- 探偵オペラミルキィホームズで百合 3
154 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/06/20(月) 20:50:12.63 ID:CixL7L74 - たまには真面目にSS書こうと思って、>>78氏のネタで勝手に妄想してみた
稚拙ながら以下2レスお借りしまー
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155 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/06/20(月) 20:51:37.45 ID:CixL7L74 -
「そんなの見ても面白くないですよ…………いいから瞑ってください」 呆れたように、けれど恥じらいながら平乃は言う。 聞いているのかいないのか咲が素直に応じるわけもなく、代わりにニヤリと微かに口角をつり上げた。 「私が楽しいから、やだ」 平坦な声で、それでいてどこか悪戯っぽい声音が平乃の耳を擽る。 赤面する平乃はますます顔を赤くして、遂には顔を逸らしてしまう。 どうしてそんな背中の痒くうような台詞を恥ずかしげもなく口にできるのか。 平乃はただただ疑問だった。 しかしそんなこと咲さんに限って考えるだけ無駄なのかもいやいやでもでもこんな体勢まで攻めたのだから今さら後戻りなんてできないしというか何でそんな真顔なんですかズルいですズルいです私だけこんな赤くなっちゃって恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい―― 「平乃」 「はひゃいっ!?」 思わず変な声が出たが咲は微動だにせず、むしろその微かな笑みを深めたようだった。 無表情なのにニヤニヤしているように見えるという器用な技を見せる咲に、平乃は翻弄されるばかりだ。 「こっち向いて」 咲の告げる言葉は至極簡素で単純だ。 だが、不思議と彼女の言葉には有無を言わせない響きがあった。 平乃は羞恥心から意図して視線を逸らしていたというのに、咲の言葉に抗えずそれが当然であるかのように、再び視線を重ねてしまう。 じぃ、と。 全てを見透かすような視線が、平乃の全身を射抜いた。 思わず息を呑む。 高鳴りを止めない心臓がさらに昂っていく。 こうなってはもう目を逸らすことなど叶わない。 平乃は間違いなく魅入られているのだ。 堪らないほどに、心奪われているのだ。 遠山咲という、一人の女性に。 「……」 二人の間には静寂ばかりが広がっていく。 惚けるようにうっとりする平乃は言葉が出せず。 咲はそんな平乃を楽しげに眺めていた。 何を言うでも、何をするでもない。 ただ見つめ合うだけ。 それ以上は必要ないと、それ以外は要らないと、理性ではなく本能で理解していた。 ふとした時に、咲が片手を伸ばす。 すい、と、平乃の頬に優しく触れた。 「林檎みたいに、赤いねー」 そのまますりすりと軽く撫でられ、平乃は目を二三度瞬かせてから、ハッとする。 「誰のせいだと思ってるんですか」 「さあ?」 再び口角をつり上げて、とぼけたことを言う咲。 その表情はまさに悪戯っ子のそれだ。
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156 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/06/20(月) 20:52:53.54 ID:CixL7L74 - ならば、と平乃は思い、頬に添えられたその手に自らの手を重ね、反対の手で咲の顎に指を添えた。
少し真剣味を出した顔で、僅かに怒った風を装いながら、 「悪戯ウサギには、お仕置きが必要だと思いませんか?」 平乃は返事も待たず、咲の唇を塞いだ。 二人を結ぶ唇の隙間からくぐもった声が微かに漏れ出る。 押し付けるように、吸い込まれるように、それを交える。 柔らかくて、瑞々しい。 それでいて、ちょっぴり甘い。 徐々に湿り気を帯びていくそれを、何度も何度も味わった。 角度を変え、位置を変え、強弱を変え、何度も、何度も。 繋がっているという実感が幸福感へとシフトする。 ――ああ、蕩けてしまいそう。 堪らない高揚感がどっと沸き上がる。 我慢の必要などなかった。 既に本日の勤務を終えた彼女等には、余計な制約など存在しないのだから。 と、 「ね、平乃」 咲が、遮るように口を開いた。 その声はじんわりと耳に馴染んでいく。 “待った”をかけられた犬の如く期待に満ちた表情で平乃は咲の言葉を聞いた。 「お腹、空いたんだけど」 ――――――空気が凍った。 まさしくそれは氷河の如く。 唖然としたままに平乃は瞬きを二度三度。 どうすればいいのか対応に困り、呆然と未だ眠たげな咲の瞳を凝視してみる。 しかし。 その瞳は眠たげではあるものの、確かに燃えるような情熱が宿っているのを平乃は見たのだ。 ごくりと生唾を呑む。 戸惑いが無駄な心配だとすぐに理解した。 あくまで平坦な声で、彼女は告げる。 「食べていい?」 何を、だなんて、平乃が訊けるはずもなく。 小さくこくりと、頷いた。 そこからの咲は素早く、正面に立っていた平乃を強引にソファへと引っ張り込んだ。 ぼふっ、と。 ソファに押し倒した平乃を見下ろす咲は、容赦なく平乃の首元に顔を埋める。 くすぐったいのか、平乃は身を捩るも咲には気にした風もない。 音をたてながら首筋を辿って耳朶までキスの嵐を降らせる咲は、ぴくぴくと敏感に震える平乃を眺め、満足気に笑みを浮かべた。 あむあむと柔らかい耳朶を甘噛みし、平乃がきつく目を閉じたところで、咲は囁くようにこう言った。 「今日の私は、肉食系」 それから、ゆったりとした動作で咲は平乃の服に手を (続きが省略されました。 全てを読むにはわっふるわっふると書き込んでください)
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157 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/06/20(月) 20:55:19.35 ID:CixL7L74 - 以上、咲平妄想でした
咲平って素敵だよね!個人的に平咲も大好きですけどね! では
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