- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
118 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:56:08.65 ID:co+fNk3o0 - 管理人「お…………」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
123 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:56:17.47 ID:co+fNk3o0 - 管理人「お……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
134 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:56:53.47 ID:co+fNk3o0 - 管理人「お……………」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
140 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:57:16.80 ID:co+fNk3o0 - 管理人「お……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
157 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:57:45.61 ID:co+fNk3o0 - 管理人「お…………」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
161 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:57:58.28 ID:co+fNk3o0 - 管理人「お!」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
176 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:58:51.37 ID:co+fNk3o0 - 管理人「……課長さーん?」 ギシ…ギシ…
管理人「課長さーん 失礼しますー 返事してくださーい」 ギシ… ギシ… … 彡;(゚)(゚)「…」 彡;(゚)(゚)(何があったんやろ……何か妙な胸騒ぎが……) 「うわああああぁああぁッ!!!」 彡( )( )「ッ!?」 彡;(゚)(゚)「どっ、どないしたんですかっ!?」 ダダッ ドタドタドタ…
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
184 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:59:28.36 ID:co+fNk3o0 - 「あ…ひ……」
彡(゚)(゚)「! 洗面所か!」 彡(゚)(゚)「大丈…」 ガラッ 彡(゚)(゚)「あ……」 「血生臭い匂い」 「何やこれ」 「血」 「赤い」 「課長」 「ひび割れた鏡」 「鏡に突っ込んどる?」 「頭から?」 「頭が割れて」 「中身」 「脳みそ」 「飛び散り」 「管理人さん」「腰抜かして」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
190 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 13:59:46.59 ID:co+fNk3o0 - 彡;( )( )「ハッ!」
彡;(゚)(゚)「か、管理人さん! 大丈夫でっか!」 ガシッ 管理人「あ……あ……あれ…」 ブルブル 震えた指の先には、頭が潰れたトマトみたいになっとる課長…やった物。 彡;(゚)(゚)「あ、あ、あれ、課長……課長、が……」 管理人「え、えらいこっちゃ…えらい……」 ガタガタガタ
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
193 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:00:22.24 ID:co+fNk3o0 - 彡;( )( )「と、と、とにかく、けいさ、警察……あ、あ、ひゃくとうばんって…何番……」 ワタワタ
… ピーポーピーポーピーポー
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
200 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:00:49.11 ID:co+fNk3o0 - 警察「で、部屋に入ったら、ああなってたと」
彡(´)(`)「はい……」 管理人「入ったら……もうあんな感じで……」 警察「ふーむ……」 彡(´)(`)「……」 警察「…」ビンビン←刑事の勘 警察「ねえ、やきうさん…貴方…」 彡(´)(`)「はい?」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
206 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:01:04.46 ID:co+fNk3o0 - 警察「この…課長さんと、最近トラブルとか無かったですかねぇ」
彡(゚)(゚)「ファッ!? ま、まさかワイを疑っとるんですか!?」 警察「ん? ああいえ、やきうさんが知ってる範囲で、課長さんと誰かがトラブってなかったかと聞いたんですよ」 彡(゚)(゚)「そ、そうですか…」 警察「…えらい取り乱しましたねぇ」 彡(`)(´)「ファッ!? いや、ちゃいますよ! あんな言い方されたら誰だって……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
210 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:01:22.38 ID:co+fNk3o0 - 警察「もう少し詳しくお話聞きたいですねぇ…」
彡;(`)(´)(何でワイが疑われんといかんのや! 殺すぞこのクソ警官!) 結局、ワイが解放されたのは夕方になってからやった。
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
215 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:01:35.03 ID:co+fNk3o0 - 彡(´)(`)「…」 テク…テク…
彡(´)(`)「はあ……疲れた……」 テク…テク… 彡(´)(`)「結局今日は仕事行かれへんかったし…またどっかで残業や……」 彡(`)(´)「それもこれもあのクソ警察のせいや! ったくもー」 プンスカ
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
217 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:01:51.97 ID:co+fNk3o0 - 〜〜〜〜
警察『いやねぇ…死体がどうも、不可解なんですよ』 警察『死因は頭部への激しい外傷。これは間違いありません』 警察『その後、ガイシャは腹をこう、刺されとるんですよ。』 彡(゚)(゚)『腹を?』 警察『ええ…刃物か何かで、腹をメッタ刺しにされとるんですよ。死んだ後に、ですよ……』
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
219 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:02:10.55 ID:co+fNk3o0 - 警察『私はねぇ、これぁ尋常じゃない恨みを持った者の犯行やと見とるんです』
警察『こう……恨みを持った人間……心当たりないですかねぇ…』 彡(゚)(゚)『……』 警察『ま、指紋取らせてくださいよ。発見時に付いたかもしれないでしょ? それを除く為に、ね』
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
220 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:02:23.85 ID:co+fNk3o0 - 〜〜〜〜
彡(`)(´)「あの目……明らかにワイを疑っとった! 気分悪いわぁ!」 彡(`)(´)「はあ…しかも課長のマンションからの帰りやから、いつもと道ちゃうし…」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
222 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:02:35.17 ID:co+fNk3o0 - 彡(゚)(゚)「ん……」 キョロキョロ
彡(゚)(゚)「あれ? ここ何処や? 駅に向かって歩いとるはずやのに、だんだん寂れて来たで?」 テクテク… 彡(´)(`)「道に迷ったんやろか……参ったなぁ…」 彡(´)(`)「…」 グーキュルル… 彡(´)(`)「腹も減ってきたし…」 ザッ…
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
226 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:02:48.14 ID:co+fNk3o0 - 彡(´)(`)「ん?」
彡(゚)(゚)「何やこのボロボロの店……」 『虚霊裏屋 屍影』 彡(´)(`)「? こりょう、り、や、しえい…? えらいけったいな名前やな…」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
227 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:03:02.53 ID:co+fNk3o0 - 彡(´)(`)「何か見るからに怪しいし、こんなん近付かん方がええな…」
彡(´)(`)「早いとこウチに帰って…」 ガ ラ ッ ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ 彡(゚)(゚) ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ 彡(゚)(゚) ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「お客さんだー!!!」 ガシッ
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
230 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:03:13.75 ID:co+fNk3o0 - 彡( )( )「ファッ!?」
彡( )( )(何やこのちっこいガキは!?) ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「たいしょー! たいしょー! おきゃくさーん!」 ズルズルズル 彡( )( )「わあああぁああ待て待て待てワイは客や無ぁぁぁ」 ズルズル 彡( )( )(こいつなんちゅー力や!!?) ズルズル ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「はいって!はいって!」 ドシン!
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
233 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:03:25.23 ID:co+fNk3o0 - 彡;(゚)(゚)「わっ…とっ…!?」 タタッ
中は…すえた臭い…カビ臭…何やここ… 訳分からん食材がぶら下がって…ビンが所狭しと並んで… 一応カウンターらしきもんはあるが…こんなん飯食うとこちゃうで! ええい、はよ出て行かんと…… 「おい、寒ぃだろうがはよ閉めろ」 彡( )( )「!?」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
234 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:03:43.01 ID:co+fNk3o0 - ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「はーい」 ガラララッ! ピシャッ
彡;(゚)(゚)「あ…」 (´・ω・`)「ったく、何だよ店はまだ開けてねぇよ」 ノソ… カウンターの下から、今まさに起き抜けという感じの不機嫌な顔の男が出てきおった。
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
239 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:04:15.19 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「何だあんた、客か。珍しいな」
彡;(゚)(゚)「あ、い、いえ、ワイは……」 (´・ω・`)「待ってろ」 ゴソゴソ… ドン! (´・ω・`)「ほい、駆け付け一杯」 そう言って出されたんは、なんや赤くてドロッとしとって…白いモヤみたいなもんが浮いとって…
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
241 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:04:31.87 ID:co+fNk3o0 - 彡;(゚)(゚)「な、何でっか、これ」
(´・ω・`)「トマトジュースとマムシの血をブレンドして、猿の脳みそのシェイクを混ぜ込んだ逸品だ。効くぞ」 彡(゚)(゚)「え…」 ドロッ ドロッ… ボタ… 脳みそ…血…シェイク… 彡( )( )「おプぇ」 (´・ω・`)「あ?」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
243 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:04:47.18 ID:co+fNk3o0 - 彡( )( )「おげええええぇぇええぇああぁぁぁぉぉぼごぁぇぇッッ!!!」 ゲロゲロゲボボビチャビチャビチャビチャァッ!
(´・ω・`)「げらげらげらげら」 ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「んもー」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
248 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:05:01.30 ID:co+fNk3o0 - ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「うんしょ、うんしょ」 フキフキ
(´・ω・`)「おう、しっかり拭けよ」 ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「わかってるよー」 フキフキ 彡(´)(`)「す、すまんなお嬢ちゃん…」 ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「いいのー! おしごとだから!」 (´・ω・`)「ったくよぉ、ゲロの臭いが染みついたらどうしてくれんだよ、ったくよー」 スパー
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
250 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:05:15.36 ID:co+fNk3o0 - 彡;(`)(´)(その前にカビ臭い店をどうにかしろや!てか臭い気にすんならタバコ吸うなや!つか客おらへんやろ!) ムカムカ
(´・ω・`)「あ? 何? 文句あんのか? 弁償さすっぞ?」 彡(。)(。)「…」 ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「うんしょ、うんしょ」 (´・ω・`)「で?」 彡(゚)(゚)「はぁ?」 (´・ω・`)「何があったんだよ、話せよ」 彡;(゚)(゚)「は?え?」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
252 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:05:28.16 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「これでも客商売だからよー、俺ぁある程度"人を見て"んだよ」
(´・ω・`)「お前ぇ、俺の特製紅白ドリンクを見て、"何かを思い出して"吐いただろ」 (´・ω・`)「何思い出したんだよ。 かなり近ぇ記憶だ。人身か?グモか?教えろよ」 彡;(`)(´)「な、何であなたにそんなこと…」 (´・ω・`)「ゲロの臭いってなかなか取れねぇんだよな」 彡(゚)(゚) (´・ω・`)「カウンター全取っ替えかな」 彡( )( )
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
255 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:05:42.34 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「へえ〜、上司がねぇ」
彡(´)(`)「ええ……」 (´・ω・`)「でも、お前はぶっちゃけ死んで欲しかったんだろ?」 彡;(`)(´)「な、何てこと…!」 (´・ω・`)「だって、恨んでたんだろ、そうやってイジメられて」 彡(。)(。)「まあ…でも…ワイも悪いし…」 (´・ω・`)「心にも思ってねぇこと言うんじゃねぇよ」 彡;(`)(´)「そ、そんなこと…!」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
256 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:05:56.30 ID:co+fNk3o0 - 彡;(゚)(゚)「それは…うぷ…鏡に、こう、頭を突っ込んでる感じで…おぷ」
彡;(゚)(゚)「警察は…犯人に頭を掴まれて、鏡に叩きつけられたんだろう、って…うぷ」 (´・ω・`)「はぁ〜 鏡に頭ドーン!でグチャーッ!ってか」 彡( )( )「うぷ…そ、そうです」 オエッ (´・ω・`)「ふぅん……」 (´・ω・`)「……」 彡(゚)(゚)「な、何ですか…」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
257 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:06:07.99 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「いや、何か話聞いてるとよう」
(´・ω・`)「その死体、鏡に突っ込んだって言ってるが…鏡に吸い込まれた、とも取れるよなぁと」 彡(゚)(゚)「……」 彡(^)(^)「あはは、なんかそういう話見たことありますわ。鏡の世界って。アリスやったかな?」 (´・ω・`)「……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
260 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:06:20.45 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「ま、つまみながら話そうや」 トン
彡(゚)(゚)「これは?」 (´・ω・`)「煎り豆に荒塩を振ったものだ…シンプルだが、結構止まらねぇぜ?」 (´・ω・`)「それと、自家製の果実酒だ。 シナモン酒」 彡(゚)(゚)「シナモン酒?」 (´・ω・`)「ああ、ホワイトリカーにシナモンスティックを漬けてな。これをブランデーに混ぜる…」 クルクル
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
261 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:06:32.15 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「呑め」 トン
彡;(゚)(゚)「は…はい」 彡;(゚)(゚)「…」 ゴク… 彡(゚)(゚)「ファッ!? 美味しい!」 (´・ω・`)「だろ」 (´・ω・`)「それに、シナモンは目に良いんだ。 視えるようになる。 色んなもんが、な」 彡(゚)(゚)「…」 ポリポリ ゴク… 彡*(^)(^)「ああ^〜 香ばしい豆と塩味がたまらンゴねぇ…それにブランデーも、強いけどサラッと呑めるわ」 彡(^)(^)(結構いい店なんかもしれんな〜)
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
264 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:06:44.96 ID:co+fNk3o0 - (´・ω・`)「じゃ、話してくれよ」
彡*(゚)(゚)「はえ?」 (´・ω・`)「全部だよ、ぜーんぶ。 この数日の全てをな」 … 彡*(-)(-)「ヒック…ほんで、ワイは鏡のワイと話して……ほんで、今日も帰って、鏡のワイと…」 (´・ω・`)「はー、なるほどねぇ」 ゴクゴク ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「わたしものむー」 (´・ω・`)「お前はこの紅白ドリンクでも飲んでろ」 スッ ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「わーい」 ゴックゴック
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
265 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:06:57.79 ID:co+fNk3o0 - 彡*(^)(^)「ほんで、その鏡のワイと話すってのが、これまた意外とええんですわ」
彡*(^)(^)「なんかこう…スッキリしますわ」 (´・ω・`)「……」 (´・ω・`)「お前、謝った方がいいかもなぁ……」 ボソ 彡(゚)(゚)「ファ? 謝る?」 (´・ω・`)「んー、なんつーか…押し付けてんじゃねぇかなぁ…」 彡(゚)(゚)「押し付け? は?」 (´・ω・`)「それと……あー…最後は、自分を強く持てよ」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
267 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:07:11.82 ID:co+fNk3o0 - 彡(゚)(゚)「?」
(´-ω-`)「ま……いいわ。 今日は帰んな」 彡(゚)(゚)「……はぁ……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
269 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:07:24.62 ID:co+fNk3o0 - へレハヮ゚ノ!ヽ「…」 ガラ…
彡(゚)(゚)「お、ありがとさん」 ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「……バイバイ」 彡(゚)(゚)「? ああ…」 彡(゚)(゚)「ばいばい」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
271 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:07:36.18 ID:co+fNk3o0 - ───
テク…テク… 彡(゚)(゚)「はあ…」 テクテク 彡(゚)(゚)「変な店やったなぁ……」 テクテク ジャラ… カチャチャ 彡(゚)(゚)(お隣さん、電気消えてるンゴねぇ。 今日もおらんのやろか) ガチャ ギィィ… 彡(゚)(゚)「ふぅ……」 シュル… 彡(゚)(゚)「……」 鏡…
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
272 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:07:48.97 ID:co+fNk3o0 - 彡(゚)(゚)「…」
ギシ…ギシ… 彡(゚)(゚)「鏡……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
280 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:08:13.26 ID:co+fNk3o0 - 彡(゚)(゚) | (゚)(゚)ミ
「……」 彡(゚)(゚) | (゚)(゚)ミ 「あのな…ワイ…」 彡(゚)(゚) | (゚)(゚)ミ 「今日は……課長が死んで…」 👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀👀 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
283 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:08:32.47 ID:co+fNk3o0 - 彡(゚)(゚) | (゚)(゚)ミ
「警察が…」 彡(゚)(゚) | (゚)(゚)ミ 「ワイのことを…」 彡(゚)(゚) |(゚)(゚)ミ 「疑っ…… 」 彡(゚)(゚) (゚)|(゚)ミ ズュルッ 彡( )( )「ファッ!?」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
288 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:08:49.93 ID:co+fNk3o0 - (゚)(゚)|ミ ズズ…ズ…
彡( )( )「あ……あ……」 ガクガク 〜〜〜〜 (´・ω・`)『視えるようになる。 色んなもんが、な』 〜〜〜〜
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
292 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:09:10.87 ID:co+fNk3o0 - 〜〜〜〜
彡( )( )「あ、あ、あいつか…? あいつが言ってたのは…こういうことなんか…!?」 (゚)(゚)|ミ ズズズズ… 彡( )( )「あ……あ……お前が…お前が課長を殺したんやな…鏡に引き込んで…」 ズズ…ズ… ズリュ…
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
294 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:09:27.33 ID:co+fNk3o0 - 彡( )( )(ど、どうし…どうしたらええんや…)
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
298 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:09:37.80 ID:co+fNk3o0 - 彡;(゚)(゚)「ハッ…」
〜〜〜〜 (´・ω・`)『お前…謝った方がいいかもなぁ』 〜〜〜〜 彡;( )( )「す……す……すまんかったぁ!!」 ズズ…… ピタ
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
303 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:09:53.01 ID:co+fNk3o0 - 彡;(゚)(゚)「ワイが…ワイが悪かったんや……」
彡(;)(;)「全部お前に押し付けて……ワイは…ワイは自分自身で何とかしようと思っとらんかったんや」 彡(;)(;)「お前に愚痴ばっかりぶつけて…その癖自分では何も行動を起こそうとしない…」 彡(;)(;)「やから、お前が代わりに動いてくれたんやろ?」 「……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
306 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:10:07.04 ID:co+fNk3o0 - 彡(;)(;)「すまんかった…ワイが悪かったんや…お前を都合よく利用しただけやったんや…」
彡(;)(;)「すまん…ほんまにすまん……でも、もうええんや。 もう、お前は動かなくてええんや」 彡(;)(;)「ワイが…自分のことは、自分でなんとかする。 やから、お前はもうええんや」 「……」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
307 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:10:19.09 ID:co+fNk3o0 - ズル… ヒュルッ…
彡(;)(゚)(鏡の中へ引っ込んで行く……) 彡(;)(゚)(すまんかった……全部……全部ワイの弱さが原因やったんや…) ススッ… シーン… 彡(゚)(゚) | (゚)(゚)ミ 「もう…出て来なくてええで」
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- 彡(^)(^)「せや! 鏡に向かって話かけたろ!」
309 :風吹けば名無し[]:2019/01/03(木) 14:10:30.37 ID:co+fNk3o0 - ──
(´・ω・`)「ふいー、ハリガネムシのソバはうめぇなぁ」 ズズズズズズ ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「ねーねーたいしょー」 (´・ω・`)「あ?」 ズルズル ウゾゾゾゾ ヘレハ ゚ヮ゚ノ!ヽ「あのおじちゃん、だいじょうぶかなぁ」 (´・ω・`)「あのおじちゃん? ああ、鏡の奴か」
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