- まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」
8 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:52:46.17 ID:Z0tayQeKp - おばあちゃん「何日も食べてないと食べ物を受け付けなくなるらしいからねえ」
おばあちゃん「まる子が食べやすいようにお粥を作ろうかね」 おばあちゃん「もっと食べやすいように米は入れないでおこうね」
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10 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:53:00.28 ID:Z0tayQeKp - 家族が狂った
「まる子あなたのご飯は今日から水だけだから」 最初は冗談だと思った 差し出されたのはたった一杯のコップ 「ちょっとお母さん何言ってるの?」 私は聞く しかし誰も答えない まるで私がそこに存在しないみたいにみんな振舞う お母さんお父さんおじいちゃんおばあちゃんおねえちゃん みんな無言でご飯を食べ続ける その態度に何か私悪いことをしたのかと少し震えながら水を飲む 味気ない味だ 「ごちそうさま」 ご飯を食べたおじいちゃんが私が水しか飲んでいない姿を見ても無表情だ ボーンボーン 時間がずれた時計が部屋に鳴り響く 私の家族もどこかずれてしまったのだろうか そうそれは暑い暑い夏休みの初日のことだった
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- まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」
11 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:53:11.46 ID:Z0tayQeKp - 最初は冗談だと思った
普段はみんな私に普通に接してくれる おじいちゃんもおばあちゃんも私を見たら笑顔で話をするし お父さんもいつも通りダラダラしているけど私を見ていつもどおり軽口を叩く お母さんもおねえちゃんも私に宿題をやっときなさいよと声をかける
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14 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:53:22.61 ID:Z0tayQeKp - しかし毎食与えられるものは水だけ
これには私も危機感を覚えざるを得なかった そして怖いのは私に水を与えるとき全員が私を見ていることだ 私がコップで水を飲んでいる間みんな私を見ている おとうさんもおかあさんおじいちゃんおばあちゃんおねえちゃん 合わせて10の瞳が私を見つめてくる 飲み終わったのを確認したらみんななごやかに談笑しながらご飯を食べはじめる 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
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15 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:53:33.09 ID:Z0tayQeKp - 食後テレビを見ていた母に私は声をかける
「お母さん…おなかすいた」 しかし、母は私の言ったことが聞こえないようだ。 母は背を向けたままテレビを見続ける。 テレビからは芸人たちが笑う声が聞こえる。 まるで今の私を笑ってるようだ。 「ねえ!」 思わず語気を強める。 母はゆっくりと立ち上がり私の前にコップを持ってきた。 また水だ。 「あんたはこれしか飲んだら駄目なのよ」 そう言う母の目が怖くて私はそれ以上何もいえなかった。 ゴクリゴクリゴクリ 味がしない。
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18 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:53:49.81 ID:Z0tayQeKp - 何で?どうして?訳が分からない。
胃の中がキリキリ痛む。 ふとテーブルの上を見るとせんべいがあった。 もう我慢できない…私が手を伸ばそうとした、そのとき。 「マルコ!!!!」 お母さんが叫ぶ、そして激しく私の顔を殴った。 髪を掴んでびんたを繰り返す。 痛い痛い痛い痛い 「……ひい、お、お母さん何で」 正気に戻ったのだろうか、母が肩で息をしながら言う。 「あんたは水以外取ったら駄目なの…絶対に…」 涙が止まらない。何でそんな理不尽なことを言うんだろうか。 私は部屋に走って戻る。 途中でおじいちゃんと会ったが、泣いている私の顔を見ても何も言わなかった。
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19 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:54:01.53 ID:Z0tayQeKp - 部屋に帰っても涙がとまらない。
何でこんなことされるんだろう、何か悪いことしたのだろうか。 お母さんに聞きたかったけどもう殴られるのは嫌だ。 コンコン ノックの音がする。 「マルコいるか〜?」 お爺ちゃんだ。涙を拭きながらドアを開ける。 「マルコ大丈夫か?さっき泣いてたみたいだが水持って来たぞ」 また水だ。 おじいちゃんはお盆にコップを乗せて持ってきた。 「おじいちゃん…?」 「どうした?喉が渇いただろう。お代わりもあるからいっぱい飲むんだぞ」 そう言うおじいちゃんはいつもと同じで優しくて、でもその優しさは何かが違った。
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20 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:54:13.00 ID:Z0tayQeKp - おじいちゃんは笑っているけど今はその笑いにも恐怖を覚えた。
「あ、ありがとう…」 思わず引きつった笑いを浮かべて水をもらう。 他に何かもらえないだろうかと期待したが、もちろん何もくれなかった。 水を飲む。 ゴクリゴクリ ふとおじいちゃんを見ると無表情で私を凝視していた。 まるで虫でも見るような目で。 飲んでコップを返すと「それじゃあわしは部屋にもどるからの、また喉が渇いたら言いなさい」 そう言って私の部屋から出て行った。 ボーンボーン 居間から時間が遅れた時計の音が聞こえてくる。 まさか夏休みもずっとこうなのだろうか、そう思うと暑いのにブルっと震えた。
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24 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:54:32.33 ID:Z0tayQeKp - 朝、目が覚める。
普段なら母から起こされるまで目が覚めないのだが、今日は7時に目が覚めた。 おなかが空いていると早く目が覚めるようだ。 ピンポーン チャイムが鳴る。 そういえば、ラジオ体操に行こうって約束してたんだっけ。 「マルコ。たまちゃんが来てるわよ」 母が私の部屋の外で呼びかける。昨日、私をあれほど殴ったのを忘れているんだろうか。 慌てて準備をする。 靴を履いて出かけようとしたら、母が私にコップを渡した。 「はいマルコ、水飲んでいきなさい」
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26 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:54:43.26 ID:Z0tayQeKp - また水だ。
「お母さん急いでるから良いよ」 そう言って出ようとしたら肩を強く掴まれた。 「いた…!」 「マルコ、飲みなさい」 そう言って笑う母が怖くて私は飲むことにした。 無表情で見つめる母。 何で何で何で何で 「まるちゃんおはよう」 たまちゃんが笑顔で私に挨拶をする。 「うん…おはよう」 「まるちゃん、どうしたの?顔色悪いね」 そう声をかけるたまちゃん。当たり前だ昨日から水しか飲んでないんだから。
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28 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:54:59.73 ID:Z0tayQeKp - 「えへへ…ちょっとご飯食べてなくて」
「そうなんだ?ダイエットでもしてるの?」 本当のことなんか言っても信じてくれないだろう。私は適当にたまちゃんに話をあわせる。 「でもまるちゃんそんなに太ってないしダイエットなんかしたら体に悪いよ」 「う〜んそうかな」 「そうだ。ラジオ体操終わったら一緒にご飯食べよ」 ご飯…想像するだけで唾液が出てくる。 でも…今の状況で食べても大丈夫なのだろうか、ふと昨日の母の顔がよぎったが 空腹の誘いに負けて思わずうなずいてしまった。
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29 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:55:13.89 ID:Z0tayQeKp - ラジオ体操が終わってたまちゃんの家に行くことになった。
たまちゃんのお母さんもたまちゃんから事情を聞いたのか料理を作ってくれることになった。 「まだ若いんだからいっぱい食べないと駄目よ」 そう言ってご飯をよそいでくれるたまちゃんのお母さんは天使に見えた。 昨日水しか飲んでなかったから箸が進む。 一日物を食べなかっただけでこうなるとは私も思わなかった。
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30 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:55:36.75 ID:Z0tayQeKp - 家に帰る。
「ただいま〜」 「まるこ、ちょっと来なさい」 お姉ちゃんが私を呼ぶ。何だろう…また嫌な予感がする。 居間に行くと私以外全員そろっていた。なぜかテーブルの上に洗面器がおいてある。 「まるこ、今からチェックします」 そう言うお母さん、逃げられないようにがっちり私の腕を掴むお姉ちゃん。 何?嫌だ、みんなやめて。 「まるここれもお前のためなんだよ」 そう言うとお母さんが私の喉に乱暴に指を突っ込む。 痛い、喉の奥まで指を入れられると猛烈な吐き気が私を襲う。 「ヵぁぁ…かぁぁ…ぁだ…ぁだ…………あ゙ぁぁぁぁぁぁ!!!」 びちゃびちゃと洗面器に先ほど食べたものが出てくる。 「あんた、外で黙って食べてきたわね」 そう言うと私を激しく殴打する母。 「痛い、痛い、ごめんなさい!!許してください!!!!」 普段は優しいおじいちゃんもお父さんもおばあちゃんも誰も止めてくれない。 「あんたが…言うこと聞かないから!!良い子になれないのよ!!!!!」 訳の分からないことを叫びながら殴り続ける母。 うずくまる私の髪を乱暴に掴んで殴る。 誰か…助けて。 でもみんなは私が殴られているのを黙ってみているだけだった。 この家が怖い。
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31 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:55:51.17 ID:Z0tayQeKp - 胃の中のものを全部吐き終わった。あたりにすっぱい臭いが充満する。
「はあ…はあ…お、お母さん…どうして?」 「あんたは水以外取っちゃ駄目なの。分かった?」 分からない…けどとりあえずうなずいた。 そうしない限り母は私を殴り続けるだろうから。 「分かってくれたらそれで良いのよ、はい、まるこ水」 そう言うと母は私にコップ一杯の水をくれた。 ゆっくりゆっくるコップを口に運ぶ。 家族みんなが私を見ている。 もう…見ないで欲しい。目をつぶって一息に飲んだ。 鉄臭い水だ。 これが暴力の味というやつかもしれない。
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33 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:56:02.12 ID:Z0tayQeKp - あれから三日もたった。
私は大分やせた。体重計で量ったら五キロもやせていた。 今では立つこともしんどい。 ラジオ体操なんかする体力ものこっていないからたまちゃんとも会っていない。 「まるこお風呂よ」 母が呼ぶのが聞こえる。 本当は動きたくないけれど、黙っていたら母が部屋に入ってくるから体を振り絞って起きる。
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34 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:56:16.01 ID:Z0tayQeKp - お風呂に入ろうと服を脱いだら思わずぎょっとしてしまった。
鏡に映っていたのはアバラが浮いて下腹が水で膨れている。 子供っぽい体ねと以前おねえちゃんはからかっていたが、今はもっとひどくなっている。 昔、おばあちゃんが私に見せてくれた仏教の本でこんな体の鬼がいたのを思い出した。 自分の体ながらぞっとする。 私はどうなっていくのだろう。 湯船に入る。 いつもならゆっくりと体を伸ばすが今は口を開けっぱなしで天井を眺めている。 今の私は阿呆のような顔をしているだろう。 だって何も考えてなどいないのだから。漠然とした空腹感が脳を埋めている。 昔はみんな私に優しかったのに今になってこういう扱いを受けるまで気づかないとは思わなかった。 おとうさんおかあさんおねえちゃんおばあちゃんおじいちゃん…昔に戻りたいな…
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35 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:56:29.61 ID:Z0tayQeKp - 「まるこ!まるこ!!」
ふと体を揺さぶられる。母だ。 「あんたどんだけお風呂に入ってるのよ、後がつかえるから早く出なさい」 どうやら気を失っていたらしい。朦朧とした意識の中でうなずいて立ち上がる。 母に裸を見られるがどうでも良い。 「あらまるこ、あなた理想的な姿になって…お母さん嬉しいわ」 母にとって今の私の姿は理想的なんだろうか。 「はい、のぼせたでしょう、お水飲みなさい」 またコップをもらった。一息に飲み干す。
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36 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:56:41.76 ID:Z0tayQeKp - 冷たい水を飲んで少しだけ意識は戻った。
この辛い現実に。 母の顔は実に嬉しそうだった。 「こんなにふくれちゃって…ここ、きっとお水しかないのね」 そう言いながら私のおなかをなでる。 そのなで方に糞虫が這うかのような感触を覚えて気持ち悪かった。 「さあ、ちゃんとタオルで拭かないと風邪引くわよ」 そう言うと母は私の体をタオルで拭き始めた。 その行為に私は身を任せる。 このときだけ母の顔が昔のときに戻ったような気がした。
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37 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:56:54.00 ID:Z0tayQeKp - 次の日、目が覚めたら小便を漏らしていた。
もう我慢する体力も残っていないのだろう。尿はひどく臭った。 起きる体力もないのでそのまま私は横になっていた。 尿の感触が気持ち悪い。でも動く体力もない。 そんな中母がドアを開ける。 「まるこ起きなさい、う、臭い、あんた漏らしたのね」 返事をするのも面倒なので私は黙ってた。 「まあ良いわ、先生が来てるから着替えなさい」 先生?朦朧とする中その言葉が気になった。担任が来たのだろうか…。
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38 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:57:11.45 ID:Z0tayQeKp - 母に無言で白装束のようなものに着替えさせられる。
これは何という疑問ができたが口を開くのもおっくうだ。 居間に行くと、髭の生えた見知らぬおじさんがいた。他の家族もみんなそろっていて神妙な 面持ちで座っている。 「先生まるこをつれてきました」 「そうですか、大分良い顔になってきましたね」 先生と呼ばれた人が母に言う。 「ええ、先生の言いつけどおり水しか飲ませておりませんでしたから」 「なるほど、通りで前の険しい表情から穏やかになってきましたね。これも悪魔が弱っている証拠です」 「ありがとうございます…ありがとうございます…これでまるこも良い子になれるのですね」 何を言っているのか良く分からないが、どうやら私には悪魔というものが憑いているようだ。 そんなもの憑いていないよと普段の私なら否定するだろうが、もう今となってはどうでも良いことだ。 本当に憑いてるかもしれないし憑いてないかもしれない。 私は早く楽になりたい。
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39 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:57:23.84 ID:Z0tayQeKp - 髭の生えた先生呼ばれる人がみんなに言った。
「ではみなさん。今のまるこさんの中の悪魔は弱っていますのでみなさんの気で払いましょう」 みんなが真剣な顔で私に向かって唱え続ける。 マルコマルコマルダイスキナマルココマルコマルコマルコマルコマルコマルコマルコ マルコマルコマルコマルコマルコマルシヌマデソバニイルワコマルコマルコマルコマルコ マルコマルコマルコマルコマルコマルコノタメニマルコマルコマルコマルコマルコ マルコマルコマルコマルコマルコマルコマルコマシンパイシナクテモダイジョウブヨルコマルコマルコ マルコマルコマルナオシテアゲルワコマルコマルコマルコマルコマルコマルコマルコ マルコマルコマルコマルコマルコマルヤサシクシテアゲルワコマルコマルコマルコマルコ
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40 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:57:36.05 ID:Z0tayQeKp - みんなの真剣な顔を見ていると段々と、私も面白くなってきて笑い声が止まらなくなった。
「ゔばぁぁぁはっははああっはあああ!!!!!……ぁっ…ぅ…………」 それでもみんなは無表情で唱え続ける。 先生も私のことを拝みながら呪文のようなものを唱え続ける。 「昇抜天閲感如来雲明再憎 昇抜天閲感如来雲明再憎 昇抜天閲感如来雲明再憎 」 でももうどうでも良い。 おねえちゃんおとうさんおばあちゃんおじいちゃんおかあさん…ありがとう今まで辛かったよ もう楽になっていいんだね。 さようならさようならさようなら
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41 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:57:54.35 ID:Z0tayQeKp - ボーンボーン
また時計が鳴り響く。 この時計は最後まで時間が合わなかったなと思うと私はまた可笑しくなってきて。 みんなを呪いたくなった。 死ね
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46 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:58:09.76 ID:Z0tayQeKp - 親友のまるちゃんが死んだ。
そう聞いたときはショックだった。原因をお母さんに聞いても口をにごすだけで 詳しくは教えてくれなかった。 だけど、最近になってテレビにまるちゃんのお母さんが映っていた。 しかもまるちゃんが原因で。 普段ニュースはあまり見ないけど食い入るように見つめた。 タイトルは新興宗教でミイラ化した少女…?どういうこと? 話がまったく見えない中まるちゃんのお母さんがインタビューに答えてる。 「ええ、私は先生を信じていまして…」 「娘に悪魔が乗り移っていると聞いたから…水だけを与えるようにって先生から」 言っている内容がまったく分からない。 でもまるちゃんは苦しんで死んだんだと思うと私は涙が止まらなかった。 そのせいでこれ以上テレビを見れなかったのだ。 「それであなたは娘が死んだことに何も思わなかったわけですね」 「いえ、あの子は悪魔がいなくなって本当に良い子になれましたから、また元気に動けるようになるのを待つだけです」
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49 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 14:58:22.99 ID:Z0tayQeKp - 「リポーターさん被害者のお母さんは何と言ってましたか?」
「はい、どうやら彼女の家族はまだ娘さんは生き返るとおっしゃっておりました」 「そうですか、じゃあこの事件に関してはどうなるのでしょうか?」 「はい、おそらくこの件に関しましては公判に続くと…」 fin
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75 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:01:26.64 ID:Z0tayQeKp - 教室
まる子「そういえば、今日は山田がいないね」 たまえ「そうだね。お休みなのかな」 先生「皆さんにお知らせがあります」 先生「今日から山田君はこのクラスから特別学級に移ることになりました」 クラス一同「ええぇー!」
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78 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:01:40.56 ID:Z0tayQeKp - はまじ「それってどういうことですか?」
ブー太郎「山田とはもう会えないんですかブー」 小杉「特別ってことは山田はすげえのかな」 先生「皆さんお静かに」 先生「心配いりません。山田君はちゃんと今日も登校しています」 先生「ただこの教室で皆さんと一緒に授業を受けることは今後もうないでしょう」
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83 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:01:55.01 ID:Z0tayQeKp - まる子「えー、そんな……」
先生「お気持ちはわかります」 先生「ですが、これは学校と保護者の方と同意の上で行われた処置です」 先生「皆さんも機会があったら山田君が移った」 先生「ひまわり組の教室を覗いてあげてください」 まる子(うーん、どうしようかね)
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85 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:02:09.01 ID:Z0tayQeKp - 休み時間
まる子「ねえ、たまちゃん」 まる子「山田の様子見に行かない?」 たまえ「そうだね。どうしてるか気になるもんね」 まる子「ひまわり組の教室だったよね」 まる子「山田、元気にしてるといいけど」 たまえ「そうだね」
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88 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:02:23.07 ID:Z0tayQeKp - たまえ「とし子ちゃんも一緒に山田のところ行かない」
とし子「わ、私はいいや」 まる子「え。どうして?」 とし子「私、この前、ひまわり組の教室通ったら」 とし子「その組の生徒に絡まれたんだ……」 まる子「ああ」 とし子「だから怖くて行けない。ごめんね」 まる子「い、いいよ、気にしないでっ」
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96 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:02:55.83 ID:Z0tayQeKp - 特別教室
まる子「ここだね。山田のいる教室」 たまえ「うん。すみませーん。失礼します」 まる子「おーい、山田ぁ。いる?」 彡(^)(^)「イーwwwwwwイーwwwwwww」 まる子「うわ。す、すみません。今日入ってきた3年生の山田って知りませんか?」 彡(゚)(゚)「ンゴwwwwwwwアアwwwwwwアアwwwwwwww」 たまえ「ま、まるちゃん、もう帰らない……?」
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98 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:03:09.67 ID:Z0tayQeKp - まる子「そ、そだね。何か怖くなってきたよ、あたしゃ」
山田「アデー?wwwザグラ"トホナミ"ジャナイカーwwwwwwwww」 たまえ「山田!」 まる子「よかったよ会えて。あんた特別学級に移ったんだってね」 山田「ソウダジョーwwwwwwwwww」 山田「オイラwwwwwwビックリシタジョwwwwwwwwwアハハハハwwwwww」 たまえ「どう、やっていけそう?」 山田「ソンナノワカランナイジョーwwwwww」
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99 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:03:23.86 ID:Z0tayQeKp - 山田「デモネwwwwwwデモネwwwwwwwココ、スッゴクスゥゥッゴク、オモシロインダジョwwwwwww」
まる子「そうなの?」 山田「ホラ、ミデクレヨ゛wwwwwwwトランポリンガアルンダジョwwwwwwwww」 たまえ「本当だトランポリンやちょっとしたおもちゃもある」 山田「マエノキョウシツニハwwwwwwwwコンナノナッタゾwwwwww」 山田「ウレシイジョwwwwwwwwワーイワーイwwwwwwwwwww」 ポーン ポーン 山田「サクラタチモwwwwwイッショニwwwwwwソラヲトボウヨwwwwwホラァ"wwwwww」 まる子「い、いや、遠慮しておくよ」
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101 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:03:39.27 ID:Z0tayQeKp - キーンコーンカーンコーン
まる子「チャイムが鳴ったからそろそろあたしたちは教室に戻るよ」 たまえ「それじゃあね、山田」 山田「アデーwwwwwwwモウカエッチャウノカイ??wwwwwwwwwww」 まる子「うん。また今度ね」 山田「ヤクソクダジョwwwwwwゼッタイマタキテクレヨーwwwwwwwwwww」 山田「オイラモwwwwwwwwサクラタチノクラスニwwwwwwアソビニイクジョwwwwwwww」 まる子「うん、わかった。それじゃあね」 ガラガラガラ たまえ「ねえ、まるちゃん。本当にまたここに来るの?」 まる子「行くわけないじゃん! あたしゃ寿命が縮まったよ」 まる子「山田には悪いけどもう二度とこんな所行かないよ」 たまえ「私もそうする」
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- まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」
102 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:03:58.69 ID:Z0tayQeKp - キートン:そしてまる子たちクラスメートが山田のことを忘れ一週間が過ぎた
教室 授業中 先生「それでは次にこの問題を解いてみましょう」 ガラガラガラ 山田「……」 先生「や、山田君!?」 まる子「山田!」 はまじ「うげー、山田が来たぞ」 ブー太郎「今、授業中だぞブー」 小杉「山田はひまわり組移ったんだろ。もう来るなよ」 山田「ウウゥwwwwwwwウワアアアアアアアアアアwwwwwwwwァァァァwwwwww」 まる子「!?」 山田「ドウシテwwwwwダレモオイラニwwwwwwアイニキテクレナインダヨオォーwwwwww」 山田「アアアアアアアアアアアアアァァァ"""""」
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- まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」
104 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:04:12.47 ID:Z0tayQeKp - 山田「サクラダッテwwwwwマタアソビニクルッテwwwwwイッタノニィィwwwww」
山田「ウソツキダジョ!!!!!!!!wwwwwwwアガガガガwwwww」 まる子「そ、それは」 先生「山田君、とりあえず落ち着いてください……」 山田「ウ"ルザァァイ"!!!」 パリン 先生「あがぁっ」 たまえ「きゃああ、戸川先生がケガした!」 はまじ「先生に花瓶投げつけるなんて、なんてことするんだよ山田!」
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107 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:04:28.47 ID:Z0tayQeKp - 先生「や、やま……ぁ」
先生「」 みぎわ「だ、だめ、先生。頭打って気絶してるわ……」 丸尾「ヒエー、ズバリ大惨事でしょう!!」 まる子「これは大変なことになったねぇ」 山田「ゴウナ"ッタラ"wwwwwwwwイマカラミンナトアソブジョーwwwwww」 山田「オイラトトクベツジュギョーダジョwwwwwwwアガガガガガwwwwwwガヘッ」 はまじ「山田がおかしいぞ! み、みんな逃げろー!」 一同「きゃああああああああ」 山田「マデーマデーwwwwwwwwwwハマザキグゥンwwwwwww」 はまじ「うわああああ! こっち来るなぁ!」
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108 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:04:43.77 ID:Z0tayQeKp - 山田「ドウシテニゲルンダヨォォwwwwwwww」
山田「マエハイッパイwwwwwアソンデクレタダロォォ〜wwwwwwww」 はまじ「うわああああ!」 はまじ「頼む来ないでくれぇー!」 はまじ「ああっ、行き止まりだ」 山田「アハハwwwwアハハwwwwwチャンバラゴッコダジョwwwww」 はまじ「や、やめろよ山田! 花瓶の破片なんか危ないだろ!」 山田「ハマザキクンヲwwwwwwウチトルジョォォwwwwww」 はまじ「ぎゃああああ、ごふっ」 ザシュ ピュルルル 山田「アハハハハハハハwwwwwwダノシイナァ"wwwwwwwww」
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110 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:04:59.84 ID:Z0tayQeKp - はまじ「うぐぐ、ごほぉっ」
山田「オイwwwwハマザキクンwwwwwモットアソボウヨwwwwww」 山田「ネエwwwwwネエ"ッダラ"wwwwwwww」 山田「ネェwwwwネェwwwwネェwwwwネェwwwww」 ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ はまじ「」 山田「オガシイナァwwwwwwウゴカナクナッチャゾ??wwwwwww」 山田「ソウカwwwwwwツカレチャッタノカwwwwwwwゴメンヨ、ハマザキクゥンwwwwww」 山田「ツギハベツノヒトトwwwwwアソブジョーwwwwwwンーッドネwwwwwアァーッ!!」 藤木「しまった、山田君と目があったぞっ」 山田「フジキクンwwwアソボアソボwwwwww」 藤木「うわああああ、助けてぇー!」
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- まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」
111 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:05:16.92 ID:Z0tayQeKp - 山田「マテーwwwwwマテーwwwwwwブーーーーーーーンwwwww」
藤木「うわあああああ! 誰か助けてくれよぉー!」 藤木「永沢くーん!」 永沢「うわああっ、藤木君。こっちに逃げて来るなよ!」 藤木「助けてくれよ、永沢君!」 藤木「僕を置いていかないでくれよ!」 永沢「来るなって! うわああぁぁ! いやだいやだーっ!」 山田「ワーイwwwwwwwサンニンデwwwwwwアソブジョーwwwwwwww」
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- まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」
117 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:05:32.48 ID:Z0tayQeKp - 永沢「このままだと追いつかれるぞぉ」
藤木「それだけはヤダよぉ」 山田「マテーwwwwwマテーーwwwwテマーwwwwwwテマーwwwwンガガガwwwww」 永沢「あっ、あそこに空き教室があるぞ!」 藤木「本当だ。あの教室に避難しよう!」 山田「ニガサナイジョーwwwwwwwwww」 藤木「間に合えー!」 ガラガラガラガラ ピシャ 永沢「お、おい、藤木君。待ってくれよ。まだ僕が入ってないんだぞ!」 永沢「扉を閉めないでくれよ! 開けてくれ!」 ドンドン 山田「アババババwwwwwwナガサワクンwwwwwwwアバババババババwwww」 永沢「う、うわああああああ!!」
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120 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:05:50.70 ID:Z0tayQeKp - 山田「ナガサワクンwwwwwwwwwwwww」
山田「オイラトwwwwwヒアソビスルジョwwwwwwwww」 永沢「な、なんだって!?」 シュボ 永沢「ぎゃああっ、どこからそんなライターなんか!」 山田「ヒロッタンダジョwwwwwwwwアッタカイジョーwwwwwwww」 山田「スグニナガサワクンモwwwアッタカクシテアゲルジョwwwwwwwwホラ"ホラ"wwwwww」 永沢「や、やめてくれ。火だけは火だけはっ」 ボワッ ゴォォォ 永沢「あああああああああああぁぁっ火がああああっ」 山田「ウオーwwwwwナガサワクンガモエテルジョwwwwwwwwww」 山田「フユハタキビニカギルネェwwwwwwwwwアッタカアッタカwwwww」 永沢「火があああああっ、あついいいいぃひいいいいぃぃ」 ゴオオオ
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122 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:06:05.49 ID:Z0tayQeKp - 永沢「ひいいいいぃ、あづうう、ぎゃああああぁぁ」
ゴロンゴロン 山田「アデ??wwwwwナガサワクンwwwwww」 山田「ドッカイッチャッタジョwwwwwwww」 山田「オーイwwwwwドコダーイwwwwwwww」 山田「デテキテクレヨーwwwwwwwwツマンナイジョーwwwwwwww」 山田「マッwwwwwwwwイッガwwwwwwwアハハハwwwwwww」 キートン:後半へ続く
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124 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:06:21.51 ID:Z0tayQeKp - まる子「たまちゃん、とんでもないことになっちゃったね」
たまえ「う、うん! 怖いよ」 まる子「あたしがいけないのかも」 まる子「あたしがもっと山田のこと気にかけてあげてれば」 まる子「こんなことには」 たまえ「自分を責めちゃだめだよ、まるちゃん」 たまえ「それにそれが理由だったらまるちゃんだけじゃなくて」 たまえ「私やクラスの皆もいけないことになるよ」 まる子「たまちゃん……」 たまえ「とにかく今は逃げよう」 山田「ザクラ" ホナ"ミ" ヤァァッドwwwwwミツケタジョwwwwwwガハハハwwwwww」 まる子「ヒエエー!」
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127 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:06:39.50 ID:Z0tayQeKp - 山田「ヤクソクダジョwwwwwwwオイラトタップリアソブジョwwwwwサクラwwwwwww」
まる子「ぎゃああああっ」 たまえ「待ちなさい、山田!」 山田「ンア??」 たまえ「遊ぶならまるちゃんとじゃなくて私とじゃだめ?」 山田「ホナミトカーwwwwwwwwwモチロンwwwwwwイイジョwwwwwww」 たまえ「まるちゃん、今のうちに早く逃げて」 まる子「で、でも、たまちゃんが……」 たまえ「私なら大丈夫だから、ほら早く!」 まる子「たまちゃん……うぅ」 山田「アソホwww゙アソホwww゙アソボwwwwwwンゴwwwwww」
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129 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:06:55.63 ID:Z0tayQeKp - まる子「ごめん、たまちゃん」ダッ
山田「チャンバラゴッコノwwwwwwwツヅキヲヅルジョwwwwww」 シュパ たまえ「きゃああっ! いたいっ」 まる子「たまちゃん!」 まる子「だめだ、やっぱりたまちゃんを置いてなんか行けないよ」 まる子「山田ぁ!」 山田「オヤwwwwwwwサクラモイッショニwwwwwwwアソビタクナッチャノカイ"??wwwww」 山田「ダイwwカンwwwゲイwwダヨwwwww」 たまえ「まるちゃん……」 まる子「もういいよ。こうなったら二人で覚悟を決めよう」 山田「ソリャーwwwwwウチクビダァァーwwwwwww」 まる子「さよなら、たまちゃん!」 たまえ「さよなら、まるちゃん!」
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130 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:07:10.62 ID:Z0tayQeKp - ガシッ
山田「ンアッ?」 野口「……」 まる子「野口さん!?」 たまえ「野口さん、山田の腕なんかつかんでちゃ危ないよ!」 まる子「そ、そうだよ! 早く逃げなきゃ八つ裂きにされちゃうって!」 山田「ノグチモwwwwwwオイラトwwwwアソンデクレルノカイ?wwwww」 山田「ウレジイ"ナァ"wwwwwwwwwww」 野口「やまだぁー」 山田「アハハハハハwwwwwガハハハハwwwwwwアババババ」 野口「おだまり」 ドスッ 山田「ババ、アガッ……!!」 バタッ 山田「」 野口「安着確認、クックックッ」
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132 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:07:26.72 ID:Z0tayQeKp - まる子「ちょっと、ちょっと、大丈夫?」
野口「心配いらないよ」 野口「少し当身を食らわせただけだからネ」 まる子「野口さんの心配してるんだよ」 たまえ「そうだよ。ケガとかなかった?」 野口「別に」 まる子「なら、よかった」 野口「私より深刻な事態の人が他に結構いるけどね」 野口「クックック」 まる子「そ、そうだ。早くこのこと知らせないとー!」
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134 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:07:41.81 ID:Z0tayQeKp - 数分後
教室 ザワザワ まる子「クラスのみんな、大体戻ってきたみたいだね」 たまえ「うん、みんな一目散に逃げ出したもんね」 先生「……」 丸尾「先生もまだ気絶したままでしょう」 丸尾「みぎわさんが他の先生に連絡して救急車を呼びに行ってくれていると」 丸尾「思いますので、もうしばらく辛抱してください、先生」 ブー太郎「大変だブー」 ブー太郎「はまじがまだ戻って来ないブー!」 藤木「永沢君もいないよぉ!」 丸尾「何ですって!?」
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136 :風吹けば名無し[]:2021/08/25(水) 15:07:55.57 ID:Z0tayQeKp - まる子「心配だねぇ」
たまえ「うん。何事もなくまだどこかに隠れてるだけならいいけど」 関口「しかし、本当に怖かったな」 関口「俺さ、大急ぎで別の階に逃げたぜ。山根はどうした?」 山根「僕は案の定胃腸が痛くなったから必死にトイレに駆け込んだよ」 山根「今回ばかりは弱い胃腸が幸いしたよ」 小杉「俺は給食センターに避難したぜ」 キートン:わざわざ報告しなくても皆知っている
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