- ■■■法政大学通信教育部135■■■ [無断転載禁止]©2ch.net
22 :名無し生涯学習 (オッペケ Sr3f-tTSs)[]:2016/12/30(金) 19:26:10.43 ID:q78tXGaer - 総合商社を目指した就職活動戦線。しかし結果は…
そんな彼の人生の転機は、就職活動だった。第一志望は、総合商社。 「商社だと給料もいいし、海外に行ける。華やかでモテるイメージじゃないですか。」 しかし、現実は厳しいものだった。青学から総合商社に入ったという話も滅多に聞かない。セミナーの予約さえ難しい状況だった。 親のコネも使わずに、実力で総合商社に行くことを望んだが、それは叶いそうにもない。仕方なく、 商社と言われるところは片っ端から受け、決まったのはエネルギー系の専門商社だけだった。 「今思うとそこまで商社に固執することなかったかな、と思います。でも、社会のことをロクに知らない若者に、 突然企業研究して就職活動しなさいと言われても、結局給料が良くて見栄えのいい会社に集中しますよね。」 これには深く頷いた。 「海外で活躍したい」「事業規模の大きい会社で活躍したい」そんな綺麗事をいくつ並べても、 「給料が良い」「モテる」という人間の直接的な欲望に勝てるものはないだろう。 専門商社に就職した英二。しかし社会人生活に疑問を抱き始める結果に。 就職活動は100%希望通りではなかったが、 どうにか折り合いをつけて社会人生活をスタートさせた。 古くて泥くさい、“THE日系企業”で彼はがむしゃらに働いた。 しかし、いくら頑張っても上がらない給料に、上司からの理不尽な仕打ち。毎日のようにつるんで愚痴を肴に飲む同僚 日に日に現状に疑問を抱くようになった。 そして、恋愛面でも転機があった。 「そのときちょうどデートしていたいい感じの子がいたんです。でも、好きな人ができたからもう会えないってある日突然言われて。 共通の友人にそいつの名前を聞き出したんです。」 彼はツテを辿り、恋敵のFacebookを検索したらしい。すると、そこには目を疑うようなプロフィールが。 「そいつがね、アザラシみたいな顔した、総合商社マンだったんですよ。こいつに乗り換えたのかって、衝撃的でしたね。」 彼は現在転職活動中。来週、大手自動車メーカーの最終面接を控えていると教えてくれた。 「男の場合はね、会社という看板が大きく人生を左右するんですよ。」
|