トップページ > なんでも実況J > 2012年12月18日 > 15ueK3Vr

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風吹けば名無し
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
だいじっこ万博
石破と巨人阿部ならどっちの顔が
中日巨人阪神のCSが一番盛り上がる

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GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
5 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:29:47.62 ID:15ueK3Vr
 ズズウゥゥン!
 
 容赦なく踏み出された貴司の巨大な足。着陸により吹き飛ばされた住居の屋根も、容赦なく踏み潰す。
 選手の中でもかなりの筋肉質で、体脂肪率が6%程度という驚異的な肉体美を誇る貴司。そんな貴司の脚は、ふくらはぎにまで血管がボコボコと浮き上がる。そんな貴司の肉体が巨大化すれば、未曾有の破壊力を発揮することとなる。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
6 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:30:13.55 ID:15ueK3Vr
 着陸により吹き飛ばなかった地域に、貴司はゆっくりと侵入する。まずは住宅がひしめき合っている地域から破壊することにした。
 グシャアッ!
 一戸建て住宅が一瞬にして、貴司の足の下敷きになる。瓦が粉々に砕け散り、壁が剥がれて木材がバラバラになる。貴司は自らの肉体が住宅やマンションを破壊することに興奮を抑えきれず、破壊衝動を剥き出しにしていった。
 右脚で今度はアパートを踏み潰す。逃げ遅れた小人もろとも押し潰し、窓ガラスや木材が粉砕される。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
7 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:30:48.49 ID:15ueK3Vr
「アッハハハハハ! 見たか!? オレ様の破壊力を! ぶっ潰されたくなければ、さっさと逃げることだな!」
 貴司はそう言って次々と住宅を踏み潰していった。逃げ惑う小人たちが狭い道路に溢れ返り、怒号や悲鳴が飛び交う。
「ぎゃあああああー!」
 グシャアッ!
 貴司は小人の集団にも容赦なく足を踏み降ろした。家や電信柱、信号機をも巻き込んで次々と地区を破壊する貴司に、慈悲などもはや存在していない。
「どぉれ……逃げ遅れたドンくさい小人どもに、オレ様の素晴らしい肉体美を見せてやるか……!」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
8 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:31:15.72 ID:15ueK3Vr
 貴司はおもむろにその場に座り込んだ。野球と筋トレで鍛え上げた巨大なケツが、10軒以上の住宅を呆気なく押し潰していく。

 バギバギバギイイイッ! ズズズウウウゥゥン……。

 瓦礫の山と化す住宅。貴司はケツの下で数百人の小人が圧死したことなど、気にも留めていなかった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
9 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:31:40.59 ID:15ueK3Vr
「へへ……。どれにしようかな、天の神様のい・う・と・お・り!」
 貴司はそう言って右手であっという間に数軒の家を鷲掴みにした。土台ごと引っこ抜かれた住宅は、強大すぎる貴司の握力で瞬時に握り潰されてしまう。
「あーあ。失敗だ……。もうちょっと力を加減しねぇと」
 ポイッと瓦礫を放り投げ、次の住宅へと手を伸ばす。豪腕が高圧電線を蜘蛛の巣を払うように引き千切ってしまった。鉄塔が衝撃で傾き、そのまま住宅街へと倒壊する。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
11 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:32:03.89 ID:15ueK3Vr
「邪魔くせぇ鉄塔だな」
 貴司は倒れこんだ鉄塔を左手で摘み上げた。そして、グシャッ!とあっという間に単なる鉄の塊に丸め込んでしまうではないか。
 恐るべき握力に、小人たちは絶叫して逃げ惑うばかりだ。
「ハハハハ! いちいちオレ様の行動にピーピー騒がれちゃ、困るなぁ」
 貴司は逃げ惑う小人たちの様子を見て軽蔑するように笑う。そんな小人たちには目もくれず、貴司は次の住宅へと手を伸ばした。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
12 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:32:32.07 ID:15ueK3Vr
 今度は握り潰さないよう、慎重に摘み上げる。そして屋根をベリベリと剥がして中を覗きこんだ。
「おっ。なんだぁ? お前ら、エッチしてやがったのか! ハハハハ!」
 二階建ての住宅の一室には高校生の男女が裸で震え上がっていた。
「オラ! オレ様の手のひらに乗りやがれ」
 男女二人は震えながらうなずく。住宅を傾け、小人たちが移動しやすいようにする貴司。そして、小人たちが移動したのを確認すると、他に小人たちがいないか住宅を逆さまにして確かめる貴司。ベッドやテレビが砂粒のように落下していく。そして。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
13 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:33:08.95 ID:15ueK3Vr
「誰もいねーんならいらねぇな、こんな家」
 と言ってグシャリ!と押し潰してしまった。
「へへへ……。高校生程度のエッチじゃあ、迫力なんてのはねぇよな……」
 ニヤリと笑う貴司。
「大人のオスのエッチってのを、見せてやろうか?」
 貴司は有無を言わさず少年たちを手のひらに乗せたまま立ち上がった。再び悲鳴が沸き起こる。貴司はその悲鳴が沸き起こった集団を踏み潰し、残っていた住宅街を次々と破壊して次なる場所へと向かった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
15 :風吹けば名無し[sage]:2012/12/18(火) 12:34:33.61 ID:15ueK3Vr
ズズウウゥゥン!

 ズズウウゥゥン!

 巨大な貴司の歩行速度から逃れられるはずもない小人たちが数百人単位で踏み潰され、破壊された住宅や雑居ビルの瓦礫に押し潰されていく。貴司はそんなことはお構いなしで、己の欲望を満たすためだけに各地を破壊した。
「きゃーっ!」
 駅前の少し発展した商店街やオフィスビル群が建ち並ぶ、長井電鉄下松駅周辺に貴司は姿を現した。
「このビルがいいな……」
 貴司はそういうと、手のひらに包み込むようにして捕らえていた少年たちをビルの屋上に解放した。
「おい、てめぇら。てめぇらのセックスなんざ、あんなもんはガキのお遊び程度にすぎねぇんだ。大人のオスのエッチてのを、勉強させてやるぜ」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
16 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:35:24.02 ID:15ueK3Vr
ブルブルと震えながら貴司を見つめる二人。そして、貴司はとうとう己の性欲を解放し始めた。
 既に出現したときから全裸であった貴司。彼のその股間から伸びる、堂々とした男根はまさにオスの象徴であった。
その男根が、モリモリと音を立てるようにグングン、巨大化し始めたのだ。元々ズル剥けであったドス黒い貴司の男根は、血管をボコボコに浮き上がらせて、もうすぐヘソに付いてしまうのではないかと思うほどにまで巨大化していった。
目の前に建っている、少年たちが放り出された下松駅前第一ビルは高さ50メートルを誇る、町随一の立派な建物である。しかし、巨大貴司を前にすればチッポケな建物にしか見えなかった。
「ほぅら……どうだぁ? 本当のオスの象徴ってのはよぉ、こういう風にドッシリとした重量感が必要なんだ」
 ビンビンに勃起した男根をビルに近づける貴司。
「へへへ……。このままで終わると思うなよ」
 そして、貴司は両手で第一ビルの両方をガッシリと掴む。それだけでビルがグラグラと揺れ動き、付属の看板が粉々になって落下していった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
18 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:36:19.97 ID:15ueK3Vr
 ビル内部では、その鷲掴みで起きた振動で小人たちがボールのように跳ね飛んでいた。その衝撃がようやく落ち着いたかと思った、その直後だった。
「うわあああああああああ!」
 巨大な物体がまっすぐ、ビルの中央部分に向かってきたのだ!

 グワッシャアアアアアアアアン!

 ガラスを突き破り、窓枠を歪ませ、コンクリートを吹き飛ばしてビルの内部へと挿入される、貴司の男根。
「グハァッ! いいぜ……!」
 いきなり快感を覚える貴司。そして、ゆっくりとビル内部へとその男根をねじ込んでいく。ビル内部では、会社の椅子やデスク、コピー機、キャビネットが次々と男根に捻り潰されていた。小人たちはほぼ即死状態で、男根に纏わりつくように絶命していく。
 激震に翻弄されながらも、なんとか耐え凌いでいた少年たち。自分たちの足元で起きる悲劇が、まるで映画の世界のようであった。しかし、見上げれば分厚い胸板とボコボコに割れた腹筋。そして、エロい表情を浮かべる貴司の顔があった。
 
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
19 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:37:08.90 ID:15ueK3Vr
 メリッ……。メリメリバギバギッ! ズドオオオォォン!
 
 激しい崩壊音。そして、第一ビルの反対側に避難していた小人たちが目撃したのは、ビルの反対側から挿入された貴司の男根だったのだ。とうとう、ビルを貫通したのだ。
「ウウウオオォォ! やべぇ、こりゃ本気モードだな!」
 すっかり乗り気の貴司は、ゆっくりと腰を前後に振り始めた。
「フンッ……フウゥンッ! ぬんっ!」

 バガァッ! ドゴォン! グジャァッ! ズズンっ!

 巨人の激しい腰振りを受けた駅前ビルが、見るも無惨な姿へと変貌していく。
「あぁっ! いいぜ! ウォハァー! たまんねぇ!」
 貴司は少年たちの存在を忘れ、もはや快感に溺れていた。そして、最大限の興奮に達した男根は、遂に極限状態にまで達した。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
20 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:37:38.45 ID:15ueK3Vr
 ドドドドドゴゴオオオォォン!

 小さな悲鳴が上がり、同時に駅前第一ビルの屋上が木っ端微塵に吹き飛んだ。アンテナや非常階段、給水塔があっという間に吹き飛び、少年たちもろとも地面に叩きつけられていく。
「オアアアア〜……! めっちゃくちゃ気持ちいいぜ!」
 ビルごと左手で男根を掴む貴司。既にビルは原形を留めていなかった。同時に、男根から噴出した我慢汁がドロドロに瓦礫に纏わりつき、それが貴司にとって良いエッチジェルのような状況を作り出していた。
 ギュッと引き締まる、肉付きの良いケツ。
「あっ、あああ! ああああ〜イクッ……イクゥ!」

 グジャアッ!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
21 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:38:26.30 ID:15ueK3Vr
 瓦礫の吹き飛ぶ音と共に、貴司の男根から白濁の液体がビュウウウッ!と発射された。悲鳴を上げて逃げ惑う群集に容赦なく降り注ぐ貴司の白濁液は、爆発音と震動を伴って駅前周辺をドロドロにしていった。
「アァッ!」
 
 ビュウウウウッ!

 二発目が発射された。二発目はまっすぐ発射され、駅前第二ビルを貫通し、商店街を吹き飛ばしていく。
「ぐあああああっ!」
 三発目が発射された。三発目は放物線を描き、そのまま駅前第二ビルを上から押し潰していった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
22 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:39:02.02 ID:15ueK3Vr
「フウーッ……フウウゥゥッ……!」
 肩で荒い息をする貴司。
「あーあ……。まだ今日の夜はあと7時間も破壊時間があるのに、しょっぱなからテンション上げすぎたな」
 ドプドプと残りの精液を搾り出していく。バスロータリーは精液の湖と化し、たくさんの小人の死体とバスやタクシー、瓦礫が浮かんでいた。
「仕方ねぇ。この町はほとんど破壊できねぇし、隣町行くか!」
 貴司はアッサリと下松町に見切りをつけ、今度は隣町の駒ヶ崎市へと向かった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
25 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:39:55.39 ID:15ueK3Vr
 ズズズウウウゥゥン!

 ズズズウウウゥゥン!

 激しい地響きと激震を巻き起こしながら、貴司は次なる襲撃地点・駒ヶ崎市へと向かってのし歩いていた。途中にある集落を丸ごと踏み潰し、瓦礫の山に変えていく貴司。そして、集落を過ぎてからも歩くスピードを緩めず、貴司は破壊活動を継続する。
 人間以外の生物や、建造物以外のもの――河川や森林――も例外なく破壊する貴司。まさに人智を超え、自然をも超える大巨人である。
 駒ヶ崎市では、貴司の接近など気づくはずもなく小人たちがいつもどおりの生活をしていた。ちょうど時刻は午後4時。市の東端にある掬星男子高等学校では、部活動が行われていた。
 その生徒たちに、貴司が引き起こす地震は突然、伝わってきたのだ。激しい揺れによろめく生徒たち。そして、学校はおろか周囲をスッポリと覆い尽くす貴司の巨大な影を見た途端、狂ったように悲鳴を上げて生徒や教職員、近隣住民が逃げ惑い始めた。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
26 :風吹けば名無し[sage]:2012/12/18(火) 12:40:44.17 ID:15ueK3Vr
 貴司は怪獣映画のように凄まじい雄叫びを上げる。
「グオオオオオオオオ―――ッ!」
 低い声に共鳴した窓ガラスがビリビリと震え、遂には粉砕されてしまう。貴司から学校までの距離は優に500m近くある。しかし、貴司にとってそんな距離はなんでもない。
 住宅を逃げ惑う小人もろとも踏み潰し、遂に学校内に侵入した。
 逃げ惑う野球部員。その真上に足を踏み降ろす。バックネットがアメの様にひしゃげ、野球部の部室からセカンド、サードのあたりまで一度に踏み潰してしまう。逃げ遅れた部員たちがペシャンコに潰れていく。
何とか難を逃れた部員も、引き起こされる爆風に吹き飛ばされていく。
 悲鳴が飛び交い、たくさんの男子高校生と教職員が我先に学校を飛び出していく。校内は大パニックだ。
 貴司は容赦なく校庭をのし歩いていく。次々と部活をしていた生徒たちが圧死していく中、校舎内に残っていた生徒の多くは突然訪れた地獄の光景に震え上がっていた。
偶然にも、水泳部が今日はミーティングのために校舎内に留まっていた。野球部員やラグビー部員など、屈強な部員たちが紙切れのように吹き飛び、潰されていく光景が信じられずにいる。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
28 :風吹けば名無し[sage]:2012/12/18(火) 12:41:04.60 ID:15ueK3Vr
 ドガアアァァン!

 たった一歩で、部員たちが毎日泳いでいたプールが踏み潰されてしまった。大量の水が溢れ出て、逃げ惑う生徒たちを押し流していく。
 突然、貴司が進行方向を変えてたくさんの生徒たちが残っている校舎に向かってきた。悲鳴を上げて水泳部員たちも逃げ始めるが、時既に遅し。

 バギバギバギッ! グシャアアッ!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
30 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:41:26.31 ID:15ueK3Vr
 目の前に仁王立ちする貴司は、水泳部員たちがいる校舎丸ごと右手で掴んだ。3階建ての校舎の一部がそっくり抉り取られる。部員たちは悲鳴を上げて床に伏せる。
「ハハハハハハ! こりゃあちょうどいいぜ。今回の土産はてめぇら水泳部員だ! 感謝しろよ? このオレ様のペットになれるんだからな!」
 豪快に笑う貴司を恐れおののきながら見上げる部員たち。
「さてと……。コイツらはここへ置いておくか」
 抉り取った教室を高々と持ち上げ、貴司は逃げることができないように近くにあった比較的背の高いビルにそれを置いた。
「残りの小人どもに用はねぇ」
 そういうと貴司は丁寧に校舎を蹴り飛ばし、破壊し尽くしてしまった。
 高校を壊滅させると、今度は少し離れた場所にある団地群へと向かう貴司。逃げるための自動車の大渋滞の列をいとも簡単に踏み潰し、団地へ向かう。爆発音と共に自動車は小人もろともスクラップとなっていく。
「さぁて……この団地群はどうしてくれようか」
 その時だった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
31 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:41:45.66 ID:15ueK3Vr
 グルルルウウウウウウゥゥゥ〜ッ!

 雷鳴のような音が周囲に響き渡る。
「ハハハ! しょうがねぇ腹の虫だな」
 それは貴司の空腹を示す腹の音だった。
「仕方ねぇな……この団地は、オレ様のメシになってもらうか!」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
33 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:42:18.83 ID:15ueK3Vr
 貴司の一言をきっかけに、大パニックに陥る団地内。5階建ての団地が20棟建ち並ぶこの地域には、1,000人近くの住民が住んでいる。さらに、団地の向かい側には同じ時期に建てられた一戸建て住宅が並んでいた。
「ぎゃああああああああー!」
 貴司のムチムチのケツが、その一戸建て住宅が建ち並ぶ一角に降ろされる。先陣を切って押し潰される住宅。その後、40軒近くが一気に貴司の巨大なケツに一瞬で押し潰されてしまった。
「3棟くらい喰えば、腹の足しになるだろ!」

 ガラガラァッ! バギバギグシャッ!

 貴司は何の抵抗もなく団地の一部をむしり取った。ベランダと給水塔、和室らしい部屋の一部が右手の中に納まる。
「いっただきまぁーす」
 アングリと口を開ける貴司。単なる瓦礫と化したそれらは、あっという間に貴司の口の中に消えていった。
 
 ゴリゴリッ! グシャッ! メギッ!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
34 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:42:50.80 ID:15ueK3Vr
 豪快に咀嚼する貴司。
「うめぇ! ハハッ! 知らなかったぜ。コンクリートとか鉄骨ってうめぇな! どれ! もっと喰ってやるぜ」
 貴司はそう言うと乱暴に団地の1号棟を次々とむしり取っては口の中に放り込んでいく。逃げ遅れた小人もろともだ。
 テレビ、箪笥、冷蔵庫、テーブル、椅子、ベッド、布団、ベビーベッド、洗濯機……。ありとあらゆる家電や家財道具もろとも喰い尽くす貴司。わずか10分で、1号棟は土台の一部を残すだけとなっていた。
「グェップ! 結構鉄筋コンクリートとか家電って、腹に溜まるな……」
 ポンポンと自慢げにボコボコに割れた腹筋を叩く貴司。そのまま2号棟のテレビアンテナを引き抜き、爪楊枝代わりに使用する。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
36 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:43:18.38 ID:15ueK3Vr
「あぁ、クソ! 歯にカスが挟まって取れねぇ」
 貴司はテレビアンテナを握り潰し、先ほどのビルに向かって歩いていく。スッポリと影に多い尽くされるビル。その上で、抉り取られた教室にいる水泳部員たちが震えていた。
「おい、チビども。仕事だ」
 しかし、ピーピーと泣き喚くばかりの部員たち。次第にイライラしてきた貴司は、怒声を上げた。
「うるせぇ! クソチビどもが! この場でぶっ潰してやろうか!?」
 貴司は怒りに任せて隣のビルを右手で吹き飛ばした。
「ヒイイイイイィィ!」
「ごめんなさい! もう騒ぎません!」
 泣きじゃくる水泳部員たち。
「わかってんじゃねーか。いいか? 次、泣き言いったら全員ぶっ殺す」
 そう言って貴司はビルの目の前の大通りにあぐらをかいた。信号機や街灯、街路樹、乗り捨てられた自動車がケツの下敷きになり消えていく。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
37 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:43:57.00 ID:15ueK3Vr
 ズズンッ……!

 着座し終えた貴司。逃げ惑う小人たちに目もくれず、部員たちが入っている教室をビルの上から自分の胸元へと移動させる。そのまま寝転び、商店街を軒並み押し潰してしまった。

グワッシャアアアアン! バギバギィッ! 
 響き渡る木造家屋の崩壊音。小人たちが、数百人単位で次々と死んでいく。
「教室から出ろ。10秒以内だ」
 必死で教室から降りる部員たち。しかし、あまりの恐怖に腰を抜かし、失禁している者もいた。
「ふ、副主将! 急いでください!」
 下級生や同級生の呼びかけにも、恐怖のあまり足が動かない副主将ともう一人の部員。遂に10秒が経過した。
「ヘタレな野郎はいらねぇんだよ」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
38 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:44:33.84 ID:15ueK3Vr
 グシャッ!

 貴司は教室ごと、2人を握り潰した。
「さぁ〜チビども。お仕事だ」
 貴司は大きく口を開いた。
「オレ様は先ほど、メシを終えた。だけどなぁ……歯に物が挟まって実に不愉快だ」
「……。」
 ギロリと小人たちを睨む貴司。
「いちいち説明しねぇとわかんねーのか? あ?」
「ヒッ!」
 水泳部員たち14名は、急いで貴司の口の中に入っていく。そして、小さな手で貴司の歯を磨き始めたのだ。
 しかし。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
39 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:44:52.46 ID:15ueK3Vr
「……誰だ?」
 貴司の声色が突然変わったのだ。
「クソチビどもが……。オレ様を愚弄してるのか!?」
 口の中で貴司の声をまともに聞いた部員たちは耳の鼓膜が破れる寸前であった。
「誰だ!? 正直に言え……。オレ様の口の中で、ションベン漏らしやがったクソチビはどいつだ!?」
 プッ!と口の中にいる小人たちを吐き出す貴司。しかし、水泳部員たちは責任の擦り付け合いをするばかりである。
「……しょうがねぇヤツらだな」
 貴司は両手をバチン!と重ね合わせた。14人いた部員たちは一人残らず、ペチャンコになってしまう。
「物分りの悪いクソ小人ども……オレ様の口の中にションベンを漏らした罪は重い……。よって、この駒ヶ崎市はオレ様と同じ思いをしてもらう」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
40 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:45:15.81 ID:15ueK3Vr
 ゴオオオオオオォォォ―――ッ!

 瓦礫を巻き上げながら立ち上がる貴司。そして、男根を右手で持ち上げた。
 そして。

 ドジャアアアアアアア――――ッ!

 放物線を描いて、貴司の男根から大量のションベンが放出され始めたのだ!

 ズドドドドオオオオオォォォォン!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
41 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:45:34.49 ID:15ueK3Vr
 着弾したションベンは、大地に巨大なクレーターを作る。そして、クレーターからどぷどぷと溢れ出たションベンは、津波となって街中の建物を押し流していく。
 4分近く放出された貴司のションベン。黄色の液体が町全体を飲み込み、強烈なアンモニア臭が覆い尽くしていた。瓦礫と小人の死体がションベン洪水の中でプカプカと浮いている。駒ヶ崎市は、完全に貴司のションベンによって水没していた。
「フン……自業自得だ」
 貴司は鼻で笑うと、水深10m近くまで溢れた自らのションベンを豪快に足で掻き分けながら、歩いていく。
「ん?」
 すぐ下に、一命を取り留めた小人の集団を発見した。どうやら、大学生らしい。それを片手で掬い、貴司はゆっくりとこの日の破壊活動を終え、自分のいる世界へと戻っていくのだった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
42 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:46:17.64 ID:15ueK3Vr
「ふぅ……」
 翌日。練習試合を終えた貴司は、全身汗だくになって控え室に戻ってきていた。
「タカシ、すんげぇ汗だな!」
「えへへ! そんだけ、頑張ってる証拠ッス!」
 先輩選手に言われ、貴司は人懐っこい笑みを浮かべる。
「タカシ、今日の夜は時間あるか?」
 貴司はしばらく考えた。しかし、今日の夜はまた一仕事ある。
「申し訳ないッス! ちょっと、外せない用事がありまして」
「そうか! じゃあ、また次だな」
「すみません! あ、じゃあオレお先に失礼します!」
「お疲れぃ!」
 貴司は着替えもソコソコに移動する。そして、控え室などがある建物から一番離れた場所に停めてある、自分の車に乗り込んだ。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
45 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:46:59.60 ID:15ueK3Vr
 誰も近くにいないことを確認し、貴司は助手席付近から小さなケースを取り出した。その中には、十数人の小人が……。
「待たせたな」
 先ほどの人懐っこい笑みが消え、邪悪な笑みを浮かべる貴司。小人たちが震え上がる。
「しっかし……今日の練習はまた大変だったなぁ……。ご覧のとおり、オレ様は汗だくだし、泥まみれだ。だけど、足をこのままでてめぇら小人の町へお邪魔するのはちょっと、失礼だろう?」
 ブルブルと震える小人をよそに、貴司は勝手に話を進めていく。そして、スパイクを脱いで足を出した。

 ドスン!

 助手席に左足を放り投げる貴司。そして、泥だらけの靴下を脱いだ。汗をかいたそれは、泥や砂もついていて非常に悪臭が漂う。あっという間に彼の車中が足の臭いで充満してしまうほどの臭いだ。
 小さなケースから小人をつまみ出す貴司。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
47 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:47:21.52 ID:15ueK3Vr
「舐めろ」
 小人たちに残酷な指令が出された。
「30分以内に、オレ様の左足から砂や泥を落とし、なるべく汗も舐め尽くせ。今日は13人だな……。そうだな。最優秀のヤツには、オレ様から素晴らしいプレゼントをやろう。逆に……ドンくさいヤツ……下位3名は、オレ様のケツに押し潰されるというご褒美が待ってるぜ」
 悲鳴を上げて小人たちが貴司の左足に群がり始めた。
「ハハハハハハ! せいぜい、頑張るこった!」
 しばらく悠々と小人たちの奉仕を楽しんでいる貴司。その時だった。

 コンコン!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
49 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:47:54.48 ID:15ueK3Vr
 運転席側ドアの窓――つまり、貴司の真後ろでノック音が響いた。
「!?」
 貴司が驚いて振り返ると、そこには後輩選手の唐川 侑己が立っていた。
「タカシさん! 何やってんですか? ずいぶん前に出られたのに……」
 そして、侑己は見てしまった。貴司が足を放り出している姿。それだけなら別段、ちょっと変だなと思う程度であったが、その足に纏わりついているものを。
「……タ、タカシさん、それ……なんですか?」
「……なぁ、侑」
 貴司が窓を開け、小声で囁いた。
「は、はい」
「お前は、秘密を守れる男だな?」
 侑己は小さくうなずいた。
「後ろに乗れ。いいコト、教えてやるよ……」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
50 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:48:20.19 ID:15ueK3Vr
 ゴオオオオォォォッ……!

 空気を掻き切る音が響き渡る。そして、突如暗闇に包まれる周囲。逃げ惑う小人たちに、それらは容赦なく襲い掛かった。

 ズドドドドドドオオオオオォォォーン!

 造成中の住宅を根こそぎ吹き飛ばして出現したのは、紛れもない貴司であった。しかし、今日はそれだけではない。

 ズッドオオオオオオォォォン!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
51 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:48:50.19 ID:15ueK3Vr
 5kmほど離れた、既に廃鉱となっている鉱山跡地に、別の巨人が出現したのだ!
 貴司がゆっくりと口を開く。
「よぉ……どうだ? 小人世界の感想は? 侑己」
 貴司の目鼻立ちがクッキリしたイケメンとはまた違う、少し童顔のイケメン巨人――唐川 侑己が全裸で仁王立ちしながら、ニヤリと笑った。
「最高ッスね……これは……」
 2人の巨人が仁王立ちしているのは、昨日破壊した下松町と駒ヶ崎市から10kmほど離れた、長井県の県庁所在地、長井市である。
「ここはな……俺たちの欲望やストレス発散に思うがままになる世界なんだよ」
「マジっすか……! やべぇ! 俺、暴れたくって仕方ねー!」
 侑己がニヤリと邪悪な笑みを浮かべた。貴司は(素質ありだな)と隣で同じように笑う。
「よぉし! 侑己、思う存分暴れてやろうぜ!」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
52 :風吹けば名無し[sage]:2012/12/18(火) 12:49:10.96 ID:15ueK3Vr
「ウイィィッス!」
「よし! じゃあ、2人の巨大化を祝し、これからの破壊活動を祈念して、雄叫びを上げようぜ!」
「ウイイィィッス!」
「行くぜ!」
 まず、侑己が咆哮する。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ―――!」
 間髪入れず、貴司が咆哮した。
「グウウウオオオオオオオォォォ―――――!」
 この日。遂に、小人世界に最凶最悪の巨人が揃ったのだ。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
54 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:49:54.39 ID:15ueK3Vr
 ズシン!

 ズシン!

 童顔の侑己が、邪悪な笑みを浮かべながら廃鉱となった鉱山から悠然と歩き始める。次々と廃墟となった鉱山の施設が踏み潰され、瓦礫の山へと変わっていく。その鉱山から小人の足で10分ほど歩けば、すぐに住宅街が広がっている。
侑己はまっすぐ、その住宅街目指して歩き始めた。
 地響きと激震に足を取られながらも、その住宅街から小人たちが飛び出して逃げ惑っている。着の身着のままといった様子で、悲鳴と怒号ばかりが飛び交っている。
侑己は住宅街に電気を供給している鉄塔を胸板で押し倒し、電線を引き千切る。あっという間にあたりは停電し、信号機が消える。道路は瞬く間に渋滞し、クラクションが鳴り響いた。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
55 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:50:27.16 ID:15ueK3Vr
 ズシンッ!

 ズシンッ!

 侑己の歩行が引き起こす震動は、やがて渋滞で動かなくなった自動車を飛び跳ねさせるまでに大きくなっていた。ようやく危機的な状況であることに気づいた小人たちが、自動車を乗り捨てて逃げようとする。
しかし、そのときには揺れで足を取られ、近づいてくる侑己の巨大な姿を震えながら見続けることしかできなかった。

 グシャアッ!

 遂に侑己が破壊の第一歩を踏み出した。あっという間に崩壊する住宅。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
56 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:50:54.81 ID:15ueK3Vr
「……すげぇ……」
 侑己は自分の巨大さと破壊力に酔いしれていた。
「すげぇ! へへっ! やべぇ! 暴れまくってやる!」
 侑己は見境なく周囲に建っている住宅を次々と踏み潰していった。爆発音と共に瓦礫を吹き飛ばし、燃え上がる住宅街。トタンからサッシ、窓枠、ベランダ、家電、家具、木材、屋根瓦。ありとあらゆる住宅の建材や内装などが侑己の周りを飛び交っている。
「オラオラァ! 死ね! 潰れろ!」
 無慈悲な言葉と共に、侑己は襲撃の手を緩めない。5分足らずで住宅街は完全に壊滅へと追い込まれた。
「つまんねぇな……。よし。別の場所だ」

 ズシン!

 ズシン!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
57 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:51:19.65 ID:15ueK3Vr
 侑己は住宅を押し潰しながら、別の場所へと向かう。そして、次なる場所を発見したのだ。
「おっ! なんだ……?」
 目を凝らす侑己。よく見ると、それは停電によって停車してしまった長井市電の車両だった。逃げ惑う小人たちの群集の中で、一際目立っている。
 侑己は巨大な手でその市電を摘みあげようとした。電線を引き千切り、電信柱を押し倒して侑己の手が停車した市電を捕らえる。

 ギギギギイイイイイィ〜!

 丈夫な市電も、鉄骨が悲鳴を上げて少しひしゃげた。侑己が車両を覗き込むと、逃げ遅れた小人たちが10人ほどいた。
「ギャーッ!」
 悲鳴を上げる小人たち。侑己は「ギャハハハ! なんだ! ビビりすぎだろ!」と大げさに笑った。
「……よぉ、チビども。これ、何ていうか知ってるか? お前らの乗ってるコレだ」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
58 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:51:43.80 ID:15ueK3Vr
 侑己はニヤニヤと笑いながら小人たちに問い掛ける。
「え……な、長井市営電鉄です……」
「バァカ。この電車の通称だ」
「え……」
 血の気が引いていく小人たち。
「よぉ〜くわかってんじゃねーか。そうだよ……チンチン電車だ」
 その言葉と同時に悲鳴が上がる。侑己は「ハハハ! 気づくのが遅かったな!」と笑いながら、摘み上げた車両を彼の男根の近くへと持って行く。
「ぎゃあああああああー!」
 破壊活動で興奮状態になっていた侑己。その彼の男根は既にビンビンに勃起している。血管をボコボコに浮き上がらせ、ビクンビクンと生き物のようにうごめいていた。
「チンチン電車がチンチンと出会いまぁーす」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
61 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:52:27.70 ID:15ueK3Vr
 ギュギュギギイイイィ〜!
 
 鉄骨の曲がる音が聞こえた。そして。

 ブチブチブチブチブチブチュッ!

 小人たち十数人が、侑己の男根に磨り潰される音が少し遅れて聞こえた。
「……うーん。やっぱ、チンチン電車じゃ物足りねぇな」
 侑己はキョロキョロと辺りを見渡す。そして、TR長井駅と書かれた駅名標を発見した。
「ヘヘ! 俺、最近抜いてねぇからな! 電車でぶっ放しちゃうか!」
 侑己はそういうと、再び建物を蹴り飛ばしながら長井駅へと向かった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
64 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:52:59.84 ID:15ueK3Vr
 一方の貴司。
 貴司は住宅街をものともせず、あっという間に踏み潰して行った。今日の貴司に住宅街など興味はまったくないのだ。貴司のターゲット。
それは、長井市西部に位置する「マウンテンスタジアム長井」である。事前に、ここでサッカーの親善試合が行われていることを貴司は調べていた。
「邪魔だ」
 貴司は進路上に建っていた10階建てのマンションを強烈なパンチで中央部分を粉砕する。泣き別れになったマンション。その直後、筋骨隆々の貴司の巨体によって押し倒されてしまった。
 そして、遂に目的のスタジアムへと近づく貴司。

 ズシィン!

 ズシィン!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
65 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:53:34.55 ID:15ueK3Vr
 貴司の歩行が引き起こす震動。駐車場に整然と並んでいた自動車やバスが飛び跳ねている。
「な……なんだ!?」
「地震……?」
 スタジアム内にいた小人たちは、次第に大きくなる揺れに身構えていた。

 ズズズウウウウゥゥン!

「うわああああああ!」
「じ、地震だああああ!」
「見ろ! 屋根が崩れる!」
「逃げろ!」
 一瞬にして大パニックに陥るスタジアム内。確かに、頭上の屋根がメリメリと音を立てて崩れ始めたのだ。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
66 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:53:52.82 ID:15ueK3Vr
 グワッシャアアアアアアアァァァン……!

 そして、屋根が崩れ落ちたと同時だった。ギョロリと巨大な目玉が、小人たちを捉えたのだ!
「うわあああああああああ! きょ、巨人だああああ!」
 悲鳴が上がり、スタジアムから脱出しようと出入り口に殺到する小人たち。貴司はその悲鳴だけで男根をビンビンに勃起させていた。彼にとって、小人たちの悲鳴は性的興奮を催すものになっていた。

 ズドオオォォン!
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
67 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:54:21.18 ID:15ueK3Vr
 勃起した男根がスタジアムの3階席を突き破って場内に出現する。小人たちが男根に押し潰され、吹き飛ばされる。一部の死体は、ベットリと貴司の男根にへばりついていた。
「あ……あぁ……!」
 スタジアムの中央、グランドではサッカー選手が腰を抜かしていた。
「な、長瀬さん!」
「う、内山ぁ……!」
 2人の選手が震えている。その2人を、貴司はカッチリ捉えた。
「へぇ……。コイツら、オレらの世界でいう、長友と内田か……?」
 そして、貴司は2人を右手で摘みあげた。狂ったように悲鳴を上げる2人。
「おいおい、落ち着けよ〜。大きさが違うだけで、お前らと同じ人間だぜぇ?」
 そうは言われても、巨大すぎる貴司の姿を見て平常心でいられるはずなどなかった。
「長瀬は正直、顔がイマイチだな。でも……筋肉がいい感じじゃんか」
 長瀬がブルブルと震える。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
69 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:54:43.17 ID:15ueK3Vr
「内山は……筋肉はヘボいけど、顔が可愛いなぁ」
 貴司はベロリと舌なめずりをした。そして、いったんしゃがんで何かを左手で持ち上げた。それは、貴司の世界(つまり、普通の世界)の飲料水ペットボトルだった。

 ポン!

 蓋を開け、長瀬と内山をポイッと入れ込む貴司。
「へへへ」
 貴司はそれを確認すると、スタジアム内に侵入した。そして、出口に殺到している小人や失神している選手などを次々と掬っては、ペットボトルへと入れ込んでいく。数十秒後には、140人程度の小人がペットボトルの中に入っていた。
「試合で動き回って、喉渇いただろ? 試合の応援して、叫んで喉渇いただろ?」
 ブルブルと震える小人たち。その中には、長瀬と内山の姿もあった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
70 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:55:31.47 ID:15ueK3Vr
「……オレ様が、とびっきりの水分補給をさせてやるぜ!」
 勃起しかけた男根をなんとか元に戻し、ダラリとぶら下がった男根を貴司はペットボトルに近づけた。
 ブクッ!と尿道らしい部分が膨張し、貴司の男根からできたてホカホカのションベンが放出された。
「ぎゃあああああああ! うわ……ああああああああゴボゴボゴボ……!」
 あっという間にペットボトル内に貴司のションベンが侵入する。140人程度の小人たちは、貴司のションベンに押し流され、次々と入り込んでくるそれに飲み込まれていった。
サッカー選手の長瀬と内山は必死に小人たちを掻き分け、逃れようとする。
「うわあああああああ! う、内山! 助け……あああああああゴボゴボゴボゴボゴボ……!」
 長瀬がションベン洪水に飲み込まれ、絶命する。内山は溢れ行くションベン洪水の波に乗りながら、なんとか耐えていた。しかし、巨大化した貴司の膀胱から放出されるションベンの量は、小人たちには想像もつかない量であった。
内山の抵抗も空しく、ペットボトルはやや黄色い色をした貴司の尿に完全に埋め尽くされた。
 内山も絶命し、140人近い小人の死体がペットボトルの内部を漂っていた。
「止まんねーな! おら!」
 ペットボトルから男根を解放し、スタジアム内にションベンを放出する貴司。スタジアム内にアンモニア臭漂う一大洪水が襲い掛かり、周囲は完全に黄色い液体に沈んでいくのだった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
71 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:55:58.97 ID:15ueK3Vr
 ズン!
 
 ズン!

 オフィスビルが建ち並ぶTR長井駅周辺を、侑己は我が物顔で歩いていた。
「ほらほら〜。早く逃げねぇと、全員干物になっちゃうぜ〜」
 侑己は大通りをのし歩き、乗り捨てられた自動車やタクシー、バスを信号機や標識、街灯、街路樹と共に踏み潰していた。
「……あぁ?」
 181m、43,897tの侑己。その侑己を少し超える高さのビルがあった。よくビルを観察する侑己。そのビルの名前は「四井住川生命ビル 長井支店」。
「気に入らねぇ……。俺たちよりデカいビルを、チビ共が建ててんじゃねぇぞ!」
 突如、怒りを露わにする侑己。普段、おとなしい人間がキレると何をするかわからないというが、まさに侑己はその典型例であった。
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
72 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:56:18.31 ID:15ueK3Vr
「ウオオオオオオオオオオオォォォォォォォ――――!」
 雄叫びと共に、ビルを根こそぎ持ち上げる侑己。腕の筋肉が血管をボコボコに浮き上がらせている。
「オラアアアアアアアアアア―――!」
 とうとう、ビルは完全に引っこ抜かれてしまった。
「オラ! オラ! 舐めてんじゃねーぞ!」
 ビルを両手で鷲掴みにし、グラグラと振りまくる。鷲掴みにされた部分は瓦礫を撒き散らしながら崩れ、ひしゃげていく。揺さぶられたビル内部からは、デスクやコピー機、観葉植物、ロッカーなどがガラスを突き破って落下。もちろん、小人たちも落ちていく。
「クソが!」
 侑己はそう言い放つと、ビルを軽々と放り投げてしまった。5km近く吹っ飛んでいったビルは、大爆発と共に周囲を完全に破壊してしまった。
「ハァ……ハァ……!」
 肩で荒い息をする侑己。振り返り、ギロリと長井駅を睨みつける。
「待たせたな……」
GIGANT STEP 荻野貴司×唐川侑己
73 :風吹けば名無し[]:2012/12/18(火) 12:56:45.45 ID:15ueK3Vr
「ウオオオオオオオオオオオォォォォォォォ――――!」
 雄叫びと共に、ビルを根こそぎ持ち上げる侑己。腕の筋肉が血管をボコボコに浮き上がらせている。
「オラアアアアアアアアアア―――!」
 とうとう、ビルは完全に引っこ抜かれてしまった。
「オラ! オラ! 舐めてんじゃねーぞ!」
 ビルを両手で鷲掴みにし、グラグラと振りまくる。鷲掴みにされた部分は瓦礫を撒き散らしながら崩れ、ひしゃげていく。揺さぶられたビル内部からは、デスクやコピー機、観葉植物、ロッカーなどがガラスを突き破って落下。もちろん、小人たちも落ちていく。
「クソが!」
 侑己はそう言い放つと、ビルを軽々と放り投げてしまった。5km近く吹っ飛んでいったビルは、大爆発と共に周囲を完全に破壊してしまった。
「ハァ……ハァ……!」
 肩で荒い息をする侑己。振り返り、ギロリと長井駅を睨みつける。
「待たせたな……」
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