- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
71 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:50:14.95 ID:08pnvsB60 - メイド「大丈夫ですか、俺さん? こんな、怪我だらけで……」
俺「気を遣ってくれてありがとうございます」 俺「これくらい平気ですよ」ハハハ メイド「食事の時間以外令嬢様に付きっきりなのに、令嬢様の横暴で食事もまともに取れずに殴られっぱなしなんて……」 俺「……」 メイド「……大変でしょう。令嬢様は、サマエルと使用人の間で呼ばれているのですよ」 俺「それって、えっと……死の天使でしたっけ」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
75 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:50:49.45 ID:08pnvsB60 - >>73
膣ゴレガイジやで
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
76 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:50:56.43 ID:08pnvsB60 - 俺「あの、それはどういう意味で……」
令嬢「わからないの? お前の今宵の食事はなしよ。当然でしょう?」 俺「は、はぁ!?」 令嬢「……」スッ 俺「い、いえ、なんでもございません……」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
78 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:51:12.48 ID:08pnvsB60 - 令嬢「覚えの悪い猿だわ。ふぅ……殴るのにも、体力がいるのに」
俺(……頭、血が出てる。目も見えないのに、ブンブン振り回すから……)ゾッ 俺「……あ、あの、使用人の食事を取ってきても……」 令嬢「主の食事を滞らせておいて、自分の餌が気になるのかしら?」 俺「えっ」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
81 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:51:28.49 ID:08pnvsB60 - 令嬢「……取るのは遅いわ、間違えるわ、下に落とすわ」
令嬢「最低ね」ハァ 俺「……お粗末様でした」 令嬢「全部で八回だったわね」スッ 俺「え……れ、令嬢様?」 シュンッ、バンッ 俺「おぶっ! あがっ!」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
84 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:51:47.20 ID:08pnvsB60 - 俺(……貴族の料理はやっぱり豪華だな)
令嬢「…………」 令嬢「口許まで運んで頂戴」 俺「そ、それもですか」 令嬢「…………」イラッ 俺「い、いえ! なんでもありません!」 俺(……こんなことまでさせて、恥ずかしくないのか?)チャカチャカ 俺(こいつら平民を人間だと思ってないから、そういう感情はないのかもしれんな) 俺(お高く留まりやがって。今フォークで突いてやったら、殺せるのに……) 令嬢「早くしなさい!」 俺「はっ、はい! 何からとりましょうか!」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
90 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:52:34.69 ID:08pnvsB60 - 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
令嬢「平民の猿を連れて歩かなければならなくなるなんて」ハァ 俺(なんで俺が、こんな目に……) 令嬢「うっ」ヨロッ 俺「し、失礼いたします!」バッ 俺「大丈夫でございますか!」 令嬢「……なぜ、石のある上を歩かせたのかしら?」ギロッ 俺「えっ、し、しかし、外ですし、そういうことも……」 令嬢「……」スッ 俺「て、鉄杖……?」 ガツッ、ドゴッ 俺「うぶっ!」 俺「お、お辞めください!」 令嬢「私は、公爵家の長女よ! 私の身体に傷でもつけたら、貴方はどう償うつもりだったのかしら!」ドゴッ、ドガッ 令嬢「貧民の老婆の手でも引いているつもりだったのかしら!」 令嬢「次やったら殺してやるわ!」 俺(こ、このままだと殺される……)ハァハァ
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100 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:54:09.42 ID:08pnvsB60 - ちなイッチの年齢
354 風吹けば名無し 2020/07/27(月) 15:52:20.20 ID:BGyvyKqI0 すまん21は嘘や 34や 親もそろそろ死ぬかもしれん歳や ワイは怖い
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
107 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:55:58.40 ID:08pnvsB60 - 吸血鬼「おいオマエ、掃除はまだできていないの?」俺「はっ、申し訳ございません」
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109 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:56:14.78 ID:08pnvsB60 - 吸血鬼「全く、ニンゲンの使用人なんて雇うものじゃなかったわ」
吸血鬼「仕事が遅くてイライラするのよ」 俺「はい……」 吸血鬼「いい? オマエがどうしても、大ネズミから助けてやった恩を返したいというから、こうしてこき使ってやっているの」 吸血鬼「これでは、使い魔共にやらせた方が遥かにマシでしょうねえ」 俺「仰る通りです……ふがいなさを恥じるばかりです」 吸血鬼「チッ、次戻ってくるまでに終わってなかったら、血を吸いつくして捨ててやるんだから」 俺「それはお太りになられますよ」 吸血鬼「……オマエ、たまに私のことを馬鹿にしていない?」 俺「いえ、滅相もございません」
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112 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:56:44.58 ID:08pnvsB60 - 猫「ニンゲン、オマエは仕事が遅いのな」
俺「余計なお世話でございます喋る畜生」 猫「物怖じしなさすぎだろ……」 猫「オレッチを見たニンゲンは、みんな悲鳴上げて逃げてくんだぜ」 俺「掃除手伝ってもらえませんか?」 猫「おいおい、オレッチは猫ちゃんだぜ? できるわけないじゃん、箒とかに頼めよ」 俺「猫の手も借りたい、という奴です」カタスクメッ 猫「…………」 俺「…………」 俺「……ふむ」コホンッ
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118 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:57:59.13 ID:08pnvsB60 - 猫「ニンゲン、あんま捨てたもんじゃねえぜオマエ」
猫「ああ見えても吸血鬼様は、オマエが来たことに大喜びだ」 俺「そうは見えませんが?」 猫「ずっとニンゲンに怖がられてきたからな」ケケケ 猫「従順なオレッチら畜生以外との距離感がわからねえんだよ」 猫「朝からドレスの皴取って、犬歯と寝癖を気にして鏡の奴と面合わせて大騒ぎよ」 俺「ほう」
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119 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 22:58:19.26 ID:08pnvsB60 - 猫「そう思えばほら、あのネクラクソオンナの戯言もちっとは可愛く見えるってもんだろ」
俺「……」 猫「どった、ニンゲン? 黙りこくって」 俺「まあ、それはそうかもしれませんね」ハッハッハッ 猫「だろ?」ニャッニャッニャッ 吸血鬼「ほう……?」ピキピキ 俺「……と、こちらの猫様が全て仰っておりました。今晩は猫鍋にするのがよろしいこと、進言いたします」 猫「ニャニッ!?」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
130 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 23:01:13.09 ID:08pnvsB60 - 俺「すいません主様」
吸血鬼「どうしたの? 私に言いたいことがあるなんて、珍しいわね」 吸血鬼「手短に言いなさい。紅茶が冷めてしまうわ」 俺「実はわたくし、故郷に用事がありまして」 俺「しばしお暇いただきたいと……」 吸血鬼「はあ? 下僕のくせに、自由に出入りしたいなんてムカツクわね」イラッ 吸血鬼「立場がわかっていないんじゃなくて?」 俺「大事な要件なのでございます」 俺「どうかお許しいただきたく」
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
133 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 23:01:33.74 ID:08pnvsB60 - 吸血鬼「……オマエも、結局私が怖いんでしょう」
吸血鬼「そうやって、裏切っていくんだ」 吸血鬼「口先ばっかり都合のいいこと言って、だから貴方達ニンゲンって嫌いよ」 猫「ニャア……」ドキドキ 俺「必ず戻ってまいります。このわたくしの、命に懸けまして」バッ 吸血鬼「…………」 吸血鬼「行きなさい」チッ 俺「ありがたく存じます……」 吸血鬼「……これ、お守りよ。持っていきなさい」 吸血鬼「下僕に死なれたら、私が困るものね」 俺「ハッ!」 猫「ニャア……」ニコニコ
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
141 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 23:02:48.77 ID:08pnvsB60 - >>131
真剣やとしたらあまりにもお粗末すぎるやろ
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- 盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」
176 :風吹けば名無し[]:2020/11/30(月) 23:09:14.06 ID:08pnvsB60 - >>171
手っ取り早く信者獲得できるぞ まあワイみたいなのも獲得することになるけど
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