すると母は口論の原因になったことには触れずひたすら、お前(私)には自活は無理だ、自分の事が一人前に出来るようになってからでも自活は遅くない。と言い始めました。 私は両親が30、40代の頃に出来た子供で、しかも一人っ子のため、優しいには優しいのですが、同年代の他の子と比べると厳しく育てられました。 その母が私を認める日が来る訳がない。 就職したら、この家を出ようと心に決めました。 それから数日経って家に帰ると、小屋に行きかけていたマリちゃんが居間に置かれていました。 母の実家は農家で、祖父母達は忙しい毎日を送っていて、母や叔父には構うひまがあまり無かったのだそうです。 そのため自分はお弁当を作って貰ったことが一度も無いとか プレゼントなんて誕生日以外は貰えなかったとか 何時だったか母から聞いたことがあります。 マリちゃんは私にプレゼントされたものではありますが、母に贈られたものでもあるのだ。と、ふと思いました。 今日家に帰るとマリちゃんは母お手製の新しい服を着ていました。 昔私が着ていたセーターをたおして作ったようです。 髪もアップにして、まとめてあります。 一体どうしたんだろうと見ていたら、 「マリちゃんもお姉さんになったんだ」と母。 横では笑う父。 私はこの土地で過ごした時間が嫌いです。憎くて憎くて仕方ない。 それでも大嫌いと言えないのは、この文章を打つ私の目から溢れ出してくる暖かな涙のせいです。 親友にも両親にもトラウマの症状のことは言えません。 今でも死にたくなる日はあります。 でもこの先何があっても私は死ねません。 死ぬわけにはいかないんです。 一人暮らし決行はもう少し先延ばししようかと思います。 地元にこだわるせいでまだ就職先は決まっていませんが、落ち着いたら私もマリちゃんの服を作ろうかと思います。 振り袖なんて、どうでしょうか。 長々とすみませんでした。 読んでくれた方ありがとう。
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