- 高校にいたペルー人の話
23 :名無しさん[]:2012/03/18(日) 22:45:49.67 ID:Nwc3OrPq - 連投の規制で書き込めなかったのですがまたっり書いてきますので読んでくれる人いたらうれしいです。
>>18 ロビーでスレ立てるのはじめてなんです。ルネッサンス!? >>19 ありがと ゆっくり続けてみます >>20 まさにあの匂いだった。外国人ってあの匂いをこのむのかってくらいに・・・ >>21 ゲド戦記ですかな? 実際夕方とんでる鳥なんてムクドリかからすくらいしか >>22 すまぬ バレーボールだった。
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24 :名無しさん[sage]:2012/03/18(日) 22:49:57.81 ID:Nwc3OrPq - 授業では漢字テストをやった。
小学生中学生の漢字の問題をやるんだが10点満点で7点で合格。 毎週月曜日にやるのだが彼は1年間1回も合格しなかった。 そのたびに彼は日本語の馬鹿らしさをかたってくれた。 そしてスペイン語を日本人も学べといいだした。 これが使えないとペルーでいじめられるらしい。 日本が沈んでも国にいれてくれないらしい。 「まじ日本語なんて無駄だからネ?意味ないからネ? 世界がペルーだけになったらどうすんだヨ?」 そして期末テストになった。 彼は英語、スペイン語、ポルトガル語の3ヶ国語を使えると 豪語していた。とくに英語は得意で自信まんまんだった。 英語の授業ではさすがやな〜っと思えるくらいがんばっていた。 そしてテスト返しがあった。高校では30点以下だと 赤点で補充対象者で夏休みに学校にいかなくてはいかなくなるのだ。 「赤点なら自殺するわ」 と彼は授業中にいきなり言い出した。 クラス中が静まりかえるなか彼はものすごくうれしそうにニヤついてた。 そして運命のテスト返し。彼は25点で赤点だった。 俺とおなじ点数だった。クラス中が自殺しろ自殺しろと言ったが 彼は黙っていた。
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25 :名無しさん[sage]:2012/03/18(日) 22:54:23.93 ID:Nwc3OrPq - ここまででてなかったのだが英語の先生がイカレポンチだった。
通称かば先生(顔がかばっぽかった)は60手前の先生でもう定年 したのだろうか。略してかばせん 金パチ先生みたいな髪型だった。 とにかく彼の授業が自分たちは嫌だった。 授業がはじまるとかならず片手をポケットにつっこみながら出席簿を 開きごにょごにょと話し出す。 「さぁかぃ〜(仮名坂井)はやしぃ〜↓(仮名林) ひろたぁ〜(仮名廣田) ていしゅつぶつぅ〜↓」 これが毎時間のお約束だった。ものすごいだるそうに尻すぼみで 話をしだす。するとペルー人の彼が眠りだす。 「たけしぃ〜 寝るんか? 寝るんなら欠課にするぞぉ〜↓?」 とだるそうに言い出す。それでもペルー人は寝てしまう。 「次寝たら欠課やぞぉ〜 たけしぃ〜」 「もういいっすヨ。欠課にしてくださいヨ」 ペルー人はそういって眠りだすが結局何回でも欠課にされることなく 起こされた。今考えたらそれがかばせんなりの優しさだったのかもしれない。
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26 :名無しさん[sage]:2012/03/18(日) 22:58:06.93 ID:Nwc3OrPq - こんなこと?をされて彼が黙っているわけがなかった。
自分たちのクラスには河崎くんという実業家の息子のお金持ちがいた。 一週間に3万くらいは金を使っているだろう。そんな金持ちの彼は 電子辞書を持っていた。底辺高校なのにそんなのもってくるのも珍しいが なんとその電子辞書はしゃべるのであった。それに目をつけたペルー人は 電子辞書をうばった。彼は英語でオキュパイ?かなんかと検索して電子辞書に 発音させた。すると電子辞書は機械の女の人の声で 「おっぱい!おっぱい!おっぱい!」 と連呼しだした。おきゅぱいと言ってるのであろうが年頃の自分たちには おっぱいとしか聞こえなかった。電子辞書が話すたんびに1番前の席の ペルー人は俺のほうをみてニヤァってしてくれた。その笑顔はみたくなかった。 彼はうれしそうに連打しながら何度も何度も機械に発音させてた。 「たけしぃ〜 うるさぃ〜」 とだるそうにかば先生がついに注意しだす。
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27 :名無しさん[sage]:2012/03/18(日) 23:01:53.94 ID:Nwc3OrPq - 不良ペルー人は日本人を馬鹿にしているため腹がたったのか
今度は「カバー」と検索した。先生がかばというあだ名だったからだろう。 またニヤツキながらボタンを連打しだした。 「かばー かばー かばー」 電子辞書が安定の機械音がひびきだす。彼はうれしそうに こっちを見てウインクをしてきた。笑いが止まらなかった。 クラスのみんなもめちゃくちゃ笑っていた。 かばせんが大きなため息をついたかと思うと 「たけしぃー 俺はふざけて授業をやってるわけじゃないんだぞ!!!」 といつもよりものすごい大きな声で怒り出した。 できればいつもこれくらいの声で授業をしてもらいたかった。
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28 :名無しさん[sage]:2012/03/18(日) 23:12:03.97 ID:Nwc3OrPq - この先生はなぜか授業のたびにユダヤ人の話をしだした。
最初はヨーロッパの話でヨーロッパ好きなのかな〜くらいに 思っていたがそのうちユダヤ人の話ばかりになった。 ペルー人もヨーロッパが好きなのでノリノリだったがペルー人が 話に噛み付いてくるたびに先生はため息をついていた。 底辺高校なので黒板とか壁にナチスのマークがよく書いてある。 アホなやつはどや顔して寺のマークを書いていた・・・ それを見つけるとものすごい形相を変えて先生は怒り出した。 いつもはまぬけ面した眠そうなかばだったのになにかスイッチが入ってしまった。 この先生は学園闘争?のころの東京の大学の出身者で 今の学生たちに不満があるようでいつもそのことも話していた。 「せんせ もうその話はいいですかラ!せんせ 外国いったことありまス?」 とペルー人は毎回聞いた。彼は外国にいったことが何回かあったようで それを自慢したかったのだろう。そのたびに先生は一呼吸おいて ため息をつきペルー人をスルーした。 「せんせ この英語はスペイン語で●●っていうんですヨ!!」
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29 :名無しさん[sage]:2012/03/18(日) 23:15:40.19 ID:Nwc3OrPq - うちの高校の校舎はものすごく古かった。
天井も一回落ちたことがあった。壁もひびだらけだし東海地震が 起きたら命はないだろうなと自分たちは思っていた。 自分たちの学校はもと女子高だけあって女子が圧倒的に多かった。 クラスの男子10人みんなで仲良く教室でお昼ご飯を食べてた。 アニメみたいに屋上で食べたり女の子と食べたりは結局できなかったが 毎日アニソンを流しながら楽しく食べていていい思い出だった。 そんなある日だった。 地震が起きた。 震度2くらいだったらしいがボロ校舎はものすごくゆれた。 俺たちはもっと強くなったらやばいと思って廊下に逃げ出した。 ペルー人は教室に残りなにやら踊りを踊り始めた。 ウマウマをくねくねさしたような踊りだった。 古代インカ帝国の血が騒いだのだろうか・・・ インカ滅亡みたいなノリで狂ったように踊りだした。 誰にも止められなかったが揺れがおさまるといつもの彼にもどって ウインクをしてくれた。
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