- 【はがない】僕は友達が百合
578 :名無しさん@秘密の花園[]:2012/02/29(水) 04:20:40.57 ID:/2P0p9yb - 夜空が星奈の手を取ったその時
「えいっ」グイッ 「なっ!」 ドサッ・・・! 夜空は星奈に押し倒されていた 「おっ、おい!何をする星奈!」 いきなり押し倒された焦りと恐怖心からか声が上ずっていた 「怖い?」 星奈の眼はまるで自分のペットを見るような優しく、甘い眼に変わっていた しかし、その眼は焦っていた夜空には挑発的な眼に映り、夜空は反射的に悪態をついていた 「ふ、ふん・・・誰が肉などに怖がるか・・・」 「ふ〜ん・・・そうなんだ・・・」 いつもなら反論してくるはずなのにさらりと流された まだ星奈の眼は変わっていなかった 「ねぇ〜夜空〜?」 「な・・・なんだ?」 いい加減退いてほしい。まったくこれだから肉は・・・ 口から出ない言葉を心の中で反復していると星奈が甘ったるい声で囁いてきた 「キスしてもいい?」 「は・・・?」
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579 :名無しさん@秘密の花園[]:2012/02/29(水) 05:46:27.80 ID:/2P0p9yb - いきなり何を言い出すのだこいつは。
ついさっきまで深刻な面持ちをしていたくせに、この変わりようは何なんだ一体 「駄目に決まっているだろうがこの肉め!ついに本性を現したな!」 「顔真っ赤だよ」クスッ 「はっ!」 確かに顔が熱い 何だというのだ・・・肉風情の言葉で顔が赤くなるとは・・・ 「このっ!放せっ!」ジタバタ 「夜空程度の力じゃ無駄よ」 「くそっ!馬鹿力肉!さっさと退け・・・んっ!」 キスされていた 「ん・・・ちゅ・・・夜空ぁ・・・」 「はっ・・・んくっ・・・星奈っ・・・」 星奈の柔らかな唇が夜空の唇にぴったりとくっつく キスされているのか!?今!?私は!? 「んっ・・・夜空・・・」チュルン 「んっ!?んむぅ・・・」 唇を奪うに飽き足らず舌まで入れてきた 夜空の蠱惑的な舌が星奈の舌に犯され 夜空の甘い香りを放つ唾液が星奈の唾液と交わる 「ん・・・ぷはッ・・・」 「はっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 どれぐらいキスをしていただろうか もしかして一秒、それとも一分、もしかしたら一時間かもしれない 「ファーストキスだったの・・・今の」 こいつ人のファーストキスを奪っておいてよくそんなことが言えるな 「私だって初めてだっ・・・このばかせなっ・・・」 「(カワイイ・・・)もう一回してもいい?・・・」 「勝手にしろっお前なんかのキスで屈するわけがなかろうっ」
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581 :名無しさん@秘密の花園[]:2012/02/29(水) 06:40:25.69 ID:/2P0p9yb - 「はぁ・・・夜空ぁ・・・」
「んくっ、はっ・・・せな・・・」 星奈が半ば強引にキスをする キスの最中に何を思ったか星奈は夜空の胸に指を這わせた 胸の中心を通るように、真っすぐと 「ふむっ!?」 「んっ・・・ちゅ・・・」ツイーツイー 「んー!んー!」 「(可愛いなぁ・・・)」 普段ならなんともないのに体が反応する 「ぷはっ、んふふ・・・どう?」ツイッツイッ 「ひゃっ、あっ、あうっ」 「ごめんね・・・夜空・・・男装しろだなんて言って・・・許してくれないよね・・・」ツーツー 「許すっ、ゆるすから・・・やめっやめてっ」 喋ろうとするたびに星奈が指を這わせてきてうまく喋れない 「あんなこともう絶対にさせないから・・・」ツイッ 「あうっ」 頭の中が真っ白になっていく 「私が守ってあげるから・・・」スー 「んくっ」 宙に浮く感じがする 「だから・・・私と一緒にいよう・・・ね?」キュッ 「はっ、はうううっ」ビクッビクッ
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582 :名無しさん@秘密の花園[]:2012/02/29(水) 06:41:33.26 ID:/2P0p9yb - ・
・ ・ 「ちゅっ・・・ちゅる・・・」 「んー・・・?んっ!?」 どうやら失神していたようだ まさか星奈にキスで起こされるとは いやいや、まず失神すること自体恥ずかしすぎる 「あ・・・起きちゃったか〜」 「当り前だろうが」 口の中が星奈で満たされていた しかし、悪い気はしなかった 「ね・・・?夜空?私の友達になってくれるよね・・・?」 「んなっ・・・」カァー こいつの言う「友達」は「恋人」の間違いではないのか? いつもの私ならきっと、ボロボロに貶し冷たく突き放すだろう ・・・でも 「責任とってくれるんだな・・・」 「じゃあ、責任負うからずっと一緒にいてよね」 根拠はないけど・・・ 星奈と一緒ならきっと幸せだろうと思った 「星奈程度に私の相手が務まるかな?」 私の心の中は幸せでいっぱいになっていた・・・
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583 :名無しさん@秘密の花園[]:2012/02/29(水) 07:11:53.75 ID:/2P0p9yb - 翌朝・・・
「ねぇ〜夜空ぁ〜」 「ん?なんだ星奈?」 その二人からは甘い雰囲気が漂っていた 「昨日、夜空が何か酷い目にあったって聞いて心配していたが・・・思ったより元気そうだな」 「そのようですね、あねごが変わりなくてよかったです」 「そんなことより・・・理科はとても気になることがあります・・・!」 「ああ・・・二人の距離が近すぎる・・・!」 イチャイチャと擬音が聞こえてきそうなぐらい近かった 「一体、昨日一日で二人に何があったんだ・・・!?」 「きっと、弱っているところをつけこんだんですよ!絶対!」ハァハァ 「なるほど、いくさの基本ですね」 外野がうるさいのに二人は全く気にしていない様子だった 「今度は夜空からキスしてよー」 「なっ・・・///」 「キマ・・・キマシタワー!理科がいつも妄想していた星奈×夜空!まさかキスがここで見られるとは!」 「あねご・・・ふぁいとです」キラキラ 「うう・・・星奈・・・なんでこんなところで・・・帰りでもいいだろう?」 「だめっ!今じゃないとだめっ!」 「うっ・・・(可愛い・・・)」 「ほらーはーやーくー」 「むぅ・・・えぇい!」 チュッ キスした瞬間外野が湧いたような気がした(主に理科が)
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584 :名無しさん@秘密の花園[]:2012/02/29(水) 07:14:01.75 ID:/2P0p9yb - __
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