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名無しさん@お腹いっぱい。
BSフジ 1299

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BSフジ 1299
638 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:34:28.24 ID:5xmvEftX
★日本は25.7兆円もの減税中(所得控除も減税)。税制を1988年に戻せば、税収は今の2倍!?
 世界的に高い日本の物価をさらに引き上げる消費税か?減税を止めるべきか?
 ▽1988/12/24、消費税法成立。翌89年4月から税率3%で実施
 ▽2010年は1988年(国税収入50.5兆円)からGDP25%増だから、12.6兆円増(63.1兆円)
 ▽1988年は消費税が無かったから、今の消費税の国分9.6兆円増
 ▽合計72.7兆円 =2010年の国税収入37.4兆円の2倍
■1980年代後半から、怒濤の勢いで大企業・金持ちの税金が下げられた。
 減額された税額がどれほど巨額であったかは、1988年と2010年の国税収入を比較するとよくわかる。
 1988年は、今より13兆円も税収が多かった(国税収入50.5兆円)。この年は、バブル崩壊の直前で、消費税導入の前年だ。つまり、消費税による収入はまだ無い年だ。
 今は1988年よりGDPが25%増加している。だから、税収も25%増えているはずなのだが、実際には逆に25%以上も下がっている(2010年の国税収入37.4兆円)。
BSフジ 1299
642 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:35:13.55 ID:5xmvEftX
 なぜか?この20有余年間に、税制が大きく変わったからだ。主な変更点は4つ。
 ▽法人税率…40.2%→30%
 ▽高額所得者の所得税率…60%→40%
 ▽相続税率…75%→55%
 ▽消費税導入…0%→5%
 要するに、大企業・金持ちの負担減、庶民の負担増だ。
 仮に、今の税制を1988年代の税制に戻せば、GDPが25%増加しているのだから、60兆円以上の税収が見込まれる。
 これに今の消費税による収入(9.6兆円)を加えれば、70兆円の税収となる。今の税収のほぼ2倍だ。
■参考
◆武田知弘「あり余るカネ持つ大企業と金持ち! 〜数字が見抜く理不尽ニッポン 第2回〜」[週刊金曜日 2011/11/25号]

■法人税率引き下げは、「企業の国際競争力強化」や「外資系企業の立地促進」にはほとんど役立たないと判明済
◆企業、海外移転の理由[経産省 2010年4月]
 ▽1 人件費の安さ ▽2 消費地に近い ▽3 製品・原材料が安い 「税負担の軽さ」は、ずっと後の順位。
BSフジ 1299
669 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:38:31.86 ID:5xmvEftX
★救済制度はあっても、制度の恩恵に浴せない人《生活保護予備軍・未救済・何者にも成れず人間ブロイラー行き》が多数存在
■戦後最多の受給者204万人超え言うが、《相対的貧困率》から見れば、その10倍の2000万人が本当の受給者数で、1800万人が未救済!?
 ▽日本の相対的貧困率…16%=約2000万人
◆貧困層の定義…《所得要件(フロー所得)》のみ。
 全世帯の可処分所得を1人当たりに換算して低い順に並べ、真ん中になる人の所得(中央値)の半分に満たない、『年間所得が112万円未満』の人の割合。
 「所得」だから、そこから逆算して「収入」を求めると、『給与収入だけの場合、約186万円』。
BSフジ 1299
676 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:38:58.59 ID:5xmvEftX
■『生活保護基準に満たない世帯のうち、70%は未救済』
◆生活保護捕捉率…生活保護基準以下の世帯のうち、実際に生活保護を受給している世帯数の割合[政府 2010年発表]
●[厚労省 2007年 国民生活基礎調査から推計]
 ▽総世帯に占める生活保護基準以下の所得の世帯(保護受給世帯を含む)…14.7%(母子世帯に限ると74.3%)
 ▽所得が生活保護基準以下《所得要件(フロー所得)》だけでみた捕捉率…15.3%
 ▽うち1ヵ月の貯蓄のある世帯を除いた捕捉率(《資産要件》も考慮)…32.1%
●[総務省 2006年 全国消費実態調査から推計]
 ▽1ヵ月分の貯蓄、住宅ローンがある世帯を除いた捕捉率…68.4%
BSフジ 1299
685 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:39:30.79 ID:5xmvEftX
■《子供ブロイラー》にいて《透明》になるのを待つ子供達
◆子供のいる世帯のみで見ると…[厚労省 2007年 国民生活基礎調査から推計]
 ▽生活保護以下の所得…166万世帯 ▽生活保護受給…12万世帯 『▽所得要件のみの捕捉率…7.4% ▽資産要件も満たす世帯で見ても捕捉率…18.7%』
■日本は、格差の王様と言われるアメリカよりも酷い、人間ブロイラー行きの国
 貧困率16%に対して、1/10の人しか救済されていない。貯金などの資産要件を加味しても、本来救済されるべき人の約3割。
◆保護率(生活保護利用者の人口比)
 ▽日本…1.6% ▽ドイツ…9.7% ▽アメリカ…13.05%
◆補足率(受けられるべき人が、どれだけ受けているかを示す)
 ▽日本…18% ▽スウェーデン…82% ▽ドイツ…64% ▽アメリカ…59.1%

BSフジ 1299
689 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:39:55.30 ID:5xmvEftX
■格差の王様は、アメリカではなく日本ではないのか?
 日本は、総人口はアメリカの1/3だが、貧困の数はアメリカの1/2。貧困は、アメリカが少ないのか、日本が多過ぎなのか?
 ▽現在アメリカで貧しい暮らしをしている人の数…4700万人[BBC 2012/02/13] ▽日本の貧困率16%…2000万人
◆アメリカ、増加する失業者とテント暮らしの人々 起業・独立開業ニュース http://www.kigyo-kaigyo.jp/news_QNh8M26mE.html
・希望をもてない失業者たち
 現在アメリカで貧しい暮らしをしている人の数は4700万人に達するとBBCが2月13日付けで報じた。
アメリカの失業者数は1300万人に達しており、オバマ氏が大統領になってからさらに300万人増えたと報告されている。
これは1930年の失業率まではいたらないものの、過去50年間でもっとも多い数である。
BSフジ 1299
765 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:49:13.65 ID:5xmvEftX
■非現実的な名目上の「稼働年齢」…実は、その他世帯の半分は、若い人ではなく、もう仕事に就けない(求人が無い)50歳以上
 履歴書自体で、40歳までは正社員、45歳までは経験がなければ、はねられる。45歳超えたらほぼ絶望。
◆「その他世帯」の世帯主の7割以上が、50歳以上
 ▽50〜59歳…33.8% ▽60〜69歳…29.9% ▽70歳以上…10.4% ▼合計…74.1%
■なぜ、65歳以上まで「その他世帯(稼働年齢世代)」扱いなのか?
 ▽「高齢者世帯」とは…「65歳以上の者のみで構成されているか、これらに18歳未満の者が加わった世帯」
 だから、「夫65歳以上、妻65歳未満」「70代の親、失業中の50代息子」世帯などは、「高齢者世帯」には含まれない。
BSフジ 1299
788 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:51:51.13 ID:5xmvEftX
★現金給付の意味
 ▽現物支給では、最後の蜘蛛の糸《自分自身(尊厳)》からも排除させてしまう
 ▽生きる喜びを、確かなものにする
 ▽趣味を楽しんでもらい、家の中に閉じこもって何もすることがない状態を改善し、生活不活発病を予防
■現物支給やフードスタンプでは、「罰・恥」と思わせ、「負い目」を感じさせてしまう。
 『生活保護への心理的ハードルが高ければ高いほど、その受給には強い挫折感と敗北感が伴う』。
 『まさに拷問の目的「屈辱を与えることで、抵抗する気持ちを打ち砕く」と同じ』。
 『つまり、「生活保護は受けるな。自立自助だ」そうした倫理感の強過ぎる社会は、
生存を確保するためにやむを得ず受給に至った人達の、挫折感と敗北感を強化し、《自分自身(尊厳)からも排除》させてしまう』。
BSフジ 1299
797 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:53:15.81 ID:5xmvEftX
■《生活不活発病》
 何もすることが無いから、あとは布団で横になっているだけ。
 生活不活発病とは…生活が不活発なことが原因で起きる、頭も体も全身の機能の低下。
 特に災害後、▽仕事を失う ▽家庭内の役割を失う ▽ボランティアから必要以上の身の回りの世話 などで、体を動かさなくなり起こる。
 2004年新潟県中越地震で、「災害時に特に起こりやすい」と報告された。
◆南三陸町(2011年10月調査)
 2011東日本大震災前は元気だった高齢者 →2割が歩行困難に
 町は、この結果を深刻に受け止め。町が主催した高齢者サークルの新年会。実は、これも対策の1つ。
 そのワケは、「踊りをやろうか、どうしようかと迷ったんですが、皆さんのこの友達に『やりましょう』と言われて出てきたんです」(参加者)
 『意外に知られていないが、「支援に対する感謝」と同時に「申し訳ないという気持ち」が生まれ、趣味を楽しむことへの遠慮が出てしまう人がいる』。
 そこで、町が背中を押す新年会を開催。
 家の中に閉じこもって何もすることがない、生活不活発病はそこから始まる。趣味や仕事に目を向けて、人と交流することが大切。
■参考◆「被災高齢者に広がる「生活不活発病」」[TBS 2012/02/14]
BSフジ 1299
805 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:53:53.53 ID:5xmvEftX
★福祉・セーフティネットの受給なのに、社会と距離を取らせ孤独に追いやる、日本社会。日雇いとして、日本を支えてきた本当の貢献者なのに…
■参考
◆“無縁老人”をどう支えるのか〜生活保護急増の中で〜[クローズアップ現代 2012/01/12]
■《弱者の居場所がない日本社会》
 現実は、築年数が古く一般の入居者がいなくなったアパートしか、生活保護高齢者を受け入れてもらえない
◆生活保護高齢者が集まるアパート(5世帯以上)
 ▽東京都新宿区…128棟
 不動産業者では、生活保護高齢者は「福祉の方・福祉の人間」と呼ばれている。保証人は不要。家賃は、どこも生活保護の住居費上限額5万3700円。
■生活保護で孤独になる高齢者
◆人と一切会わない日はあるか?…ある+時々68%(生活保護の単身高齢者が集まるアパートをまわり、回答150人)
 ▽ある…39% ▽時々ある…28% ▽ない…27%
■孤立する高齢者を見守るのは、自治体のケースワーカーの役割。しかし、生活保護の急増で十分に支援できていない。
 ▽新宿区の生活保護…約8400世帯 →▽ケースワーカー1人…受け持ち100人
BSフジ 1299
813 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:54:30.78 ID:5xmvEftX
■《人間ブロイラー行き》の《五重の排除》…教育から、企業から、家族から、公的から、自分自身=人間的尊厳から
 @教育からの排除
 A非正規雇用の拡大で企業福祉からの排除
 B家族福祉からの排除
 C公的福祉からの排除
 そして最後に辿り着く D自分自身(尊厳)からの排除
 『貧困は、自己責任が問えない。なぜなら、貧困を無くす(救済する)ことは、政治の責務・機能だから』

■現金支給の意味…《生きる喜びを、確かなものにする》
 現物支給やフードスタンプでは、「罰・恥」と思わせ、「負い目」を感じさせてしまう。
 『生活保護への心理的ハードルが高ければ高いほど、その受給には強い挫折感と敗北感が伴う』。
 『まさに拷問の目的「屈辱を与えることで、抵抗する気持ちを打ち砕く」と同じ』。
 『つまり、「生活保護は受けるな。自立自助だ」そうした倫理感の強過ぎる社会は、
生存を確保するためにやむを得ず受給に至った人達の、挫折感と敗北感を強化し、《自分自身(尊厳)からも排除》させてしまう』。
BSフジ 1299
818 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:54:56.67 ID:5xmvEftX
■なぜ、福祉の人間になると、社会と関わりを持つのは、ご法度なのか?
 生活保護を受給し始めると、社会・他人と距離を取るようになってしまう。
 なぜなら、他人と関われば過去を話すことになり、自分の恥を晒すことになるから。福祉の人間(生活保護受給者)であることを他人に知られるのが嫌で、どうしても孤独に。
 『「福祉・生活保護の受給は罰・恥」と思わせ、「負い目」を感じさせてしまう、世間の倫理感の方が問題』。
■『皮肉にも、最期のセーフティーネットである生活保護が、受給者を拷問』
 生活保護は、所得も無く、資産も無く、家族の支援も無い、そういう人しか受けられないもの。
 つまり、それを受けているという事は、「そこまで行って(落ちて)しまった」、いわば「“こっち側”から“あっち側”になってしまった人」という偏見がある。
 『深刻なのは、受けている本人も、受けるその日までは、そう思っていた―「生活保護を受ける人は、自立心や努力が足りないんだ」と―。
 だから、本人も、そういう偏見の目で見ていただけに、余計に、自分が社会から、そういう偏見の目で見られているという意識が強くなる』。
BSフジ 1299
820 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:55:24.94 ID:5xmvEftX
■生活保護批判は、《自分自身(尊厳)からも排除》させてしまう拷問
 自立自助の精神は大事なもの。しかし、『理解すべきなのは、生活保護受給に至った人達も、そう思っていたという事実』。
 本人達も「受けるべきではない、受けたくない」と思っている。しかし、脆弱なセーフティネットのために、どうにもならなくなり受給に至る。
 そして、『生活保護への心理的ハードルが高ければ高いほど、その受給には強い挫折感と敗北感が伴う』。
 「どうせ自分は…」という開き直りにも至る。
 『まさに拷問の目的「屈辱を与えることで、抵抗する気持ちを打ち砕く」と同じ』。
 「どんだけ貧しくなっても、心だけは貧しくならない、折れないようにしたい」と思っても耐えられない。
 『つまり、「生活保護は受けるな。自立自助だ」そうした倫理感の強過ぎる社会は、
生存を確保するためにやむを得ず受給に至った人達の、挫折感と敗北感を強化し、その人達を《自分自身(尊厳)からも排除》させてしまう』。
BSフジ 1299
824 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:55:58.18 ID:5xmvEftX
■生活保護受給者の医療費の一部自己負担導入は、憲法違反
 生活保護制度は、「すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障するもの」で、
医療扶助を含む保護費は、「厚生労働大臣が定めた最低生活費から、年金など自身の収入を引いた額」として支給される。
 『つまり、医療費に関して自己負担が導入された場合、最低限度の生活が保障されなくなることを意味する』。
 『そうした理由から、自己負担の導入は、憲法第25条(生存権の保障)に違反』。
データ(医療扶助実態調査)から見ても、生活保護受給者が医療費を無駄づかいしているとは言えない。
 医療扶助実態調査から見ても、生活保護受給者が医療費を無駄遣いしているとは言えない。
 逆に、データからは、医療機関受診を我慢している人がいることも読み取れる。医療費自己負担は、弱者叩きの悪循環を生む。

BSフジ 1299
835 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:58:07.27 ID:5xmvEftX
★生活保障―排除しない社会へ―
■『増えているのは生活保護費だけでなく、それよりも多少収入が高い子育て世帯向けの「就学援助制度」の受給者数も、この10年間で倍増』。
 働いても家計を回していく収入が得られず、様々な公的支援制度に頼らざるを得ない家庭が増えている。
■どこかで、人々の生存を確保しなければならない
◆日本の社会保障の大まかな分類
 「社会保険」→「社会福祉」→「扶助」
 ▽『日本の社会保障の特徴…「社会保険」と「扶助」にウエイトが偏重し、「社会福祉」の層がスカスカ。理由は、本人にその起因と責任があるとする自己責任思想から』
 ▽扶助…「最後の砦」。憲法第25条が保障する権利に基づき施行されている、生活保護法
 ▽社会保険…「保険料と税によって運営」。日本では、年金・国保・介護保険などがこれに該当
 社会保険は、会員制クラブのようなもの。保険料を支払えなくなったら、そこからは落ちてしまう。
 ▽社会福祉…クッション。トランポリンみたいに「落ちた人を労働市場に戻す」機能
BSフジ 1299
847 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 20:59:15.80 ID:5xmvEftX
 ここがスカスカだと、「社会保険」から排除された際に、一気に「扶助=生活保護」まで滑落してしまう。
 なぜ「非正規の、社会保険や雇用保険の加入条件緩和、厚生年金化が必要」なのか解る。
 『また、生活保護から抜けたり入れないと、いきなり「自立」を求められ、その「自立」が「自爆(死)」を生むと解る』。
BSフジ 1299
854 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:00:17.02 ID:5xmvEftX
■雇用のセーフティネットから排除されてきた、未救済の非正規
 2011/10/01から始まった「求職者支援制度」。
 雇用保険の受給資格の無い求職者(≠失業者)に対して、3ヵ月単位で無償の職業訓練を受けることを条件として、最長1年間、月額10万円を給付。
 この制度は、2009年から導入された「緊急人材育成支援“事業”(≠制度)」による職業訓練を恒久化(制度化)したもの。「第二のセーフティネット」とも呼ばれる。
 非正規の増加で、雇用というロープが細くなってしまった。
 2000年代には、雇用保険の受給資格の“制限”も進んだ。雇用を失って失業手当も受給できないとなると、収入が途絶える。それゆえ生活保護が急増。
◆失業者の中で失業手当を受給している人、わずか27%
 ▽1995年…40% ▽2007年…27%
◆求職者支援制度の役割
 ▽サーカスの綱渡りの紐…雇用
 ▽第一のセーフティネット《社会保険》…雇用保険
 ↓↑トランポリン機能
 ▽第二のセーフティネット《社会福祉》…求職者支援制度
 ▽第三のセーフティネット《扶助》…生活保護
BSフジ 1299
861 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:00:58.77 ID:5xmvEftX
 『雇用保険と生活保護の間で、まだ働ける世代の人を支援するためのセーフティネット』、これを「第二のセーフティネット」と呼ぶ。
 単に失業者を受け止めているだけでは十分ではない。トランポリンのような弾力性を持って、雇用に跳ね上がるのを支援する仕組みが求められる。
 それゆえ受給の条件として、当事者の努力を求めている。
 10万円の給付金を受け取るためには、ハローワークに求職の申し込みをすると同時に、相談の上で職業訓練コースを選んで受講する必要がある。
 理由なく受講を欠席すると、給付を止められ、遡って返済を求められる。
BSフジ 1299
866 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:01:31.60 ID:5xmvEftX
★《「自立」が「自爆(死)」を生む日本の生活保障》
■“底抜け”の第2の安全網…「この制度が求職者の生活を、どこまで支えることができるのか?」も問われる
▼『求職者支援制度を利用中は、その分、生活保護の支給額をカット』。使える生活費は変わらないため、メリットがなく利用しない。
▼制度利用の条件は、『本人の収入が月8万円以下』、『世帯収入が25万円以下』。
 『世帯収入に制限を設けることは、親との同居を余儀なくされている若年失業者にとっては、大変厳しい条件』。
 『逆に、世帯主にとっては、月10万円の給付水準では生活を維持するのは難しい』。
▼『「緊急人材育成支援事業」を法制化した「求職者支援制度」と、同時に実施された「住宅手当」、
両方合わせれば約15万円になり、本来ならば生活保護から抜けることが可能な制度になる』はずだった。
 『しかし現在は、両者の並給は認められず。また、住宅手当は2012年3月で打ち切る方針』。
 雇用と住まいは、生活再建の両輪。住宅手当は、支給対象や内容を拡充し法制化が必要。終了とは論外。
BSフジ 1299
876 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:03:06.97 ID:5xmvEftX
■《働く意欲に報いる所得保障・就労インセンティブ》がない
 『「生活保護を減らしたい」と言いながら、政策的には増やす方向に向かっている。本末転倒だ』。
 『どうも、本気で「若年層の雇用対策を進めたい。世帯主に幸せな家庭を持って欲しい」とは思っていないようだ』。
 就職したのに貧困から脱却できない人のためには、「給付付き税額控除」で、《働く意欲に報いる所得保障》を強めていくことも大切。
■職業訓練の中身をどうするのか?
 職業訓練のプログラムは、ほとんどが民間の専修学校などに委託されたもの。『必ずしも、地域経済のニーズ(高度なスキル。雇用のミスマッチ)に沿っているわけではない』。
 就職率の低い訓練コースは、次回の認定から外される。しかし、それ以外に、訓練の質を向上させる仕組みは無い。
 厚生労働省は、2009年から都道府県の労働局、経営者団体、労働組合、教育訓練機関の団体などを構成員とした「地域訓練協議会」を立ち上げ、
地域の職業訓練のニーズについての協議を開始している。こうした場を通じて、雇用に直結した職業訓練のメニューを整える必要がある。
BSフジ 1299
884 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:03:43.09 ID:5xmvEftX
■『就労支援への国庫負担が小さい日本』
 就労支援のための支出は、多くの人を仕事につけ、税収も増やすため、『長期的に見れば財政を強くする効果もある』。
 日本では、就労支援に対する国庫負担が小さく、GDP比で見ると先進国平均の半分以下の水準。
 求職者支援制度の財源も、半分を雇用保険会計に頼っていて、一般会計からの支出は半分にとどまる。
■同じ受給者204万人でも、《「みんなが貧しかった時代(1951年度)を超えた貧しさ」がある新時代(2011年度)》
 そもそも、日本には現役世代のセーフティネットがほとんど存在せず、『現役世代の所得再分配機能は、格差社会の王様のように言われるアメリカよりも低い』。
 子育て、教育、住宅費用の支出負担が非常に高く、それなりに高い賃金を得られなければ、高い家計支出に耐えられない構造。
 それは、貧困の連鎖をもたらすだけでなく、
経済的不安から結婚できない若者を増やして、未婚率の急激な上昇を生み、
少子化に拍車をかけ、財政を逼迫させ、国家を衰退させていく。
BSフジ 1299
893 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:04:22.91 ID:5xmvEftX
 生活保護の制度疲労問題とは、(本来、生活保護の手前にあるはずの、雇用や住まいの不安定化を補う第二の安全網の手薄さを)
実際には企業と家族に頼り、現役世代の社会保障を行なって来なかった、日本型福祉国家の制度疲労。
 『生活保護だけを見ていても、生活保護の問題はわからない』。
BSフジ 1299
898 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:04:49.44 ID:5xmvEftX
■非現実的な名目上の「稼働年齢」…実は、その他世帯の半分は、若い人ではなく、もう仕事に就けない(求人が無い)50歳以上
 履歴書自体で、40歳までは正社員、45歳までは経験がなければ、はねられる。45歳超えたらほぼ絶望。
◆「その他世帯」の世帯主の7割以上が、50歳以上
 ▽50〜59歳…33.8% ▽60〜69歳…29.9% ▽70歳以上…10.4% ▼合計…74.1%
■なぜ、65歳以上まで「その他世帯(稼働年齢世代)」扱いなのか?
 ▽「高齢者世帯」とは…「65歳以上の者のみで構成されているか、これらに18歳未満の者が加わった世帯」
 だから、「夫65歳以上、妻65歳未満」「70代の親、失業中の50代息子」世帯などは、「高齢者世帯」には含まれない。
BSフジ 1299
910 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:05:32.56 ID:5xmvEftX
★《命の重さを、印象論で語ってはならない》
 生活保護の「不正受給」、実際は金額0.33%、世帯1.54%…メディアや政治家の「受給者バッシング」に踊らされている
◆生活保護制度の現状等について[厚生労働省 2011/05/10公開] http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dmw0-att/2r9852000001do56.pdf
 ▽不正受給世帯…わずか1.54%
 『つまり、適正利用世帯…98.46%』。
 ▽2009年度の生活保護総額(事業費ベース)…約3兆円 ▽そのうち「不正受給」…約100億円(1万9726件)
 『つまり、不正受給額の割合…わずか0.33%』。
■「不正受給が多い」というのは、メディアや政治家によって作られたイメージ
 『「不正受給が横行している」という言い方は、どこまでも「印象」の水準にとどまる』。
 建設的議論には、センセーショナルな事例を切り取る「報道」に振り回されるのではなく、むしろその「中身の精査」にこそ、関心を向けた方が良い。
 マスコミでの「不正受給」報道などから、もっと多いと思っていた人は少なくないと思うが、現実は、不正受給世帯は少ないし、金額に直せばさらに少ない。
BSフジ 1299
917 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:06:09.07 ID:5xmvEftX
 もちろん、不正受給は問題だが、たった1.5%の人のせいで、205万人の生存権が切り崩されるようなことは、あってはならない。
 さらに、稼働収入の無申告や過少申告があった場合、行政の福祉事務所は、課税調査の照会などによって、それを把握している。
■『そもそも、現在の生活保護の問題のなかで、果たして、不正受給の問題が中心課題なのだろうか?』
◆生活保護捕捉率[政府 2010年発表]
 ▽総世帯に占める生活保護基準以下の所得の世帯(保護受給世帯を含む)…14.7%
 一方、
◆生活保護の不正受給
 ▽金額…0.33% ▽世帯…1.54%
 つまり、「生活保護の不正受給」は少数の問題。もちろん不正受給は、個別に問題を解決すべきだ。
 『だが、「捕捉率の低さ」は「国民の権利、そして命に」関わる重大な問題だ』。
BSフジ 1299
928 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/03/15(木) 21:07:02.51 ID:5xmvEftX
■不正受給を減らす方法は、審査の厳格化ではない
 「不正受給を減らす」ために必要なことは、「受給者バッシング」でないことは確か。
 まず第一に、生活保護行政を担う福祉事務所のケースワークを充実させること。
 ▽福祉事務所の窓口のケースワーカー…1人当たり平均約80世帯を担当(2005年度)
 定期的な保護世帯の訪問、毎月変動する保護費の計算、新規申請の相談や申請後の調査、
生活保護の枠組みのみでは対応しきれないDVや児童虐待などの深刻かつ複雑なケースへの対応など、のしかかる業務の負荷は重い。
 行政のケースワーカーの業務の負荷について詳しくは、『生活保護VSワーキングプア 』(大山典宏:著。PHP新書)。
■改革ではなく改悪
 橋下は大阪府知事時代に人員削減の名目で、本来は増やすべきケースワーカーの人数を、逆に減らした。
 残った人は、過酷な長時間労働を強いられ、悪影響が出る。


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