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名無しさん@秘密の花園
学生パロ
桃色四葉で百合萌え★6

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桃色四葉で百合萌え★6
636 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/07/27(金) 07:10:17.15 ID:nW4kVifR
緑「うちの場合は、こうでもしないと気持ち伝えられないからね。えいぃ」ぐびぐび。
からのー
緑「ねぇーえ、あーかちゃーーん」
桃「杏果なんかへんだよ」(でも、いま名前で呼んでくれた?)
緑「ZZZ」
桃色四葉で百合萌え★6
665 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/07/27(金) 20:40:04.61 ID:nW4kVifR
>>649
死ぬまで酒を飲みたい、と読んでしまった。

賛成ですけど、あたしは、青一家の作家さんと飲みたいな。
桃色四葉で百合萌え★6
694 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/07/27(金) 23:42:18.40 ID:nW4kVifR
高校生最後の文化祭がおわった。

文化系ではない夏菜子は、バスケ部のインターハイ予選前の練習に打ち込んでいた。
あかりは、演劇部の公演が講堂のトリをつとめることになったので、その稽古で夜まで頑張っていた。
あたしは、クラス有志のダンスパフォーマンスの指導係だった。
3人でつるんで帰ることも少なくなっていた。

文化祭当日。
まず、あたしたちのクラスのダンス発表だ。練習を重ねるなかでみんなうまくなっていた。
最初のうちは、自分は関係ないと引き気味だったクラスメートも、一人入り、二人入り、気づくとクラス全員参加になっていた。センターで踊る愛美のおかげで、会場のお客さんもだんだん乗ってきて、手拍子とかしてくれるようになった。
BGMがおわった。会場からの拍手が鳴りやまなかった。
幕が下りた。まわりを見ると、クラスメートがあたしのほうをむいている。「3年B組でよかった」って泣いている子もいる。
愛美がこっちに来た。「杏果、ありがとう。みんな、い〜い」
クラスメートがわらわらとあたしのまわりによってきて、手とか足とかをつかむ。
「えっ、何やっているの。早く退かないと次のクラスの準備が」
なんて、言っているまもなく、あたしの身体が宙に舞っていた。
舞台の袖で準備している他のクラスも、拍手してくれていた。
桃色四葉で百合萌え★6
695 :学生パロ[sage]:2012/07/27(金) 23:43:16.04 ID:nW4kVifR
翌日、久しぶりに3人で帰る。途中のコンビニでお菓子とか飲み物を調達して、いつもの川の土手に向かう。
青「ねえ、杏果のクラスって、最後は全員参加しだったんだって」
緑「あれは、愛美のダンスのせいだし、愛美もみんな誘ってくれていたし」
赤「もう愛美なんて感動しちゃって、毎日、私に話してくれるんだよ。誰かさんが、『高校最後の思い出1つくらいつくろうよ。みんなでみる夢は現実になるから』って言い続けたんだって」
緑「いや。でねえ。あかりのお芝居も最高だったよ。泣いているお客さんもいたし」
青「いくら女子校だからって、なにも宝塚っぽくしなくてもいいのに」
赤「そりゃ、男役の適任がいたからでしょ」
こんな取り留めのない話、久しぶりだ。
青「今度は、夏菜子の番だね」
赤「えっ」
緑「バスケ部の目標は? 優勝は無理でもベスト4には入るとか」
赤「無理無理」

数日後、大会の抽選が行われた。なんと、うちの高校は、初戦で優勝候補とあたってしまった。
赤「ほらあ、これでベスト4どころか、また初戦敗退だよ」
青「そんなんであきらめるって、悔いが残らない?」
赤「でも、抽選のやりなおしなんてないから」
緑「違くて、もし負けたとしても全力ぶつけて負けるのと、どうせ負けだって思って全力尽くさないって、ぜんぜん違うじゃん」
青「ガードっていうんだっけ、チームの柱の夏菜子が遠くから3点シュートたくさんいれると、ひょっとしたらっていう状態になるのと違う?」
赤「そんなには入らないって。45センチの輪っかのなかにいれるって、難しいんですよ」
あかりもあたしも、ほんとは夏菜子が力を秘めていることは知っている。ただ照れくさいのだろうか、必死に頑張る自分を見せる前に、おちゃらけてしまうのだった。
緑「全力尽くさないとはいわないけど、ここまでって線引いちゃうところって、夏菜子の悪い癖だよ」
青「チームの柱が、一歩引いてどうする」
赤「わかった。3ポイントショットを10本決める。相手が優勝候補だからってあきらめない。番狂わせ、金星が、スポーツの醍醐味だよね」
青「わかればよろしい。当日は、杏果と応援にいくから」
桃色四葉で百合萌え★6
697 :学生パロ[sage]:2012/07/27(金) 23:44:52.96 ID:nW4kVifR
当日、夏菜子は違っていた。ボールにひたすらくらいついていく。積極的に3点シュートを狙う。相手ディフェンスがカットしに出てくると味方のセンターにパスを送って翻弄する。
でも、前半の半ばころから、彼我の力の差は一目瞭然になった。応援団の応援もどことなく力がなくなる。それでも、夏菜子はがむしゃらに出ていく。
チャンスとみたら、積極的にシュートをうつ。こんな夏菜子、見たことない。チームメートも同様だった。しかし、無情にも時間がすぎていき、味方の肩があがっていき、点差も広がっていく。
残り30秒。相手チームは時間稼ぎのため、うしろでパスをまわしだす。それでも、夏菜子は、チームメートたちはボールを奪いに行く。
もしこれを奪ってシュートに成功したら30点、というふうにルールを変えたとしても、試合はひっくりかえらないのに。3、2、1、ブーッ。
コートのそこらそこらで、夏菜子とチームメートたちがひっくり返っている。悔しがっているんじゃない。やるだけのことはやった、という満足感で。だから仰向け。
いったんベンチに帰った相手チームが、監督さんになにか言われてコートに戻ってくる。夏菜子やチームメートらに手をさしのばす。握手したり、だきあったり。あたしたち応援席からも拍手がおきる。そして、それは相手チーム側からも聞こえてきた。
あたしは、あかりが試合の途中から、「もういいよ、わかったよ」と泣いていたのには、気づかないふりをすることにした。

試合後、あたしたちを見つけた夏菜子は開口一番こういった。
赤「ごめんね。3ポイント6本で終わっちゃった」
緑「でも、夏菜子にもチームメートにも元気と勇気をもらった気がする」
赤「ありがと。やっぱり、好きな人に応援してもらうと、身体は疲れていても勇気もらえるよね」
青「それは、夏菜子がもとから持っている勇気だよ」
ちょっとおかしな風向きを感じたので、気配を消して1歩づつ離れることにしよう。
赤「その人はね、やさしいんだけど、それはやさしさだって、わかっている。だけど、一歩下がるなとか、あなたが活躍しなきゃとか、最後まで全力尽くせとか厳しいの」
青「……」
赤「でも、今日わかった。そんな私の頑張りを、一番見てくれているのも、その人だって」
青「それは、その人が夏菜子のファンだもの。一番のファンだもの。夏菜子が全力で頑張っているって、ずっと見ていたいからじゃないかなあ」
赤「だからね。今日だけは甘えていいかなあ。よく頑張ったねって、やさしく抱きしめてもらっていいかなあ」
青「今日までよく頑張ってきたね。たまには息抜きもほしかったでしょ。全力で頑張ってねぎらわれることがないから、ここにいるのに、それに気がつかなかったから、全力だしきるまえにお茶らけてきたんだよね」
赤「……」
青「でも、もう安心して。いつでもここに来て休んでいいから」
(おしまい。青受けまでもう一歩かな)
桃色四葉で百合萌え★6
700 :学生パロ[sage]:2012/07/27(金) 23:56:47.54 ID:nW4kVifR
ごめんなさい。

いけめんさん復活したのね。今度から、いけめんさんちで遊ぶね。

いけめんさん、毎度毎度ありがとうございます。


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