トップページ > BS無料民放実況 > 2012年02月22日 > nUJwMMcO

書き込み順位&時間帯一覧

118 位/427 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数0000000000000000000007007



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
名無しさん@お腹いっぱい。
BSフジ 1261

書き込みレス一覧

BSフジ 1261
199 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:29:27.24 ID:nUJwMMcO
★日米の金融緩和政策が生み出す「弊害」とは?
■経済浮揚のための金融緩和を求める人がいるが…
 勘違いしてはいけない。長期に渡って金融緩和を続けると、返って経済は衰退し、デフレを推し進める。
■短期金利と長期金利
 先ず、《短期金利》は、「銀行間で短期に資金を融通し合う時に使われる金利」で、《銀行の資金調達金利》と考えていい。
この金利は日銀の政策金利をもとに決まるが、今は金利緩和でゼロ近辺に張り付いている。
 一方、《長期金利》は、企業の設備投資や個人の住宅ローンなど、《1年以上の貸し出しで適用される金利の指標》になる。
「10年物の国債利回りとイコールで、国債市場の需給で決まる」。
 今はバブルの入り口に足を踏み入れているかもしれないと言っていいほど、国債が買われ続けている。
つまり、長期金利が下がり続けている。安全資産である国債に金融機関の資金が逃避しているのに加え、金融緩和の名の下に中央銀行までが国債を買い入れるのだから。
 日本の長期金利は1%を割り込み、米国でも2%台半ばと歴史的低水準まで下げている。
BSフジ 1261
202 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:29:52.51 ID:nUJwMMcO
■銀行が儲けられなくなる
 『資金調達金利=短期金利がゼロに張り付いたまま、貸出金利=長期金利が低下を続ければ、どうなるか。
銀行のマージンがどんどん減る』。収益は悪化し、貸し渋りが始まる。
 邦銀の場合、いまや金利1%を下回る融資の残高が全体の3割を占める。
『100社に同額ずつ融資して、うち1社が倒産してしまったら、金利3%なら利益が出るが、金利1%だと赤字になってしまう。
これでは企業に貸せるわけがない』。
 これだけ金利が低くても、銀行が貸したい大企業は借り入れを増やしていない。
日米ともに優良な貸出先である大企業は利益を貯め込み、空前のキャッシュ・リッチだからだ。
 しかし、大企業に勤める労働者の割合は、日本では全体の1割。米国でも5割弱にすぎない。
残りは中小企業の労働者なので、中小企業が貸し渋りに苦しみ弱体化すれば、雇用や賃金は増えず、消費は減る。
 しかも、大企業は最終製品。最終製品までも国産にすることは、その価格を新興国と競うことになり、部品など下請け中小企業の賃金は当然上がらない。
 だからデフレに近づくわけ。
BSフジ 1261
203 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:30:20.09 ID:nUJwMMcO
■金融政策だけでは変わらない
◆お金の流れ
 日銀 →金融市場 →銀行 →企業や個人
 ▽「日銀から短期金融市場に直接流すお金」…実質ゼロ金利(金融機関は実質タダで借りられる)、市場から資産買い入れ資金提供(10兆円増で65兆円)
 ▽「日銀から市場に流れたお金」マネタリーベース…+81%(2000〜2012年2月)
 確かに、金融市場には、潤沢にお金は流れた。ところが…
 ▽「実際の経済活動で使われたお金」マネーサプライ…+27% ←流れた金に比べ伸びは低調
 ▽「銀行の融資」…−13% ←期待に反して貸出は減少
 つまり、お金はあるのに、お金は流れていない。それでは、日銀から流れたお金はどうなったか?
 ▽金「日銀→銀行→国」 →国債に形を変え「国→銀行→日銀」
 銀行は適当な運用先がないので、国債買い入れ。日銀から銀行に渡ったお金は、国に渡る。そして、日銀はその国債を市場から買い入れている。
◆国債
 ▽日銀…2012年1年間で41兆円買い入れ予定 ▽政府…2012年度予算案44兆円発行
 つまり、お金は「財政のつじつま合わせ、政府の資金繰り」という狭い世界の中で回り続けているという、極めて歪(いびつ)な形。
BSフジ 1261
206 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:31:15.78 ID:nUJwMMcO
★《利子率革命》…デフレの原因は、「国内の名目金利=投資収益率が低い」ことなので、「通貨供給」ではどうにもならない
■日本化は利子率の問題…《利子率革命》
 日本で長期金利が1%を割り、米国も3%を下回った。長期金利は、企業の利潤率と同じと考えられる。
 『歴史的に見て、2%以下の長期金利が10年以上持続すると、利潤が生み出せないため、これまでの経済システムを維持できなくなる』。
 これを《利子率革命》と呼ぶ。先進国で今まさに起きている。
■日本の国債利回りは、97年に2%を下回って以来、その水準が既に12年以上続いている。
 歴史を繙(ひもと)けば、超低金利の最長記録はイタリア・ジェノバの11年(1611〜21年)。
 5000年の金利の中で史上最長、前人未到の領域に日本は足を踏み入れた。
BSフジ 1261
209 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:32:24.94 ID:nUJwMMcO
■17世紀のジェノバで起きたことは何か?
 当時の主力産業は農業。金が余り、山の上までブドウ園に変わるほど投資がなされたが、みんなが造るものだから、ワインでは儲からなくなり中世壮園・封建社会が崩壊する。
 投資マネーが次に向かったのは、東インド会社など、新しくできた株式会社だった。
 利子率革命が、近代資本主義・主権国家へとシステムを一変させた。
■そして、現在の日本や米国でも、400年以上続いた近代資本主義システムが、断末魔の叫びを上げている。
 バブルが崩壊し、企業は超低利潤率に悩み、政府が巨額債務を抱えるのは先進国共通の現象。
 住宅バブルが崩壊した米国では、リーマン・ブラザーズ以外の金融機関は救済したので、不良資産、不良債権のツケは日本のように長期間残る。
BSフジ 1261
210 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:33:33.63 ID:nUJwMMcO
■日本はフロントランナー
◆日米欧の消費者物価(総合指数の平均前年比、単位:%)[WBS 2009/12/21]
   80年代 90〜97 98〜09
日 本  2.5 1.5 -0.2
米 国  5.6 3.3  2.5
ユーロ圏 5.3 3.0  1.9
 近代資本主義の終わりが1974年だった。この年、日本は長期金利がほぼピークを迎え、戦後初のマイナス成長を記録。
 ニクソンショック後のインフレ率を見ると、日米欧とも同じような下落傾向。
 米欧のインフレ率は日本よりも2%ほど高いが趨勢は同じで、『日本だけがデフレに陥っているというよりも、日本が先行している可能性が高い』。
BSフジ 1261
211 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/02/22(水) 21:34:07.80 ID:nUJwMMcO
■74年と97年が転機
 資本主義はもともと、2割の先進国(富裕層)の人達が、8割の途上国の人達から資源を安く買って、製品を彼らに安く売ることで成り立ってきた。
 グローバル化が一巡すると、収奪の矛先は国内へと向かう。利潤(資本)の最大化のために賃金を下げる。中産階級の没落が始まる。
 1970年より前の資本主義は、「成長とインフレ」で全ての問題が解決するという枠組だった。
 しかし、先進国全体が70年代から成熟による停滞に陥り、経済システムの崩壊が始まる。
 つまり、70年代以降は「バブル」でしか大きな利潤を上げられなくなった。日本は80年代に土地で、アメリカは90年代に金融でそれをやった。
 近代資本主義の終わりが1974年だった。この年、日本は長期金利がほぼピークを迎え、戦後初のマイナス成長を記録し、合計特殊出生率も人口維持が可能な2.08を割り込む。
 翌75年からは、ほぼ常態的に赤字国債を発行し、財政崩壊の種が蒔かれた。
 次に日本が死んだのが1997年。金融機関が相次いで破綻して長期金利が2%を割り込んだ。



※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。