- ロビー文学部
5 :生ロボット ◆E.BOFQUkFY []:2012/01/31(火) 00:30:51.21 ID:hASD2Or6 - 小学校から帰宅した霧野ミカンは、自宅の前の畑で農作業をする祖母に「ただいま」を言った。
「おかえりミカン。今日は爺ちゃんがイノシシ捕ったけ、晩ご飯はボタン鍋ばい。楽しみにしちょき。 そおれ、このニンジン。若い頃の爺ちゃんのチンポコみたいやが」 祖母はガハハハ、と笑った。ミカンは祖母に言葉を返さず自宅に駆け込むと、台所にいた母親に 「ママ!今すぐお婆ちゃんをぶっ殺して畑に埋めて!ミカンの一生のお願い!」と頼み込んだ。 「ミカン、なんて事を言うの!」 「お願いママ!あの老いぼれにこれ以上空気を吸わせないで!あれは地球上で最もいらない生き物よ!」 母親は「シッ!事を成す時は穏便であれ!ママがいつも言っているでしょう?」とミカンを叱った。 「ごめんなさい、ママ。でもミカン、あの老婆が、穀物を使って下ネタを言うのがどうしても許せないの」 ミカンの小さな肩がブルブルと震えた。 「ママ、私、白い手袋が欲しい!お姫様がつける、あの肘まである白い手袋が欲しい!」 母親は愛娘を狂おしく胸に抱き寄せた。 (ああ、ミカン!あなたは心が無駄に乙女!あなたは、本当に本当に私の子!) 母と娘が熱く抱擁をしている向こう、畑の方から、 「アーッ!モグラじゃー!ヤスコさーん、モグラに食われるゥーッ!」 と祖母の悲鳴が聞こえた。 「・・・ママ、お婆ちゃんがモグラに食べられちゃうよ?」 ミカンは自分を抱きしめたまま祖母を助けに行こうとしない母親に尋ねた。 「いいのよ。それよりミカン、手袋を買いに、買い物に出かけましょう。うちには軍手しかないから」 二人は黄色いミラ(ダイハツ)でイオンに買い物に行った。 お姫様手袋を買ってもらって上機嫌のミカンに、 「ねえ、ミカンは好きな男の子できた?」 とヤスコは女だけが交わせる秘密の質問を娘に聞いた。 「うん・・・同じクラスのリョー君・・・。リョー君はね、バイセクシャルなんだよ」 ミカンは頬を初恋の赤に染めながら告白した。 (ああん・・・無駄に、そんなとこまで私の子・・・) ヤスコは、遠い、甘酸っぱい自分の初恋を思い出した。 ヤスコの目に、全身タイツに身を包んだデヴィッド・ボウイが夕日に浮かんで見えた。 おわり
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- 超高学歴の女を彼女にするには
6 :生ロボット ◆E.BOFQUkFY []:2012/01/31(火) 00:39:03.89 ID:hASD2Or6 - 僕も久しぶりに読んだけど、これって気持ち悪くなるよね。
2年に1回くらいの割合でチラッと見る程度で十分
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- ★★★冬の星に生まれたロビー出席簿800★★★
582 :生ロボット ◆E.BOFQUkFY []:2012/01/31(火) 01:18:07.39 ID:hASD2Or6 - 飲みすぎにて グンナイ ロビー
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