- 【デュオで】アイドルマスターで百合 その36【トリオで】
874 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/12/06(火) 15:59:09.86 ID:yH+BYDCl - でもテンパってつい勢いでやっちゃった子を優しくリードする春香さんも良いと思うの
てことではるゆき前提ゆきはる ど…どうしよう。混乱した頭が焦っているせいで余計に上手く回らない。 ソファーについた両腕の間から、キョトンとしたような困ったような不思議な表情をした春香ちゃんが見上げてくる。 「あ、ああ、あの…は、春香ちゃ」 この空気をどうにかしたくて口を開いたけれど、喉が開かなくて綺麗に喋れない。恥ずかしさで余計心臓がうるさくなってくる。 結局黙り込んでそのまま春香ちゃんを見つめていると、春香ちゃんが笑った。そんなにおかしかったのかな、そう思ったとたんに目が熱くなってきて、目をギュッと閉じる。嫌だ、泣いちゃダメ。 すると突然背中を押される感覚があって、目を閉じていた私は急なことに抵抗も出来なくて春香ちゃんの上に倒れ込む。 慌てて目を開けると、微笑む春香ちゃんが見えて、それからいまだに背中にあるこれは彼女の腕だと気付いた。 「ねぇ雪歩、私の心臓の音聞いてみて?」 表情はそのままで、春香ちゃんが優しく囁く。 「う…うん」 それにどぎまぎしながら恐る恐る彼女の左胸に耳を押し当てる。自分の心臓の音がうるさくてなにも聞こえなかったけれど、徐々に聞こえてきた春香ちゃんの心臓の音は私と同じくらいに早かった。
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