- ストライクウィッチーズでレズ百合萌えpart33
408 :2/2[sage]:2011/06/12(日) 18:51:04.63 ID:zTBErQgg - 「ふふっ。……でもフラウ、デートなら早起きできるのね。いつもこれくらいだと助かるのに」
「ん? それだけじゃないよ、今朝はトゥルーデがちゅーしてくれたし。おでこだけど」 「ばっ、エ、エーリカッ!! おまっ」 「あら」 「ほぉ」 ミーナと美緒がニヤリと笑う。 「えええええっ!!」 「ほ、ホントにしたんですかっ!?」 芳佳とリーネが食いついた。 「う、ううるさい、何だその反応は! 先日の命令を遂行しただけのことだっ!」 「だーっはっはっはっは、イイ! いいよバルクホルン! さすがはカールスラント軍人だ!」 「リベリアン! わ、笑うなというのに!」 バンッとテーブルを叩いて立ち上がった。 「トゥルーデ、今度はお口ちゅーね。あと抱っこ」 可愛い唇に人差し指を当て、甘えた様子で エーリカが上目遣いにトゥルーデを見つめた。 じー 「な、そん……」 何か言い返そうとしたトゥルーデだったが、エーリカと目が合うと一瞬カチッと固まった。 「……く、車にいる! 朝食が済んだら、すぐ出発だっ」 慌てて目をそらしそう言うと、耳まで真っ赤にして、足早に食堂を出ていってしまった。 「あ、朝ご飯はートゥルーデー……って、行っちゃった。もう、みんな笑いすぎだよー」 「うん、いかんぞシャーリー、か、からかいすぎだ」 美緒の頬がヒクヒクしている。 「あははごめんごめん。でもずるいよ、少佐だって笑ってるじゃんか。w しっかしバルクホルンってさー、何かリアクションがカワイイんだもん、ついねー」 「はっはっは、可愛いか。うむ、同感だな」 「へへー、いいでしょー? あげないよー?」 「ふふっ、もう、トゥルーデったら……。宮藤さん」 ミーナがキッチンの芳佳に声をかけた。 「あ、はい。 ハルトマンさん、おにぎり作りますね。あとでお二人で召し上がってください」 「わーありがとー、お弁当だー! そだ、宮藤ー、タコさん! タコさんウィンナー作って!」 「はい、わかりました」 くすくす。 * * もう他の面々も起きてくる頃、朝食の準備も終わり、キッチンで芳佳が後片付けをしていると、 「……ん? どしたの? リーネちゃん」 リーネがそっと芳佳の手を握った。 「あ、あのね、芳佳ちゃん、……お願いがあるの」 もじもじ。「うん、なに?」 「あの、えと、あのね、私、最近寝不足で、その……あ、明日の朝、起こしてくれる?」 「え? ……あ! うん、おおお起こす! ちゃちゃ、ちゃんと起こしてあげるっ!!」 ここが最前線であることを忘れてしまいそうな、穏やかな朝なのでした。 以上
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