- ももいろクローバーZで百合萌え
567 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/03/25(日) 02:02:38.14 ID:T9MHCErJ - 突撃!かなこの家庭訪問(プロローグ)
あーりんだよぉ♪ 聞いて聞いて。今日、かなこちゃんが家に泊まりに来るんだ! 私は、かなこちゃんがすき。 だから、大チャンス!みたいな話なんだけど・・・ 黄「あーりん、ずるいーっ!」 紫「みんな平等ってことで、これから4週の土日、週替わりでみんなの家にかなこが泊まりに来ることになったからいいじゃない」 緑「れにちゃん説明おつかれ・・・てゆーかあーりん、ヘンなことしたらお姉ちゃん怒るからね!?」 ・・・大チャンスでもなさそうですね、はい。 かなこちゃんとの話の流れで家に泊まりに来てくれることになったんだけど、すぐにみんなに知られて。 当然「みんなかなこが好きなんだから抜け駆け禁止条例」(れにちゃん命名)違反だ!ってことになり。 結局、みんなの家にもかなこちゃんが泊まりに行くってことで決着したわけで。 「どうせだから他のみんなの家にも来ようよ!」って言われたら、そりゃかなこちゃんならOKするよね。 まぁ、そもそも嘘のつけないかなこちゃんのことだから、抜け駆けしようもんならみんなに即バレだろうけど。 はぁ、うまくいかないなぁ。当の本人はなんか楽しそうだけどね。 赤「なんか、突撃!隣の晩ごはんみたーい♪」 黄「へー、『突撃』って漢字、読めるようになったんだ?」 赤「たーまーいーっ!」 そんなわけで、最初はあーりんの家から。さぁ、どうなるかな・・・? つづく
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568 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/03/25(日) 02:02:56.52 ID:T9MHCErJ - >>511 書いた者です。
赤ハーレム設定(ちょっとノリ緩め)で、もうちょいなんか書いてみたいなーと思って、始めてみました。 のんびりペースで書いていくと思います。 タイトルこそ「家庭訪問」ですが、単純にはっきり2人きりになるシチュエーションを4組分作りたかっただけなので、 それぞれのおうち要素(家族とか家の環境とか)の描写はあまり無いと思います・・・。(知識弱めなので)
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582 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/03/25(日) 23:58:24.77 ID:T9MHCErJ -
突撃!かなこの家庭訪問(あーりんの巻) プロローグ: >>567 あーりんだよぉ♪ まぁそんなわけで仕事も終わり、かなこちゃんと一緒におうちに帰りまーす♪ いま車もおうちの前に着いたし、さぁ・・・ ガッ(桃を引き寄せる黄) 桃「な、何、どしたの玉さん、痛いよ!」 黄「(桃の耳元で低い声で)抜け駆け禁止だかんね」 桃「う・・・わ、わかってるよ・・・」 紫「カリカリカリカリカリカリカリカリ」 黄「ほら、高城だって機嫌悪いじゃない!」 緑「れにちゃん、まだ手羽先の骨持ち歩いてたんだね・・・」 桃「わ、わかってるよぉ、抜け駆けなんてしないってば!」 赤「(車を降りた先で)何やってんのあーりん、行かないの?」 桃「あ、行くよ行くよ、みんな、ばいばーい、ね?」 黄紫緑「「「ばーいばぁーい・・・」」」 あぁ、怖かった・・・ うん、大丈夫だってば、抜け駆けなんてしないよ・・・お姉ちゃん達みんな怖いもの・・・。 *** 赤「おいしいねー、このシュークリーム♪」 桃「でしょー、こないだママが見つけてきてくれたお店のなんだけど、お気に入りなの♪」 ごはんも食べて、お風呂も済ませて、寝る前だけどふたりでまったりしながらシュークリームっ♪ あぁ、おいしい・・・しあわせ・・・。 でも、今日は、かなこちゃんとふたりっきりだってほうがしあわせ・・・かも。 おいしそうに食べてるかなこちゃんは、メイクも落とした後だからかすっごくかわいらしい。 なんかもう、食べちゃいた ♪♪♪〜 赤「あーりん、携帯鳴ってるよ?」 桃「・・・たぶん玉さんかももかのメールだから、後で見るよ」 赤「?いま見てもいいのに・・・」 あぶないあぶない。あの人達は本当にカンが鋭い。 まぁ、もちろん私だって、食べ・・・なんて気はないけどさ。でも、かなこちゃんがかわいいのは確かだ。 最初は、年上だけどかわいい子だなーってだけだった。 でも、活動をしているうちに、ここぞという時には頼れるな、ってのがわかって。 気がついたら・・・すきになってたんだよね。 ずっと目で追っていたら、周りにも同じように追っている人達が3人ほどいるのに気づいたわけだけど・・・。 それからすぐに抜け駆け禁止条例ができて。 なんだかんだみんなギャーギャー言いながら、かなこちゃんを取り合うわけでもなく。 なんとなくみんなでかなこちゃんを支えている感じかな。なにそれ。俺らが支える夏菜子ー、みたい。 ・・・ずっとこのまま、みたいな感じなのかな。 それが嫌なわけじゃないよ。嫌なわけじゃないけど・・・別にそうじゃないけどさ・・・。
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583 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2012/03/25(日) 23:58:51.19 ID:T9MHCErJ -
桃「ねぇかなこちゃん・・・」 赤「んー、なに?」 桃「かなこちゃんにとって、あーりんって何?」 ・・・なに言ってるんだ私は。 まるでこれから告白でもするみたいじゃないか。しないしない。できないできない。 抜け駆け禁止条例は置いといて、かなこちゃんにフラれちゃったら生きていけないって! うやむやにするのが一番なんだよ、きっとそうなんだよ。 赤「んー、そうだなー・・・」 桃「いや、言わなくてもいいよ、やっぱり・・・」 赤「なにそれー、ちょっと待っててよ・・・うん、そう、アレかな」 桃「なに・・・?」 赤「しっかりものの、頼れる子。かな」 ・・・うん、やっぱりそうだよね。 かなこちゃんにとって私は「ももクロのMCを務める、最年少だけどしっかりもの」。 仲は良くても、メンバーでしかないんだよやっぱり。 赤「あ、でもね」 桃「え?」 赤「かわいい妹でもある、かな」 桃「・・・それって玉さん・・・」 赤「あー、うん。たまいも妹なんだけど、たまいとあーりんはちょっと違うかな」 桃「どんなふうに・・・?」 赤「あーりんは、他のみんなよりずっとしっかりしてるけど、本当はMCとかもプレッシャー感じてるでしょ?」 桃「・・・」 赤「不安はあるけど、それでもがんばってるの知ってるよ・・・みんなに見えないところで泣いたりしてるでしょ」 桃「かなこちゃん・・・」 赤「だから、そんなあーりんはかわいい妹。私が守ったげるからっ」 桃「・・・!」 ・・・私、やっぱり、このひとがすきだ。 すき、ってのは、その、付き合いたいとか、食べ・・・とかそういうのもまぁ、あるんだけど・・・いや、食べ・・・は置いといて。 それだけじゃない。かなこちゃんを尊敬してるんだ。リーダーとして。お姉ちゃん、として? 妹なんかじゃ嫌だ・・・そう思う気持ちもあるんだけど。 でも、今は、もうしばらくは、妹でいいかな・・・。 赤「・・・あ、もうこんな時間じゃん、明日は朝にKマネが迎えに来るから早く起きないと」 桃「うん、そうだね・・・じゃあ、寝よっか」 赤「うん、おやすみ、あーりん」 桃「おやすみ」 おやすみ、お姉ちゃん。 そして、私のいちばんだいすきなひと。 突撃!かなこの家庭訪問(あーりんの巻) end 突撃!かなこの家庭訪問(ありやすの巻)に続く・・・
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