- 【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋★2
163 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/12/18(日) 16:06:45.68 ID:lHZkNjT5 - 「ロイヤルストレートフラッシュ」
「満足した愚か者と不満足なソクラテス。どっちがいい?」 「ミルか」 「おっ、知ってんじゃん」 「バカにするな」 「まあまあ、そう怒らず。で、どっち?」 「どっちでもいい」 「なんだよそれ、答えになってないぞ」 「ネズミは?」 「私?私はねえ…」 親のセンターから二枚交換してもらった今回の手札も上出来だった。 クイーンのスリーカード。 今のところ連勝している私に対し、センターは少し不機嫌だった。それもその筈、彼女は負けるのが大嫌いだからだ。 「今回は三枚賭けちゃおっかな」 「降り」 「なんだよ。ツレない奴だなほんとに」 「どうせツーペア以上だろ。顔に出てる」 「お前こそそんな怖い顔するなって」 「もう飽きた」 「じゃあ止める?」 「だって止めたら…」 「その通り。さ、もう一ゲームいこうか」 シーツの上に転がったプラスチックのチップをかき集めてガチャガチャと混ぜた。 赤青緑の塊から一つ選んで所場代が切れたセンターに渡す。 「この前のチョコ食べた?」 「いや、まだ」 「早く食べろよ。腐るぞ」 「勿体無くて食えない。あんな高いやつ」 「だからー大した事ないんだって」 「お前にとってはそうでも私には超高級品だ」 「ケチ過ぎるのは良くないぞ」 「浪費し過ぎなのもどうかと思うが」 「…口が達者になったな」 「マブダチは雄弁家だからな」 「マブダチ、ねえ」 センターは手際よくカードを切った。長い指が流れるように動くのを見るのが好きだった。 「量じゃなくて質を取るよ。私は」 「だったら値が張っても仕方ないって?」 「うん。やっぱり高級品にはそれなりの意味と価値がある。特別なんだよ」 「でもそれに慣れたら特別じゃなくなるぞ」 「そうしたらまた探せばいい。見たことのない、したこともないことを」 「どうした。やけにスケールがデカいな」 「別に、今日はそんな気分なだけ。ありふれた日常から飛び出して刺激を求めるのは人間の性でしょ?」 「そうか、そうだな。じゃあそうしよう」
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- 【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋★2
164 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/12/18(日) 16:10:00.46 ID:lHZkNjT5 - センターはトランプとチップを投げ捨てて私に覆い被さった。プラスチックが床に当たる音がカランカランと響く。
「ちょっと!」 「なんだ?」 「まだダメだ。あと二回残ってる」 「従った所でどうなる?どっちにしたってすることは決まってた」 「やめろ、離せ」 「私とお前、保健室で二人きり。このシチュエーションでお預けだなんてお前こそツレない奴じゃないか。それともわざとか?」 センターはスカートを掴んだ。 「飼い主の言う事が聞けないのか?じゃあ今夜はナシだ」 「そんなこと言っても誘い受けなのはバレバレだぞ」 マットレスがギシッと軋む音が変に私を熱くした。 「ネズミ、食べていい?」 「イヤだって言ったら止めるのか?」 「止める訳ないだろ」 「飢えてるなら他の女でも喰えばいいじゃないか」 「誰かさんのお陰で私は舌が肥えたからな。お前以外は不味くて食べられない」 「私は食べ物じゃない」 「そうか?凄く美味しそうだ…」 センターは私の耳元で舌なめずりをした。 獲物を狙うライオンの気配に私は怯えるどころか恍惚さえ感じた。 許可をしてないのに、彼女の手は私のセーラー服に忍び込みそわそわと動いた。 「隣で学ランが寝てるぞ」 「知ってる」 「いいのか?見られても」 「睡眠導入剤飲ませた癖によく言うよ」 「見てたのか」 「ああ、お見通しだよ」 センターは手早く私のブラジャーのホックを外して、するりとセーラー服ごと奪った。少し冷えた手が私の胸を包み、筋肉が強張り心臓が痛くなるのに、どこか気持ちが良かった。 隠す物が無くなった胸の突起は無様な程に尖って彼女を求めていた。 「素直じゃない、お前のそんなところも好きだ」 上半身を露にされた恥ずかしさよりも、彼女に手の内を見透かされても尚、じわりと濡れる谷底が憎かった。 猛獣と化したライオンには力は愚か、言葉も何も通用しない。 命の危険を感じて助けを求めて鳴き声を上げるのは、私が快楽の苦しみに翻弄されて鳴くのと同じで、それもまた彼女を楽しませるものでしかなかった。
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- 【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋★2
165 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/12/18(日) 16:12:52.27 ID:lHZkNjT5 - センターの舌つきには、優しくいたぶると言う形容がぴたりと合った。決して乱暴にはしない。けれども余裕は与えてくれなかった。
時々、歯形が軽くつきそうに首筋を噛んでは舌を唸らせて私をいたぶった。 正直、このまま食べられてもいいと思った。 そうして私はどんどんと追い詰められて、たった数秒で、たかが小さな蕾のせいで、更に太ももの間を濡らした。 まだ息が荒い私の足を開かせて、彼女は下着の上からなぞって遊んだ。 力なく指で擦ったそこは見なくても分かるくらいに、彼女を喜ばす色に変わっていた。 「入れて欲しいか?」 「…そうしたいのはそっちだろ」 「ああ、でも今日はお前が上になれ」 「なんで?」 「特別なものを求めるのが人間なんだろ?」 センターは爽やかな、それでいてある種の企みに満ちた顔で笑った。 私は言われるがままに、まだ震える腰で彼女に股がった。 上から見下ろす彼女もやっぱり綺麗で、自信に満ちた女だった。どこからかこの美貌を独占したいという欲望が疼き出し、私も彼女に触れた。 綺麗なくびれに刻まれた傷をチロチロと嘗めると、センターはその行為自体にでなく、主体である私の様子を見て喜んだ。 「ネズミ、もっと前に来て」 少しずつ進む内に今日のプランに感づいた。彼女の肩を両足で挟んだ所で、センターは両手で私の腰をしっかりと押さえた。 「逃げるなよ」 赤い舌がくるりと自らの唇を一周して、彼女が私の中に入った。私は小さく悲鳴をあげた。 続く
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