トップページ > レズ・百合萌え > 2011年10月13日 > pHUYG4tC

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名無しさん@秘密の花園
【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋

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【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋
513 :名無しさん@秘密の花園[]:2011/10/13(木) 16:11:32.53 ID:pHUYG4tC
>>443
小さな背中を抱え込むようにして夜更けのタクシーに乗り込むと、
私は行き先を告げるより早く急ぐように運転手に指示を出した。
運転手は胡散臭そうに制服姿の私たちを見つめ、赤信号ごとに彼女の剥き出しの白い足を無遠慮に舐めまわすように見つめてくる。
私の怒りは沸点に達していたが、彼女を早く休ませたい一心で気持ちを押さえ込んだ。

窓の外の街は雨に洗い流され、人っ子一人見当たらない。
街燈を数えながら大通りを抜けると、遠めにタワーマンションが見えてきた。
私たちの家まで、あと少し。
「もうすぐ着くぞ」
腕の中の彼女に囁くと、彼女は小さく頷き、くしゃみをした。

私が風呂をためる間、彼女は素肌を毛布でくるんでソファの上で丸まっていた。
拳についた乾ききった血を洗い流そうと両手をこすりあわせるが、
血はなかなか流れなかった。生臭いピンク色の泡が排水溝を流れ落ちる。
私は禍々しい呪いをかけられたのだろうか。
太陽を追って移動する旅人のように、私の足は永遠に歩みを止めないだろう。
行く先には必ず新しい敵が待ち構えていて、行く手をふさぐだろう。
私は戦う。戦わなくなる日が来るとは到底思えない。
彼女をいつまでも守りぬくことはできるのだろうか。
【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋
514 :名無しさん@秘密の花園[]:2011/10/13(木) 16:13:43.62 ID:pHUYG4tC
ハンドソープを足そうとしたところで、ふいに腰まわりに柔らかな温もりを感じた。
「そろそろ、お湯たまったよ。風邪ひかないようにゆっくり入れよ」
彼女はくっついたまま、離れようとしない。
「私の恋人になれ。それから、一緒にお風呂に入って」
ネズミは、寝起きのかすれた声で言った。
私は言葉の代わりに、唇で静かに答えた。

私の体は彼女から離れたがらなかったが、
血なまぐさい穢れを洗わなくてはいけなかった。
急いで体を洗い終えると、浴槽が溢れるのも気にせずに飛び込んだ。
水の中でじっと目を瞑っていた彼女は、私の体の中に身を沈めてきた。
細い指で私の二の腕を触りながら、彼女は耳元で囁く。
「センター、私も決めてたことがあるんだ。
まさか現実になるとは思わなかったんだけど、
好きな人ができて、万が一、その人が私を好きになってくれたら、
一緒にパリに行きたいなって」
「ネズミらしいな。パリで何がしたいんだ」
白い首にはりついた髪を注意深く片側に寄せながら、私は尋ねた。
「何でも。音楽会も、日光浴も、夜の散歩も、お茶会も、全部。
ずっと憧れてた場所だから、どうしても一人では行きたくなかったんだ」
赤みがさした頬に口付けると、
彼女は子猫がじゃれつくように私の体に身をすりよせてきて、
お腹を空かせた小鳥のように私の唇をついばんだ。
【マジすか学園】センターとネズミの秘密の部屋
515 :名無しさん@秘密の花園[]:2011/10/13(木) 16:17:29.63 ID:pHUYG4tC
心を写し取られるように正確に私たちは通じ合っていた。
彼女の輪郭を両手に覚えさせようと、その線をなぞる。
滑らかな二の腕。子供っぽい細すぎるウエスト。
不釣合いな腰の量感。柔らかな足の筋肉。
彼女は黙って私の肩に顔をのせていたが、
私の右手をとって、指を人差し指を口に含んだ。
舌で舐めあげられた。のぼせているのか、
彼女の舌は体よりも熱く感じられた。
愛らしい胸を露にした目の前の人魚と羽で撫でられるような感触が
私の何かを動かした。

あと少しで花がほころびそうな体は、末恐ろしいほど綺麗だった。
引き金が引かれたら、後は血が流れるだけ。
私は両手で彼女の桜色の胸をそれぞれ包み込み、
右胸に吸い付いた。
彼女は瞳をそらさなかった。
からかうように円を描くように、敏感な部分に刺激を与えずに。
優しく、激しく、繰り返し、繰り返し。
眉をしかめて悲しげに声をこらえる姿を一瞬でも見逃さないように。
軽く甘噛した瞬間、彼女はせつなげにため息を漏らした。
その顔がもっと見たくて、私は舌で蕾を転がした。
くぐもったあえぎ声をあげても、彼女は私の目を見ている。
欲望に飢えた目をまっすぐに向けられることが
思わず微笑んでしまうほど幸せなことだとは、私は知らなかった。


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