- アナウンサーで百合だのかんだの [無断転載禁止]©bbspink.com
22 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2020/03/23(月) 22:17:39.92 ID:nLmly0Jx0 - >>14
「皆さん、お疲れさまでした。」「ほな、次の仕事があるから、今日はお先に。」「僕もこれからもしもツアーズのロケがあるんで。」スタッフも機材を片づけて始めてる。セット裏で差し入れのお菓子を食べている。私と彼女。 「にぃみちゃんと一緒に仕事して、もう半年になるね。」「そうですね、るりさん。」最初は互いに堅かったのに、いつの間にかずいぶんと馴れ馴れしい呼び名(笑) いや、馴れ馴れしいのは私だけで、彼女はやはり礼儀正しく、みんなにさん付けだ。でも私にだけは名前で呼んでくれることが、とても嬉しくて、内心ニヤニヤしてしまう。 「そう言えば、アナウンサーカレンダー、どうなっているの?企画が通りました!って喜んで入ってきたのは、春頃だったけど・・・。」 「ええ、企画書のようには進まないもので。協力する人も集まらないし、当然アナウンサーも集まらない。挙げ句には、榎並さんが私のカレンダーにしよう!と言い出す始末(苦笑)」 (それ、ぜひ欲しい!できればポスターで)そんな心の叫びを必死に押さえる(笑)「ねえ、にぃみちゃん、明日お休みだったでしょ、私も午後は珍しく空くから、カレンダー会議しよう。 どうすれば、みんながにぃみちゃんに協力してくれるかを、私なりに考えるから。」 「えー、そんなことして、申し訳ないです。それに後で協力者に私の名前を入れてとか、事務所にアイデア料振り込んでとか言わないで下さいね、フジも火の車みたいだし(苦笑)」「榎並さんの名前が入るよりはマシでしょ(笑)」 にぃみちゃんに会えるんだ!仕事じゃなくても会えるんだ!嬉しくてハシャぎたくなる気持ちを、やはりここは押さえる。あ、その前に汚部屋を片付けないと、呆れかえってすぐ帰っちゃうよ(苦笑)
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