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名無しさん@秘密の花園
【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】

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【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】
118 :名無しさん@秘密の花園[sage]:2011/05/24(火) 00:25:45.98 ID:MuM0CH19
エロい妄想を抜きにこのスレは語れないぜ!
とか勝手に思っています
和やかに見える硝子育江母娘ですが、実は毎日当然のようにキスしたり抱き合ったりしているんですよ
硝子が「ママと結婚したいな…」とか真顔で言い始めるのももはや時間の問題です
「あらあら、そうなの? その時は硝子ちゃんから言ってくれたら、お母さん嬉しいわ」と育江お母さんは何の疑問も持たずにノリノリで答えるでしょう
硝子がお母さんを押し倒すのも時間の問題

保管庫は、過去を笑い飛ばしたり気にすることが無くなるくらいに自分の腕が上がればいいんですけどね
再び立てること自体には賛成です。まぁ都合もあるでしょうし、無理はしない方向で
【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】
119 :名無しさん@秘密の花園[題無しsage]:2011/05/24(火) 00:27:59.07 ID:MuM0CH19
真夜中。大抵の人は既に眠りに就いている時間。
静まりかえった住宅街。外灯のほかに灯りはまばらだった。
その中で、灯りのついたある家の一室。わざと蛍光灯の明度を下げている薄暗い部屋。
ぼんやりと浮かぶのは、棚に詰められたレコードというレコード、ジャケットが見えるように置かれたCDというCD。その数は膨大。
部屋に置かれた大きなプレイヤーとスピーカーが、部屋の主が選んだ今宵の音楽を奏でている。
部屋の主は、一人で座るには大きすぎるソファーに横になり、虚空を見つめながら流れる音楽に身を委ねていた。
ソファーの下、部屋の主のすぐ手が届く所には埃や傷が一切無い、黒のギターケースが横たわっていた。
突然、主の音楽は割り込まれる。
時間も、状況にも合わないインターホンが部屋に鳴り響く。
一回、二回、三回……。
定期的に割り込んでくる音にとうとう部屋の主は舌打ちをし、ソファーから体を起こして音楽を中断させる。
そして薄暗い中を真っ直ぐに玄関へと向かい、鳴り止まないインターホンを聞きながら2つの鍵とドアチェーンを外した。
「ハーイ」
主が扉を開くと、所々にメッシュのかかったブロンドの女性がヒラヒラと手を振って立っていた。
ハッとするほどに肌は美しく、視線は妖艶な光を放っている。
「失礼だなんて言わせないわよ。事務所が用意してくれた祝賀会を無断で抜けたクセに。マネージャーさん、困ってたなー」
「何か用か?」
主は指で扉をトントンと神経質に叩きながら言った。
「様子を見に来てあげたの。いつも通りみたいね、レナ」
女性はやたら上機嫌にレナと呼んだ主に抱きついた。
レナの長い黒髪を指に絡ませながら、微かに紅くなっている顔を近付ける。
「上がらせてもらうから」
「エリカ、お前飲んでるだろ」
レナは迷惑そうに言い放つと、クスクスと笑うエリカの腕を引いて中へ入れ、玄関の鍵とドアチェーンを掛けた。
【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】
120 :名無しさん@秘密の花園[題無しsage]:2011/05/24(火) 00:30:11.78 ID:MuM0CH19
「わーい、お邪魔しまーす」
エリカは体を揺らしながらふわふわとした足取りで薄暗い部屋へと入り、鼻歌まじりに部屋をきょろきょろと見回す。
仏頂面のレナが続いて部屋に入り、エリカの横を素通りしてソファーにどかっと腰を下ろした。
「もう、相変わらずだね」
呆れたように、しかし笑みは絶やさずエリカは言う。
そして足元のギターケースに注意しながらレナの隣に座った。
レナは黙ったまま刺すような視線をエリカに向ける。
対照的な表情をつきあわせた二人は肩を並べた。
「もう、そうやって今までに何人の女の子を泣かせてきたの? 憎らしい」
エリカはレナに身を寄せ、体に腕を回し密着する。
微かな息使いすら感じる距離。しかしレナは表情を変えることなくエリカを睨みつけていた。
ふと、エリカが微笑む。そしてそのままレナに口付ける。
顔を動かし、艶かしく、優しくレナの唇を愛撫する。
しばらく愛撫を繰り返した後、エリカは唇を離す。
抵抗していなかったレナだが、表情は一切変えることなくエリカを睨み続けていた。
「ふぁ、やだぁ。そんな目で見ないで……」
エリカは息を乱し、顔を紅潮させて瞳に涙を浮かべながら、向かい合うようにレナの膝に座り直した。
「あぁ好き、そんなレナが大好き。もうおかしくなっちゃうよぉ」
そして今度は唇に、額に、頬に、瞼に。エリカは夢中になって激しく愛撫する。
時折声や息を漏らし、陶酔した様子でレナに絡みつく。
するとレナは両手でエリカの腕を外した。
【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】
121 :名無しさん@秘密の花園[題無しsage]:2011/05/24(火) 00:33:02.03 ID:MuM0CH19
「え? きゃ!」
エリカは不意を突かれる間もなく、レナに強引すぎる程にソファーに押し倒された。
エリカが次に気付いた時には、両腕を押さえられたままレナに馬乗りにされていた。
先程より更に鋭くなった視線がエリカの体に突き刺さる。
「お前、いいかげんにしろよ……」
微かに息を荒げるレナの獰猛な両目が光る。
エリカは自身の体が熱くなり、意識が遠のいていくのを感じた。
「いいよ、もう許さないで……」
エリカは完全に無抵抗の意思を見せ、目を閉じた。
レナの体がエリカの体に覆い被さる。
「うぁ、あっ、あぁ……!」
苦痛と快楽が混在した声が、部屋に静かに響き渡る。



「……」
三つ編みの少女が、無言で本を閉じる。
「先輩、どうでしたか?」
目の前で様子を見守っていた丸縁メガネの少女が興奮気味に聞いてきた。
「えっと……うん、その……途中まで」
三つ編み少女は顔を真っ赤にしながら、ものすごく気まずそうにもじもじぼそぼそと答えた。
「そんな! レナ様がエリカ様を押し倒してからがすごいんですよ! もう止まらなくなったレナ様にエリカ様は気を失うまで……」
「あ、うん、うん。分かった、分かったから」
興奮覚めやらぬ様子で握り拳を震わせながら力説する丸縁メガネの少女。
たじたじになって押される三つ編みの少女は、やっとという感じで丸縁メガネの少女を両手で制する。
【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】
122 :名無しさん@秘密の花園[題無しsage]:2011/05/24(火) 00:40:02.59 ID:MuM0CH19
「レナ様とエリカ様というすべての女性の憧れ、お姉様である二人の夜通し行われるハーモニー! あぁ、それだけでもたまらないのに!」
「うん、うん」
「何者も寄せ付けないクール、ダーティ、アウトローな雰囲気だけど、エリカ様にだけは甘いレナ様。そして巷では女王キャラで通っているけど、レナ様の前では甘えんぼうな子猫ちゃんのエリカ様」
丸縁メガネの少女は止まりそうにない。
「二人の意外な要素が加わることにより、有り余る程の魅力が化学反応を起こして……」
「こ、子猫? 化学?」
「とにかくこれほどの芸術に触れないのは損ですよ! それに見てみたいって言ったのは先輩じゃないですか!」
「うん、そうだけどさ。な、なんというか、こんな、これほど……」
「もしもこれで物足りないのでしたらこれとか、こんなのとか、こういうものもありますよ!」
「いや、ちょっと、誰か助けて〜……」

「なに、ケンカ?」
「いや、どうだろ。よく聞こえないんだけど」
部室の扉に耳を当てる蒼髪の少女と赤髪の少女がいた。
部室で誰かがいるのは分かるが、鍵が締まっていてどうにもならない二人はどこか心配そうな表情だった。
「う〜ん、鍵はリゼットが管理してるからリゼットがいるとは思うんだけど」
「どうする、合鍵持ってこようか?」
蒼髪少女の提案に赤髪少女は「う〜ん」と考えてから、
「要らないよ、リゼットがいるなら大丈夫だと思うし。でもなんで鍵が締まってるんだろう?」
「リゼットにしては珍しいよね。誰かと一緒にいるのかな。呼ぶか出てくるのを待つ?」
「いや、やめておこう。なんか気まずそうな予感がする」
「そっか。まぁ明日聞いてみればいいしね」
「答えてくれるかは分からないけどね」
二人の少女は部室を後にした。

「今度イベントがあるんですよ。前々から目を付けていたグループの出店や大人気カップリングの新作も出るんですよ。この機会を逃す訳にはいきません! だから一緒に行きましょう先輩! 二人なら収穫も倍、楽しさも倍ですよ!」
「これ、あのアイドルグループだよね……こっちはあのアーティストで……うわ、この人たちのもあるの……?」
部室内、少女たちの密会は続く。
【ミミニャミ】ポップンミュージックの百合4.1【リエサナ】
123 :名無しさん@秘密の花園[題無しsage]:2011/05/24(火) 01:07:24.90 ID:MuM0CH19
そういえば、あまりにも美味しすぎるのに書いてなかった「レナ様」と「エリカ様」
途中からどうしてこうなった状態ですが、分かっててやったので特に言うことはありません
レナとエリカについては、みっちゃんに自分の思うところを代弁していただいた形であります
こんなにとんがっていても良いと思うのですよ。普段より、思った以上にとんがった人物像だとか、またその時に生じる落差とか意外性とか、魅力的です
こういった想像が、みっちゃんの所持する薄い本になっちゃったりするわけですね。素敵

みっちゃんは部活に入る前と比べて格段に明るく、積極的になりましたね。素直でとても良い娘さんです
これを機会に、これから先輩とどんな学園生活を送ることになるのでありましょうか

それでは


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