- 【ガスト】アトリエシリーズで百合 2
74 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/07/26(火) 00:38:18.44 ID:EX7P90Ua - 「ねえ、メルル姫。折り入って頼みがあるのだけど」
「なんですか?ミミさんの頼みならなんでも聞いちゃいますよ!」 「本当?それは良かったわ。じゃあ、あなた私の娘になりなさい」 「……あのー、唐突すぎて何がなんだか」 「トトリとずっと一緒に暮らしていくとなると、ひとつ問題があるのよ。 シュヴァルツラング家の家名を絶やさないためには養子を取る必要があるでしょ。 メルルが欲しいのよ」 「そんなー、それじゃアールズ家はどうなるんですか?私も一人娘ですよ」 「アールズは共和国になるんでしょ。 血統主義は終わったことを王家自ら示すいい機会じゃない」 「そういうもの……なのかな?でも、お父様もいるのに他所の子になんて」 「今日からは私がお母様よ。そしてトトリがお父様」 「ト、トトリ先生がお父様!? それじゃ私、トトリ先生に、いっしょに下着洗わないでよーとか、 勝手に日記見たでしょ?もう大っきらい!とか言っちゃうんですか?」 「べつに言う必要はないけど」 「うわあ、なんだかすっごく楽しそうかも。 お母様ができるのも嬉しいし、それがミミさんだなんて!」 「そもそも私とあの子の仲をとりもったのはあなたなんだから。 責任があるでしょ」 「言われてみれば……わかりました、じゃあお父様に話してきますね!」 数時間後 「うう、お父様とルーフェスにすっごく叱られちゃった……」 「だろうとは思ったけど、やっぱりね……」 「わかっていたなら教えてくださいよー。 こうなったら駆け落ちしましょう! 三人で仲良く手を取り合って、分からず屋の親の手の届かない新天地へ!」 「駆け落ちっていうのかしら、そういうの」 数年後 「お父様、お母様、長らくお世話になりました。 メルルリンスはこの人と人生を共にすることに決めました」 「ケイナ・スウェーヤです。メルルは必ず幸せにしますね」 「ふつつかなメルルちゃんだけど、よろしくね。ケイナちゃん」 「あんたまで女の子とくっついたら意味がないじゃない!」 百合っぽくはないな
|