- 【ブラマン】吉瀬美智子【ニベア】
425 :マヤ×宝生[]:2011/05/24(火) 19:02:17.23 ID:idTlKh5x - ※時系列めちゃくちゃですorz マヤ(先輩)と宝生(後輩)なので宝生が敬語です
−−−宝生がテロ組織に足を踏み入れて間もないある日のこと。 自室でTHIRD-iの仕事を片付けている宝生の後ろから、ヒールの音が忍び寄る。 それはだんだん近くなり、宝生の背中でぴったりと止んだ。 「・・・・・・ぅあっ!?」 ひんやりとした指が首元にまとわり付く感触に、宝生はびくりと後ろを振り返った。 「フフフ」 その視線の先にはいたずらがバレた折原マヤの顔が見えた。軽く頭を傾け、独特の愛嬌がある表情を向けてきた。 しかし宝生はそれに構わず「ああ」とため息をつき軽く彼女を一瞥すると、また仕事の書類を片付けに入った。 「なによ。なかなか構ってくれないのね」 少し悔しそうな、子供のような色を声に含んで、マヤは残念そうに口元を尖らせた。 男なら少しは構ってくれるのに、そう呟きながら宝生の肩を軽くこづく。 「ケーサツって、結構忙しいので」 「ああそう。本当に、あなたってマゾよね」 復讐のために身を粉にして敵に尽くすなんて、自虐もいいところだわ−−マヤはそういって 口元の黒子を妖しく歪めた。
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426 :マヤ×宝生[sage]:2011/05/24(火) 20:15:40.95 ID:idTlKh5x - --------------->> 425
「何とでも言ってください」 「はぁ。顔はかわいいのに、性格は生意気ね。新人の癖に」 「関係ないでしょう」 その彼女の突き放すような態度が、マヤの何かに触れた。 微かな怒気を混ぜて、宝生を脅すように耳元で囁く。 「・・・・・・そんなんじゃ上のご機嫌が取れなくて組織から消されちゃうわよぉ?」 「・・・・・・」 その言葉を聞いたとたん宝生の仕事の手がはたと止まる。マヤを振り返り、さっきよりは強く睨んだ。 しかし目には微かなうろたえと嫌気のさした色が浮かんでいる。 マヤはその色をすかさずもらさず感じ取り、面白いおもちゃを見るような目を宝生に向けた。
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427 :マヤ×宝生[sage]:2011/05/24(火) 21:22:49.70 ID:idTlKh5x - >>426
「・・・・・・」 「・・・・・・」 マヤの冗談とも本気とも分からない笑顔に、宝生はただ無言の不安を目で投げかける。 数秒の無言空間の後に、耐えられないといった感じで宝生はため息交じりの笑いを漏らした。 「・・・・・・まさか、それだけで消されるなんて、馬鹿馬鹿しいわ」 「そう。まぁそうかもしれないけど。とにかくこの組織では動きにくいかもねぇ」 人の弱点や弱みを突くのが得意なマヤは、ここぞとばかりに宝生の心へナイフを突き立てる。 軽くサディスティックな気質を持つマヤは、調教しがいのある生意気な新人の心に、遠慮なく土足で踏み入る。 「たとえば、『宝生は復讐やら何やらって理由をつけてこのテロ組織へ入った逆スパイです』って、 私が嘘の噂を広めたらどうなるのかしら?」 「・・・・・・」 「組織の人間は、それなりに歴がある私と、愛想のない新人のあなたどっちを信じるでしょうね?ねぇ」 「・・・・・・・」 「今この状況だって、私が『宝生はTHIRD-iに組織のことを密告しようとレポートを書いていました』と嘘吐けば、連中みんな信じるわよ?」 マヤの明らかにおかしな嘘でさえも、彼女の表情のせいで本気に見えてしまう。 宝生の目が明らかな恐れを抱きはじめる。 その瞬間を見逃さず、マヤは彼女の肩に手を置き、顔をズイと近づけた。 唇の片方を妖しく歪め、相手の瞳を完全に捕らえる。その行為は、彼女が男を惑わす仕草そのものであった。
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428 :マヤ×宝生[sage]:2011/05/24(火) 22:49:49.04 ID:idTlKh5x - 「ねぇ宝生。どうしたらいいと思う?私あなたと一緒にお仕事したいなぁ」
(−−−本当は、調教したいのだけれど) 舌なめずりをした唇がテラテラと光り、宝生の元へと近づく。 「・・・・・・知りませんよ」 (−−−何なの、この女。どうして私にそんなに構うの) 「簡単でしょう?」 マヤの唇は宝生のこめかみを伝い、むき出しの耳へと到着した。 「私に構ってちょうだい」 (私のおもちゃになってちょうだい) 耳元で湿り気のある艶やかな声が反響する。宝生は催眠にかかったように体がこわばり動けない。 唇が耳たぶを甘噛む。宝生はびくりと体を震わせ反応した。 「ねぇ、私、あなたが気に入ったのよ?こんなに可愛い(生意気な)後輩に、 すごく(気持ち)いいこと教えてあげたいって思ったの」 「や、めてください・・・・・・」 耳の中で水音がする。脳髄にマヤの欲望が流れ込んでくるような錯覚を起こす。 マヤの舌が形のよい宝生の耳をなぞる。 背筋が震え上がるようなその感触に、宝生は短い息を繰り返した。 「はぁ・・・っ・・・あぅっ・・・折原さんっ・・ぁっ、ほ、本当に、だめ・・・・・んっ・・・」 「ウソばっかり・・・・・・可愛い声で鳴くくせに・・・・・・」 できる限りの力を振り絞ってマヤの体を押しのけようとするが、快感をもっと欲しいという体の欲求には逆らえない。 個室には水音が響き、それに重なるようにして宝生の快楽の声が大きくなっていった。
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429 :マヤ×宝生[sage]:2011/05/24(火) 22:58:58.73 ID:idTlKh5x - ふむぅ・・小休止小休止
「ヒーハーだってw」
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