- 甲状腺癌、白血病などの被ばく疾患情報スレ72 [無断転載禁止]©2ch.net
45 :地震雷火事名無し(dion軍)[sage]:2017/01/01(日) 20:53:23.50 ID:d9w0TBa/ - サルでもわかるスクリーニング効果
スクリーニング検査のあるなしで癌の罹患者数がどう変化するか、簡単なモデルで説明します。 癌の有病期間(検査があってから通常の意味で臨床化するまでの期間)は一律4年、 スクリーニング検査の期間は1年とします。 @癌の罹患者数に年次変化がない場合 検査なしの罹患者数 1 1 1 1 1 1 1 1 1 …… 検査ありの罹患者数 1 1 1 5 1 1 1 1 1 …… ↑ この年から検査を開始し毎年継続 この場合1回目の検査では5人(その年の罹患者1人+1人×4年の潜在患者)の癌保有者が見つかり、 2回目以降の検査では毎年1人の癌保有者が継続して見つかることになります。次に… A癌の罹患者数に年次変化がある場合 検査なしの罹患者数 1 1 1 1 2 3 4 5 6 …… 検査ありの罹患者数 1 1 1 15 6 7 8 9 10 …… ↑ この年から検査を開始し毎年継続 この場合は1回目の検査ではその年の罹患者1人と向こう4年間分の潜在患者、すなわち15人の癌保有者が見つかり、 2回目以降の検査ではその時点からみて4年後に発症する癌保有者(6人、7人、…)が各年で見つかることになります。 福島県で行われている甲状腺癌検査は@ではなくAのケースに該当し、 14人(15人−1人)が検査による前倒し効果(スクリーニング効果)であり、 初回にスクリーニング検査をしたからといって2回目以降の癌発見数が1や0にはならないことがわかると思います。
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